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幻想入り
目が覚めると見知らぬ森にいた。
ここはどこだろうか…。
まぁとりあえず生きている、それどころか怪我も治っている。
手元のC96もまだ弾が残っているようだ、これで安心
警察署の近くには森は無かったはずなのに俺は森にいる。
…!?
何故?
よく考えたらずっと聞こえていた呻き声や悲鳴は聞こえなくなっている。
近くの鳥や虫の声がよく聞こえ、
近くに湖でもあるのかせせらぎの音が聞こえる
取り敢えず…、歩くかな。
……
…
特に何も無く進んで行くと、前に小さな女の子が居た。
金髪で黒いワンピースの少女が浮いていた。
…どゆこと⁉︎
少女はワイヤーとか紐とかで吊るされているわけでは無く
フワフワ浮いていた。
俺が驚いて見ているとこちらにフワフワやってきた
? 「貴方は食べても良い人間?」
…何という質問、ダメと言って聞くかなぁ
弥 『ダメですよ?』
? 「何でよ?」
何で?俺が死にたくないから
弥 『まだ死にたくないんですよ』
? 「腕一本でも良いのよ?」
弥 『嫌です』
? 「もう、わかったわよ、で貴方名前は?」
弥 『弥生と言います』
? 「へぇ、私はルーミア、妖怪よ」
なるほど〜、ってなるかよ!妖怪?何じゃそりゃ⁉︎
弥 『そ、そうなんですか。で妖怪ってどういうことです?』
ル 「そのままの意味よ、分かるでしょ?」
弥 『すいません、来たばっかりでして、良く分かりませんの』
ル 「あぁ、外来人なのね、説明してあげましょう。ここは幻想郷。
忘れ去られたものが来る所よ?」
…Oh No なんという事だ、俺忘れられちゃったの?マジ?
弥 『本当ですか?』
ル 「本当よ?」
とりあえず俺は、ルーミアについて行くことにした。
………
……
…
しばらくルーミアについて行くと、大きな鳥居と階段が見えた、やべぇ…高けぇ…
息切れしながら登っていると、ルーミアが話し掛けてきた。
ル 「情けないわねぇ、これぐらいで息切らすなんて」
弥 『仕方ないでしょ、外界ではこんな急な階段なかなかないもん』
ル 「へぇ〜、貧弱ねぇ」
弥 『外はそんなもんですよ』
ル 「あ、そろそろ着くわよ?気をつけてね、ここの巫女気難しいから」
弥 『ほぉ、面倒くさいねぇ』
? 「めんどくさくて悪かったわねぇ?」
ル 「あら、見つかっちゃった」
階段の上に少女がいた、巫女服のような服を着ているが、
俗に言うオフショルダーのようになっていた
頭には大きなリボンをつけ、お祓い棒を肩に当てながらこちらを見ている、
眉間に皺を寄せながら…
弥 『何で眉間に皺寄ってんの…』
ル 「聞かれてたんじゃない…?」
? 「そこコソコソしない!」
弥 『すんません』
? 「はぁ…で、あんた誰?」
弥 『私ですか?私は弥生です、よろしく』
? 「へぇ、私は霊夢よ、博麗霊夢、それであんた、外来人?」
弥 『そうらしいですねぇ、良く分からないですけど』
霊 「それで、あなた帰りたいの?」
弥 『…そうでも無いんですよねぇ』
霊 「じゃあ何で来たのよ⁉︎」
弥 『連れて来られたので』
霊 「はぁ…所で何で帰りたくないの?」
弥 『まぁここが気に入ったのが一つ』
霊 「あとは?」
弥 『外に洒落にならない怪物たちが居るのが一つ』
霊 「ほぅ…どんな?」
弥 『生ける屍と、下の長い怪物とか、色々』
霊 「そんなのここにも居るわよ?」
マジかよ、面倒な
弥 『だけど引っ掻かれたり噛まれただけで感染しないですよね?』
霊 「確かにそこまでのはまだ居ないわね」
? 「よう霊夢〜!、そいつは誰だぜ〜?」
後ろから金髪の魔法使いみたいな服を着た少女が来た、元気そうな子ね
霊 「あら魔理沙、また来たのね」
魔 「またって何だよ、邪魔みたいな言い方しやがって、で、お前誰だぜ?」
弥 『私ですかな?弥生って名前です』
魔 「ほう、私は魔理沙だぜ!」
霊 「立ち話もなんだから、中に入りましょ」
霊夢から神社に入って良いと言われたので皆上がらせてもらった、初めてかも
……
…
中は思いの外質素で、ちゃぶ台、タンスなどの必要最低限しかなく、シンプル
そこに4人ちゃぶ台を囲んでお茶を飲んでいる、なんだこの絵面。
魔 「で、弥生が持ってるそれは何だ?」
弥 『ん?これか?拳銃だよ』
魔 「どう使うんだ?」
弥 『専用の弾丸を入れて、ボルトを引いて、引き金を引くと弾が出る』
魔 「どのくらいの威力なんだ?」
弥 『人を殺すのには十分なくらい、弾によって変わるぜ?』
何と無く表情をニヤッさせて見たら、魔理沙と霊夢が青ざめていた。どした?
弥 『どしたの?青ざめちゃって』
魔 「いや怖えぇよ!そりゃ青ざめるわ!」
霊 「右に同じよ!」
ちなみに、ルーミアはニヤニヤしています
弥 『まぁ怪物には力不足が否めないけど』
霊 「じゃあそんなに速く無いの?」
弥 『いや、弾が小さいんだよ』
薬室から一発取り出すと霊夢の方に転がした
霊夢と魔理沙はそれを拾うと、興味深そうに見ている、珍しいからね
魔 「こんな小さいのがそんな速く飛ぶのか?」
弥 『見せるのが一番いいんだろうけど、的が無いと分かんないかも知れないね』
霊 「外の木にでも当てれば良いんじゃ無い?ご神木は駄目だけど」
弥 『耳塞いでおいた方がいいぞー』
魔理沙以外が耳を塞いだのを確認して、引き金を引いた
耳を劈く破裂音と共に弾丸が発射され、放たれた弾は木にめり込み止まった
魔 「何も聞こえないぜ?」
霊 「あのバカは放っておきましょう」
弥 『で、どう思う?』
霊 「確かに妖怪には力不足ね、あれじゃ怯むだけ」
弥 『やっぱりかぁ…』
……
…
その後神社に戻った
弥 『俺どこに泊まろう?』
魔 「ウチはどうだ?」
霊 「あんたの家は瘴気とガラクタの温床でしょ」
弥 『…ウチみたい』
魔 「ならウチに来るんだぜ!」
俺は手を引かれて神社から連れ出された、霊夢とルーミアは俺に手を振っていた
有無を言わせず俺を箒に乗せると、楽しそうに浮かび上がった
箒ってこんな早く飛ぶんだなぁと感心していると、森に着いた。
魔 「お前は瘴気大丈夫なんだな」
弥 『その様で』
魔 「それはそうと、これがウチ、霧雨魔法店だ!」
弥 『ほほう…、良いじゃないの』
魔 「ささ、入った入った!」
中に入ると、さっきの台詞を撤回したくなった。
主人公はオネェじゃありませんよ