ラブライブ!サンシャイン!! ~奇跡の輝き~   作:リペア

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今回から、お話を動かしていきます。基本はアニメに沿って進めていきますが、たまに特別編の投稿も考えておりますのでよろしくお願いします!


出会いは突然に

「え、うっそ・・・。どうして・・・?」

 

突然勢いよく開かれたドア、そこに立っていたのは思いもよらない人物だった。

 

曜「どうしてって、亜樹人を起こしに来たんだよ!」

 

その姿を見間違うはずもない。アニメで何度も見た姿であり、推しである千歌の幼馴染みの渡辺曜。その姿を見たとき、オレの意識は一気に覚醒して眠気などどこかへ行ってしまった。が、突然の事にオレは動けずに色々と考え込んでしまう。

 

(なんで、ここに曜がいる!?それにしても、ここはどこなんだ!?)

 

と、オレが右手を寝起きでボサボサの頭に当てて考えていると、さっきよりも曜の声がすぐ近くで聞こえた。

 

曜「おーい、どうしたの?」

 

「うおっ!?」ビクッ

 

何かを心配したのか、曜がオレの顔を覗きこむ様に近づいていた。突然の事にオレは驚き、後ろに飛び退いた。

 

曜「うわっ!?ちょっ、どうしたの、いきなり」

 

「だって、いきなりオレの部屋に来るし一体何がどうなってるの?」

 

曜「何がって、亜樹人のお母さんに頼まれて起こしに来てるんだよ。と言うか、昔からなのにどうして?」

 

「昔から!?」

 

曜「うん、そうだよ。だって、昔からの幼馴染みだし♪」

 

どうやら曜はオレと幼馴染みで、昔からオレの母さんに頼まれてオレを起こしに来ているようだったが、なぜ曜がオレの部屋に慣れた様子で来ているのかが未だに理解出来ていなかった。しかも、ちょっと嬉しそうにしているし、その笑顔がまた可愛い。

 

「・・・って、そうじゃない!なんで、アニメの中の曜がオレの目の前に!?」

 

事実、今までアニメの中でしか見たことの無かった人が目の前にいる。オレはそれだけで軽くパニクっていたが、ふと外を見ると見覚えのある家が建っていた。

 

「もしかして、まさか・・・!」

 

考えるよりも先に体が動いた。ここに曜が居て、窓の向こうには見覚えのある建物、これを確認せずにはいられなかったオレはそう思い、部屋の窓際まで行き戸を開けるとベランダに立ち外を見た所、オレの家と思われる建物の隣には曜の住んでいる家があった。

 

曜「だ、大丈夫?なんかとんでもない感じに寝ぼけてるみたいだけど、アニメの中とかって何の話?」

 

「あぁ、大丈夫・・・。ところで、曜はどうしてオレの所に?まだ朝も時間が早いのに。」

 

曜「さっき言ったでしょ、昔から起こしに来てるって。それに、今度から浦の星に一緒に通うんだから遅刻されたら困るからね!」

 

「い、一緒に通う!?浦の星に!?だって、あそこって・・・」

 

 浦の星女学院。曜を含め、Aqoursのみんなが通っている学校だ。名前からでも分かる通り、浦の星は女子高であり、男である亜樹人が通える所ではない。

 その時、開けられたままになっている部屋の入り口にダンボールが置かれているのが目に入った。

 

「ん?なぁ、曜。あのダンボールはどうしたの?」

 

オレは気になり、曜に聞いてみる。もしかして、この話の流れからするとまさか・・・。

 

曜「あぁ、あれ?亜樹人の制服だよ。亜樹人のお母さんから『今朝と言うか、さっき届いてね。あの子起きないから、持っていってあげてちょうだい!』って言われて持ってきたの。」

 

「オレの制服!?どこの!?」

 

曜「ちょっと大丈夫?一旦落ち着こうよ。」

 

「あ、ごめん・・・」

 

曜に促され、数回深呼吸をする。・・・うん、少し落ち着いたかな。

 

「ふぅ・・・、でも、オレの制服って一体どうして・・・。」

 

曜「だからさっきも言ったよ?一緒に通うって。」

 

「一緒に通うって言ったって、浦の星は女子高じゃ・・・」

 

