ワ級が回復したらしい、良い事だ、もう館内を歩き回っているらしい
あきつ丸は椅子に深く座り足を組んでいる、目付きも鋭く陸軍人って感じがする、けど見えますよ
そう言う俺も足を組み頬杖をついている、二人で何してるんですかね
あ 「3つ話があります」
弥 『どうぞお話になって?』
あ 「まず1つ、ワ級が襲って来たらどうするおつもりで?」
弥 『専用の弾丸を作ってみたので、それを撃ち込んでみるよ』
あ 「それで駄目だったら?」
弥 『紫にスキマで処理してもらう、外界に送ってしまう寸法さ』
あ 「結局人任せなんでありますな」
あ 「2つ目、幽香殿の元にはいつ行くんでありますか?、そろそろ怒られるでありますよ」
弥 『暇が出来たら行こうと思っている、いつになるかね』
あ 「3つ目、暇であります、遊びに行くでありますよ」
弥 『同意、せっかくだから妖怪の山とやらに行こう、その後に幽香さんの家に』
あ 「そうするでありますな、さて、準備するであります」
よし、ぼちぼち俺も準備するとしますかね、今日はいつも通りジャケットで良いか
咲夜に出掛ける旨を伝え、車で出発した、妖怪の山ってどう行けば良いんだ?
……
…
取り敢えず山に着いたが、麓に水辺が有り、なかなかにのどかである
その近くには緑の帽子にリュックを背負った少女が居る、キュウリを冷やしてますね
こちらに気づいた様で近付いて来た、取り敢えず逃げますかね
シフトをRに入れ、アクセルを踏み込む、するとバックギア特有の情けない音を出しながら走り出した
するといきなり彼女は焦ったように大声で話し始めた
? 「待ってくれそこの人間!、危害を加えるつもりじゃないんだ!」
あら、中に俺らがいるのがバレてる、珍しいタイプだな
隣のあきつ丸は、相手を睨みながら口を開いた
あ 「…なんか言ってるでありますよ?」
弥 『どうするよ、止まってみる?』
あ 「物は試しでありますな、止まってみましょう」
ブレーキをかけ停車すると、彼女はボンネットに思い切りぶつかった
? 「イテテ…、盟友、出来ればこれから出て来てくれないか?」
MARCHのボンネットを叩きながら彼女はそういった
あ 「なんか腹立つでありますな」
弥 『そう?、まぁ出てやりますか』
ドアを開け車から降りると、彼女は少し身構えていた、なんでよ
弥 『…ミア、少し下がってて』
小声でそう言うと、バックでそのまま走って行った
? 「…あれ、勝手に走るのか」
弥 『悪魔が取り憑いているんです、科学的な物じゃ無いですよ』
? 「なるほど、そう言う手もあったか、私は河城にとり、盟友は?」
弥 『弥生って名前です、こちらはあきつ丸』
あきつ丸はなぜかにとりに敵意剥き出しだった、何が気に入らないのかね
に 「ここは妖怪の山、トップには天狗が立っている、奴らは排他的だ…、入らない方が身の為だぞ」
弥 『仕方ないですね…、忠告ありがとうございます、今日の所は帰りますよ』
踵を返し車の方に向かおうとした時、にとりに呼び止められた
に 「出来ればまた来てくれ、話が合いそうだ」
弥 『そうですね、また会いましょう』
そのまま車に乗り山を出た、案外上手く行かないものだな
……
…
近くまで来たから人里の貸本屋で銃火器の本を借り、早々に人里から出て幽香の家に向かう
幽香の家に着くと家の外で幽香が待っていた、満面の笑みで、怒ってらっしゃる…
幽 「しばらくぶりね、どう言うつもりなのかしら?」
弥 『すいません、異変とか忙しくて』
あ 「右に同じであります、ごめんなさい」
