何とか間に合った・・・・・・
そんなわけで『ドラえもん のび太の転生ロックマンX』連載2周年!!
22世紀 アチモフ城 中心部
「リングマンさん?」
アイリスはスカルマンの隣になっているリングマンの姿を見て驚く。
「無事だったのか!?」
サーベルを展開してブラックゼロと斬り合いを始めているゼロもその姿を見て思わず言う。
「・・・・・・」
「なんか様子が変だよ?」
ドラえもんはバスターを構えながら一言も言わないリングマンに対して違和感を感じる。
「スカルマン、まさかアンタがこんなところに来てくれるとは助かったぜ。あんな近距離から攻撃されたら流石の俺も危なかったよ。」
スカルバリアを収納するスカルマンに対してダイナモは親しげに声をかける。
「フン、報告があって来ただけだ。お前を助けたのはついでだ。」
「あらまっ、そりゃないね・・・」
スカルマンはアチモフの方を見る。
「Dr.アチモフ、吉報だ。このタイムパトロールのリングマンを研究所に侵入したところを捕らえて改造した。」
「なんだと!?」
「何処を見ている!」
「くっ!」
スカルマンの言葉にゼロは動揺するがブラックゼロの攻撃を前によそ見をすることができない。
「改造って・・・・・・・・貴方は自分の兄弟を・・・・・」
「悪いな、今の俺はこの博士の仲間だからな。邪魔をするというのなら例え兄弟であろうと利用する。」
愕然とするアイリスに対してスカルマンは冷淡に答える。
「・・・・・兄弟、最初の仕事だ。博士に仲間になった証拠としてそこの嬢ちゃんたちを倒してみせろ。」
「・・・・・・・」
スカルマンに命令されるとリングマンはリングブーメランを両手に持って手始めにアイリスに攻撃を仕掛ける。
「や、やめてください!リングマンさん!?」
「・・・・・・・・」
攻撃を避けながらアイリスは彼を説得しようと試みる。だが、彼は全く動じる様子はなく間合いを詰めていく。
「敵・・・・排除する・・・・・」
「こんなことしてエリカさんとリングちゃんはいいんですか!?貴方には大切な家族がいるじゃないですか!!」
「俺にそんなものは・・・・・ない!!」
彼女の説得に対して言い切るとリングマンは、リングブーメランを投げて攻撃する。
「「アイリスさん!?」」
「おっと、お前たちは俺が相手だ。」
アイリスの援護に回ろうとするドラえもんとドラミの前に、スカルマンがスカルバリアーを再展開して立ちはだかった。
「そこを退くんだ!」
「退かせるもんなら退かせてみせろ。お前らにそのぐらいの力があるというならな。」
ドラえもんとドラミは同時にバスターを発射するがスカルバリアーにより無力化されてしまう。
「バスターが効かない!?」
「俺のスカルバリアーがそんなチンケな豆玉で破れると思っていたのかよ!!」
スカルマンはスカルバリアーの電磁波の出力を上げ、範囲を広げることでドラえもんとドラミを吹き飛ばす。
「うわぁっ!?」
「きゃっ!?」
強化アーマーによって守られているとはいえ、電磁破による電流の威力は凄まじく体が大きく痺れた。
「な・・・なんて威力だ・・・・・」
「おいおい・・・・・この程度で音を上げちまうのか?」
「くっ・・・・・プラズマチャージショット!!」
ドラえもんは痺れてうまく動けない状態でスカルマンに向けてプラズマチャージショットを放つ。スカルマンはすんなりと弾を避け、リングマンと交戦していたアイリスに命中してしまった。
「キャッ!!」
「しまった!?」
「情けねえな、仲間に当てちまうなんてよ。」
彼はそう言いながら腕のバスターを展開してドラえもんに向かって撃つ。
「ギャッ!?」
「お兄ちゃん!?」
バスターの攻撃が命中したドラえもんはそのまま吹き飛ばされて気を失う。
「ドラえもん!」
ゼロはブラックゼロの攻撃を回避すると一回下に降りてドラえもんを助けようとする。
「俺を相手に背中を見せていいのか?」
ブラックゼロはバスターを展開し、チャージを開始する。
「ちっ!」
