幻の戦艦~大和型戦艦五番艦[甲斐]推参!~   作:疾風改

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 皆さん、明けましておめでとうございます。

 番外編、どうぞ!


閑話 ラバウル鎮守府の年越し&お正月

 師走の月、三十一日──

 

 年越し前のこの日、午前の業務が終わった我がラバウル鎮守府では年末の大掃除が行われていた────が……。

 

 「こら、紀伊!サボってねぇで掃除しやがれー!」

 

 「ぎゃー!?バレたー!」

 

 自分の部屋の掃除が終わり、別の所に行こうとして大和姉と紀伊の部屋を軽く覗いてみると、掃除の途中で飽きたのかベッドで寝転がりながら漫画を読んでいる紀伊を見つけ、頭をニギニギしてやった。

 

 「次は武蔵姉呼ぶからな」

 

 「うぅ、はい……分かりました……」

 

 ベッド上で正座してる紀伊の前で仁王立ちで怒ると素直に漫画を片付けて、掃除を再開したのを見て、紀伊の部屋から出た。

 

 「ったく……紀伊ももうちょっと真面目にしてくれたら助かるんだがな……」

 

 他の人達の掃除をしている様子を見ながら食堂に行くと、鳳翔さんと矢矧、浜風、天津風が片付けと平行しておせち料理の準備をしていた。

 

 「鳳翔さん、何か手伝うことありますか?」

 

 「あ、甲斐さん。ありがとうございます、厨房は私と浜風さんで十分ですので、矢矧さん達と食堂の方の掃除をお願いしますね」

 

 「分かりました。矢矧、天津風手伝うことあるか?」

 

 鳳翔さんの方から離れ矢矧達の方に近付きながら話し掛けると、矢矧と天津風は嬉しそうな表情になっていた。

 

 「では、天津風と棚の上を拭いて下さい」

 

 「分かった。んじゃ……天津風よろしくな」

 

 「え、ええ。よろしくね」

 

 天津風と並び、棚を掃除していたが、となりの天津風を見ると背伸びをして、倒れてしまいそうな感じがしていた。

 

 「天津風、足場かなんか持って来たらどうだ?」

 

 「でも、皆が脚立とか持って行ってるし椅子に立つのも危ないから……」

 

 どうりで背の低い駆逐艦組や軽巡組が脚立やら梯子を使っていたのかが分かった。

 だけど、このままじゃ危ないよな……そうだ、響にもやったアレをしてあげよう!

 

 「天津風、ちょっと良いか?」

 

 「?、何かしら?」

 

 「俺の前に立って、向こう向いて」

 

 「こう?」

 

 天津風は首を傾げながらも俺の言葉通り素直に向こうを向いてくれたから、そのまま天津風の脇の下に手を入れて持ち上げ、肩に乗せ肩車をしてやった。

 

 「ほら、コレなら高い所も安全だろ?」

 

 「そそそうだけと!は、恥ずかしいわよ!?///」

 

 「まぁまぁ、高い所は任せるからよろしくな」

 

 「ま、全く、仕方ないわね♪///」

 

 仕方ないと言いながらも、声が弾んでいるのは気のせいか?まぁ、今はとりあえず掃除に専念しようかな。

 

 

───────────────

 

 俺の目線より少し低い所の拭き掃除を終わらせると、いきなり天津風の顔が目の前に現れた。

 

 「甲斐さん、上は全部終わったわよ!」

 

 身体を曲げて俺の顔を覗き込みながら、天津風はドヤ顔風な表情を見せてきた。

 

 「おう、丁度こっちも終わったぞ。お疲れ様だな」

 

 乗せるときとは逆の手順で肩から天津風を降ろしてやり、ご褒美の代わりになるか判らないが頭を撫でてやった。

 

 「この位どうって事無いわよ。それよりも次のこと矢矧さんに聞いてきましょ?」

 

 撫でている俺の手を掴み、クイックイッと軽くひっぱって来たから、逆らわずに付いていった。

 