そう、一番の問題はそこだ。なぜ、オレが通える事になっているのか訳が分からないよ。さっきは目の前にいきなり曜来たことで聞くのを忘れていたけど、これだけは聞かないといけない気がする。

 

曜「あれ?聞いて無かったっけ?浦の星って新年度から共学化になるって。」

 

「共学化・・・」

 

浦の星女学院の共学化。曜の口から出た一言は、オレ自身も知らないことだった。さっき外を見たときも、聖地巡礼をしたときはお店だったのが今は曜の住んでいる家になっている。と言うことは、何かが原因でラブライブ!サンシャイン!!の世界に来てしまい、オレと言う異分子が混ざってしまったことで元々あった『こちらの世界』に影響が出た。浦の星女学院の共学化と言うのも、そのせいだろう。結論は出たが、すぐに何かをしようとしても出来ることはない。

 

曜「だから、始まる前に制服を確認しておこうと思って!」

 

「もしかして、曜はそのために来たとか・・・?」

 

曜「もちろんであります!」

 

いきなりのことで色々と考えが追い付かないオレを余所に心なしか、曜の表情は嬉しそうであった。それもそのはず、曜はコスプレなど衣装が好きであり、まぁ、今は考えても仕方がない、オレは廊下に置かれていたダンボールを持つと部屋の中に運び入れた。

 

箱に貼られている伝票を見ると、1つは『夏用制服』もうひとつは『冬用制服』と書かれていた。冬用から開けてみると白のブレザーとワイシャツとグレーのズボン、夏用には白のワイシャツと夏用ズボンが入っており、あとは2年生カラーである赤のネクタイが入っていた。

 

曜「おぉ~!これが新しい制服!結構カッコいいね!」

 

「そうだな、まさか白のブレザーだとは思わなかった。」

 

ふたりで盛り上がってると下から誰か登ってくる音がした。この感じは母さんだろう。

 

「ふふ、早速やってるわね!どう?新しい制服は」

 

やはり母さんだった。母さんは締まりかけで少し空いていたドアから顔を覗かせている。

 

「思ってたよりも結構良いので驚いてるよ。あ、そうだ母さん、少し聞きたい事があるんだけど」

 

「ん?なにかしら?」

 

「制服と言い、いつの間にこんなことになってたの?」

 

ようやくこの事が聞けて安心していると、母さんは少し申し訳なさそうに切り出した。

 

「ごめんね、お母さんが編入手続きしちゃった⭐」

 

「マジかよ・・・」

 

昔からある意味自由な母さんに振り回されてきた事もあって、ある程度予想はしていたがそれでも予想の斜め上を行っていた。こう言うことって、身内が出来るものなのか?等考えていると、母さんはさらに続ける。

 

「ほら、亜樹人って今の高校でも知り合いが少なくて寂しいって言ってたから、丁度浦の星が共学化されるって聞いてあそこなら曜ちゃんはもちろん、千歌ちゃんもいるから安心だと思ったのよ。今でもたまに寝坊するでしょ?」

 

いきなりではあったが、母さんなりにオレの事を考えての事だったのか。確かに、寝坊すると遅刻に繋がってしまうから非常にまずかったりする。となると、曜がこれからはオレを起こしに来るとかそう言うことが・・・?

 

「確かにそうだけど・・・」

 

「なら良いじゃない。曜ちゃん、悪いんだけどこれからは亜樹人を起こしに来てくれないかしら?」

 

曜「分かりました!頑張るであります!」

 

ホントに決まっちゃったよ・・・。それにしても、これからオレはどうなるんだ?この世界でうまくやっていけるのか?など色々な考えを巡らせながら、届いた制服の片付けをしていくのだった。




プロローグや主人公の設定など読んで頂き、ありがとうございます!

鞠莉「ねぇ、それにしてもワタシはいつ出してくれるのよ?」

で、出ますよ!もう少し先になっちゃいますが・・・

鞠莉「なら良かった。楽しみね♪」

早く出てきて貰えるように善処します・・・!

鞠莉「よろしくね♪」



と言う事で、今回は曜がメンバーの中では出てきましたが、これからはアニメに沿って書いていくので順々に登場する予定ですので、お楽しみに!
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