ゼロは降下しながらバスターを展開するがブラックゼロの行動は予想と反したものだった。
「アローレイ!!」
「何ッ!?」
ブラックゼロは空中で制止すると同時にレーザーがゼロの背後から当たる。
「ガッ!?」
背後から攻撃されて怯むゼロだったがブラックゼロの攻撃は終わらない。セイバーを引き抜いて断地炎、氷烈斬のような構えをしたかと思いきや鋼鉄の剣に変化させ落下してきた。
「落鋼刃!」
「くっ、アースクラッシュ!!」
避けられないと判断してゼロは急いで体勢を立て直してアースクラッシュを発動する。アースクラッシュの衝撃波による瓦礫はブラックゼロへと向かって行く。
「・・・・・フン、パワーギア!」
ブラックゼロは飛んでくる瓦礫を気にすることなく体を赤く発光させ、ゼロに向かって巨大な岩を出現させる。
「馬鹿な・・・・・俺にはエックスのような特殊武器のトレースシステムは組み込まれていないはず・・・・・」
「だから一緒にするなと言ったはずだ。グランドダッシュ!!」
ブラックゼロは不機嫌そうな表情を浮かべると巨大な岩にタックルをしてゼロにぶつける。
「グワアア!?」
岩はゼロに重い一撃を喰らわせると倒れて伸びていた巨大ドラメッドの顔面にヒットする。
『フグッ!?』
ドラメッドは顔を押さえてのたうち回る傍ら、ゼロもグランドダッシュを受けた反動で一時的に行動不能状態へと陥る。
「ゼロ!!」
アイリスはダウンしてしまったゼロを回収しようと動くが、リングマンから目を離した瞬間に拘束用のリングが彼女の手足を抑える。
「キャッ!?」
「アイリスさん!」
戦えるのはとうとうドラミのみとなり、彼女もまたスカルマンとリングマンに挟み撃ちの状態となってしまった。
「流石はゼロとスカルマンっしょ!四人をあっという間に倒すとは・・・・私も鼻が高いっしょ!!」
「パパ・・・・・・お兄様はそうだけどあっちは私が直したのよ?」
アチモフたちが機嫌がいい一方ドラミは緊張しながら二人を相手にする。
「みんな・・・・・どうすれば・・・・・」
ドラミは身動きが取れなくなったドラえもんたちを見ながらバスターを構えるがここでリングマンが拘束したアイリスを掴み上げる。
「リングマンさん・・・・・・・・」
表情一つ変えないリングマンはアイリスをしばらく見るとドラミの方を見て言う。
「・・・・・・・ドラミ、親友テレカを使え。」
「えっ?」
リングマンの言葉に対してドラミは驚く。
「ん!?どういうことっしょ?」
「・・・・・お前がドラえもんから万が一のために親友テレカを渡されていたことは知っている。使わなければこの女の命はないぞ?」
リングマンはリングブーメランを彼女の首元に向ける。戦闘用に改造されているとはいえ、現在拘束されているアイリスにこれを防ぐ手段はない。
「そんな・・・・・・」
「リングマン・・・・お前・・・・・本当に奴らの仲間になっちまったのか!?」
ゼロは何とか起き上がろうとする。が、ブラックゼロに後ろから踏みつけられて倒れてしまう。
「グッ!」
「お前はそこで寝ていろ。親父の計画が成功した暁にはあのジジイの見せしめとして俺自身の手でスクラップにしてやる。」
「貴様・・・・・・・」
『ぬううううう・・・・・そうはさせないである!!』
そこへようやく巨大ドラメッドが起き上がる。
「やれやれ・・・・・性懲りもなく起き上がるもんだね・・・・」
その様子を見てダイナモは面倒くさいような仕草をする。
「さあて、ドラパンさんよ。あっちはアンタの仕事だぜ?」
「くっ・・・・・・」
目の前の戦闘で呆然としていたドラパンだったが再び現実に引き戻されて葛藤する。そんな彼に対してダイナモは追い打ちをかけるようにつぶやいた。
「いいのかな?ちゃんとお仕事しないとそこの彼女の首輪の装置・・・・・・やっちゃうよ?」
「!?」
ドラパンが驚愕の表情を浮かべているとダイナモは手に非常に小さな差し歯の形をしたスイッチを出す。
「あっ、私の差し歯型コントローラー!ダイナモ、いつの間に!?」
