ドラえもん のび太の転生ロックマンX   作:赤バンブル

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この間ED3通り考えているって活動報告で言っていたけど・・・・・・・今回の話書いて通常EDでいいやと思いました。


エニグマ完成

電子要塞内

 

「ヒャクレッガーって・・・・・あの戦死した特A級ハンター?」

 

アイリスは目の前にいるヒャクレッガーを見て言う。かつてカウンターハンター事件で死亡していることはハンターベースのアーカイブスにも記録として残っているため、ここに彼がいることに驚きを隠せなかった。

 

「全く・・・・生きていたことを知られると厄介なことになるというのに・・・・・困ったハンターたちだ。」

 

ヒャクレッガーは首をひねりながらため息をする。

 

「何故お前が生きているんだ?お前はカウンターハンター事件でエックスに破壊されたはずだぞ?」

 

「その通り、一度死んださ。己がイレギュラーに墜ちたという事を知りながらな。だが、この通り生きている。」

 

「・・・・・・まさか、Dr.ワイリーか?」

 

「Dr.ワイリー?はて、何故100年以上昔に消えたマッドサイエンティストの名前が出るのかわからないな。」

 

(・・・・奴とは絡んでいないのか?だとしたら誰が・・・・・)

 

「お生憎様、俺たちは忙しいのでね。この世界が終わる前に仕事を済ませたいんだ。邪魔しないでもらえませんかな?ゼロ隊長殿。」

 

「くっ・・・・・」

 

ゼロは再び膝をつく。どうやらウィルスが全身に回って来たらしい。

 

「流石のお前でもウィルスに完全に耐えきることができなかったようだな、尤も今の俺のウィルスはエックスと戦った時の2倍の効力になっていたからよく耐えきったと褒めたいところだね。」

 

ヒャクレッガーは、そう言いながら次の標的をアイリスに変える。

 

「!」

 

「お前は確かアイリスだったな?まさかレプリフォースのオペレーターがハンターに転職しているとは・・・・・・余程イレギュラーハンターは、弱体化したようだな。」

 

「自分のいた組織を侮辱するんですか?」

 

「侮辱?クッ、クックックッ・・・・・それはこっちのセリフさ。ハンターであった俺をシグマに洗脳されたという理由だけで破壊する。・・・・・今までイレギュラーから人間を守るために戦ってきた俺に対しての仕打ちにはひどすぎると思わないのかい?」

 

「それは・・・・・・」

 

「まあ、アリゲイツやクラブロスのように自ら傘下に下る輩もいたのは事実なんだがね。所詮レプリロイドはVAVAのように自分の存在を誇示させようとするのが本来の姿なのかもしれないな。」

 

「・・・・・・・」

 

アイリスは距離を取りながらバスターを展開する。同時にヒャクレッガーも尾のパーツを分散させて自分の周囲をガードするかのように周回させる。

 

「言っておくが俺も時間をあまりかけていられないのでな。さっさと動けなくなってもらうぞ。」

 

「私たちも同じです。ここからエネルギーカートリッジを譲ってもらってエニグマに取り付けないと・・・・・」

 

「エニグマ?あのハンターベースに残っていた骨董品か。あれで何ができるというんだ?」

 

ヒャクレッガーは、マグネットマインをアイリスに向けて発射する。アイリスはバスターで迎撃しながらサーベルを展開し、ヒャクレッガーに向ける。

 

「雷神撃!」

 

「おっと。」

 

ヒャクレッガーはすぐに消えるように回避し、天井に位置を変え尾を飛ばす。

 

「はっ!?」

 

「このパーツの一つでもお前の体に撃ち込めば、そこにいるゼロ同様に動けないようになる。」

 

「・・・・なら、これならどうかしら?」

 

「ん?」

 

アイリスはバスターをチャージし、床に打ち付ける。

 

「ギガクラッシュ!!」

 

「!?」

 

バスターから放たれたエネルギーは床で拡散し尾のパーツを破壊すると同時にヒャクレッガーの顔を掠った。

 

「・・・・・・・」

 

