なんとなく人里に行きたいと思った、それは甘味が欲しいからだ、それも和菓子
多分咲夜に頼めば買って来てくれるだろう、だけどなんかこう釈然としない
レ 「だから人里に行きたいの?」
弥 『そうなんですよ』
レ 「良いけど、気をつけなさいよ?」
弥 『わっかりました〜』
レ 「あと、誰かと一緒に行きなさい」
弥 『じゃあ、あきつ丸辺りと行きますね』
レ 「そうしなさい、じゃあ行ってらっしゃい」
弥 『行って来ますね!』
……
…
あきつ丸を誘って人里に来た、建物は明治より古い時代の建て方で、アスファルトも無い
しかし活気はあるし、所々現代の技術が垣間見える所もあり、独特の雰囲気が有る
あ 「何処に行くのでありますか?」
弥 『甘味処とか本屋とか、あとは適当に』
あ 「決まってないんでありますな」
弥 『そういう事ですねぇ』
? 「ちょっと、そこの君!」
はいはい無視無視、あんな呼び方する奴大体面倒くさいからね
しかし、肩に手を置かれたら流石に無視は出来ない
弥 『何でしょうか?』
? 「悪いのだが、子供を探してくれないか?、生徒の数人が逃げてしまって…」
あ 「了解であります!、帝国陸軍の誇りに掛けて探し出すでありますよ!」
弥 『もう…、で、貴女の名前は?』
? 「上白沢慧音だ、寺子屋に居るから見つけたら連れて来てくれ、子供の名はチルノだ」
弥 『分かりました、外見の特徴は?』
慧 「青いワンピースで青い髪、あと他には、大妖精、リグル、あとルーミアだ、
多分一緒に遊んでいるから見つけたら連れて来てくれ」
弥 『分かりました、探して見ます』
慧 「よろしく頼むぞ!」
……
…
こう考えると、出歩く事に面倒ごとに巻き込まれる気がする、まぁ探すんですけど
ルーミアが居るらしいので、湖付近に来て見た、上手く行けばここにいるはずだ
ル 「あ!、弥生〜」
弥 『おっす、お久しぶり』
? 「あんた誰?、今なら子分にしてやっても良いぞ!」
弥 『遠慮しておきますね』
? 「あたいはチルノ!、あんたの親分よ!」
人の話を聞かないのね、了解です
弥 『慧音さんが心配しているようですよ、帰る帰らないは勝手ですが、帰った方が身の為ですね』
チ 「やなこった!、授業つまんないし!」
そのチルノの背後には慧音が居た、あぁ、終わったな
弥 『ところでチルノさん、背後に気付いて居ますか?』
チ 「何も居るわけ…、あ」
目の光が無い慧音がチルノの頭を鷲掴みにしてどこかに消えた、御愁傷様です
しばらくして、頭にたんこぶを携えたチルノと慧音が帰って来た、なんだあれ頭ぐらいあるぞ
慧 「迷惑かけてしまったな、ありがとう」
弥 『いえいえ、主に頑張ったのはあきつ丸ですから』
あ 「え、まぁ少しは頑張ったでありますが…」
慧 「何か困った事があれば言ってくれ、出来る限りの事をするから」
弥 『分かりました、早速ですが甘味処はどこですか?』
慧 「あぁ、人里の大通りにあるぞ」
弥 『ありがとうございます、それでは』
そうして俺はその場を離れた、チルノとルーミアが何かを言っていたが、よく分からなかった
……
…
大通りをだいぶ歩くと、甘味処の看板が見えた、大通りの端から端まで歩いた気がする
あ 「疲れたでありますなぁ、何を頼むんでありますか?」
弥 『俺はみたらし団子を頼むよ』
あ 「自分もそうするであります」
弥 『みたらし団子2人分お願いします』
店 「はいよ!」
少しして団子が届いた、美味しそうな香りだ
あ 「おいしいでありますよ!」
弥 『そうだな、作りたてだからかなぁ』
あ 「そうでありますなぁ、次はどこに行くでありますか?」
弥 『本屋さんにでも』
あ 「良い案でありますな」
弥 『食べ終わったら向かいますかね』
あ 「了解であります!」
食べ終わって少ししてから、俺たちは甘味処を出た
……
…
甘味処の主人に聞いた話だと、本屋は無いが貸本屋があるらしい、本が読めればそれで良いや
鈴奈庵というらしいが…、有った、だいぶ遠かった
中々古い書籍や妖怪に関する本が多いようだ、流石幻想郷
? 「何をお探しですか?」
弥 『妖怪についての本を少々』
? 「ほほう、それなら知り合いに書いている人が居ますよ、紹介しましょうか?」
弥 『是非!、そういえば貴女は?』
? 「あ、申し遅れました、私本居小鈴って言います」
弥 『小鈴さんですね、私は弥生と言います』
小 「あ、弥生さんですね、妖怪の本の著者は、稗田阿求っていう人です、今度言っておきますね」
弥 『よろしくお願いします』
そうして俺たちは店を出た、あきつ丸は本を借りた様だ
弥 『何を借りたんだ?』
あ 「秘密でありますよ」
弥 『秘密ですかぁ』
あ 「そうでありますよ」
弥 『次どこに行きます?』
あきつ丸にそう問うと、にこやかに笑いながら
あ 「適当に決めて欲しいでありますよ」
と言った、キュンとするよね
弥 『紫〜、出て来て下さいな』
そうするとスキまが開き、紫が顔を出した、それ貞子みたいだな
紫 「なんか失礼な事考えてない?」
弥 『考えてないと思いますよ』
紫 「そこは断言しなさいよ…」
紫 「で、何の用?、私は冬眠の時期なんだけど」
熊なのかしら、冬眠って
弥 『ここら辺で綺麗な所ってありますかね?』
紫 「向日葵の畑なんてどうかしら?、住んでいる奴が中々危険だけど、花を傷付けなければ問題無いわ」
弥 『ほほう、どこら辺にあるんですか?』
紫 「あそこ、ちょっと遠いけどね」
弥 『じゃあ行って見ますね』
紫 「行ってらっしゃい〜」
こうして俺たちは向日葵の畑を目指して歩き始めた、車持って来れば良かった
……
…
特に道中何も無く、普通に歩いて来れた、しかし不穏な空気が少ししている
銃に弾は入っている事を確認してから向日葵の畑には行った、そこには向日葵が咲き誇って居た
今冬だよね?、そして背後からは不穏な気配がしている、何かいるようだ
あ 「…背後に気配を感じるであります」
弥 『あぁ、俺もそう思うんだよ…』
あきつ丸と話していると、背後にいた気配が前に来た、緑の髪に日傘を差した女性だが
何とも言えない殺気を感じる、まだ悪い事してないですよ?
? 「貴方達は何をしに来たのかしら?」
弥 『観光の様な物です』
? 「誰に言われて来たの?」
弥 『八雲紫です』
? 「それは本当かしら?」
弥 『えぇ、ここで嘘を吐いても良い事無いので』
? 「信用出来ないわね、まぁそこのお花を傷付けなければ良いわ」
弥 『分かりました』
? 「傷付けたら殺すわよ、それじゃ」
そうして彼女は家に入って行った、怖ぇな
隣を見るとあきつ丸は青くなっていた、ただえさえ白いのに
弥 『おーい?、大丈夫か?』
あ 「え?、あ、大丈夫でありますよ」
弥 『なら良いけど』
あ 「にしても、綺麗でありますなぁ」
弥 『そうだねぇ』
そうして少し見てから早々に退散した、紅魔館に帰ると咲夜とレミリアが出迎えてくれて居た
最近強引な気がする