「いつの間にも何も親父が姉ちゃんにメンテナンス頼んで預かったきりじゃないか。まさかうっかり忘れて普通の差し歯を勘違いしていたのかよ?」
「ギクッ!?」
「何っ!?」
うっかりした表情をするアチモフに対してドラパンは思わず叫ぶ。
しかし、それも長くは続かなかった。
「おっと、アンタはお仕事優先だぜ?」
ダイナモはスイッチを押す。するとミミミの首輪が赤く点滅し、締め付けられるような痛みが襲い始めた。
「キャアアアアアアアア!!」
「ミミミ!?」
「ク・・・・・・苦しいぃいいい!!」
首輪を押さえながら苦しみ始めるミミミを目の前にドラパンは焦る。その様子を見てドラメッドとドラミは、何かを察していたようだが人質に取られたアイリスは自分を捕らえているリングマンもその様子をじっと見ていたことに気が付く。
「・・・・・・・・・・」
(あの目・・・・・もしかして・・・・・)
「わかった!言う通りにする!!だから・・・・・・だから、もうやめてくれ!!彼女が死んでしまう!!」
「わかればいいんだよ。」
ダイナモはすんなりとスイッチを切る。同時に苦しんでいたミミミは気を失い、彼女をゆっくり寝かせるとドラパンはドラメッドへと向き直る。
「・・・・・勝負だドラメッド!!」
その様子は初対面の時の余裕は全くなく、非常に焦っているのはドラメッド本人からも理解できた。
ドラメッドはそっとドラミと目を合わせると彼女も意見は同じだと理解した。
『・・・・・なるほど、そう言うことであるか。』
ドラメッドは先ほどの怒りをおさめ、巨大化を解いた。このまま戦闘を行うかと考えていたドラパンはこの判断に驚いた。
「んん!?どういうつもりだ!?」
「・・・・・まずは、これである。」
ドラメッドは懐からタロットカードを取り出して一同の前でパッと回転させる。
「ドラメーディア・タロトーリア・ウラナイーノ・・・・パッ!」
タロットカードは瞬く間に彼の手元へと戻り、その中の一枚が飛び出して手に受け止めてその絵柄を見る。
「・・・・・・フッ、やはりそういうことであるか。ほれ。」
ドラメッドは納得した顔をするとカードをドラパンに向かって投げる。カードを受け取ると絵柄は正義をつかさどる『Justice』だった。
「これは?」
「『正義』をつかさどるタロットカードである。」
「正義だと!?私を馬鹿にしているのか!?」
ドラパンが叫んでいるのに対してドラメッドは落ち着いた表情で対応する。
「ドラリーニョが何故テレカを使ったのかこれでようやく理解したある。吾輩もお主を信じるである。」
ドラメッドがそう言うと親友テレカを懐から取り出して掲げる。
「親友テレカ!!」
「なにっ!?」
あれ程使うのを躊躇っていた親友テレカを使うのにドラパンは愕然とした。
「ドラパン、早くコイツをキンキンにするっしょ!!」
「うっ・・・・・・・」
「どうした、ドラパン?吾輩をキンキンにしないのであるか?」
挑発するドラメッドであるがドラパンは戸惑う。そこへドラミがエアダッシュで駆け付ける。
「キッドの仇よ!」
そう言うと彼女はアーマーの中に手を突っ込む。その様子にアチモフたちも先ほどのリングマンの言ったことが張ったりではなかったことに気が付く。
「まさか・・・・・これは・・・・・」
「親友テレカ!!」
ドラミも親友テレカを翳し、効力が倍増する。周囲に振動が起こり始め、気を失っていたドラえもんもその影響で目を覚ます。
「ウゥ・・・・ハッ!?この振動はまさか!?」
ドラえもんはテレカを翳しているドラミたちを見て飛び上がる。
「ど、ドラミ!ダメだ!!使っちゃ・・・・」
慌てて駆けようとするが目の前にスカルマンがスカルバリアーを展開され、行く手を阻まれる。
「少し大人しくしてろ。直に終わるんだからな。」
「うぅう!!ドラミ~!!!」
ドラえもんが何とか行こうとしている中、アチモフは中々動こうとしないドラパンに苛立ち始める。
「こら、ドラパン!!ミミミがどうなってもいいのか!?」
「~~~~!!!」