ヒャクレッガーは顔の破損に驚きながらアイリスを見る。

 

「これは・・・・・・・」

 

「私だってゼロを支えるためにこの道に入ったの。甘く見ないで!」

 

「・・・・・・・面白い。」

 

ヒャクレッガーが床に着地し、アイリスと対峙する。

 

「あのエックスと一緒にいたマーメイド型を思い出したよ。そう言えばアイツもお前と同じ元非戦闘型だったな・・・・」

 

ヒャクレッガーは、そう言うと体の回路を何か作動させたのか青く発光し始める。

 

「ここからは本気で仕留めさせ・・・・・」

 

「ヒャクレッガー!!」

 

「むっ。」

 

目の前に降りてきた別のマントの男の出現でヒャクレッガーは、発光を止める。

 

「お前か。」

 

「既にデータの回収は終わった。邪魔者を始末するのにいつまで手間取っている?」

 

マントの男は、ビームソードを展開しながら言う。

 

「だが・・・・・」

 

「だがではない。我々は飽くまで目的のためにこの世界に戻ってきたのだ。そこらにいるハンター共を始末するために来たのではない!」

 

「くっ!」

 

マントの男にビームソードを突き付けられ、ヒャクレッガーは、不服そうにしながらも手を引く。

 

「・・・・・お前の言うことはもっともなことだ。少し残念だが手を引こう。」

 

そう言うとヒャクレッガーは手を引く。マントの男は、身動きが取れないゼロの方を見る。

 

「・・・・・ゼロ、まさかこんな所でまた会うことになるとはな。」

 

「お前まで俺のことを知っているのか?一体何者なんだ?」

 

「知る必要はない。ヒャクレッガーも言ったがこの世界はもうじき終わる。レプリロイドも人間も跡形も無くなる。まあ、掃除してくれたシグマには感謝しないといけないがな。」

 

マントの男はそう言いながらゼロにビームソードを向ける。

 

「・・・・・・しかし、奴には頼めないことが一つだけある。それはお前の命を刈り取ることだ。」

 

「何ッ!?」

 

「俺はお前たちが憎い。本当はエックスを始末したいところだが奴の番まで時間がない。腹が立つが奴への見せしめとして・・・・・・奴に殺されたマンダレーラのために死んでもらう!!」

 

マントの男はその奥から見える怨念に満ちた目でゼロに斬りかかろうとする。

 

「ゼロッ!!」

 

「くっ!まだ、体が・・・・・・」

 

「死ね!!」

 

ビームソードがゼロの体へと迫る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う、うぅ・・・・・・・」

 

「何?」

 

「・・・・・なっ!?」

 

しかし、二人の間にクラーケンが割り込み、ゼロの代わりにソードで体を斬られていた。

 

「クラーケン!?」

 

「貴様・・・・・・・」

 

「これで・・・・・・いい・・・・・・・・・・やったあなたに会えそうね・・・・・・・・オクトパルド・・・・・・・」

 

クラーケンはそのまま倒れる。

 

「クラーケン!!」

 

「邪魔をしてくれたのものだ・・・・・・・このくたばり損ないが!!!」

 

マントの男は、凄まじい殺気で彼にとどめを刺そうとする。だが、ゼロはセイバーを引き抜いてビームソードを防ぐ。

 

「ヌヌヌ・・・・・・・」

 

「エックスへの見せしめだと?・・・・・・・先に手を出したのはお前たちの方だろ!!」

 

ゼロはマントの男に向けてアースクラッシュを放とうとする。それを察したのか男は瞬時に離れ、その場から消える。

 

「どこだっ!?」

 

『ゼロ・・・・・・・俺の目的は飽くまでエックス・・・・・・・動けなかったから始末しようと思ったが動ける以上ダメージを負う覚悟でやり合うつもりはない。腹が立つがこの場は去るとしよう。地球が壊滅したのちに貴様らの骸があったら粉々にしてやるがな。さらばだ!』

 

「待て!」

 

ゼロは叫ぶが周囲にはもう反応はない。ゼロはアイリスと共に倒れたクラーケンの元へと駆け寄る。

 

「クラーケン!」

 

「・・・・・・・」

 

「おい、しっかりしろ!!」

 

傷は彼の動力炉にまで達し、致命傷だった。

 

「ダメだわ・・・・・これじゃあ・・・・・」

 

「いい・・・・の・・・・・・」

 

クラーケンは虚ろな目で二人を見る。

 

「何故、俺をかばった?」

 

「あなたたちが・・・・・・まだ・・・・・き・・・・ぼうを・・・・捨ててなかった・・・私は・・・・もう、諦めていたのに・・・・・・・それに・・・・・・」

 

クラーケンはアイリスを見る。

 

「その子の目を見てたら・・・・・本当に救えるんじゃないかって・・・・・思えたのよ・・・・・・」

 

「クラーケン・・・・・・・」

 

「ハッハハ・・・・・・私はもう逝くわね・・・・・・向こうでオクトパルドが寂しがっているかもしれないし・・・カートリッジなら持ってっても構わないわ・・・あなたたちも・・・・・・悔い・・の・・・・ないよ・・・・・・う・・・・・・」

 

クラーケンはそのまま目を閉じて機能を停止する。ゼロはそっとクラーケンを寝かせる。その顔はなぜか穏やかに感じた。

 

「・・・・・やっぱり、オクトパルドのこと・・・・・気にしてたんだな。」

 

彼も元イレギュラーハンターで、エックスとの戦いで死亡したランチャー・オクトパルドとは親しい間柄だった。そんなオクトパルドが死亡した後、彼は闘いに疑問を感じてハンターをやめた。

 

「こいつは、エックスとは同じように戦いに疑問を感じて自らハンターをやめた。ある意味でコイツはレプリロイドの中で初めて戦いの虚しさを知ったのかもしれないな。」

 

「ゼロ・・・・そうかもしれないわね。」

 

二人は、クラーケンの最期を見届け、急いで彼が指名した場所へと向かう。

 

そこには確かに大容量カートリッジが置いてあった。

 

「転送装置はプログラムデータぐらいしか送れないか・・・・・・仕方ない。時間がかかるが安全ルートで帰還するぞ。」

 

二人は慎重にカートリッジを運び出し、ライドチェイサーに繋げて運び出していく。二人が脱出すると同時に施設は爆発する。

 

「・・・・・・・・クラーケン、あの世でゆっくりオクトパルドの話を聞いてやれ。アイツも寂しがっているだろうからな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンターベース

 

「ただいま~。」

 

マンドリラーは、運送用メカニロイドに乗ってハンターベースに帰還する。丁度同じく、マーティも海の方から戻ってきた。

 

「二人とも戻ったか・・・・・・ビートブードとホーネックはどうした?」

 

通信室で戻ってきた二人を見てシグナスは首を傾げながら言う。

 

「二人なら博士を連れて行くって言って残っているよ?」

 

「ホタルニクス博士をか・・・・・あの人が早々来てくれるとは思えんが・・・・」

 

「それはそうとマッコイーンが海の使用を許可してくれたわ。」

 

「あっ、そうだ。はい、レーザー装置。」

 

レーザー装置を受け取るとシグナスはダグラスにすぐに取り付けにかかるように指示を出す。

 

「後、これエックスの強化アーマー・・・・・そう言えばエックスは?」

 

「エックスは、怪我の手当てを受けているはずよ。ドップラー博士が診てくれているから心配ないと思うけど。」

 

「そう・・・・じゃあ、エイリア。このプログラムお願いね。」

 

そう言うとマーティはミニドラとラッシュを連れて部屋から出て行く。

 

「そ~そ~俺もビートブードから預かっていたよ。」

 

マンドリラーは、ケースからプログラムデータを手渡す。

 

「さっきゼロたちからプログラムデータが転送されてきたわ。カートリッジも届くし、これなら間に合うかもしれないわ。」

 

「あぁ・・・・後は、うまくユーラシアを破壊できることを願うばかりだ。」

 

シグナスは、外にあるエニグマを見ながら言う。エニグマの方ではダグラスとアルバイターたちがエニグマにレーザー装置と加工したオリハルコンを取り付けている最中だった。

 

