東方銃憶録   作:MICRA

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シリアスにしたかった結果がこちらになります
誤字脱字の指摘よろしくです


その娘、狂暴につき

単冠湾鎮守府に来て三時間は経った、半ば軟禁の様なものだ

暖炉には薪がなく、だからと言って魔法なんぞ使えば大問題になりかねない

 

あ 「流石海軍、鬼畜でありますなぁ!」

弥 『あぁ、パトラッシュ、俺はもう疲れたよ』

フ 「ちょっとー!、弥生ぃ、死んじゃダメよー!」

 

そんな漫才の様な事をしていないとやっていられない程寒い、馬鹿なんじゃないかね

そんな気力も無くなり、ボーッとしていると、扉が叩かれた、やっとか

 

空 「遅れてすいませんね、こちらです」

 

こちらのことなど露知らず、アホみたいな笑顔で提督、もとい空がきた

渋々空に着いて行くと、何やら執務室と呼ばれる部屋に連れて行かれた、俺必要無くね?

三つの椅子が用意されており、向かいには大きな机と高価そうな椅子が置いてある

その高価そうな椅子に空は偉そうに座っていた、腹立つ

 

空 「それで、どこであきつ丸を見つけたんですか?」

弥 『紅魔館の敷地内ですよ』

空 「あの館の?」

弥 『えぇ、それも雨の日に、庭で』

空 「えぇ…」

 

……

 

弥 『それじゃ、また後で』

空 「また後で〜」

 

俺と空の話も終わり、空が言っていた明石なる少女にカーナビゲーションシステムを作って頂く事にした

俺が欲しいのは最早ナビと言うより車載コンピュータなんだけどな、作って貰えるかな

尚、あきつ丸はまだ話があるらしくフランと共に部屋に残っている

そんな事を考えながら鎮守府を歩き回っていると、様々な女性にすれ違った

一人は悪態をつきながら、又一人はビクビクと怯えながら、又々一人はそそくさと走り去る様に

少なくとも話し掛ける事は出来そう無い、それもそうか、見知らぬ男が歩き回ってるんだもんな

ましてここは軍事基地、このぐらい神経質になっても不思議じゃないか

どうすっかな、と考えていると背後から声を掛けられた

 

? 「ちょっとぉ、そこの貴方〜」

 

少し薄ら寒い物を感じ振り返ると、そこには濃い紫の髪をして、薙刀を持った女性が居た

 

? 「そこで何してるのかしら〜?」

 

そう言いつつ彼女はこちらに歩を進めて来た、こりゃマズイ感じ?

 

弥 『えぇ?、あぁ、まぁ、そのぉ』

? 「まぁ良いわぁ、軍人だろうと民間人だろうとここで始末を付けるから〜」

 

そう言って彼女は下から上に薙ぎ払う様に薙刀を振った、咄嗟に右足から短刀を取り出し上へ受け流す

 

弥 『何なんですかいきなり、危ないじゃ無いですか』

? 「今のを防ぐなんて中々やるわね〜、血が滾ってきたわ〜」

 

オゥ、これはマジでヤバいんじゃないかい?、殺気が強くなって来たし

 

? 「行くわよ、楽しませてね〜」

 

甘ったるい声に似合わない程えげつない攻撃を繰り広げる彼女の口元は、三日月の様に歪んでいた

こちらは短刀に対してあちらは薙刀、リーチが長くあっちが完全に有利だ、距離が取れればな…

 

? 「動きが遅くなってきたわよ〜』

 

そう言った彼女の放った突きは、俺の肩を貫いていた、まして右肩である、もう防げないな

薙刀はすぐに引き抜かれたが、短刀を取り落としてしまった

 

弥 『いぎッッ⁉︎、痛いじゃ無いですか…』

? 「そんな事を言ってられるのかしらね〜」

 

彼女の言う通り、肩の神経が切れたのか、肩から先が動かなくなっていた、チェックメイトか…

 

? 「終わりよ、死になさい」

 

彼女は先に引き抜いた薙刀で俺を首元から斜めに斬り捨てた

 

? 「冥土の土産に教えてあげる、私は龍田って言うのよ

それを聞き終えてすぐ、俺の意識は途絶えた、冥土の土産って…

 

……

 

コ 「久々に死んだ感想はどう?」

 

コレットはニヤニヤしていた、俺が横になって居るのを見下ろす様にこちらを見ている

 

弥 『非常に不愉快です、にしても強かった』

コ 「そうだけど、貴方短刀だったんだから五分五分って所じゃない?」

弥 『それは無いね、あっち超余裕だったじゃん』

コ 「そうかねぇ、で何ですぐ戻らないの?」

弥 『今戻ったらまた殺られるかなって』

コ 「なら大丈夫よ、いま大勢人が来てるから」

弥 『ん?、逆にマズくね?、ここ外界だし』

コ 「‼︎、そうね早く戻って!」

 

コレットはそう言って半ば強引に俺を追い出した、最近扱いが雑になって来たな

 

……

 

あ 「うぅッ…、弥生殿…」

 

生き返って目を開けると、フランとあきつ丸以外は目を見開いていた、あきつ丸は泣いている様だ

周りからは(化け物)やら(怪物)と小さな声で囁いているのが分かった

やっぱり外の人間なんてこんな物か、余程そっちの方が化け物だよ

 

あ 「あぁ…⁉︎、弥生殿‼︎」

 

そう言ってあきつ丸はくっ付いて来た、取り敢えず頭を撫でておく、何かをまだ言ってるが聞き取れない

その状態で周りを見ると、俺を殺した龍田とやらが居た、痛いんですけど

 

龍 「あらあらあら〜」

 

俺を殺した張本人はバツが悪そうに笑っている、誰のせいだと思っているんですかねぇ?

 

弥 『あぁそうですねぇ、私は化け物ですよ、悪かったですね』

 

少し大きな声でそう言うと、大多数がたじろぎ、悲鳴をあげる者もいた

 

弥 『…部屋に戻ろう、フラン、あきつ丸』

あ 「了解…であります……うぐっ」

フ 「はーい!」

 

フランは元気だね

 

……

 

応接間に戻る途中の通路でも、痛い視線は変わらなかった、やっぱ来るんじゃなかったな

部屋に戻り、椅子に座って頬杖をついた、柄にも無くショックを受けてしまったからだ

人間は死んでこそ人間、そう昔聞いたことがある、じゃあ死なない俺は何?

妖怪にもなれず、だからって人間でも無く、その間の出来損ないじゃ無いか、そう考えた

そうやって答えの無い考えを巡らせていると、後ろから足音が近づいて来た、あきつ丸か?

そしてあきつ丸が後ろから覆い被さる様に抱き付いてきた、どした?

 

あ 「どうしたんでありますか、まさかさっきのを気にしてるんですか?」

弥 『ん?、いや、何でも無い』

あ 「そうは思えないであります、弥生殿は弥生殿でありますよ」

弥 『うん、そうだな、ありがとな』

あ 「それ程でも」

 

そう言ってあきつ丸は微笑んだ、まぁ可愛らしい

 

フ 「うーん、砂糖吐きそう」

 

フランは意味不明な事を言っていた、砂糖ガブ飲みしたの?

 




シリアス回は書けないかも知れないね…
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