遅れながらも今年もやって行きます!
「ドラえもん のび太の転生ロックマンX」
一年以上続いたX6編も後多くて3、4回ぐらいかも。
アチモフロボ 中央ホール
「グワッ!?」
砲弾が命中し、ウッドマンは勢いよく吹き飛ばされる。
「「ウッド!!」」
吹き飛ばされた彼を見てメタルマンとクラッシュマンは思わず叫ぶが休む間もない。
「ロストラム!!」
「クッ!」
飛んでくるホーミングミサイルを避け、クラッシュマンはクラッシュボムを一斉掃射する。
「パラサイトソード。」
だが、飛んでくる巨大な氷の刃にすべて破壊され、避けたのも束の間、攻撃を仕掛けた本人が目の前に待ち構えていた。
「いつの間に!?」
クラッシュマンは自爆覚悟で至近距離でクラッシュボムを再度放とうとするが捕らえられ、先制を許す。
「バーニングドライブ!!」
全身から一瞬だけ巨大な炎が発生し、クラッシュボムを出す暇もなく、クラッシュマンは全身を焼かれて倒れてしまう。
「クラッシュ!!」
「こんなものか?100年前、伝説のROCKMANを追い詰めた実力ってものは?」
VAVAは、倒れたクラッシュマンを蹴り飛ばすと次の相手をメタルマンに変える。
「ちぃ・・・・・・・ワイリーロボを舐めるな!!」
メタルマンはメタルブレードをVAVAに目掛けて発射する。VAVAは、メタルブレードの軌道を読みながら避け続ける。
「まさか・・・・・・たった一人を相手にセカンドナンバーズがこうも追いつめられるとは・・・・・・」
「クワッ・・・・・・・VAVAの奴、一人で本当にほとんど倒しちまった。」
少し離れたところでペンギーゴは唖然としながら言う。彼だけではない。他にセカンドナンバーズを相手にしていたイレギュラー一同も同じような表情でその様子を窺っていた。クワンガーを除いて。
「我々は飽くまで時間稼ぎを前提に動いていましたが・・・・・・予測よりもはるかに成長しているようですね、彼は。」
つい5分ほど前までイレギュラー一同とセカンドナンバーズはほぼ互角の戦闘を繰り広げていた。
最新鋭で作られていたレプリロイドが100年前の純戦闘用ロボットであるワイリーロボに苦戦するというのは驚くべきことだが、戦闘開始時に再び戦線から離れて傍観していたVAVAが動き出したところで事態が一変した。
「お前たちが相手じゃいつまでも埒が明かない。全員引っ込んでろ。」
突然両軍団の間にキャノン砲を放ちながら言うVAVAに対してペンギーゴたちは猛反発した。
だが、その隙に乗じて一気に片を付けようとタイムストッパーを発動させようとしたフラッシュマンのバスターを破壊したところで一同は沈黙、戦いを楽しみたかったアリゲイツとビストレオはいまいち納得できなかったもののクワンガーに引き留められてしぶしぶ引き下がることにした。
ワイリーロボ側からしてみては疲労した面子を一時戦線離脱させて時間を稼ぐのに都合がいいと解釈していたが、相手がVAVAだったのが運の尽きだった。
VAVAは、手始めに攻撃手段を失ったフラッシュマンに急接近、ゴールデンライトでダウンさせる。更に火球となって突っ込んできたヒートマンに対してはバンピティブームを浴びせて攪乱。そこへ貫通力が高いディスタンスニードラーを撃ち込まれて体をハチの巣にした。
一瞬で戦況を覆してしまったVAVAの姿を見てペンギーゴたちはただ口を開けたり顔を顰めながら見ているのがやっとだった。ましてやペンギーゴや一部の面子は彼よりもランクが高かった元特A級ハンターだ。プライドもへったくれもない。ただ、一人クワンガーだけは冷静に彼の戦いを窺っていた。
「相手はかのROCKMANを相手にしていたワイリーナンバーズ。しかも、Dr.ワイリーが直々に改修を繰り返していることをプラスすれば特A級クラスのハンターとはいえ苦戦は免れないものです。しかし、VAVAは我々にはないものを持っているが故にデータでは測りえないほど実力を伸ばしています。それが何なのかは私でも憶測にすぎませんが・・・・・・」
そうこうしているうちに既に戦っているのはメタルマンだけとなっていた。
「お前で最後だな。ワイリーナンバーズは8体ずつじゃなかったのか?」
VAVAは倒れている面子を見ながら言う。
「生憎、セカンドナンバーズは自分勝手な奴が多いものでな。」
「フン。なら、さっさと片付けて残りも潰すとするか。」
VAVAは、砲身を下げてメタルマンに攻撃を加えていく。
その頃、別行動していたクイックマンは、ブラックゼロとの交戦を続けていた。
「・・・・・・・・」
「バウンスボール!」
ブラックゼロはバスターからボールを3発発射して軌道を計算しながら間合いを詰めていく。
「・・・・・・(俺の動きを読もうというわけか)」
クイックマンはクイックブーメランでバウンスボールを切り裂いて行くがブラックゼロは攻撃を避けながら特殊武器を展開していく。
「ヤンマーオプション!」
彼はパワーギアを一瞬だけ発動させ、フルチャージ状態にしてヤンマーオプションの波状攻撃をクイックマンに向けて放つ。その攻撃をクイックマンは更にスピードを上げて回避していく。
「ちっ、流石光速で動くことができるほど早いロボットと言ったところか。」
斬りかかってきたクイックマンに対してブラックゼロは、セイバーに炎を纏わせる。
「マグマブレード!!」
「!」
防御されると同時に火炎弾が発射されてクイックマンの身を焦がす。
それでも致命傷には至らず、二発撃たれたうちの残りの一発は避けられる。
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
両者は睨み合いながら距離を測る。共に表情からは読み取れないがブラックゼロの方は内心少し焦り始めていた。
(特殊武器と合わせてかすり傷程度しか付けられないとはな・・・・・コイツ、本当に初期ナンバーズの一人なのか?オリジナルより実力が上なんじゃないのか?さっきから親父からしつこく呼び出しが鳴っているし・・・・・・厄介な奴を相手にしちまったな。マシンはまだ作動しないのか?)
「・・・・・・・」
その焦りを読み取ったのかクイックマンは突如高速で急接近をする。
「!?まずい!」
ブラックゼロは、施設を破壊することを覚悟して時間稼ぎにアースクラッシュを放つ。
だが、衝撃波と飛び散る瓦礫を物ともせずクイックマンはクイックブーメランを構えブラックゼロへ向ける。
「なにっ!?」
ブラックゼロは、セイバーを構えるがクイックブーメランはビームの刃を通り抜け、彼の身体に深く斬りつけた。
「ガアッ!?」
「一瞬の焦りが仇になったな。」
ブラックゼロが倒れるとクイックマンはそう言いながらブーメランを戻す。
「くう・・・・・・・止めをさせ!」
傷口を押さえながらブラックゼロは言うがクイックマンはそんな彼を相手にすることなく部屋から出て行こうとする。
「待て!!」
「・・・・優先順位だ。今はお前の相手をしている時ではない。」
「俺は止めを刺すに値しないというのか!?」
背を見せているクイックマンに向かってブラックゼロは、バスターを構える。
「・・・・・・・」
「俺が奴のコピーだからか?それともそこらの雑魚と同じだということか!?」
「・・・・・」
「どうなんだ!!・・・・・グッ!」
クイックマンは、傷の影響で思うように動けないブラックゼロの方を振り返る。
「・・・・・・・機会があったらまた相手をしてやる。それまで強くなることだな。」
それだけ言い残すと彼の姿は瞬く間に消えてしまった。
「クウゥ・・・・・」
歯を噛みしめながらブラックゼロは、通信を入れる。
「ベルカナ・・・・聞こえるか?」
『あっ、やっと繋がった!お兄様一体どこにいるの!?ついさっきダイちゃんが・・・・・って、なんか苦しそうだけど何かあったのっ!?』
やっとつながったとばかりに文句を言いかけたベルカナだったがブラックゼロの声を聞くなり何かあったことを察する。
「電磁波発生装置の方で別行動していたワイリーナンバーズと交戦した。ダメージを受けて動けん、メディカルルームに転送してくれ。修理は自力でやる。」
『道理でVAVAが相手をしているロボットの数が足りないと思ったらそう言うことだったのね。わかったわ、とりあえず転送準備をするからしばらく動かないで頂戴ね。』
通信が切れるとブラックゼロは、そのまま仰向けになり、手で顔を覆った。
「旧式にも勝てないとはな・・・・・俺もまだまだ甘いのか、それとも弱いだけなのか・・・・・くそう・・・・・」
アチモフ要塞 通路
ゼロとスカルマンがフォルテたちの相手をしている間にドラえもんたちは、しばらく移動した後ヒャクレッガーの麻痺ウィルスを除去するため、周囲を警戒しながらお医者さん鞄で治療をしていた。
何故ひみつ道具が使用できないはずのこの要塞で道具を使うことができるのか?