 「矢矧、向こうは終わったぞ」

 

 「有難う御座います。でも、もう全部終わってしまってるんですよ。鳳翔さんが前から少しずつ片づけていたみたいで」

 

 「なるほどな……今は鳳翔さんと浜風は何をしてるんだ?」

 

 手持ち無沙汰になっていたので、近くにあった天津風の頭を撫でながら厨房にいる二人を見て聞いてみた。

 

 「お二人は明日のおせち料理と年越し蕎麦の用意をしてるんです」

 

 「なら、手伝いに行こうか?」

 

 「私も手伝おうとしたのですが、二人で大丈夫だと……雷が後から来るみたいで」

 

 「なるほどな、なら他の場所行ってくるわ」

 

 「はい、天津風はもう少し付き合って頂戴」

 

 「分かったわ」

 

 鳳翔さんと浜風に軽く頭を下げてから食堂を出て次何処に行くか考えながら歩いていると、向こうから青葉がカメラを持ってやって来た。

 

 「青葉、サボりか?」

 

 「失敬な!コレでも立派な広報活動中ですよ!」

 

 「ふ~ん、鎮守府瓦版って奴か?」

 

 「はい!それの一般の方達向けの物です!甲斐さんも一枚!」

 

 「却下、一般人向けなら、俺の写真は止めといた方が良いな」

 

 俺に向けていたカメラのレンズの部分を手で覆うように隠した。

 

 「え?どうしてです?」

 

 「一般人の男達が多いだろ?」

 

 「あ~…理解しました」

 

 「そう言うこったんじゃ、取材はそこそこにしとけよ」

 

 「分かってますよ!」

 

 青葉の頭をポンと撫でて手伝いの要りそうなところに向かったが、皆優秀みたいで終わっているようだった。

 

 「ふむ…どうするか」

 

 「なにがだい?」

 

 中庭のベンチに座って呟くと後ろから声をかけられると共に抱き付かれた。こんな事するのは限られるが、この声は……。

 

 「いや、暇になったなと思ってな。響は何のようだ?」

 

 「私も同じだよ。コレでもどうだい?」

 

 隣に座ってきて響がポケットから取り出したのはウォッカでご丁寧にコップも二つ取り出していた。だから何であの量がポケットn―――(世の中には知って良いことと悪いことがある。後は分かるな?)―――何だ今の?まぁ良いか。

 

 「取り敢えずそれを仕舞いなさい」

 

 「美味しいよ?」

 

 「関係ないから…」

 

 「もう、我が儘だね甲斐さんは」

 

 「ほぅ?」

 

 「あ!?」

 

 ポケットにウォッカを仕舞いながら響はしまったという表情をしていた。

 

 「じゃぁ甲斐さんまたよる――に゛!?」

 

 逃げ出そうとした響の首根っこを掴んだ。

 

 「逃がさないぞ?」

 

 「えっと……うわぁっ!?」

 

 響をそのまま掴み上げて肩車をしてやった。

 

 「ちょ!?やるときは許可を取るって!?///」

 

 「コレは仕返しだから」

 

 「コレは、かなり恥ずかしいよ///」

 

 チラッと硝子に映った響を見ると、帽子を深く被り、俺の頭で顔を見せないように張り付いてきていた。

 

 「さて、鎮守府の見回りに行こうか」

 

 響の狼狽えっぷりに悪戯心が沸き思わずニヤつきながら言ってみると、硝子に気付いた響が真っ赤な顔を上げた。

 

 「甲斐さん私をからかってるね!?ううん、からかってるでしょ!!」

 

 「はっはっはっは……」

 

 響の問いに答えることなく響の足をしっかりと掴み館内に入っていった。

 

 「ちょっと!?降ろしてってばーーー!!!//////」

 

 中庭に 響の声が こだました(季語無し)

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 弄りすぎて顔を真っ赤にしてフラフラしていた響を同じ部屋の電に任せて他の場所に行くことにした。

