夢を見ていた、幼い頃に仲の良かった友人との夢だ、しかし名前がスッポリと抜けていた
あいつは元気しているだろうか?、まぁ俺には知る由も無いだろう
昨日の名残であきつ丸は背中にくっ付いたままだった、悪いが起きて貰う事にする
弥 『あきつ丸?、起きてくれるかな』
あ 「…もうそんな時間でありますか?」
弥 『今日は宴会があるから早めに出ないと夜間に合わないよ』
あ 「面倒でありますな、アリス殿でありましたか?」
弥 『魔理沙に聞いた話だと、挨拶に行かなきゃね』
あ 「さて、起きるでありますか」
そうしてあきつ丸は起きて着替えに行ってしまった、俺も着替えるかな
初めて会う相手なので取り敢えずスーツで行ってみる、堅苦しいね、やめた
あ 「いつも通りでありますな」
弥 『だな、代わり映えはしない』
あ 「まぁ無難でありますな」
弥 『じゃあ行きますか、夜までに神社に行かないといけないし』
そう言いながら俺達は車に乗り込んだ、セルを回すといつもの様にけたたましい咆哮を上げた
そのままギアをDに入れ発進する、砂煙を上げながら目的地を目指しMARCHは走り出した
……
…
凹凸の激しい道にエアロを擦りながらラリーカーの如く走り抜ける
魔法の森に入った辺りで道が細くなり、あまり飛ばせなくなってきた
あ 「…あの、飛ばし過ぎじゃありませんか?」
弥 『いつもこんな感じだけど?、飛ばし過ぎかなぁ』
あ 「これで飛ばし過ぎじゃ無ければ何が飛ばした事になるんでありますか?」
弥 『俺の地元にはゴロゴロ居たよ?、この位』
あ 「どんな場所なんでありますかそこ…」
そんな会話をしている間に、洋館着いた、ここがアリスなる人物の家らしい
扉を叩くと中から金髪でお人形の様な少女が出て来た
? 「貴方が弥生ね?、私はアリス、アリス.マーガトロイドよ」
ア 「さ、入って入って」
部屋に招き入れられると、周りはお人形に囲まれていた、あきつ丸は目を輝かせているが、俺は怖い
あ 「すっごいでありますなぁ」
ア 「あら貴女、人形はお好き?」
あ 「大好きであります!」
ア 「そう、貴女とは話が合いそうね」
弥 『んで、私達はなぜ呼ばれたのでしょう?』
ア 「ちょっと前から噂になってたのよ貴方、だから気になったの」
それはそうとさっきから人の短剣を引き出そうしている人形がいる、何がしたいのこの子
ア 「ちょっと上海、何してるの?」
上 「シャンハーイ!」
ア 「それはそうと弥生、今日夜乗せてってくれる?」
魔理沙の奴、何かを吹き込んだな
……
…
あきつ丸とアリスの談笑を聞き流しながら、閃光手榴弾を生成している、単に考えるだけで作れるのだが
あ 「目がおかしくなってるでありますよ」
弥 『どゆこと?』
あ 「紅い光が揺れる様で、その後それが黒目一杯に広がる感じであります」
弥 『凄いなそれ』
ア 「貴方の目よそれ」
懐中時計を取り出し時間を見るともうマズい時間になっていた、こりゃマズい
弥 『それじゃ出発する時間ですね、行きましょうか』
ア 「わかったわ、どこに乗れば良いの?」
弥 『取り敢えず後部座席で良いですか?』
アリスは後部座席に潜り込む様に乗り込んだ、あきつ丸はいつもの様に助手席に
エンジンを掛けDに入れる、アクセルを開けると滑る様に走り出した
峠の様な旧道をしばらく走っていると後ろから断続的に悲鳴が聞こえた
弥 『アリスさん〜、大丈夫ですか?』
ア 「あ、えぇ、ここまで激しい物とは…」
下回りやエアロパーツを路面に擦り付けながら、神社を目指しに進んで行く、こんな道あったんだ
ブレーキを踏み前重心にしつつハンドルを切る、小刻みにサイドを引きながら
すると車体は横に流れ、きつい右を抜けて行く
久しぶりに派手に滑らせたからか、感覚が掴めていない
隣にいたあきつ丸は蒼白とした表情でアリスは最早意識がない
あ 「弥生殿…、心臓に悪いので2度とやらないでいただきたい」
弥 『ごめん、次からは言うから』
弥 『あ、着きましたよ』
そんな事をしているうちに博麗神社の前まで来た、神社はもうどんちゃん騒ぎだが
魔 「よう弥生、来たのか!」
弥 『呼ばれたら来るだろ、にしても人が多いな』
魔 「あぁ、お前の所の吸血鬼達も来てるからな」
そう言われ遠くを見るとレミリア達といるフランが手を振っていた、こっちに来いという事か?
弥 『魔理沙、行ってくるわ、あきつ丸、その辺の酒とか飯とか食べて良いってさ』
あ 「本当でありますか弥生殿‼︎」
弥 『ホントホント、それじゃあね』
フランの近くに行くとすぐに抱き付いてきた、酔っているのかな
フ 「弥生ぃ〜、最近全然構ってくれないじゃん?、今日は付き合ってもらうよぉ」
こりゃ本当に酔ってるな、仕方ない、付き合ってあげよう
弥 『わかったよ、まだ呑む?、ワインとか持ってくるけど』
フ 「良いよぉ、咲夜に持って来させるから、それより膝に乗せて?」
取り敢えず酒を用意して台に座る、すかさずフランは膝の上に乗った
猫の様に擦り寄ってくる様は非常に愛らしい、さながら猫だな
フ 「やっぱり居心地がいいねぇ、ずっとこうしていたいな」
弥 『他の人にそんな事言うなよ?、勘違いされるよ』
フ 「弥生だからこんなこと言ってるんだよぉ?、勘違いなんてしないでしょ?」
弥 『そうだな、まぁ今日はこのままいれば良いよ』
そうして俺は初めての宴会に出た、こんな感じなら幸せで良いな
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