近くではダイナモがスイッチを握っている。
後戻りはできない。
「・・・・・・クッ!キンキンステッェエキイィイッ!!」
二人の目の前にステッキを翳し、光を発する。
「だ、ダメだぁぁぁあああああああああああああ!!」
22世紀 タイムパトロール本部
「長官、警部とゼロさん、アイリスさんとドラえもん君の反応は確認できますが・・・・・・・」
本部では上空で四人の反応が著しくない様子に不穏な空気が漂っていた。
「・・・・・いや、まだだ。彼らを信じよう。」
「ですが・・・・」
唯一一同の無事を信じている長官に対して隊員たちは不安をぬぐい切れずにいたがそんな司令室の扉が開く。
「長官、リング警部のご婦人と弟、及びドラえもんの持ち主がお見えです。」
「・・・・ここに通してくれたまえ。」
「はい。」
しばらくすると部屋にエリカと今だ特殊ギプスが外れていないツンドラマン、そして、ドラえもんのもう一人の親友であるセワシが入ってきた。
「あっ、ママ~!!」
長官の近くでじっと座っていたリングはエリカの姿を見るなり、駆け寄る。エリカはそんな彼女を抱き上げると長官の方を見る。
「よく来てくれましたね。」
「あのぉ・・・・・・主人は・・・・・主人はどうなっているんですか?連絡がつかないと聞いたのですが・・・」
エリカは不安な表情で言う。ツンドラマンも同様だった。
「今は今回の事件の黒幕の拠点の中にいます。」
「それって・・・・・」
「心配には及びませんよ。彼は今まで多くの危険な任務をこなしてきた私たちの組織の誇りなんですから。それに・・・・今の彼には心強い仲間がついています。」
「兄さん・・・・・ゼロ・・・・」
ツンドラマンは四人の反応を見ながら無事を祈った。それはセワシも同様だった。
「ドラえもん・・・・・ドラミちゃん・・・・・無事に戻って来てね・・・・・・」
時空間 ワイリー戦艦
「・・・・ドクター。どうやら、ゼロは押されているようですぞ?」
「なぬ?」
ゼロの反応をたどっていたシグマの厳しい表情を見てワイリーは意外そうな顔をする。
「どういうことじゃ、シグマ。」
「どうやら、ゼロの近くに得体の知れないものが多くいるようです。何者かまでは把握できませんが。」
「・・・・・・(おそらく、あのコピーと仲間じゃろうな・・・・)」
シグマの答えを聞いてワイリーはアタッシュケースを見る。
「・・・・・・シャドーマン、セカンドナンバーズを召集しろ。」
「如何するおつもりで?」
ワイリーの命令を聞き、シャドーマンは質問する。
「・・・・・シグマからゼロの位置情報の最新情報を小型時空艇にインプットさせ、先に向かわせろ。そして、これをゼロに届けるのじゃ。」
ワイリーは、アタッシュケースをシャドーマンに手渡す。
「誰に任せますか?」
「メタルマンでいいじゃろう。他の面子はともかく、クイックマンはしんがりをやらせた方がいいからな。」
「御意。」
シャドーマンはそう言うとセカンズの下へと行くべく姿を消す。ワイリーは再び椅子に腰を掛けると気難しい顔をする。
「ドクターは何を考えているというのだ?」
「さあ、私にもなんなのやら・・・・・・でも、あの顔だと相当今回の件はややこしくなりそうですね。」
(回収してからすぐに戻るつもりでおったが・・・・・そう簡単には終わらせてはくれないようじゃのう・・・・止むを得んがフォルテをカプセルから出すことも考えておかんとな。)
22世紀 アチモフ城
「あぁ・・・・・・」
ドラえもんは膝を付いて言葉を失う。
目の前ではキンキンステッキの効力によって黄金像へと帰られてしまったドラメッドとドラミの姿があった。
「そんな・・・・・ドラミ・・・・・・・」
ショックのあまりアイリスを下ろしたリングマンの所にまで行き彼を叩き始める。
「薄情者!薄情者!!どうしてあんなこと言ったんだ!!飽くまで使わないはずだったのに!!何故だ!!」
「・・・・・・・・・」
「嫁と子供に合わせる顔がないと思わないのか!!おい!!」
