ドラえもん のび太の転生ロックマンX   作:赤バンブル

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これにてX6編完結。


それぞれの始まり

3か月後。

 

Dr.アチモフとの決戦からしばらくの月日が流れた。

 

逃亡を図ったアチモフは、匿名希望の情報提供により逮捕。ダイナモ、ベルカナ諸共刑務所送りに決まった。

 

この事件を最後にリングマンは、本当に刑事としての仕事を降りることを考えたが、部下や同僚たち及び家族からの説得により、正式に復職することになった。尚、これを機に協力者として動いてくれたスカルマンもまたタイムパトロールのメンバーとして受け入れてもらうことに。

 

この事件をきっかけにイレギュラーハンターとタイムパトロールは、世界が違えど今後も協力し合うことが決まり、後日シグナスとタイムパトロール長官との間で協定が結ばれる。 

 

但し、22世紀側の世界に潜伏したと思われるDr.ワイリーの処遇については両世界の政府が代表同士でかなり論議が繰り広げられたという。

 

エックスの世界側は、ワイリーを発見し次第すぐに捕らえてこちらに引き渡すように言うのに対し、ドラえもんの世界側は飽くまでこちらの世界で犯罪などの加担した場合と両者の食い違いで一時はどうなるのかと言うほどに荒れたがその中でドラえもん側の世界の政府の官僚の一人である官僚ロボットから「その早まった一方的な判断が大きな大戦の引き金になったのでは?」と指摘され、ナイトメア事件に関与したゲイト製のレプリロイドに対する隠蔽ともいえる処分、更に過去に起きた「レプリフォース大戦」のレプリフォースに対する一方的なイレギュラー認定のことなどを持ち出され、エックス側の政府の官僚は、反論する余地がなかった。

 

結局、この話し合いはワイリーの動向次第で判断と言うことになり、彼がこちらの世界で過去のような世界征服計画を実行した場合は逮捕し、引き渡しをすると言うことに留まった。

 

他にも『時間旅行規制法』、『ロボット条例』など自分たちの世界では信じられない法律が決められ、ロボットも人間と変わらぬ権利を持っていることに関しては呆気に取られていたそうな。これも今まで『道具』としての側面しか見ようとしなかった彼らにしてみれば当然ともいえる反応だが。

 

因みに現場でイレギュラーハンター総監として同席していたシグナスの話では「帰る間際、官僚ロボットたちに白い目で見られていた彼らの顔はまるで蛇に睨まれた蛙のようだった。」と話していた。

 

 

両世界の政府が交流するにあたり、エックスたちレプリロイドの取り扱いもまだ決まってはいないが今後改善していく方針が提案され、ようやく人間とレプリロイドが対等に向き合い始めようと動き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、それからしばらく経ったある日のこと

 

 

商店街 『Darkメン』本店

 

「今日の博士の様子はどうだ?」

 

4号は、仕込みをしながら後ろで丼をしまっている2号に聞く。

 

「今のところ、地下の秘密基地で『未来デパート』で買ってきた道具を分解しながら研究に没頭しています。後、あのすっげえキモいブンビー・ヘリの身体を作ってます。」

 

「そうか・・・・毎日ビクビクすんだよな・・・・何時タイムパトロールが店に来るんじゃないかって。」

 

4号が不安そうにつぶやいている中、店の席を並べている3号と1号はニュースを見ている。

 

『続いてのニュースです。「ロボット・ノーズワーキング社」のトロン・ボーン社長が午前中の記者会見で新型の作業用ロボットとレスキュー用ロボットの試作品サンプルを公開しました。この試作品は、今後も行われる宇宙開発やそのトラブル発生の事態に備えるとして・・・・・・』

 

「今日も博士のことについては放送されていないようですね。」

 

「しかし、何時放送されて指名手配されるか判らんぞ?そしたら、我々も同罪として捕まるんだからな。」

 

そんなことを言っている中、ワイリーが欠伸をしながら地下室の入口を開けて出てきた。

 

「ふあぁ~~~~~、サイボーグ化して人間の時よりも丈夫になったとはいえ、流石に連日徹夜すると眠くなるわい。」

 

「「「「は、博士!?」」」」

 

いつ客が来るかわからないにもかかわらず、外出用の恰好をしている彼に対してダークマン達の顔から冷や汗が出始める。

 

「ど、何処へ行くつもりで!?」

 

「ん?別に、その辺を散歩しに行くだけじゃ。」

 

「「「さ、散歩っ!?」」」

 

「ついでに公園で一眠りでもしようかのう。じゃっ、行ってくるから。」

 

ワイリーはそう言いながら店を出ようとするとダークマン達は慌てて止めにかかる。

 

「いややややややや!いや今はまずいですって!?」

 

「そうですそうです!外に出たら速攻で捕まりますよ!?」

 

「最悪な場合、速攻で幽閉されるかも!」

 

「なんじゃい、そんなに怯えおって。別にこっちでは悪いことしておらんのじゃから大丈夫じゃろうて。」

 

ビクビクしているダークマン達に対してワイリーは呆れて言う。現にここ数日、外出しても特に警察に絡まれたりすることもなかった。しかし、それは飽くまで油断させるための作戦で調子に乗ったところで逮捕に乗り出すのかもしれない。そうすれば、彼に作られた自分たちも庇ったとして同罪となる。

 

しかし、当のワイリー本人はどういうわけか絶対に捕まらないという自信を持っていた。

 

「全く、お前たちそれでも元ワイリー軍団のロボットか。いつからそんなに臆病者になったのやら・・・・」

 

「そりゃあ、ロボット狩りにあえば誰だってこうなりますよ。」

 

「フン、まあよいわ。」

 

そう言うとワイリーはそのまま外へと出かけて行ってしまった。

 

「大丈夫かな・・・・・・」

 

「捕まっても我々は責任取れんぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

22世紀 教会

 

時を同じくして街の教会では華やかなムードが流れていた。

 

「おい、ホーネック。これはどういうことだ?」

 

ゼロは、困ったような顔をして部下である彼に聞く。ホーネックはやけにうれしそうな顔をしながら悠々と答えた。

 

「見ての通り、隊長の礼服ですよ。中々似合ってますよ。」

 

「おい、待て。式だというのは分かる。エックスやイーグリードの時も見ていたからな。だがな・・・・・なんで俺に限ってはこれなんだ!?」

 

ゼロが言うのは自分の着ているスーツの事だった。

 

普段の彼の場合大抵は紅白のアーマーをイメージするだろうが今回に限ってはトリコロール。それもまるでおとぎ話の王子様のような恰好だった。

 

てっきりエックスのように自分のカラーに合わせたスーツだと思っていたゼロは、服のチョイスをホーネックに任せたことを後悔した。

 

「いいじゃないですか、メチャクチャ似合ってますよ。白雪姫とかシンデレラに出てきても違和感ないくらい王子様になっていますゼロ隊長。」

 

「こんな恥ずかしい格好でできるわけないだろ!?どんな思考をすればこんな奇抜なものを選ぶようになるんだ!?」

 

恥ずかしさのあまりにゼロは、容赦なく言う。それに対してホーネックは不満そうに言い返す。

 

「何言ってんスか。今回のコンセプトは『メルヘン』ですよ。だから、隊長とアイリスさんの衣装はそれに合わせてチョイスしました。因みにエックス隊長の時は教えませんでしたけど、あっちは『人魚姫』モチーフだそうです。」

 

「普通の結婚式でいいだろ!?それになんでメルