俺は真剣でダラッと生きたい   作:B-in

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三話

 

 

 

 

 

オッス、百夜だ。時が過ぎるのは早いモノでもう七歳だ。うん、小学生になったよ。

 

友達百人も出来る訳がねぇ。いじめに会わないようにそれなりの人と着かず離れずの関係を保っているよ。

 

あぁ、因みに言えばそう学校は姉さんと別だ。ちょっと不安でもあったが何とか成ってるよ。

 

あの首相似のおっさんに出会ってからの一日が早かった。

 

武術の鍛錬密度が上がるし、姉さんも最早人を超えた何かに成りそうな勢いで強くなってる。まぁ、その所為か戦う事は楽しいと思いつつある様だ。

 

じーさんもその辺の事は気を付けているようだ。ルーも気を付けているみたい。鍛錬八割、小言二割みたいだ。そうそう、夏は山籠りに連れて行ってたよ。

 

俺? 山には行ってないよ? 海に行きました。釈迦堂さんと。

 

いやぁ、日焼けに気を付けながら過ごしたけど良いね。海。ビキニパンツを尻の横から指を入れて整える若い女性には癒されたよ。

 

不味いラーメン、何故かあるおでん。ちょっと溶けかけのかき氷。勿論、川神院の修行と言う名目で野宿だったが…楽しかった。

 

まさか、釈迦堂さんがタイを捕ってくるとは思わなかった。鱗が固いから処理に困ったよ。卸し方知ってて良かった。

 

そして、夏休みと言えばアレだね。宿題。そんなんモノ夏休み初日にドリル関係は終わらせて、読書感想文はあとがきと印象に残った部分を自分なりに掘り下げて書いたよ。一時間架らなかった。

 

工作はしない。だからこそ、自由研究ではセミの生態に注目して作った。セミの簡単な模型を作ったから一つで二度おいしいね。

 

釈迦堂さんと言えばだけど、最近川神院の質が落ちていると呟いていた。特に関係ないと思うけどルーと口論になる事もしばしば有るみたいだ。

 

今は、そんなに頻繁にはしてないみたいだけど、今回の海や山への遠征は二人の冷却期間でも有るようだ。じーさんもそのあたりの事を考えて配慮しているみたい。

当然だね。川神院には両方とも必要だと思うよ? まぁ、その分、釈迦堂さんもルーも譲れる所は譲らないといけないけどねぇ。

 

まぁ、そんな過去の話は置いておいて…秋も深まる十月の学校。何故か家の小学校は毎月各教科のテストがある。それが有ると必然的に点数比べが有る訳で、普通に満点取れるけどメンドクサイので大体七十~八十の間で点数をキープしてるよ。

 

そこそこというか、それなりに優秀な感じでね。分らない所を聞かれれば教える位の事はしてるよ? 余計な軋轢を作る訳にもいかいしね。

 

小学校に限らず、学校という閉鎖空間は社会の縮図でもある。複数のコミュニティが存在していて多数派が常に主流である。

この学校で主流…と言うか、学年で主流なのは九鬼英雄(くきひでお)って言う金持ちのコミュだね。次にその人たちと仲のいい葵冬馬(あおいとうま)のコミュだね葵病院院長の息子さんだ。どちらもあいさつを交わす程度はしている。

 

九鬼はバカにしているのか庶民とか呼ぶが…まぁ、良い。麻生のおっさんからその辺の話は聞いてる。出来るだけ関わらないようにしているが、ちょっとムカっと来る。

 

学校で普通に仲が良いのは井上かな? 葵冬馬の親友ポジの奴だが、普通に良い人だ。苦労人臭がする所が愛嬌なのかもしれない。

 

「それでな、若…あっ、冬馬の呼び方なんだが」

 

「知ってる知ってる。で、どったの?」

 

隣のクラスなんだが、なんか仲良くなった。

 

「いや、昨日突然。『準は将来スキンヘッドになってそうですね…』とか小声で言ってるのを聞いちまったんだよ。」

 

「……いや、見た感じ頭皮、毛根に異常はないだろう。」

 

「そうなんだが…若が言ったんだぞ?」

 

あ~…まぁ、それなら気には成るな…うん。俺も気になる。

 

「今から、ケアすれば大丈夫だろ? あっ、余り油物は食べない方が良いぞ」

 

「そうなのか? 気を付けておく。そうだった、百夜、お前今度の日曜日大丈夫か?」

 

日曜? 特に何も無かったと思うけど

 

「暇ならよ。俺達と野球見に行って欲しいんだわ。」

 

「? 別に良いけど…何処の?」

 

個人的にベイのなら良いんだけど?

 

「小学生の野球だよ。若が付き合いとかで招待されたんだけどよ…俺と若の二人だけで行くのも何時も通り過ぎてな、若ってかっこいいし頭も良いから、辺に嫉妬されてる所とかあるからな。その辺の感情が皆無な奴を誘って友達になって欲しいんだわ。」

 

「おい、本人前にして本音で語んな。ハゲ」

 

「ハゲてねーよ!! つか、禿げる予定は有りません!!」

 

「まぁ、別に良いけどさ。」

 

院長の息子と友達になって置けば何かとよさげな感じがするな。

 

「ありがとな。じゃぁ、日曜はよろしくな。こっちから迎えに行くから、家の前で待っててくれ。朝の八時位に行くから。」

 

「ウィ~」

 

そんなこんなで、小学生野球を見に行く事になった今日この頃。家に迎えに来た車は高級車で、何だか格差を見つけられました。

 

 

「よく来たな!! 庶民共!!」

 

「英雄君は相変わらずですねぇ」

 

「まぁ、それが持ち味みたいなもんだしな」

 

「…テンションについていけない」

 

どうして、こいつが居る

 

 

 

 

 

 


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