アチモフ要塞 メインコントロールルーム
「盗む?何を言ってるっしょ?私は放棄されていたものを直して再利用させてもらったに過ぎないっしょ。それにあんなところで放置されていれば捨てたも同然っしょ。」
怒りの表情を露にしているワイリーに対してアチモフは開き直ったようなことを言う。
『馬鹿言うな!ワシの研究所から盗んできたのだから明らかに泥棒じゃろうが!!』
「にしては、100年も放置するのはおかしいっしょ。盗まれたくなかったらちゃんと回収すればいいものを。」
『ヌヌヌヌ・・・・』
「過去の亡霊が今頃ノコノコやって来たところで私の世界征服は邪魔させないっしょ。お前のロボットたちもアチモフマシンで操ってやるっしょ!!」
『黙れぃ!!30年近くかかってマシン一台しか完成できん凡人が!!』
「なっ!?毎度毎度土下座してその場しのぎをする奴に言われたくないっしょ!!」
『言いおったな!このクワガタヘッド!!』
「黙れ!中途半端ハゲ!!いっその事きれいさっぱりに禿げるっしょ!!」
「何やってんだよ親父たち・・・・・・」
二人の言い争いをダイナモは、呆れた表情で見る。しばらく言い合うとさすがに疲れたのかモニター越しで二人は息を荒げながらにらみ合う。
『ハア、ハア・・・・・こうなれば貴様をギッタンギッタンのけちょんけちょんにして取り返してやるわ!!』
「望むところっしょ!!お前のロボットたちもアチモフマシンで洗脳して私の奴隷にしてやるっしょ!!」
『だったら、お前の寄せ集め軍団はスクラップじゃ!!ついでにそっちのゼロも回収じゃ!!』
「にゅにゅにゅにゅにゅ・・・・・・・・」
「姉ちゃん、頼むから親父を何とかしてくれよ。これじゃあ、面倒なことになるぜ。」
「無理よ、こうなったら静かになるまで待つしかないわ・・・・・」
「マジか・・・・・・」
いがみ合っているアチモフとワイリーの姿を見ながらダイナモとベルカナはそっと距離を置いて作業に戻るのだった。
宇宙空間
「シグマ、こうなったらあのクワガタヘッドジジイに総攻撃じゃ!!戦闘メカを全部出せい!!」
「了解しました。」
ワイリーの命令と同時にシグマは遠隔操作でバトルシップの後部ドックを開く。
「ジャイアントメットール!ブリキング!VAN・プーキン!ハンニャNED2!メットンガーZ宇宙仕様!ガッツタンク(宇宙仕様)!その他諸々全員奴の要塞をぶちのめせ!!」
過去のロックマンとの戦いで使用した戦闘メカを次々と発進して行く。
対するアチモフも同様に動き出す。
「にゅ~~~!!!過去の亡霊の中途半端ハゲが!!こちらも発進っしょっ!」
要塞の一部の装甲がスライドし、そこからエックスたちの世界から回収してきたのか破壊されたはずのマオー・ザ・ジャイアント、CF-0、イレギオン、宇宙仕様に変更されたと思われる超大型メカニロイドたちが次々と姿を現す。
「おのれ!ちょこちょこワシらの世界からパクリおって!」
ワイリーメカとアチモフメカ同士の戦闘が始まり、メカニロイドと戦闘メカは激しい攻防戦を繰り広げる。
マオー・ザ・ジャイアントの腕の鉄球がハンニャNED2を破壊したかと思いきやブリキングに頭部を消し飛ばされ、そのブリキングもイレギオンに切り裂かれて爆散する。
ジャイアントメットールもCF-0にタコ殴りにされ、D-REXの仕様変更品はメガメックシャークの砲撃で大爆発、それをさらにイルミナがレーザーで撃ち落とす。
地上からは確認できないが現在宇宙は巨大戦闘メカたちが戦いを繰り広げる戦場と化していた。
アチモフ要塞 中央ホール
「な、何だこの揺れは?」
セカンズの加勢により一時的に巻き返したドラえもんたちだが、外からの振動で一同は戦闘を中断していた。
「・・・・・なるほど、どうやらそちらが仕組んだようですね。ワイリーナンバーズの皆さん。」
「何っ!?どういうことだ?」
クワンガーの言葉にゼロは思わずメタルマンの方を見る。
「メタルマン、まさかだが・・・・・」
「察しがいいなゼロ。この揺れは恐らくドクターが外で戦闘を仕掛けているせいだ。今回のダブルギアシステムのデータを盗んだことと言い、お前の複製品を盗んだことと言い、かなりご立腹だったからな。おそらく外で戦闘メカを展開してここに攻撃を仕掛けているんだろう。」
メタルマンが言うのと同時に揺れは更に激しさを増す。