「急げ!後10時間を切ったぞ!シャトルの作戦が残ってるからって手を抜くんじゃねえぞ!!」

 

「「「「「はい!!」」」」」

 

「ジャイロマン、レーザー装置は取り扱いを丁寧にだ!エネルギー加速装置の代わりだからな!」

 

「はい!」

 

ジャイロマンは飛行しながらレーザー装置を丁寧に取り付ける。

 

「ストーンマン、お前はしっかり支えとけ!」

 

「おう!」

 

ストーンマンは、エニグマのエンジンと砲身をオリハルコンで加工された新品に取り換えるために巨大な砲身などを取り換える。それをグラビティーマンがグラビティーホールドで浮かせて、ゆっくりと下ろす。

 

「グラビティーマン、間違って重くして落とすなよ!」

 

「あ~い~。」

 

「ウェーブマン、海水の引き上げは冷却水も含めてだ。給水作業をもう少し早く!」

 

「了解!」

 

「クリスタルマン!」

 

「間食の焼きそば出来たぞ!」

 

クリスタルマンは、エプロンの格好でスターマン、ナパームマン、チャージマンにできた焼きそばを配らせる。

 

「よくやった!!・・・・・・って食ってる場合か!?」

 

「えっ?焼きそばパンの方がよかった?」

 

「そう言う意味じゃねえ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・」

 

その裏では密かにシャドーマンがエニグマの回路の一部を別のものに付け替えたというのは誰も知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一時間後

 

メディカルルーム

 

「・・・・・・・・」

 

治療を受けて部屋で仮眠をとっていたエックスはゆっくりと起き上がる。

 

「エックス?」

 

すぐ隣では、マーティが椅子に座って自分のことを見ていた。

 

「マーティ・・・・・」

 

「怪我をしたって聞いたから心配してたのよ。ドップラー博士が修理してくれたからよかったけど。」

 

「・・・・・・」

 

エックスは暗い表情で起き上がる。

 

「・・・・・海の方は?」

 

「マッコイーンが許してくれたわ。ミニドラもついてきたからかもしれないけど。」

 

「ドラララ!!」

 

マーティの膝の上でミニドラははしゃぎながら笑う。

 

「・・・・そうか、後は?」

 

「ビートブード達の方はホタルニクス博士が研究所を捨てたくないって駄々をこねたこと以外は、うまくいったみたい。ゼロの方はさっき戻ってきたところよ。・・・・・・クラーケンは亡くなったそうだけど。」

 

「・・・・・・・」

 

エックスはそれだけ聞くとベッドから出て部屋を出る。

 

「エックス?」

 

「いや、いいんだ。みんな無事に戻って来たなら・・・・・・」

 

エックスは、通信室の方へと歩いて行く。

 

後どのくらい時間が残っているのか。

 

エニグマは完成したのか。

 

もし失敗した場合のことも考えなければならない。

 

「ちょっと!」

 

マーティに手を掴まれ思考を止める。

 

「もう少し休みなさいよ。エニグマはもうすぐ完成するんだし。」

 

「・・・・・・シグナスに確認してくるんだ。シャトルもパーツが必要だろうから。」

 

「だからって・・・・・また、一人で行くことはないじゃない!せめてエニグマが成功したかどうかだけでも・・・・・・・」

 

「時間がないって言っているだろ!!」

 

「キャッ!?」

 

エックスに突き放され、マーティは尻餅をつく。エックスは、そのまま去ろうとしたためマーティは流石に怒って先回りして立ち塞がる。

 

「いい加減にしなさいよ!いつまでも引っ張ってたってしょうがないでしょ!そんな・・・・・・」

 

「俺は・・・・・・・・また助けられなかった・・・・・・・」

 

「えっ?」

 

マーティは、エックスの顔を見て言葉を失う。その顔は悲しみに満ちていた。

 