ドラえもんは泣き出しながらリングマンに言い続けるが後ろからスカルマンに取り押さえられる。
「放せ~!!!」
「うるせえタヌキだな。ギャンギャン喚くんじゃねえよ。」
「僕はタヌキじゃな~い~!!ドラミ~!!!」
「おい、兄弟。そこの女とゼロも拘束しておけ。抵抗されたら面倒だからな。」
「・・・・・・あぁ。」
リングマンも拘束しておいたアイリスを運び出し、ブラックゼロに踏みつけられていたゼロにもリングで身動きを取れないようにした。
「リングマン・・・・・お前・・・・」
「・・・・・・・・」
ゼロに睨まれていることを無視してリングマンは、彼らを一か所にまとめて鎖で縛りあげた。
「よくやったしょっ、お前たち。トラブルがあったとはいえこれで親友テレカは7枚全部揃った。ガッ~ハッハッハッハッハッ~!!」
「「・・・・・」」
大笑いしているアチモフの姿を見ながらリングマンとスカルマンは黙々と作業を続ける。
時空間 ビッグエディー
「時空間突入30分経過、機体各部に異常はありません。」
「ワイリーのタイムマシンの反応は掴めるか?」
「難しいですね。目標は既に目的地に到着している可能性があります。」
エックスは、ビッグエディーのメインルームで状況を把握しながら時空間の流れを見ていた。
かつて、ドラえもんのタイムマシンに乗った時と同じ光景ではあるがあちらは正確な時間に行けたのに対し、ビッグエディーは不安要素が残っている。それだけに慎重に進めて行かなくてはならない。
「何かわかり次第報告してくれ。」
「了解しました。」
そう言うとエックスはメインルームから離れる。入口の方では丁度マーティが待っていた。
「どうだったの?」
「あぁ・・・・・・今のところ問題は起きていないようだがワイリーのタイムマシンの反応はまだ確認できていない。こちらが出発した時間が遅かったこともあるけどひょっとしたら奴らは先に目的地に着いてしまったのかもしれない。」
「そうなの・・・・」
「ドラえもんが向こうにいるから大丈夫だとは思うけど・・・・・できればワイリーがゼロとアイリスを捕らえる前に合流したい。このセイバーも返してあげたいからね。」
エックスは、腰に付けていたZセイバーを手に取る。今回の戦いで随分お世話になったがやはり本来の持ち主であるゼロに届けたい。その気持ちはパートナーとして共に戦ってきたマーティにも理解できた。
「そうね、アタシもアイリスにこれを返さないといけないし。アタシの場合はお守りみたいなもんで使わなかったけど。」
二人は手を取り合いながら廊下を歩いて行く。
「あの二人に会えたら最初なんて言う?」
「そうだな・・・・・まずは『心配した』とか『大丈夫だったか?』とか言うべきかな?」
「それとも『みんな血眼になって探してたのよ!』とか言う?」
「うん・・・・・・・」
ゼロとドラえもんたちが危機的状況に陥っているとも知らず、エックスたちは着実に22世紀へと進んでいた。
どうもご心配おかけしました。
本当は昨日の夜に投稿を予定していたのですが右足の膝が痛風になりそれどころじゃなくなりました(マジで死ぬかと思った)。
本作でロックマンX7をやった場合で最も生存しそうなキャラは?(枠足りないので二つに分けます)
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フレイム・ハイエナード
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バニシング・ガンガルン
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トルネード・デボニオン
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スナイプ・アリクイック
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ソルジャー・ストンコング