「我々の目的は飽くまでお前の回収だ。それ故にドクターもこの要塞を破壊しようなどとは考えないだろう。」
「そんなレベルの話じゃない!!アンタらはこの世界まで戦場にするつもりか!!」
ゼロは思わずメタルマンに詰め寄る。
「御心配には及びませんよ、ゼロ。アチモフマシンが完成すればウィルスに耐性を持つゼロとそこの娘さんを除いてこの世界のロボットは全てアチモフ博士の物となります。勿論、ワイリーナンバーズであるそちらの方々も関係なく・・・・・」
状況を呑み込めたのかクワンガー率いるアチモフ軍勢は再び戦闘態勢を整え直す。
「まずいである。道具もすべて使えない上、親友テレカはまだ奴らの手の中である。」
「マシンの完成を阻止するにしても、まずは私たちのテレカを取り戻さなければいけません。」
「よぉし、さっきは少しやられちまったけど、こんなところでへこたれていられねえ!!さっさとコイツ等を片付けて・・・・・って、なんだよ、お前ら?」
親友テレカを取り戻すためにもまずはイレギュラーたちを倒すしかないと前に出ようとしたドラえもんズたちをセカンズが制する。
「メタルマン?」
「ゼロ、ここは俺たちに任せろ。お前はDr.アチモフとか言う奴からそいつらの道具を取り戻してこい。」
メタルマンはメタルブレードを構えながら言う。同時に他のセカンズも武装を展開する。
「だが、アンタらじゃ・・・・・」
「奴らがダブルギアシステムで強化されているのは分かっている。いくら純戦闘用として作られた俺たちでも勝てるという保証はない。だが、そこの戦闘用でもない道具なしじゃロックマンにも劣るかもしれないコイツ等があれだけ持ったんだ。負けることはない。」
「・・・・・・」
ゼロは、まだ納得できなさそうな顔をしていたがスカルマンに制される。
「お前・・・・・」
「ここはワイリーロボどもの言う通りにした方が賢明だ。少なくともこの秘密道具が使えない現状じゃアイツらの方がまだまともに戦える。」
「・・・・・スカルマン。」
「今はアチモフの野郎からテレカを取り返して野望を阻止するのが先だ。ワイリーの奴についてはその後考えればいい。」
「・・・あぁ。わかった。」
スカルマンに言われてゼロは不安ではあったもののメタルマン達にこの場を任せることにする。
「おっと、そう言えばドクターからお前宛てにプレゼントがある。」
メタルマンはワイリーから預かっていたアタッシュケースをゼロに投げ渡す。
「これは?」
「ドクターがゼロに渡しておけと言われたものだ。」
ゼロは恐る恐るケースを開けてみる。
中には新造されたセイバーが二本収納されていた。
「新しいセイバー?」
ゼロはそのうちの一本を取って展開してみると自分の使っていたZセイバーとほとんど変わらない仕様だった。
「今のお前が最も扱いやすいように最適化し、出力もかつてのビームサーベル並みまで上げることができる。ドクターが腕を込めて作ったとっておきだ。あまり気が進まなかったようだがそちらの小娘のためにも作っていたようだぞ。」
「私にも?」
メタルマンの言葉にアイリスは思わずゼロの持つケースのセイバーを見つめた。その言葉に、ゼロは少し警戒する。
「・・・・・・まさか、ウィルスとか仕込んでいないよな?」
「そこまで疑うか?」
「あのジジイのことだからな。」
「ドクターはお前の状況を常に把握するために通信機を組み込みたかったそうだが組み込む余裕がなかったから安心しろ。それに以前のセイバーよりも取り回しがいいはずだ。」
ゼロは新造されたセイバーを見ながら少し考える。
正直言ってワイリーを信用することなどできるわけないし、メタルマンの言葉がすべて本当とは限らない。だが、今は目の前のことを片付けることが先決だ。
「・・・・・わかった。とりあえず使わせてもらう。」
ゼロはもう一本をアイリスに手渡すと急いでその場を後にする。
「あっ!こら、待てゼロ!!お前を倒せば俺は自分の世界に帰れるって言うのに!!」
クラブロスは慌てて去って行く一同を追いかけようとする。
「えい・・・・・こうなればスピードギアで・・・・・・」
「ドカーン!!」
セカンズの存在を気にしていなかったことが災いし、クラブロスはヒートマンのアトミックファイヤーをまともに受けて火だるまになる。
「焼きガニィイイイイイイイイイイイイイ!!」
