やはり、戦闘描写は難しいですねぇ……頑張って書いていきます。
それでは第十三話ご覧下さい。。。。
「先ずはコイツをプレゼントだ!!」
戦闘開始直後、射程距離の長い五十一糎三連装砲を深海棲艦に向けた。
「主砲一番から四番、徹甲弾装填。照準、深海棲艦艦隊。主砲一斉射……撃てぇっ!!!」
穂先を深海棲艦に向けて叫ぶと、声よりも更に大きな爆音を立てながら砲口から砲弾が飛び出し、真っ直ぐ深海棲艦に飛んでいった。
「主砲次弾装填急げ!烈風隊、制空戦闘開始!制空権が確保でき次第ゼロカンは弾着観測を開始せよ!機銃妖精さんは敵を近付けさせるな!」
早めの回避運動で左右に動きながら自身の妖精さんと、烈風隊の妖精さんに指示を出した。
烈風隊は編隊を組み深海棲艦機と空戦を開始し始め、ゼロカンは少し離れた所にいた。
「クソッ!航空戦力が拮抗してるのか?爆雷撃機が抜けて来やがる!」
ゼロカンが抜けて来る機を攻撃しているが、手が回らないのも居るみたいでそれは副砲、高角砲、機銃の妖精さん達が頑張って攻撃位置につけないようにしていた。
「主砲妖精さん、難しいけど空母を狙ってくれるか?」
「」(`・ω・)b
お願いすると、主砲妖精さんは電探の妖精さんと確認しながら主砲を動かして撃っていた。
しかし、動きながらだからか中々当たらずにいた。
「チッ!中々当たらないな!もう少し近付くか?」
「」∑(゜Д゜)
小さく呟くと電探妖精さんが驚愕の表情を浮かべていた。
「冗談だ、っと……頭を抑えられるのは結構キツいな……」
たまに攻撃位置に付いた爆撃機から爆弾を落とされるが、細かい動きで何とか避けていった。
「チッ、ちょこまかと鬱陶しいな!」
上に気を取られ過ぎたのか、深海棲艦の距離をよく見ていなかった。
「」\(゜Д゜;)
「は?何だよ!?──ぐあっ!?」
電探妖精さんが焦ったように空を指差していて振り向こうとしたら、いきなり肩に衝撃と痛みが走り、その瞬間向こうに撃たれたのだと理解した。
「クソッ!向こうの射程に入ったのか!?」
文句を言ってる間にも俺の近くに敵弾が落ちて水柱が立っていた。
「烈風隊も今は劣勢か……」
チラリと上を見ると烈風隊は弾切れを起こしている機が多くなっているようで、敵機の攻撃を避けるような機動をしていた。
「烈風隊、天城さんに帰投せよ!そのままだと被害が大きくなるだけだ!帰投して補給が終わったらまた来てくれ!」
俺の無線の指示を聞いたのか、烈風隊はすぐに旋回して戻っていった。
「さて……制空権は向こうの物か、ゼロカン隊、お前達は戦闘空域を離脱、別命あるまで待機せよ!」
ゼロカン達も離脱していき、完全に制空権を取られてしまった。
「…………あの攻撃を受けても、兵装は無事か……なら……!高角砲、機銃の妖精さんは対空戦闘に集中してくれ。主砲、副砲妖精さんは敵艦を弾切れするまで撃ちまくってくれ。……コレより、敵艦隊に突撃する!全砲門、撃ちまくれ!!」
槍を振り回して敵弾を弾きながら最大船速で敵艦隊に向かった。
やはりだが、近付くに連れて敵の攻撃が激しくなってきた。
「ぐおっ!?捌ききれないなぁ!!」
「」((((;゜Д゜))))
戦艦級の大口径砲弾は捌いていったが、駆逐艦や軽巡級の小口径砲弾は捌ききれず、次々と身体に当たっていった。
当たった場所を確認するように、応急要因妖精さんがあちこち見て回っていた。
「」Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
電探妖精さんが慌てた様子で俺の肩を叩いていた。
「何だ!?……はっ、マジかよ」
電探妖精さんが今戦っている艦隊の奥から戦艦級の深海棲艦が十隻と他多数が近付いてきてると教えてくれた。
「ふぅ、諦めた訳じゃないが、ヤバいかもな!」
近付いてきた戦艦ル級や、重巡リ級には主砲をお見舞いして撃破し、軽巡や駆逐艦には副砲と高角砲の幾つかを使って撃破してやったが、倒してもまた敵が現れて精神的疲労を感じてきた。
「はぁ……まだまだ居やがるな」
深海棲艦の攻撃が何故か止んだので、態勢を整える為少し距離を取った。
「……後ろの艦隊と合流する積もりか……各砲塔状況確認。…………………………二番、三番副砲残弾僅か、二、四、五番高角砲大破射撃不能……何時喰らったんだ?……それに、燃料も四割切ったか」
自分の損害に軽く絶望を覚えていると、戦艦を前衛にした陣形で深海棲艦共が再び俺に向かって動き出した。
「……第二ラウンド、スタートか……もう少し休ませて欲しかったが、仕方ねぇか」
槍を構え直し、砲弾の残量に気を遣い深海棲艦共に向かった。
アウトレンジからの攻撃を行っていたが、次第に距離を詰められていき、致命傷には至らないものの、戦艦の攻撃を受けてしまっていた。
「くっ!三番主砲大破、一番、四番副砲大破!射撃不能!二番副砲残弾無し!四番主砲故障、旋回不可能!やべぇなぁ……コレは」
今の俺の被害状況は中破で、二基の主砲と二基の副砲を潰され、服もあちこち焦げ落ちてしまっていた。
しかし、機関には直撃を受けておらず、最大船速は未だキープ出来ていた。
「ふっ!」
「§@♢⊿○!?」
後ろから襲ってきた軽巡級の奴を槍で刺すと、叫び声を上げて沈んでいった。
「はっ!楽しいねぇ!!」
離れている場所にいる奴は残った砲で撃ち、近い奴は槍と腰に付いている刀で斬り捨てていった。
けど、補給も無しの大艦隊戦で、装備が限界を迎えてきていた。
重巡を刀で斬ったとき、刀身の半ばから折れ、代わりに槍で刺すが、穂先が裂けるように割れてしまった。
「ちっ!……砲弾も残り僅か、刀も槍も折れた……覚悟決めねぇとなぁ!」
無理やり折れた刀で戦艦を斬り、ソイツを盾代わりにしながら艦隊から離れたが、色々無茶しすぎたのか燃料が切れて動けなくなってしまった。
「はぁ……まぁ、散るなら派手に、んで奴等も道連れだな」
ふと確認すると、俺の状況は大破状態でそれを分かっているのか、深海棲艦共もゆっくりと近付いてきた。
「」\(゜∀゜*)
電探妖精さんが嬉しそうに空を指差していて、釣られて見上げると、味方の航空機が大編隊を組んでやって来てくれた。
「はぁ……遅ぇよ、だが、助かったな」
深海棲艦共は現れた航空機に慌てながらも対処していたが、空母が艦載機を放つ前に、爆撃機(彗星)に墜とされ、完全に制空権を失っていた。
「全艦突撃!戦艦甲斐を援護回収する!」
声が聞こえて振り向くとラバウルの艦隊とショートランドから来たと思う艦隊がやってきて俺を囲うような陣形を取ってくれた。
「すいません甲斐さん、遅れました」
「いや、大破状態で弾薬欠乏して燃料切れてるけど気にしなくて良いぞ」
「す、すいませんでした」
「ははは、冗談だ矢矧。助かったよ」
矢矧を弄りながら敵を見ると、航空攻撃で残っていた深海棲艦が全滅していた。
「……戦闘終了か」
「はい。殿、お疲れ様でした」
「おう。……っと」
終わったからか気が抜け海面に座り込んでしまった。
「甲斐さん!?」
「大丈夫だって。気が抜けただけだよ」
矢矧の手を借りて立ち上がるが、燃料切れの為、動くことが出来なかった。
「……矢矧、燃料無いか?動くことが出来ない」
「補給艦の方に来て貰いましたから、大丈夫です。速吸さん、此方にお願いします」
「はい!」
海面を滑るように、ジャージを着ている女の子……速吸が近付いてきた。
「こんにちは!航空機搭載給油艦、速吸です!」
「大和型戦艦五番艦甲斐だ。給油よろしく頼む」
「はい!お任せ下さい!」
速吸の艤装から出て来たパイプが俺の艤装に装着されて、補給が開始された。
「ねぇ、貴男が甲斐さん?」
補給中に妖精さんを労っていたら、助けた翔鶴と同じ服を着ているツインテールの女の子が声を掛けてきた。
「そうだけど……君は?」
「翔鶴型航空母艦二番艦、妹の瑞鶴です。姉の翔鶴を助けてくれて有難う御座います!」
瑞鶴は立ったまま、頭を深く下げてきた。
「気にしなくて良いよ。俺も今助けてもらったからな」
何故か自然と頭を下げている瑞鶴の頭を撫でてあげていた。
「ねえ……何で頭撫でてるの?」
瑞鶴は顔を上げて、小さく首をかしげていた。
「……なんとなく?」
「……そう」
小さく呟く瑞鶴の頬がほんのりと赤いように見えたが、夕日に照らされただけだろう。
第十三話ご覧頂き有難う御座います。<(_ _)>
いやぁ……今回は早く書けた(自己満足)。
大和型戦艦五番艦甲斐は別名超大和型戦艦と呼ばれているんで防御区画やらなんやらは大和型戦艦よりもしっかりしていると作者は考えております。
今週の金曜日はスターウォーズの公開日ですね、楽しみで仕方ありません。
皆さん、劇場へ足をお運びください(ダイレクトマーケティング)。
ご意見ご感想ご要望等お待ちしております。
ではまた次回(・∀・)ノシ