ある日、俺宛に手紙が来た、差出人は風見幽香らしい
あの向日葵畑に来いという内容だった、憂鬱だ
こういう日に限って特に予定も無く、行くしか無い状態になってしまった
あきつ丸やフラン、咲夜も予定があるらしく同伴してくれなかった
仕方がないのでレミリアに外出を告げ、愛車で向かった
向日葵畑に着くと、前に会った緑髮の女性が居た、こちらに殺気を向けながら…、車だからか?
敷地内に乗り入れるとさらに殺気が強くなったが、俺に気付いたのかすぐに消えた
? 「良く来たわね、歓迎するわ」
? 「私が風見幽香、貴方は?」
弥 『弥生って名前です、ゆうかりんって呼んで良いですか?』
幽 「殺されたく無かったらやめておく事ね」
物凄い殺気を出しながらそう言った、やめとこう
弥 『で、何故私は呼ばれたんですか?』
幽 「少し話してみたかったのよ、ところで貴方、花は好き?」
弥 『人並みといった感じですね』
幽 「名前は分からないけど綺麗だなと思う程度って事かしら?」
弥 『まぁそんな感じですね』
弥 『ただ、何故この季節に向日葵が咲いているのかは疑問ですけど』
幽 「それはねぇ、こういう事よ」
突如、足元に花が巻きついて来た、足が折れる程では無いがきつく巻き付いて動けなくされてしまった
幽 「私は花を操ることが出来るの、貴方なんてすぐに殺せるのよ?」
少し締まりがきつくなった、花ってこんな使い方出来るのね
弥 『それは怖い、分かったので離して頂きたいです』
幽 「…まぁ良いわ、離してあげる、だけど私を怒らせたら、分かってるわね?」
手で合図すると、花は足元からスルスルと離れて行った
弥 『そんな命知らずな事しませんよ』
幽 「そう、なら良いわ、家に入りましょう?、お茶出すわ」
弥 『はーい』
こうして不思議なお茶会が始まった、色々質問するとしよう
……
…
幽 「ちょっと、聞いてるかしら?」
弥 『ん?、あぁすいません、ボーっとしてました』
幽 「…もう、もう一回説明するわよ」
弥 『はい、お願いします』
どういう流れが、今花の植え方を教わっている、お茶会はどこへ?
幽 「と、思ったけど客が来たようね、ついて来なさい」
玄関先に出ると、あきつ丸が居た、用事が終わったのか?
あ 「あれ?、弥生殿、用事はどうなったんでありますか?」
弥 『これが用事です』
あ 「あぁ、それなら言ってくれれば…、自分もでありますぞ」
弥 『一緒に来ればよかったな』
あ 「でありますなぁ」
幽 「話は終わったかしら?、中に入りましょう、風邪引くわよ」
あ 「了解であります、行きましょう」
あきつ丸に手を引かれ、また家の中に入った
……
…
結局最後まで花の手入れをして終わった、夕方なので帰るとしよう
弥 『それでは帰るとしますか』
あ 「そうするでありますな」
幽 「あら、泊まって行かないの?」
弥 『誰にも言っていないのでね』
幽 「じゃあ…」
幽香はしばらく考える様なそぶりをした
幽 「じゃあ、週一でここに来なさい」
あ 「え?」
最早俺は声すら出て居ない、何、週一で?
弥 『何故週一で?』
幽 「最近変な噂が流行っちゃったの、そのせいで妖精とかが手伝ってくれないのよ」
弥 『拒否権は?』
幽 「勿論無いわよ」
凄い笑顔で言われた、泣けるぜ
弥 『分かりました、週一ですね』
幽 「約束よ、破ったら…、分かるわよね?」
最早脅しである、気に入られてしまったようだ
弥 『じゃ、帰りますね』
幽 「また来なさいね」
そうして今日は帰る事が出来た、また来る事になるだろうけど
……
…
無事紅魔館に帰ってくると、フランが出迎えしてくれていた
フ 「おかえり〜」
弥 『ただいまです』
フ 「どこ行って来たの?」
弥 『向日葵畑に行って来ました、綺麗でしたよ』
フ 「へぇ〜、今度連れてってよ」
弥 『そうですねぇ、今度行きましょうか』
フ 「本当?、約束よ!」
弥 『えぇ、約束です』
フ 「あとさ、敬語じゃなくていいんだよ?、執事じゃ無いんだし」
弥 『じゃあそうする事にするよ、これで良いか?』
フ 「その方がいいね、柔らかくなった」
弥 『じゃ、部屋に戻るとするよ、疲れたし』
フ 「寒いからちゃんと布団掛けてね、風邪引いちゃうから」
弥 『分かった、貴女もね』
そうして俺達は部屋に戻った、もう春が訪れても良い時期なんだけどな
……
…
部屋に戻ると直ぐにベッドに潜り込み、早々に寝た
だから今は白の部屋(って呼ぶ事にした)にいる、正面にコレットが居るのだが、ムスッとしている
弥 『えーと、何故怒ってらっしゃるのです?』
コ 「怒ってないわよ!」
怒ってるじゃねーか、なんかしたっけな
コ 「最近全くここに来ないじゃない!」
弥 『来方が分からない、呼ばれてないんじゃ無いかと』
コ 「呼ぶに決まってるじゃない!」
弥 『あらー、妬ましいんですかぁ?」
少し小馬鹿にしてみたら、思いっきり殴られた、変な匂いする…
弥 『そんな怒らないでくれ、冗談だ』
コ 「まったく…、それはそうと話があるのよ」
弥 『ほほう、やきもちだけじゃなかったんだな』
コ 「あんた、いい加減にしなさい?」
またコレットは拳を振り上げている、笑顔で
弥 『で、話って?』
少しオロオロしながら聞くと、コレットは拳を下ろしてくれた、セーフ
コ 「貴方死んだあといつも能力で体を作るじゃない、あれ意味無いわよ」
弥 『意味が全く分からない』
コ 「だから、蓬莱の薬が勝手に体作ってくれるのよ」
弥 『服とかも?』
コ 「そのようね、なぜだか分からないけど」
弥 『へぇ、便利だねぇ』
そうしてコレットと談笑しながら、今日は終わった
風邪引いちゃった