「俺は・・・・・・みんなを・・・・・・・・人間を守るために戦い続けてきた。でも、戦いが終わるたびにまた、次の戦いが起きる。何度も何度も・・・・・・・・・オリハルコンを回収した時もそうだった。グリズリーはまだイレギュラー化してなくて至って正常だった・・・・なのに・・・・・なのに俺は・・・・・・・・」

 

その悲しげな眼を見てマーティは気がついた。

 

エックスは、平和のために何度もシグマと戦ってきた。

 

現れては倒し、また現れてはまた倒し・・・・・・

 

しかし、そのたびにシグマは復活し、束の間の平和は呆気なく崩れ去ってしまう。

 

元々エックスが前世から争いをあまり好まないことを帰ってしまったしずかから聞いていた。

 

今では後輩や部下たちからは頼りになる存在となっているがその心は誰よりも傷つきやすかった。

 

かつて、ドップラーの反乱の時自らを「鬼」にしたように。

 

カウンターハンター事件では、洗脳されていたオストリーグ、コンピュータハッキング事件ではミディの兄 テクノ、レプリフォース大戦ではジェネラルを救うことができなかった。

 

多くのイレギュラーと戦い続け、終わりのない戦いは自分の存在そのものが戦いを引き寄せているのではないかと考えるほど追い詰めていた。

 

「教えてくれ・・・・・・マーティ。俺はいつまで戦い続ければいいんだ?俺は・・・・・あと何回同じレプリロイドを破壊し続ければいいんだ?」

 

「・・・・・・・・ごめん・・・・・」

 

その瞳から涙が零れ落ちたエックスをマーティは優しく抱きしめた。

 

「ごめんね・・・・・・・エックスを支えているつもりだったのに・・・・・・」

 

今まで隣にいて多くの戦いを経験していたのにもかかわらず、本心に気づかなかったことを詫びながらマーティは、泣きながらエックスの頭を撫でる。

 

「本当にアタシって駄目な奥さんね・・・・・・・すぐ傍にいるのに気づかないなんて・・・・・・」

 

「・・・・・マーティ・・・・・・・」

 

「・・・・・でもね、エックスが無理していなくなったりしたら一番つらいのはアタシなんだよ?」

 

「・・・・・・・」

 

「それに約束したでしょ?いつでもどこでも傍にいるって。」

 

エックスと顔を合わせながらマーティは言う。その言葉で気持ちが和らいだのかエックスの目から涙が止まることなく流れて行く。

 

「アタシは後悔しない。エックスと一緒に生きてきたことを、結婚したことも、辛いこともみんな。」

 

「・・あ・・・・あぁ・・・・・・」

 

エックスはマーティを強く抱きしめた。そして、思いっきり泣いた。

 

「うんうん・・・・・今は思いっきり泣いていいわ。辛い思いを吐き出して。」

 

「う、うぅ・・・・・・・」

 

エックスは、彼女の温もりを感じながらその場で泣き続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・っで、なんだコイツらは?」

 

一方ゼロは一通り組みあがったエニグマを背に後ろにいるアルバイターたちに指を指す。

 

「コイツらとはなんだ!我々は――――――――――」

 

「グラビティーマン!」

 

「ストーンマン!」

 

「ナパームマン!」

 

「チャージマン!」

 

「ジャイロマン!」

 

「クリスタルマン!」

 

「スターマン!」

 

「ウェーブマン!」

 

「「「「「「「「我ら八人揃って時給戦隊アルバイ・・・・・・」」」」」」」」

 

「お前らここでは静かにしろ!大事な作業中なんだぞ!」

 

名乗りを上げている最中にしびれを切らしてダグラスは、8人に怒鳴る。

 

「まだ、途中なのにぃ~!!」

 

「我々のポーズを遮るなんて・・・・・・・親方の鬼!」

 

ダグラスに不満を漏らす8人の身体に付いている「W」マークを見てゼロは少し複雑な表情をする。

 

「こいつらまさか・・・・・・・・・・」

 

8人は気づいていないようだがゼロはなんとなく理解できた。

 

 

 

この8人・・・・・間違いなく自分の兄たちだと。




いよいよX5のボス戦(とは言ってもそこまで戦っていない)も折り返し点へ。

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