「全く、これだから金の亡者は。」
火だるまになって悲鳴を上げているクラブロスに対してクワンガーは呆れた様子で言う。
「・・・・・さて、ワイリーナンバーズの皆さん。我々がダブルギアシステムを組み込んでいるのはご存知のようですが、あなた方には組み込まれていないようですね?」
「舐めるなよ。100年前のロボットが新世代型のお前たちに敵わないと思っていると痛い目を見るぞ。」
「ほう・・・・・大した自信のようですね。」
クワンガーはメタルマンの言葉を聞きながら特に否定する様子はなかった。
「そんなものはどうでもええわい!!ワシは戦いたくてうずうずしてるのじゃい!!」
アリゲイツは歯をガチガチと鳴らしながら言う。
「ナンバーズだがマイナンバーだが知らねえがどれでも構わねえ。精々楽しませてくれよ、100年前のスクラップども。」
「あぁ!?スクラップだと!?」
ビストレオの言葉にフラッシュマンは怒鳴る。
「乗せられるな、フラッシュ。」
「うるせえ!!俺たちがスクラップだと!?てめえらもロックマンの弟にボコボコにされてたんじゃねえか!俺たちがスクラップならてめえらは燃えないゴミだ!」
「何!?」
元々好戦的な面子が揃ったセカンズと言うこともあってイレギュラーたちといがみ合う。
中央ホールを後にしたドラえもんズたちはアチモフから親友テレカを取り戻すべく移動を始める。
「ねえねえ!そもそもアチモフの部屋ってどこなの?」
ドラリーニョは走りながら聞く。
「この要塞の上部のコックピットだ。」
「そこまではどうやって行くつもりなんであるか?」
「この先に上部に行くための転送装置がいくつも設置されている。直接行くことができないようにトラップがこれでもかと嫌らしく敷き詰められているけどな。」
質問に対してドラパンとスカルマンは移動しながら答える。
「お前・・・・・よくそこまで調べたな。」
「あの爺さんもワイリーと同じくらい碌なことしねえからな。仲間として動いていた時に場所をある程度把握しておいたんだ。まあ、アイツがワイリーぐらい抜けてるところがあったから怪しまれなかったこともあるんだけどな。」
「・・・・そ、そうなのか。」
スカルマンの容赦のない言葉にリングマンは少しばかり言い過ぎなのではないかと感じたが特に返す言葉がなかったため、そのまま聞き流すことにした。
彼の言う通り、しばらく移動すると目の前に複数の転送装置が設置されていた。
「うわぁ・・・・・・こんなに・・・・・」
「下手に入ろうとするなよ。いくつかは外に放り出される仕様になっているからな。」
一同は緊張しながらも間違えて入らないようにはずれの転送装置を避けていく。
宇宙 ワイリー戦艦
「ドクター、向こうのメカニロイドは全滅したようですがこちらもほとんど破壊されてしまいましたぞ。」
「ヌウゥ・・・・・あのクワガタジジイめ。パクった割には随分アップグレードを施したようじゃのう・・・・・」
シグマの報告にワイリーはアチモフ要塞を見ながら言う。
「向こうも戦力はかなり削がれたものの、要塞本体はゼロたちがいる以上迂闊に攻撃するのも危険です。」
「うむ・・・・・・・こうなればあれを使うか。」
腕を組みながらワイリーが言う言葉に対してシャドーマンは「えっ?」とばかりに表情を変える。
「あれとは・・・・まさかあれをお使いになるのですか?」
「主砲であの要塞に穴を開けてやるのは簡単じゃがゼロが宇宙空間に放り出されるのもまずいからのう。」
「私もあまりお勧めできませんな。あれはドクター自身も完成ではないと言っておられたではありませんか。」
「なに、動かない部分はメットールとスナイパージョーを使って(要は人力ならぬロボ力)動かさせればよい。」
ワイリーはそう言うとパネルをスライドさせ、『変形』と大きな字で書かれた赤いボタンを出す。
「ワイリーバトルシップ!変形・・・・・・・承認!!ポチっとな!!」
「ハアァ・・・・・・・パパのせいでメカニロイドたちが全滅しちゃったじゃない。修理と改造に時間かかったのに・・・・・・」
その一方アチモフ要塞の操縦室でもベルカナがため息をつきながらアチモフを見ていた。
「ムムゥ・・・・まさかあそこまで積んでいたとは・・・・・」
「もう、マシンでロボットたちを洗脳したらダメ押しにメカニロイド軍団で地上を完全に制圧するとか言っていたのにどうするのよ?」
「・・・・・・・・しいましぇえん。」
言い返すことができないためアチモフはしょぼくれながら謝る。その横で自分のやることが終わってワイリー戦艦の様子を見ながらくつろいでいたダイナモがふと身を起こした。
「親父、あの船なんかし始めたぞ!?」
「なぬ?」
『ブモ?』
一同がモニターを見る。
ワイリー戦艦の装甲が突然バラバラに分解され始め、一部を残して内部へ折りたたまれていく。同時に何やら巨大な骨組みのようなパーツがあちこちに展開され、そこに装甲が次々と付けられる。
終いには艦橋も内部へと格納され、ワイリー戦艦はワイリーの顔に似せた巨大ロボットへと姿を変えた。
「ニャ・・・・ニャ・・・・・ニャニィイイイイイイイイイイイイイ!?」
「ガァ~~~ハッハッハッハッハ~~~~!!!見よ!これがかつて対ロックマン戦に備えて作りながらも無念に放棄し、長い年月をかけてついに実現させたワシの夢であった巨大変形スーパーロボット・・・・・・・名付けて『超変形!スーパーワイリーロボ アイアンゴーレム』じゃ~!!!」
驚いているアチモフたちに対してワイリーは操縦室の中で誇らしげに言う。
戦艦から巨大なロボットへと変形したワイリーアイアンゴーレム・・・・・・・・・但し、下半身はどういうわけか船のままだった。
「うん?ドクター、下半身の変形が終わっていませんぞ?」
「ナニッ!?」
シグマに言われてワイリーは慌ててモニターを切り替える。
「フオッ!?な、何故変形しておらん!?」
原因を調べようとシェードマンへ通信を入れる。
「シェードマン、どういうことじゃ!?変形シークエンスはちゃんと言ったはずじゃぞ!?何故変形しておらん!?」
『・・・・・・・この状況見ればわかりますよ。』
シェードマンは呆れた表情で自分の背後を見せる。
「・・・・・・・・・」
そこには力尽きたメットール並びにスナイパージョーたちの姿があった。どうやら変形機構自体は不完全だったのか一部を乗組員である彼らに人力で動かそうとしたのだが・・・・・・上半身の変形で手一杯で伸びてしまっていたのだ。無論、乗艦していたサーズ、セブンスも加わっていたらしく、ハードマンとジャンクマン数名を残して倒れていた。
「あら・・・・・・みんな無茶しちゃったのねん。」
『全く、変形させる予定はないと言ったからほとんど手を付けなかったというのにどうするんです?まさか、こんな不格好な状態で戦うのですか?まあ、かといって元の状態に戻すのは無理なんですけど。』
そう言って通信を切られる。
「・・・・・・・・・」
「ドクター?」
無言になってしまったワイリーを見るシグマだったが何か吹っ切れたのか突然叫びだした。
「こうなったらやけくそじゃ―――!!!この状態であの要塞を叩き壊してくれるわ!!!」
「えっ?し、しかしこの状態では・・・・・」
「足なんて飾りじゃ!!宇宙空間ならむしろこの方が戦いやすいんじゃ!!今こそ、この形態の神髄を見せてやるぞ!!」
「・・・・・・完全に誤魔化していますな。」
「・・・・・・・・何っしょ、あれ?」
「うわぁ・・・・・・趣味悪いロボットに変形しやがった。」
「自分の顔に似せて作るなんて・・・・どう言うセンスしてるのかしらね?」
『ブモ・・・・・・』
ワイリーアイアンゴーレム(半変形)の姿を見てアチモフたちは困惑する。
「まさか、あれでこっちに接近戦を仕掛けてくるつもりか?」
「でしょうね。マシンの最終調整、後5分ぐらいで完了するけどどうするパパ?」
接近してくるワイリーゴーレムを見ながらベルカナは最終調整を再開、困惑していたアチモフもすぐに次の策へと移る。
「そっちが巨大ロボ(未完成)で来るというならこちらもロボで勝負っしょ!!やっちゃいますっ!!」
要塞の変形ボタンを押すと複雑に変形したワイリー戦艦とは反対にアチモフ要塞は上部から頭部が出現し、左右に巨大な腕を生やすだけで完了する。
「ムムッ!?奴も変形を!!」
「かっこよく変形すればいいってわけじゃないことを教えてやるっしょ!!」
双方の巨大ロボットは拳をぶつけ合う。無重力であったこともあり、両者は衝撃で大きく吹き飛ばされるがすぐに体勢を取り直して射撃戦を始める。
「主砲、奴を狙って撃てぃ!!」
「ミサイルを撃ち込むっしょ!!弾幕を張って奴の攻撃に対応するっしょ!!」
巨大ロボ二体は内蔵火器を用いて凄まじい射撃戦を行う。その内撃ち漏らしたものは各自被弾し、ダメージを負い、中にいる者など関係なしの動きで接近戦へと持ち込む。
「今っしょ!スピードギアを発動させて高速回転モードへと移行っしょ!」
ワイリーゴーレムの腕を掴むとアチモフロボは青く発光して回転を始める。最初のうちは出力を上げて抑え込んでいたものの回転が速くなるにつれて押されていく。
「ヌウ・・・・・・奴め、ワシのダブルギアを・・・・・・・」
「脚部の変形が完了していればうまく対応できていましたが・・・・・このままでは機体の各部に損傷が出て火災が発生しかねませんぞ。」
シグマはパネルに表示され始めている全体図の損傷レベルを見ながら言う。高速回転によって抵抗ができなくなったワイリーゴーレムの様子を見てアチモフは意気揚々だった。
「オラオラオラ~!!このまま宇宙の藻屑にしてやるっしょ!!」
衝撃は更に強まり、アイアンゴーレムの内部では誘爆が起き、火災が発生し始める。
「ドクター、このままではスピードギアの効果が切れて解放されたとしても損傷の影響で戦闘不能になる恐れがあります!」
「焦るな、シャドーマン。まだ、策はある。」
警報が鳴り続いている中で、焦りを隠せないシャドーマンと違ってワイリーは未だに冷静な態度を保っていた。
「策?一体何が?」
「・・・・・・使い方を間違えれば確かにワシらの方が被害を被るかもしれん・・・・・だが、幸いにも奴のターゲットにできるものがあの中にある。」
「あの中・・・・・・」
アチモフロボを見ているワイリーの様子を見て一瞬なんのことか理解できないシャドーマンだったが次の瞬間頭脳回路に電流が走った。
「ま、まさか・・・・・・・」
「うむ。ゼロを餌にして乗り込ませれば間違いなく奴は、あのクワガタヘッドのロボットの中で大暴れするはずじゃ。その混乱に乗じてサーズ、セブンスを乗り込ませてアイアンゴーレムを一時戦線離脱させる。メタルマン達の回収も考慮して全員に転送装置を持たせろ。」
「・・・・・本当にやるおつもりですか?」
シャドーマンは難色を示しているがゴーレムの破損がこれ以上悪化すれば最悪の場合ゼロを回収しても逃げられる可能性がある。
「無論じゃ。シグマ、シェードマンに奴のカプセルにエネルギーを補充して主砲に装填するように言え。」
「了解。」
シグマは早速通信を入れ始めた。
アチモフロボ メインコントロールルーム
「ニョホホホ~。Dr.ワイリー、お前の自慢のロボが崩壊するのも時間の問題っしょ~。」
ワイリーゴーレムがギシギシと音を立ててるのを見てアチモフは笑みを浮かべていた。
「でもさ、親父。ダブルギアの効果そろそろ切れるんじゃないのか?切れた後あっちから反撃来るんじゃ・・・・・」
「ダブルギアの冷却機能は完璧っしょ。例え冷却期間に入ったとしても短時間だったら連続で使用も可能、それにあそこまで痛めつければ早々反撃して来れないっしょ。」
心配するダイナモに対してアチモフは余裕そうに答える。
「でも、こっちもなんとかしなくちゃいけないみたいね。」
「ナヌッ?・・・・あっ!アイツら!!」
ベルカナの言葉に反応したと同時にアチモフはドラえもんズがこちらに向かってきているのに気づく。
「一体なんでここに向かっているっしょ!?場所は分からぬ・・・・!そうか、スカルマンめ・・・・・・私の部屋の場所を把握していたか!おのれ!!」
アチモフはコンピュータを操作し、セキュリティシステムに接続する。
「防衛システム、警戒レベル最大!これ以上の進行を許すなっしょ!」
この時、アチモフは気づかなかった。
ワイリーが何を仕掛けようとしていたのかを。
次回、またアイツが大暴れ(多分)。
最近ソニックの実写映画の予告見てからシリーズの動画見るようになってつい・・・・・・大変申し訳ない。
本作でロックマンX7をやった場合で最も生存しそうなキャラは?(枠足りないので二つに分けます)
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フレイム・ハイエナード
-
バニシング・ガンガルン
-
トルネード・デボニオン
-
スナイプ・アリクイック
-
ソルジャー・ストンコング