俺は真剣でダラッと生きたい   作:B-in

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十三話

 

譲れない一線

 

そう呼ばれるモノを人は皆持っている。

 

自覚していないモノも、意識していないモノも多いがソレは確かに存在する。

 

どんなに下らない事でも、それは存在する。

 

例えば、フライドポテトは絶対に塩。

 

例えば、身長はこれだけ

 

例えば、彼女はコレが出来る人

 

例えば、犯罪だけは犯さない

 

例えば、金だけは借り無い。

 

例えば、窃盗・強姦何でもするが、殺しだけはしない。

 

例えば、殺人はするがその対象を絶対に辱めない。

 

多種多様にそんなモノが在る。

 

ソレは社会のモラルによって作られる場合もあるし、親からの教育により出来る者でも在り、ただ単純に己の趣味と言う場合も在る。個人の誇りも有れば、欲求を満たす為のモノも存在する。

 

少女の場合…ソレは微かな希望だったのかもしれない。否、ソレも多少は混じった恐怖だったのだろう。

自尊心だったのかもしれない。

 

 

 

 

 

Side 小雪

 

 

叩かれたくない。蹴られたくない。痛いのはもう嫌だ。

 

僕はそう思う。思った。でも、目の前で両手両足を縛られて口も封じられた男の子が酷い目に遭うのはもっと嫌だった。

 

僕のマシュマロを受け取ってくれた男の子。普通に僕を見て、喋ってくれた男の子。

 

目が在った瞬間に、僕は嫌になった。もう、何もかも嫌に成った。

 

(もう…疲れたよ…)

 

服を脱いだ。他の子と違って助骨が浮き出ていて自分で見てても気持ちが悪い。

 

(嫌われた)

 

母親が酷い事をした。あの子に酷い事をした。

 

次は僕を使って何かをさせるんだろうな

 

母親は嗤っている。昔はもっと優しく笑ってたような気がするけど…解らないや

 

関係ないよね? 関係無い…

 

男の子はじっと僕を見て居る。

 

(ごめんなさい)

 

ごめんなさい。僕は何も出来ません。ごめんなさい。僕は何もしたくありません。

 

ただ、言われるがままに動きます。だって…もう…痛いのも、悲しいのも嫌だよ。

 

「ほら、そのまま乗るんだ」

 

体を跨ぐ。

 

(男の子ってこうなってるんだぁ)

 

そんな事を考えた。嫌われた。嫌われる以外になにが有るんだろう?

 

人に見られるのは嫌だもん。だから、この子も嫌に決まってる。

 

嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたナンデ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたボク嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたバカリ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたキラワレルノ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたごめんなさい嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたゴメン嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたナサイ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたキラ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたワナイ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたデ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたクダサ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたイ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたオネガイ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたキラワナイ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたデ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたタ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたス嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたケ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたナンデ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたボク嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたバカリ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたナノ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたナンデ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたアイツ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたジャ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたナイノ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われたイラナイノニ嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた。

 

なんでぼくばっかり

 

全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部ゼンブ全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部ぜんぶ全部全部全部全部全部全部全部ぜんぶ全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全ゼンブ部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部ぜんぶ全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部ぜんぶ全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部僕は悪くないのに!!

 

「アッ…ハッ」

 

僕に必要無いモノはみーんな消えちゃえばいいのに

 

「ハッハハハハハ」

 

そうだ、消しちゃえば良いんだ。

 

「うわぁぁぁぁぁ!!」

 

「イタッ!!」

 

「キエチャエキエチャエキエチャエキエチャエ!!」

 

きえちゃえ!!

 

 

 

 

Side out

 

どうも、百夜です。絶賛クライマックス中です。どうしてこうなった。

出来れば、辺に反抗する前に上に乗ってもらえれば白子はその時点で気絶させる事が出来たんだけども…アレだ。

 

(俺の期待がスポポポ~ン?!)

