春雪異変.前編
咲夜が神社に向かうらしい、なんでも異変解決を命令された様だ
折角なので俺も向かう事にする、ここに来て初めてのイベントだ、楽しみ
朝から慌ただしく準備をしていると、あきつ丸が起きてしまった
あ 「…どこかに行くのでありますか?」
弥 『異変解決とやらを見に行こうかなって』
あ 「その割に重装備でありますな』
確かにC96や短剣、デリンジャーを持って行くつもりでいる、なんか危なそうなんだもの
あ 「自分も付いて行くでありますよ」
弥 『心強いね、寒いから準備して来てくれるか?』
あ 「了解であります!」
直ぐにパタパタとあきつ丸は準備を始めた、俺も始めますかね
あきつ丸は十四式を準備して来た、よく似合う
こちらもロングコートを着て準備終了した、あきつ丸はマントを纏っている
あ 「準備完了でありますな?」
弥 『あぁ、行くとするか』
そうして目的地である神社に出発した、車で向かう事にしよう
………
……
…
神社に着くと、もう霊夢達は出発するところだった、少し遠くから話しかけられる
魔 「お前達も行くのか⁉︎」
弥 『そのつもりだ!』
魔 「私達は白玉楼に向かう!、早く来いよな!」
弥 「分かった!、ありがと!」
魔理沙は大きく手を振って行ってしまった、白玉楼ってどこ?
あ 「白玉楼って何処でありますか?」
弥 『知らない、聞いたことないな』
あ 「どうするでありましょうか」
弥 『まぁ、最悪紫さんにお願いしよう』
あ 「そうするでありますね、じゃあ今日も適当に動くんでありますな」
弥 『ま、そういう事だね』
そうして俺たちは車に乗り込んだ、
少し走って行くと防寒着に身を包んだ少女がいた、しかし雰囲気は寒々しく雪女を彷彿とさせる
? 「ふふ、くろまく〜」
何かを喋りながらふわふわと浮いて居た、スルーに限るな
直ぐ脇の小道に乗り入れようとした時だった
? 「そこの妖怪さん?、ちょっとお待ちなさい」
そう言いながらこちらに近づいてくる、敵意は感じ無いが…、車から降りた方が良いのか?
? 「貴方見ない顔ね、どこから来たの?」
側から見たら車に話し掛けている少女である、絵面がシュールだな
あ 「降りた方が良いのでありましょうか?」
弥 『分かんないわ、どうするよ』
? 「あら、中に人影があるわね」
バレたようだ、降りるかな
あ 「バレたみたいでありますよ」
弥 『仕方ない、寒いけど降りるとしますか』
エンジンを止めサイドを引く、ドアを開けると厳しい冷気が車内に入って来た
弥 『こんにちは、初めまして』
? 「あら、こんにちは、貴方は誰?」
弥 『弥生です、こちらはあきつ丸です』
? 「へぇ、私はレティ•ホワイトロックよ、貴方達は冬を終わらせに来たの?」
弥 『いいえ?、野次馬に来ただけです、スペルカードもまだありませんし』
レ 「本当に野次馬に来ただけなのね…、襲う気無くしたわ、行っていいわよ」
そうしてまた車に乗り込み、その場を去った、レティとはまた会う事になりそうだ
……
…
森の中に進んで行くと、ボロボロの廃屋があり、そこの前で猫の様な少女が居た
エンジン音が遠くから聞こえて居たのか、こちらに威嚇している
? 「ここは私達の領域だ!、今すぐ立ち去れ!」
まさに猫の様に威嚇してくる、そこまでの事はまだしてないんだけど
ドアを開けると思い切りそこに弾幕をぶち込んで来た、腕だと思ったのだろうか
? 「もう一度言う!、今すぐ立ち去れ!」
仕方ない、引き返すとしますか、ギアをDに入れ加速し、猫娘を支点としサイドターンする
猫娘は咳き込んで居たが知ったことじゃない、白玉楼はどこにあるんだろうか
あ 「これは紫さん呼んだ方がいいんじゃ…」
弥 『そうだな、どこにあるかわかんないし』
紫 「呼んだかしら?、さっきはウチのがごめんなさい」
弥 『さっきの猫娘は知り合いなんですか?』
紫 「えぇ、うちの式の式よ」
あ 「またややこしいでありますな」
弥 『そうそう、白玉楼ってどこですか?』
紫 「あら?、貴方も異変解決に?」
弥 『いいえ?、ただの野次馬です』
紫 「…そう、白玉楼は空の上よ、連れて行きましょうか?」
弥 『頼みます、車じゃ行けないので』
紫 「ホント不便よねぇ、鋼鉄の鳥でも作ったらどう?」
弥 『俺空を飛ぶの苦手なんです、そもそも重力に逆らうのが間違いですよ…』
あ 「自分もそう思うであります…」
紫 「情けないわねぇ、それじゃ行くわよ」
そうして車ごと隙間に落とされた、最近雑な気がする
……
…
落とされた先は橋の上だった、ミシミシと木が悲鳴を上げている、早々に退くべきだろう
ギアをDに入れてゆっくりと滑り出す、橋には多大なダメージが入っただろう
ふと上を見ると、魔理沙と銀髪の子が弾幕ごっこをしていた、すげぇ綺麗
よく見ると霊夢と着物の人も戦っている、こりゃ凄いな
紫 「綺麗でしょう?、これなら妖怪との力の差も出難いし、人間が異変を解決しやすくなるの」
弥 『理に適っているって事ですか、よく出来たルールですね』
紫 「そう!、ルールを破れば手痛い報復が待ってるしね」
弾幕ごっこの話をしている時の紫はイキイキとしていた、余程好きなのだろう
弥 『それじゃ、もっと近くに行きましょうか』
桜の木がそびえ立つ庭の隅に車を停めた、しばらくは弾幕をあきつ丸と眺めることにする
インフルになった、流石にキツイですね