 響をチラッと見ると恨めしそうに俺を涙目で睨んできていたが、ドヤ顔をかえしてやった。

 

 暫く歩いてると、後ろから、背中に何かが張り付いてきた。

 

 「おにいちゃん、見つけた♪」

 

 首を回し顔だけ向けてみると、ハルが笑顔で背中に掴まっていた。

 

 「どうした?掃除は終わったのか?」

 

 「うん、武蔵おねぇちゃん、と信濃おねぇちゃんに良いよって」

 

 「そっか、なら一緒に回るか?」

 

 「うん!」

 

 ハルは背中から降りて自然に俺の手を握ってきた。

 

 「行くか」

 

 ハルの歩く速さに合わせて歩き出して先ず執務室に向かった。

 

 『提督!掃除をサボっていたな!?一時間前と変わっていないではないか!!』

 

 『ご、ごめんなさい~~!?』

 

 執務室の扉を開けようとしたが、中のやり取りが聞こえてきてそっと手を引いた。

 

 「おにいちゃん、どうしたの?」

 

 「……いや、提督は忙しそうだから、また後で来ようか」

 

 「…?うん」

 

 ハルは執務室の方を気にしていたが、俺に付いてきてくれた。

 

 『終わるまで休憩は無しだからな!!(`Д´)』

 

 『そんなぁ~~!?(´;ω;`)』

 

 二人の表情がよく分かるような内容を聞き流して別の所に向かった。

 

 

 

 「みんな、ゆっくりしてるね」

 

 ハルの言った通り周りの子達は掃除が終わっているようで、楽しそうにお喋りしながら掃除道具を片付けていた。

 

 「そうだな」

 

 「うん。……あっ!」

 

 ハルは何かを思い出したかのように止まって声を上げた。

 

 「どうしたんだ?」

 

 「電ちゃんと、会う約束してた」

 

 「俺は良いから、行ってきな」

 

 「うん、またね」

 

 ハルを見送って外を見ると、もうすぐ日が沈む頃だった。

 

 「んー……執務室……いや、食堂で鳳翔さん手伝うか」

 

 軽く伸びをして、食堂に向かった。

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 食堂に入ると、蕎麦の香りと出汁の香りが漂っていた。

 

 矢矧と天津風はいなくて代わりに厨房に鳳翔さん、浜風、雷、蒼龍さんが居た。。

 

 「皆様方、何か手伝う事ありますか?力仕事しか出来ないけど」

 

 「甲斐さん、ならコレを捨てて来てくれますか?」

 

 蒼龍さんが反応して、厨房の端を見たからそっちを見ると、パンパンに膨れているゴミ袋が四つ置いてあった。

 

 「了解、んじゃ行ってくる」

 

 「ありがとね」

 

 厨房に入りゴミ袋を四つ一気に持ち食堂の裏口から出て、ゴミ捨て場に向かった。

 

 「お?甲斐さんじゃねぇか」

 

 ゴミ捨て場には先客の天龍がいた。

 

 「よう、天龍もゴミ捨てか?」

 

 「まぁな、それより速く戻らねぇと!」

 

 「何かあるのか?」

 

 「ガ○使見ないといけないだろう!?」(※このラバウル鎮守府には日本のテレビが映ります)

 

 「○キ使ねぇ……俺は紅白派だな」

 

 「なんだろ……甲斐さんに合う気がする」

 

 ゴミを捨てて館内に戻るまで天龍と話していたが、駆逐艦組とガキ○を見る約束しているらしく走って行った。

 

 鳳翔さん達お手製の年越し蕎麦を皆で食べ、食事の時間が終わると皆思い思いの事をやりに行った。

 

 俺は鳳翔さんを手伝って洗い物をしてから、自分の部屋でテレビを見ながら一人で晩酌をしていた。

 

 「今年ももう終わりか……濃い一年だったな」

 

 一年を思い出しながら摘まみの唐揚げ(鳳翔さん手作り)を食べていると、部屋の扉が開き響が両手に酒瓶を持ってやって来た。

 

 「一応ノック位しろよ……」

 

 「まぁまぁ、良いじゃないか。お摘まみも持って来たし」

 

 「全く……んで?響だけか?」

 

 「私も居るぞ」

 

 扉から武蔵姉も入ってきて三人で机を加古った。

 

 テレビからは歌が流れていて、それの感想を言いながら過ごしていると、日付が後二分で変わる所だった。

 

 「年が変わるね。来年もよろしくお願いするよ」

 

 「うむ、甲斐には期待しているからな」

 

 「はいはい、頑張らせて貰いますよ」

 

 そして、日付が変わったと同時にコップをぶつけて乾杯した。

 

 その後二人は呑んだ分の物を持って帰った。

 

 俺は寝る前に駆逐艦組と軽巡組にあげるお年玉を人数分包んでから寝た。

 

──────────────────

 

 次の日、俺はゆっくり眠っていたが、紀伊の襲撃で無理矢理起こされた。

 

 「甲斐!元旦なんだから速く起きなs─(ガシッ!)イダダダダダダダ!?!?」

 

 「うるせぇ……まだ日も上がってねぇだろうが……」

 

 紀伊の頭を握りながら外を見ると、まだ薄暗かったが、紀伊のせいで眠気が完全に失せた。

 

 「はぁ……着替えるから部屋から出とけ」

 

 「着付け手伝うよ?」

 

 「着付け位一人で出来るわ」

 

 「はぁい」

 

 紀伊が部屋を出たのを確認して寝間着の浴衣を脱ぎ白を基調とした着物を着てその上に気に入っている紺色の羽織を着て部屋を出ると、紀伊がまだ立っていた。

 

 「おぉ~♪甲斐似合ってるじゃん♪」

 

 「ありがとよ。んで?大和姉とかは?」

 

 「大和お姉ちゃんはもう着替えてたよ。武蔵お姉ちゃんと信濃お姉ちゃんはもう起きて着替えてると思うよ?」

 

 「そうか、ハル迎えに行ってくるかな……紀伊はどうする?」

 

 「んー……食堂に行っとくよ。大和お姉ちゃんも行くって言ってたから」

 

 俺の部屋の前で紀伊と別れて武蔵姉と信濃姉とハルの部屋に向かった。

 

 

 (コンコンコンッ)「武蔵姉、甲斐だけど入って大丈夫か?」

 

 『甲斐か、良いぞ皆着物に着替えてるからな』

 

 武蔵姉の了承を得て中に入ると、晴れ着に身を包んだ信濃姉と武蔵姉、そして、何時もの黒い服とトゲトゲした帽子を脱ぎ髪を纏め上げたハルが居た。

 

 「ほぅ、似合っているじゃないか甲斐」

 

 「武蔵姉も何時もとは違ってお淑やかに見えるな」

 

 「ほぅ?」

 

 「やべっ」

 

 武蔵姉から離れて信濃姉に話しを振った。

 

 「し、信濃姉とハルもよく似合ってるな」

 

 「ふふふ、ありがとう甲斐。貴方も似合ってますよ」

 

 「ありがと、おにいちゃん♪」

 

 ハルは何時もと同じように俺のお腹に抱き付いてきた。

 

 「甲斐よ、さっきの事忘れていないからな?」

 

 俺の背後で武蔵姉に呟くように言われた。

 

 「……ハイ」

 

 「では、少し速いが食堂に行こうか」

 

 「はい」「うん」「おう」

 

 食堂まではハルと手を繋いで向かった。

 

 

 食堂に入ると、テーブルに沢山のおせち料理が並んでいてチラッと端の方を見ると、浜風と雷がソファで重なるように眠っていた。

 

 「武蔵姉、アレ」

 

 「む……甲斐、その羽織貸してやれ」

 

 「まぁ、そうなるだろうな」

 

 羽織を脱ぎ、二人に掛かるように被せてあげた。

 

 「鳳翔さん、蒼龍さんお疲れさまでした」

 

 「ふふ、ありがとうございます」

 

 「ありがとね」

 

 浜風達の近くで座ってゆっくりしていた鳳翔さん達の近くに行った。

 

 「寝なくて大丈夫なんですか?」

 

 「ええ、私達は仮眠を取りましたから」

 

 厨房の方を見てみると、大和姉と紀伊が洗い物をしていて、いつの間にか信濃姉が餅を焼いていた。

 

 「武蔵姉は行かないのか?」

 

 厨房の方を見ながら聞いてみると、「邪魔になるだろ」と言って他の人が集まるまで五人で話していた。

 

 

 食堂に皆が集まりだして来たので、浜風達を起こすことにした。

 

 「浜風、雷起きろ。皆集まって来たぞ」

 

 二人の肩を軽く揺すると雷が先に目を覚ました。

 

 「ふぁ~、おはよう甲斐さん。起こしてくれてありがとう」

 

 「どう致しまして。浜風、おきろ~」

 

 「んん……」

 

 浜風はしぶといようで、身動ぎしただけで起きなかった。

 

 「浜風ちゃんって、寝起きが悪いらしいわよ?」

 

 「そうか……なら」

 

 ちょっとした悪戯をしようと浜風の耳元に口を寄せた。

 

 「浜風、速く起きないと、キスするぜ?」

 

 「……ん、……えっ!?///」

 

 ピクッと動いたと思ったら、凄い勢いで浜風は起きた。

 

 「ククク……おはよう浜風」

 

 「……お、おはよう、プッ、浜風ちゃん」

 

 雷は笑いを堪えながら浜風に挨拶していた。

 

 「お、おはようございます。さっき何か言いませんでしたか?」

 

 「さぁ?何か言ったか?雷」

 

 「ふふ、し、知らない、わよ……ふふふ」

 

 「何か言いましたね!?何を言ったんですか!?」

 

 「さぁな?寝惚けていただけだろ。な、雷」

 

 「甲斐さん、止めて、ふふ、笑いが……」

 

 「何をしてるんだお前達は……」

 

 後ろから声を掛けられて向いてみると、武蔵姉があきれたような顔をしていた。

 

 「もう提督も来ているぞ。速く席に着け」

 

 「「了解」」「わかった」

 

 二人に掛けていた羽織を再び着て、席に座ると、俺達が最後だったみたいで、提督が話し始めた。

 

 「皆さん明けましておめでとうございます」

 

 『おめでとうございます!!』

 

 「昨年は新しい人が四人増え更に賑やかになりました。それに轟沈してしまった子も表れずよかったです。今年も、皆さんが元気に、無事に過ごしていけるように祈ってます。話しはこれ位にして、乾杯をしましょうか」

 

 提督の言葉に重巡以上の子はお猪口を、軽巡から下の子はジュースの入ったコップを持った。

 

 「今年も良い年になりますように……乾杯!!」

 

 『乾杯!!!』

 

 美味しいお酒とおせち料理を堪能し、少ししたら俺は軽巡と駆逐艦の子にお年玉を配っていった。

 

 そして、笑顔に溢れる食堂を見渡していると、紀伊が近付いてきていた。

 

 「どうしたの?」

 

 「いや、今年も皆を護ってやろうと決めただけだ」

 

 「そっか、じゃぁ私もソレを目標にしよっと」

 

 「適当だな?」

 

 「良いんだよ!」

 

 紀伊は俺の手を引っぱり皆の中に入っていった。

 

 (この場所は絶対壊させない)

 

 と心に誓って────。




 はい、お読み下さりありがとうございます。

 今回は初の六千字超えです。ながいなぁ……。


 今年もこの「幻の戦艦~大和型戦艦五番艦[甲斐]推参!~」をよろしくお願い致します!
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