 

どうしてくれるこの白子めが。にしても、憐れだねぇ。

 

白子もその親も憐れ憐れの大憐れだ。人相みりゃ本当に望んでる事位解るレベルだから特に何も思わない。

 

ただ重い。

 

この二人は軽く、重い。

 

壊れた子供、自分を助けない世界は要らないと本気で思ってる。

 

狂った大人、死にたいくせに死ねない。だからその原因を怨んで妬んで愛して憎んで…

 

結果は見えてる。今の内に縄は内側から斬っとこ。

 

「いい加減にしなよこの糞餓鬼!!」

 

「ぎゃっ!!」

 

おぉ、良い蹴りが入った。しかしあの白子も丈夫だねぇ。普通なら肋骨折れて肺に刺さる位はしそうだけども…ん、罅だけか

 

ガス

 

「あんたなんか!!」

 

ガス

 

「あんたなんか生むんじゃなかった!!」

 

あ~…流石に目の前で死なれるのもなぁ。でもこの人、俺の事を殺すつもりはないけども…ちょっとなぁ

 

「はいはい、止め止め。それ以上は死ぬから」

 

「っ?! アンタ」

 

「まぁ、いいさね。アンタは俺を殺す気はない。解ってるから。んでもって、死にたいならその白子…小雪だっけ? マシな飯食わせて包丁持たせりゃ良いんだよ。」

 

今のタイミングが丁度良い。どうやら向こうさんはもう心が駄目だ。

 

「解ってるわよ…そんな事。」

 

「解ってねぇよ。いっその事無理心中しちまえば楽だろうに。ガソリンも隠してあんだろ?二回の空き部屋と台所とこの床下」

 

ペタンと座りこむ糞女。膝を抱えたと思ったら喋り始めた

 

「何で知ってるのよ? …馬鹿らしい。アンタこの子の何?」

 

「最初の問いには占い師。後者の質問にはただの他人。アンタ死相が濃く出てるぜ? いっその事手首か首を切っちまえよ。んで、血まみれのソイツを放っっぽりだせば後は何とかなんべや」

 

死にたければ一人で死んでよねぇ。僕は関係無いんだから。

 

「それが…一番良いわね。ソレ、取ってくれない。」

 

「ほいよ」

 

相当参ってるねぇ。薬の所為でまともな判断も出来ないんだろうか? 完全に俺に違和感を持ってない。

まぁ、良いさね。一人で死ぬならそれが一番楽だよ。俺的に。

 

そう思いながらナイフを渡す。

 

果物ナイフね。テーブルの上に置きっぱなしに成ってたよ。

 

 

(最後の一歩…踏み出せなかったか)

 

 

自らの死を望む事は誰でも出来る。だが、行動に移すのにはとんでもない勇気が必要だ。自殺とはそう言うモノだ。

 

もっと薬を使い続けて壊れてしまえば必要は無かった。高揚感に酔って死など考え無かったであろう。

 

もっと我慢して精神をすり減らしていれば簡単に死ねただろうに。

 

かわいそうとは思わない。ただ、憐れだとは思う。情けないとは思わない。

 

俺は逆に間違ってはいないと答える。答えてやる。お前の中ではと前に付くけども…

 

「ねぇ」

 

ナイフ片手に膝立ちに成った女性が言う。その顔には狂気は無かった。

 

「何? 俺的には帰りたいんだけども?」

 

「ごめんなさいね。一つ聞かせてくれないかしら?」

 

まぁ、聞いてあげようかねぇ。最後の一歩を歩かせたんだし

 

「なんざんしょ?」

 

「この子は…小雪はどうなるかしら?」

 

「? 知らねぇよ。まぁ…駄目な親から解放されて少しはマシに成るんじゃねぇの? その後はコイツしだいだろ」

 

「そう…かぁ。少しはマシか。ありがとう。」

 

「はいはいどういたしまして。火ぐらい付けてやるさね。さっさとしてくれ」

 

にこりと笑う女は大声で、言った。生まなければ良かったと。そのまま倒れ込む。自重と勢いでナイフが腹に刺さる。このまま放置すれば死ぬだろう。本人もソレを望んでいる。

 

なら、何もしないさ。

 

俺にはもう関係ない。白子を小脇に抱えて火を付ける。台所に巻いたガソリンは勢いよく燃え上がり近くに置いておいたガスボンベを爆発させるだろう。

 

「………」

 

無言で…と言うか気を失ってる白子は軽い。後はこいつを家の前に放置すればOK。念のために助骨は繋いで置く。他人に氣を送るのも難しくはないな。日頃、野菜達にやってるし。

 

窓ガラスを割って外に出る。

 

ドンと爆発する白子の家、このままいけば全焼するだろう。

 

外に出てみると、この場面で一番合いたくない友人が居て思わず顔を顰めた。

 

「何で居るかねぇ…冬馬、準。あと釈迦堂さん」

 

「念の為だ念の為。」

 

「…百夜」

 

「おい、その子」

 

「後でな、それより先に救急車」

 

俺がそう言うと冬馬と準は携帯で電話をかけ始めた。

 

「それにしてもよ、百夜」

 

「何さ?」

 

小声で話しかけてくる釈迦堂さんに小声で答える

 

「氣を使って縄を斬る何て、案外やるじゃねぇか」

 

火神界(カカカ)ッ、まぁね。結局はアレぐらいしかできないけど…何時から見てたの?」

 

ボンっと音を立てて火の勢いが強まった。この勢いなら死体も骨まで焦げるかもねぇ

 

「っ?! アツっ、まぁ、お前が家に引っ張り込まれる所からだよ。情けないねぇ全く。」

 

常識的に考えて、私は氣を使える一般人です。知識は有っても経験なんてもんは無いの!! その辺は一般人なの!!例え、スペック高くても一般人なの!! その辺勘違いしないでよね!! 自力が低いんだからさ。

 

「無意識下で気配を探る様な人達と一緒にしないで欲しい件」

 

「普段は察知してるだろうがよ」

 

「意識してやってんの。最近はずっとしてないし。両親居なくなってから楽に成ったもんよ」

 

いや、マジで。したくない事を強要させられるのはホントに嫌なのよ。勉強ならまだ解るけどさ、武術って何の役に立つの? 普通に生きてて必要な場面って滅多になくない?

 

「まっ、それなら仕方がねぇか。詳しい事情は後でな」

 

そう気づかってくれる辺り、この人の事は結構好きだ。

 

「後で連絡するよ」

 

さーてと、冬馬達をどう丸めこむかねぇ

 

 

 

 

 

 

Side 冬馬

 

 

 

 

 

何で

 

そう言う思考が僕を捕えて居ました。此処に百夜が居る。ソレは構わないのです。ですが、塀を越えて現れたと言う事が問題なのです。

 

彼は、かわいそうだからとかそういう理由で人助ける人間ではない。語弊が在るかも知れませんが、度合いの問題です。彼は、自分が大切とは思っていない人間を炎上した家から助ける様な人間ではありません。

 

ソレは確信しています。

 

その反面、自分が大切と思っている人間の為ならどんな手段を使ってでも助けようとする。そういう人間です。九鬼君が言っていた様に友人には甘い人間なのです。それ以外には無関心とは言いませんが不干渉なのです。

 

この問題には彼個人の理由も有るので教えて貰えるか解りません。ですが、今一番の問題は燃え盛る家を背景に苦笑しながら話している事です。

 

理解が出来ません。あの中に人が居るかも知れないのに…もしかしたら居ないのかもしれません。中から出て来たのですから。

 

ですが、普通では無い。全く何も思っていない様に見えてします。他人事とその姿が言っている様にも見えます。

 

醜く見える筈です。その筈なんです。小脇に抱えた傷だらけの少女は裸と言っても良い恰好でグッタリとしています。その子にも何の興味を示していない様に見えます。

 

だからこそ、醜く見えてしまう筈です。それは人として何かを踏み外している様に見える筈です。

 

なのに…なんで、醜く見えないのでしょうか…ただ、僕には何時もの百夜に見えます。

 

救急車に付き添いで乗り込んだ僕達…釈迦堂と名乗る男の人が色々と嘘を交えた説明をしていました。

 

通りかかったら少女が玄関の前で倒れて居て、女性の尋常じゃない声が聞こえた。

 

一緒に家に帰る途中だった子供をその場に残して音の少女に近づこうとしたら爆発音がして、家が燃え始めた。

 

火の勢いが強く直ぐに少女を抱えて、子供と一緒にその場を離れた所…子供の友人である僕達と遭遇し、連絡をした

 

僕達は何も言えませんでした。この釈迦堂と言う人間は自分が妖しい人間じゃないと証明する為に川神院に連絡を取れと後から来た警察に同じ説明をしていました。

 

僕達はそれから知ったんです。あの家の中には少女の母親が居たと言う事を

 

夜が更ける。

 

百夜は僕達に「明日説明するわ」とへらっと笑って帰りました。今日から九鬼君の家に泊まるようです。

 

釈迦堂と名乗るおじさんは、僕達に「まぁ、時間を少し置いてから話さしてやってくれや。百夜にも整理できて無いのかもしれないからな」と言って帰って行きました。

 

僕達にはどうする事も出来なかった。ただ、その事実だけが理解できました。もし・たら・ればの考えは嫌に成程浮かんできましたが、結局は現実では無いのです。

 

その日、準は僕の家に泊まりました。

 

お互い、何を話して居のかが解りません。中々寝付けないまま、僕達は夜を明かしました。

 

 

 

 

 

Side out

 

Side釈迦堂

 

爺への連絡を済ませてから、待ち合わせのファミレスに入った。そこで約束をしていた人間は美味そうにハンバーグステーキを食いながら手を振っていた。

 

(やっぱ子供…子供か?)

 

そんな疑問が頭を過ったが些細な事だと割り切り、正面の席に座る。

 

「で? いったいぜんたい何がどうなったんだ?」

 

俺が水を飲みながらそう言うと、百夜はハンバーグとライスを呑み込んで言う

 

「物凄く淀んだ氣が溜まってる場所発見

        ↓

    様子を見に行く俺

        ↓

   後ろからキ印女の襲撃

        ↓

俺、拉致拘束された上に貞操の危機

        ↓

 キ印の娘の反逆、呆気なく撃退される

        ↓

    俺、脱出。序に説得

        ↓

キ印自殺、俺逃走。後味悪くなるから娘も連れて

 

てな具合」

 

ぶっ飛んでんなぁおい。

 

「マジか?」

 

「マジ。まぁ、仕方が無いんじゃない? 頼れる相手も居らずに残った娘も愛せなくなって、薬と快楽に逃げたモノの死にたくて堪らない。でも自殺する事も出来ず。子供も自分と同じ所まで落そうとしたら、何かの拍子に自分に反抗して殺してくれるかもしれない」

 

「…見たのか?」

 

コイツは怖いわぁ。冗談抜きで人相やら手相でいらないモノまで見通す。ホントに怖い

 

「時間も在ったし、最悪命の危機だったからねぇ。まぁ、憐れな女だったよ? 子供が綺麗に見えるから自分が余計に惨めに醜く見えて…結局は八つ当たりだけども」

 

憐れ憐れの大憐れ

 

ただそう言う。まぁ、これだけきけりゃ、良いか。本命は…あの火の勢いとその氣だが…深入りはしない方が良さそうだ。俺も自分の身が可愛い。

 

「そうか、まぁ…爺とルーは誤魔化しておくさ。」

 

「ありがと。釈迦堂さんのそういうとこ好きですよ? 後、ちゃんと控えめな所も」

 

二コリと笑ってそう言う百夜。あぁ、俺はお前が怖いわ。地雷は踏まねぇよう気を付けよう。

踏みたくても踏めないけどな。

 

百代にさえ気を付けときゃ安心だ。

 

「じーさまには俺からも連絡しとくよ。」

 

「ああ、じゃっおじさんは帰りますかね」

 

俺はそう言って帰る事にした。

 

(百代が荒れそうだなぁ)

 

 

 

 

Side out

 

 

どうも、現在九鬼家でのんびりしてる百夜です。一仕事した後のお風呂は気持ちが良いよねぇ

 

「それでスーツは九鬼家で用意するが」

 

「センスは英雄に任せるぅ…うぁぁぁ…大浴場って気持ち良いねぇ」

 

「我が家だからな!!」

 

まった~り出来て良いねぇ此処…九鬼のお家の子に成りたい

 

「何時でも泊まりに来て良いぞ!! 我が強敵(とも)よ!! だが、九鬼の子に成るのなら姉上と結婚する事になるが、我から推薦するか?」

 

「……いや、ジョークだから。マジで。」

 

一瞬、玉の輿きたコレと思ったが辞めた。てか、無理!! あのテンションとかは本当に好きじゃないと無理だって!!

 

そんな感じでお泊りしてます。ゆっくり風呂に入れるって良いなぁ

 

風呂上がれば客室に案内される。案内人がヒュームさんって言うのが物凄く怖いんですが?

 

「小僧…お前、血の匂いがするぞ?」

 

「いえいえ、私は普通の子供ですよ? まぁ、助けた子の血じゃない? 」

 

「そういう事にしておいてやろう。此処が客室だ。普段ならば使う事も無いのだがな。暫く肉は控えておけ。余計に際立つぞ。」

 

「はーい。」

 

一人に成った部屋の中、余りの広さに何だか悪い気に成るんですが…どんだけ? 九鬼家?

 

まぁ、良いか。ボスンとでかいベットにダイブすると、柔らかい感触が限界まで俺の体重を受け止めてくれた。

 

それにしても今日は疲れた。いやね、あの結界の術式をまんま応用して、アグニかお不動さんに繋げれるかを実験がてら言魂でやってみたんだけども…案外すんなり出来てビックリした。

 

やっぱ、借りもんでも定着しちまえば使えるもんだわ。知ってるのと識ってるのじゃ全然違うね。有る意味で戦術と言うか出来る事が増えた訳だけども…外氣って反則だねぇ。

 

俺自身の自力が低いから丁度良いのかも知れんけど…やっぱ反則だわ。うん。

 

「憐れ、うん憐れだった」

 

そう思った。だから最後ぐらいは気持ち良く送ってやろうと思った。それだけの筈。

 

まぁ、あそこで冬馬達が来るとは夢にも思わなかったので計画丸潰れなんだけども…あいつらに擦り付けるのは違うよなぁ

…三人で分割すっか。もう少し大人になれば行けるか…金も為無いとなぁ。その内愛着でも湧けば上出来かなぁ…

 

「はぁ…前途多難だわ。姉ちゃん対策も始めとかないといけないしなぁ」

 

やる事多い。もっとだらぁっと生きたかったんだけどなぁ

 

九鬼えもんを盛大に頼ろう。姉ちゃんはじーさま達とかも使えば何とかなるかな?

 

中学卒業ぐらいでロト当てれば良いか。百口やりゃ一個は当てれる自信は有るし。うん、ソレで行こう

 

 

 

 




いじめ、虐待を否定する方、貴方は正しい。

ですが、もし、その現場に貴方が居た時、貴方は見ぬ振りをせずに助けられますか?

周りを頼ったあなた、その周りが見ぬ振りをしました。

貴方はそれを弾劾し、正しい事を行えますか?
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