それは、ドラパンの被っているシルクハットに秘密があった。
「よし、これでもう大丈夫だ。」
ドラパンはお医者さん鞄をしまいながら言う。麻痺ウィルスで動けなくなっていたドラえもんズの面子はまだ電磁波の痺れを感じながらも体がまた動けるようになったことを確認する。
「助かりました。」
「一時はどうなるかと思ったぜ。」
「なに、怪盗に礼などいらぬさ。元はと言えば私が君たちを巻き込んでしまったものだからな。」
「でもさ、なんでドラパンはひみつ道具が普通に使えるの?」
「このシルクハットのおかげさ。」
ドラリーニョの質問にドラパンは、自分の被っている帽子を指さしながら言う。
「この帽子は元々特注品でな。身に着けた者に対する電磁波を防ぐ働きをしてくれるのさ。」
「そうであったか。吾輩たちが使えない中、お主だけが使えていたのが納得できたである。」
「だが、今の状況ではこの帽子の効力も毛が生えた程度だ。君たち全員の道具を使えるようにできないからな。」
ドラパンが申し訳なく行っている間にリングマンはスカルマンから託されたマップデータを確認し、アチモフの部屋へと最短で向かう方法を練っていた。
「こうしている間にもゼロとスカルマンが心配だ。先を急ぐぞ。」
そう言って移動を再開しようとした束の間、一同に向かって回転した何かが飛んできた。
「危ない!!」
ドラえもんの叫びと共に一同は伏せる。但し一同の中で一番大きいエドだけは避けきれず、しっぽが斬り飛ばされてしまった。
「あっ、エドのしっぽが吹っ飛んだ。」
「あんさん、冗談は程々・・・・・・あっ!本当にワシのしっぽがない!?」
「あらら、うまく当てようかと思ったのに簡単に避けられちまったね。」
回転したものが戻って行く方を見るとアチモフと共にホールから逃げたダイナモの姿があった。
「ミスターダイナモ!!」
「やあ、ドラパンさん。お宅の友人たちが随分派手に暴れまわってくれちゃったね。おかげで親父の計画が破綻するんじゃないかってくらい混乱してるよ。」
ダイナモは、一同を見ながら余裕そうに言う。戦闘能力ではこちらの方が有利だというにもかかわらず。今は一刻の猶予もないため、ドラえもんはすぐにバスターを構える。
「しっかし、驚いたね。子守用ロボットチームのリーダーがエックスの強化アーマーの模倣品を付けているなんて。この世界そんなに規制緩かったかな?」
「エックス?もしかして、のび太君に会ったことがあるの?」
「のび太がなんだか知らないけどあちこちに行くことが多かったんでね。偶々シグマの旦那に接近した時に嫁さんと一緒に相手になったよ。ついこの間もお仲間と一緒にばったり会っちゃたもんね。」
ダイナモは苦笑しながら腰部のケースに収納していたナイトメアソウルを取り出す。
「わあ、青い球!!」
「なんだ?こんなところでキャッチボールでもするつもりか?」
「冗談きついね。俺が素のままアンタらと相手したら流石に分が悪すぎるからドーピングさせてもらうんだよ。」
「ドーピング?」
「コイツは、あっちの世界では結構危険な代物なんだが、一部のロボットには性能を強化する作用を持っているんだ。」
「もしかして、DNAソウルと同じ・・・・・・」
「察しがいいね、アイリスちゃん。でも、コイツはちょっと違うかな?まあ、長話もなんだから親父の作業が完了するまで俺と遊んでてくれよ。ゲーム感覚でさ!」
ダイナモはナイトメアソウルをボディへと組み込む。すると一瞬だけ禍々しいオーラを発した。
「こんなところで時間を無駄にするわけにはいかねえ!先手必勝だぜ!!」
キッドはゼロから預かったサーベルを展開して、ダイナモへと突っ込んでいく。
「キッド!」
「いきなり突っ込むのは危険ですよ、キッドさん!!」
ドラミと王ドラが止めようとしたもののキッドは走ってからジャンプし、ダイナモにサーベルを振り下ろす。
「おっと、あんまり熱くならないでよ。」
だが、ダイナモはキッドのサーベル攻撃をDブレードを回転させることで受けとめた。サーベルの刃は高速で回転するDブレードによってエネルギーが拡散され、今度はキッド自身の身を切り刻もうとする。
「ウゲッ!?」
「まずは、一人退場かな?」
「キッド!!」
「た、タイムストッパー!!」
ブレードの刃がキッドに接触しようとした瞬間、ドラえもんはタイムストッパーを作動させる。幸いダブルギアを使っていたわけではなかったため、ダイナモの攻撃が当たる前にキッドを救出することに成功する。
「ここま・・・・・あれ?」
「危なかった・・・・・・」
キッドを下ろしてドラえもんは息を切らしながら言う。
「あら?いつの間にかあっちに?」
当のダイナモは切り刻まれているはずのキッドが離れた場所で無事でいることに驚いているようだった。
「キッド、無暗に突っ込むなと教えたはずだぞ?」
「すまねえ、先輩。時間がないからつい・・・・・」
「言い訳するのは後だ。」
リングマンはリングブーメランを両手に持ち、臨戦態勢を整える。ダイナモは続いてさらに複数のナイトメアソウルを取り出す。
「面白いだろう?これ一つであれぐらい強くなれるんだぜ。」
「・・・・・これは全員で戦っても間に合うかどうか。」
出したナイトメアソウルはダイナモのボディへと吸収され、一気に彼の性能を向上させる。
「行くぜ!!」
ダイナモはバスターを展開すると同時にDブレードを高速で回転させる。ここにいる全員は知らないがDブレードは本来投げるための一発しか飛んでこない。しかし、ナイトメアソウルの影響か将又Dブレード自体が改良されたのか、ダイナモが本体を持ったままにもかかわらずブレードのビーム刃は、回転と共に分裂し、ブーメランのようにドラえもんたち目掛けて飛んで来るのだ。
「うわっ!危ない!!」
ドラえもんたちはオドオドとしながらDブレードのビーム刃を回避する。
「言っとくけど、それ戻ってくるんだよね。」
「えっ!?」
ダイナモが言うのと同時にDブレードのビーム刃は回転を維持したまま再びドラえもんたち目掛けて飛んでくる。
「ローリングシールド!!」
当たりそうになったドラえもんはパワーギアでチャージ時間を省略し、フルチャージローリングシールドで身を守る。だが、全員がそううまくできるはずもなく、サーベルでガードを試みたキッドは柄の方が切れて壊れてしまった。ドラミも命中しそうになったが寸前でアイリスが飛水翔で防御してくれたおかげで助かった。
「あっ!?ゼロのサーベルが・・・・・」
「全部外れか。まっ、一つ武器を潰してまともに戦える奴が減っただけよしとしますか。」
ダイナモは休むことなく次の技を繰り出すべく、溜を始める。
「何か来る予感・・・・・・」
「アースゲイザー!!」
床に拳を打ち付けると同時に巨大なビームの柱が無数に発生する。
「「「「「「「「わあっ!?」」」」」」」」
「グワッ!?」
「「きゃあっ!?」」
ビームに巻き込まれてドラえもんたちは翻弄されていく。その後もなんとか必死に避けるがナイトメアソウルによって強化されたアースゲイザーは攻撃範囲も広がっていることもあり、避けることも一苦労だった。
「しまった!?」
ビームの柱を避け損ねてしまい、リングマンの右足が吹き飛ぶ。
「リングマンさん!」
「先輩!」
「ヘヘッ、一人一丁上がりっとね!」
身動きが取れなくなったリングマンを狙ってダイナモはDブレードを振り下ろそうとする。
「アンタって確かコサックナンバーズとかっていうロボットの生き残りなんだよな?だったら、兄弟の所へ送ってやるよ。燕返し!!」
振り下ろされるDブレードをリングマンはリングブーメランでどうにか防ぐ。
「グゥゥウウ・・・・・・・・」
「あらあら、頑張っちゃって。まあ、アンタから先に潰した方が楽には楽なんだけどね。それにしても姉ちゃん遅えぇなぁ。もうマシンが動いてもいい頃なんだけど・・・・・おぉっ!?」
その直後、要塞に激しい振動が襲いかかる。
「な、なんだっ!?」
突然の揺れにダイナモは外の方を見るとしばらく離れていたはずのワイリーアイアンゴーレムが変形を完了して、このアチモフロボへの攻撃を再開していた。
「ゲッ!?あのロボット、もう動けるようになったのかよ!?姉ちゃんと親父は何やってんだ!?なんでマシンを早く作動させないんだ!?」
既に予定時間を過ぎているにもかかわらず、アチモフマシンが作動していないのに動揺するダイナモに対してドラえもんは、バスターを構える。
「パイルドライブ!!」
「おぉっ!?」
目の前のリングマンから離れてダイナモは、突進してきたドラえもんの攻撃を回避する。
「ダブルチャージウェーブ!!」
だが、そこへすかさずアイリスがダブルチャージウェーブを繰り出してきた。流石に対応しきれず彼はそのまま直撃を受けて壁に激突する。ナイトメアソウルの強化がなければここで勝負はついていただろう。
「ぐ・・・・・・・・こりゃあ、もう少し時間を稼がねえとダメみたいだなぁ・・・・。」
よろけながらも何とか立ち上がり、ダイナモはトリックショットを繰り出す。
アチモフロボ メインコントロールルーム
「ベルカナ、何故マシンが作動しないっしょ!?」
一方、メインコントロールルームでマシンを作動させようとしていたアチモフたちは作動できない現状に焦りを見せていた。
アチモフマシンの最終調整は既に完了したのだが、全世界のロボットを洗脳するために用意したシグマウィルスの活動がどういうわけか活発化し始め、親友テレカの浄化作用が追い付かなくなってきていたのだ。それどころかこのアチモフロボのファイヤーウォールに向けてハッキングを開始し始めたのだ。
「どうもこうもないわ!なんでこんな急にウィルスの活動が活発になったのかしら!?」
ベルカナもアチモフと共にウィルスの活動を抑制するべく、特殊プログラムワクチンなどで対応に当たる。
一方、ワイリーアイアンゴーレムの中では
「ドクター、どうやらうまく行ったようですぞ。あの要塞の中のウィルスの活性化に成功いたしました。」
「でかしたぞ、シグマ!これであのロボは無防備になったのも同然じゃ!!」
そう、アチモフマシンに使うウィルスを活性化させたのはオリジナルであるシグマ本人の仕業だった。アチモフロボの中で自分のウィルスを感じ取った彼は弱体化したものを再活性させればアチモフの計画を妨害できるのではないかと提案し、実行に至ったというわけだ。彼の提案通り、活性化したウィルスはアチモフマシンの作動を妨害し、更にハッキング攻撃を仕掛けたことでロボ自身の活動を抑制したため、ワイリーは案の定アイアンゴーレムの修理及び完全変形を終わらせ、攻撃を再開した。
「フッ、フフフフフ。既に要塞内ではサーズ、セブンスを応援に送り付けておる。奴らがメタルマン達を回収している間にワシは、あのクワガタジジイを叩きのめし、終わったところでゼロを回収する。そして、オマケとしてこの世界を征服してしまえば万事OKじゃ!流石、ワシ!超天才!!ガッ~~~~ハッハッハッハッハッハッ~~~!!!」
ワイリーアイアンゴーレムは、次々と動きが取れなくなったアチモフロボに攻撃を決め、右腕を引き千切った。
「さて、ここらで更なるNEWウェポンを披露・・・・・・」
「ん?博士。私たちの後ろにタイムゲートが出現しましたよ。」
「なぬ?」
シェードマンの言葉を聞いてワイリーは後ろのモニターへと切り替える。確かにアイアンゴーレムの背後に巨大なタイムゲートが開いていた。
「なんじゃ、こんな時に。時間旅行者が運悪い時にこの戦場に来てしまったのか?」
するとタイムゲートから猛スピードで巨大な何かが飛び出し、アイアンゴーレムの腰部へと激突する。
「ハワッ!?」
「ヌオッ!?」
勢いよく激突したせいでせっかく修理したところが破損し、下半身はプラーンと動かなくなってしまった。
「あらあら・・・・・せっかく時間をかけて修理したのに・・・・博士の言う通り本当に飾りになってしまいましたね。」
「オワ~~~~~~~~~~!?せっかく直したのに~~~~~~!!」
ワイリーは半べそ掻いて叫ぶ。
「しかし、何が飛び込んできたんでしょうな?」
シグマは下半身に激突した物体を確認するべくモニターを拡大する。それは顔のついた巨大な炊飯器のような物体だった。
「顔のついた巨大な炊飯器?」
「おや?これは懐かしい物ですね。」
「こ、これは・・・・・・・・ビ、ビッグエディー・・・・」
ワイリーはその物体を見て口を開けて驚く。そして、しばらく経つとこの事態を引き起こした(と思われる)ライバルに対して怒りと共に思いっきり叫んだ。
「ライトォオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!貴様かあぁああああああ!!!」
ソニックも実写化したんだからそろそろロックマンもハリウッド映画に・・・・・・・・でも、ドラゴンボールとかの原作改変され過ぎの物もあったしな。
スーパーマリオ?
知らない子ですね(`・ω・´)
本作でロックマンX7をやった場合で最も生存しそうなキャラは?(枠足りないので二つに分けます)
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フレイム・ハイエナード
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バニシング・ガンガルン
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トルネード・デボニオン
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スナイプ・アリクイック
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ソルジャー・ストンコング