上で行われている攻防を見ていると、近くの桜が蠢き始めた
幻想郷の桜ってこんな感じなのかと間抜けな事を考えていると、紫に叩かれ霊夢に怒鳴られた
霊 「何ボサッとしてるのよ、死ぬわよ!」
紫 「あの西行妖は死を誘う力があるの、封印した筈なのに…」
弥 『まぁ何と物騒な、あきつ丸避難させて来ますね』
鉛弾を数発打ち込んでから魔法障壁を展開する、魔理沙が色々言ってるが知ったことじゃない
あきつ丸を車に乗せ、窓から西行妖に向かいワンマガジン分打ち込む、全くビクともしない
早々に西行妖の力の届かないところまで離れ、車ごと置いていく
あ 「行くんでありますか?、なら自分も!」
弥 『今回は相性が悪いから駄目、車番でもしといてくれ』
あ 「で、でも…」
弥 『車が無いと帰れないから、よろしくな』
そうして俺は走って西行妖まで行った、あきつ丸は敬礼していた
……
…
西行妖に向かうと全く何も変わっていなかった、封印を邪魔されている様だ
魔 「全然体力削れねぇ、バケモンだなこれ!」
魔理沙達は攻撃は入るものの、全く衰えを見せない西行妖に翻弄されているところだった
霊 「そりゃそうでしょ、大妖怪レベルなんだから!」
魔 「おい弥生、何で戻って来た⁉︎」
弥 『少し案があるんだ!』
霊 「どんなのよ、変なのじゃ無いでしょうね!」
実は変なのである、実戦初の「対妖怪弾」創る能力の賜物だが…、取り敢えずクリップで装填する
徐に腰に着いてるストックをC96に付け、狙いを真ん中に定め引き金を絞る、効けっ!
いつもより少し強い反動と共に発射された弾丸は幹の真ん中に命中した
それと同時に西行妖は叫び声の様なものを上げ、少し衰弱した様だ
魔 「すげーなおい!、少し効いてるぜ、そのまま頼む!」
弥 『了解だ!』
そのままの体勢で4、5発撃ち込んだが、流石にそのままにはしてくれない様だ
西行妖は此方にターゲットを変え、弾幕を撃ち込んできた、しかし霊夢はそれを見逃しはしなかった
霊 「霊符.夢想封印‼︎」
それにより結界が現れ、西行妖は封印された、異変の終了だった
……
…
車に戻るとあきつ丸が抱き付いてきた、そこまで心配だったの?
弥 『無事帰って来たよ、車番ご苦労様』
あ 「…良かった、良かったでありますぅ」
そう言って人のシャツをぐしょぐしょにしてくれた、そんなに心配だったの?
弥 『今日の所は戻ろうか、これ以上は迷惑だろうし』
あ 「うぐっ…、そうでありますな」
最早あきつ丸に陸軍としての威厳は無く、泣きまくった跡まみれになっていた
しかしそう簡単には返して貰えない様だ、車の前に銀髪の子と、浴衣の女性が現れた
? 「貴方達〜?、出てきて貰えないかしら?」
車から降りると周りには咲夜や霊夢、魔理沙もいた、ついでに紫も、皆聞きたい事があるようだ
? 「白玉楼まで案内致します、付いて来て下さい」
銀髪の少女について行き、本堂まで案内される、帰るのは先になりそうだ
……
…
皆お茶を飲み和んでいると、魔理沙が口を開いた
魔 「そういえばお前、魔法使えたんだな、それにあの攻撃ってどうしたんだ?」
弥 『魔法はパチュリーに教えて貰ったんだ、攻撃は…長くなるから後で』
霊 「そっちが気になるのよ、勿体ぶらないで教えなさい」
弥 『え?、みんなそっち目当て?』
銀髪の子と浴衣の人以外が頷いた、そんなに気になるなら教えてあげましょう
弥 『答えは簡単、弾丸を変えたの』
魔 「どんなのにだ?」
弥 『対妖怪9mm弾に』
皆が納得した様だ、なーんかつまんない
紫 「それどの位の威力があるの?」
弥 『炸裂薬1.5倍、弾頭部に妖怪に効きやすい金属に変えただけだよ』
紫 「で、威力は?」
弥 『分かんない、実戦投入初めてなんだ』
霊 「ちょっと、それってもしかして?」
弥 『効かない可能性がありました』
霊 「何でそんな物ここで使ったのよ!」
弥 『効いたから良いじゃん』
霊 「…っもう、危なっかしいわね」
そんな他愛もない話をしていると、浴衣の女の人が話し掛けてきた
? 「所で貴方の名前は〜?」
弥 『あ、弥生です、でこっちがあきつ丸』
あ 「よろしくでありますぞ」
? 「へぇ〜、私は西行寺幽々子、でこの子が魂魄妖夢よ〜」
妖 「以後お見知りおきを」
そうして他愛話は永く続いた、幽々子さんめっちゃ食うな
………
……
…
紅魔館に帰ってくると、直ぐにフランに戯れ付かれた、いつも全力だから体が悲鳴上げてるけどね
フ 「今日のお出掛けどうだった?、楽しかった?」
弥 『どっちかと言うと綺麗だったよ、初めて弾幕ごっこ見たしね』
フ 「良かったね!、私は今日寂しかったけど…」
弥 『今度また遊ぼうな、その時は一日中遊ぼう』
フ 「本当?、約束だよ!」
弥 『あぁ、約束だ』
そうして俺達は部屋に戻った、寝る気満々だったがあきつ丸に話し掛けられた
あ 「弥生殿、お話があるであります」
弥 『ありゃ、何ですかねあきつ丸さん』
あ 「今日一緒に寝て頂きたいのであります!」
弥 『添い寝って事ですよね?』
あ 「そういう事であります、弥生殿はいつも話が早くて好きであります」
弥 『そりゃ嬉しいね、じゃあ早く寝てしまおう、今日は疲れたでしょう?』
あ 「そうするでありますな、ささ、ベッドに入って、子守唄でも歌いますか?」
弥 『大丈夫、多分すぐ寝てしまうから、じゃあお休みなさい』
あ 「お休みなさい、また明日でありますよ」
そうして同じベッドで寝る事になった、背中に柔らかい物が当たってますよ、これは寝れなさそうだ
……
…
結局寝てしまった俺は精神の部屋に来ている、そしてまたコレットは拗ねている
弥 『こんにちは〜、来ましたよ〜』
コ 「貴方、外ではお楽しみだったわねぇ?、私にだって見えるのよ?」
弥 『ごめん、何を見たんだい?』
弥 『まさか、また構って貰えないと危惧してよく分からんことを…』
最早殴る準備は万端の様で、肩を回しながらこちらに笑顔で近付いてくる
弥 『はいごめんなさい、何でもするから許して』
コ 「貴方は人を馬鹿にし過ぎよ…」
弥 『それが無ければ私じゃないでしょ?』
コ 「それもそうね」
弥 『で、私ゃなんで呼ばれたんでしょうか』
コ 「特に理由は無いわよ?、話したかっただけ?」
弥 『そうっすか、まあ良いけど』
またもや他愛無い話をしてその日は終わった、明日は宴会だ
身体痛くなってきた