幽 「次は無いと思いなさい、痛い目に遭いたくなければ」
そう言って幽香は家に入って行った、俺らもついて行きましょう
中に入ると至る所に植木鉢が置いてあり、本当に花が好きなのだと分かる
しばらくすると紅茶が出された、紅魔館の紅茶と違い少し濃く出されているらしい、ちょっと渋い
お茶菓子はチョコチップクッキーだった、こっちの世界にもあるんだ
弥 『こっちにもあるんですね、チョコチップクッキー』
幽 「あぁ、私が作ったのよ、美味しいかしら?」
弥 『えぇ、外で食べた物より』
幽 「それは良かった、作った甲斐があるわ」
そんな調子でその日はお茶会をしていた、たまに行くのも悪くないな
……
…
紅魔館に帰って少ししてから、俺と入れ替わる様にあきつ丸は風呂に入りに行った、暇だ
借りて来た本に載っていたストライカー12なる散弾銃を精製してみた、後で撃ってみよう
そのあと暇な俺はクーガーFやらデザートイーグルなどを精製していた、本当便利だなこの能力
そんな調子で暇を潰していると、扉がノックされた、扉を開けるとそこには色の白い少女がいた
蝋のように白い肌に光を放つ目をした少女だ、ワ級か?
? 「オマエガ弥生カ?、私ハワ級、マァ知ッテルダロウガ」
弥 『ほう、如何にも俺が弥生だ、何の用だ?』
ワ 「ナンテコトハ無イ、礼ヲ言イニ来ダケダ、感謝スル」
そう言ってワ級は深々と頭を下げた、下手な人間より礼儀正しいな、やっぱ軍人か
弥 『何、当然のことをしたまでさ、早く立ち去った方がいい、あきつ丸が来る前にな』
ワ 「分カッタ、恩ニキル」
そうしてワ級は足早に帰っていった、すると入れ替わる様にあきつ丸が風呂から上がってきた
頭から湯気が出てる以外はいつものあきつ丸だった、ずっとその服なんだ
弥 『風呂上がりでもその服なんだな…、あきつ丸』
あ 「肌着以外持って来て無かったんであります…」
弥 『他の奴らに借りてくれば良いじゃんか、咲夜さんとかさ』
あ 「……‼︎、その手がありましたか、行って来るであります!」
そうしてあきつ丸は走って行った、あの子馬鹿なのかしら
弥 『先寝てよ…』
俺の独り言は空虚へと消え去った、今日は精神の部屋に入れるかな
……
…
精神の部屋は広いらしい、今日は端っこに出てしまった、遠くからコレットが走って来るのが見えるな
目の前に来た頃には完全に息が上がっていた
弥 『はい吸って〜、吸って〜、もう一回吸って〜、頑張って吸って〜』
コ 「殺す気かぁ⁉︎、なんでずっと吸ってるのよ!」
弥 『チッ』
コ 「ねぇ何?、今の舌打ち何?、殴るわよ?」
弥 『はいはい悪うございました』
適当な返答をしていたら、思い切り殴られた、最近酷くないか?
コ 「まず、私がどれだけ寂しい思いしていたか分かる?」
弥 『まぁ、それについては悪いとは思ってる、ごめんな』
コ 「その上、私は凄く気を使ってるのよ?、例えば貴方が起きてる時に話し掛けなかったり」
コレットは少し泣きそうになっていた、そこまでとは思わなかったな
弥 『悪かったって、泣かないでくれ、な?』
コ 「泣いてないわよ!」
その頃にはもう涙は頬を伝っていた、あれ?、俺らお別れじゃないよ?
しばらくして落ち着いたのかいつものニヤニヤした表情に戻っていた、なんなんだか
弥 『そうそう、俺が起きてる時にも話しかけて良いからな、元々独り言を良く言うからな』
コ 「本当⁉︎、なら遠慮なく」
そのままずっと話をしていた、意外な一面が見えましたね
こんな感じで良いんですかねぇ?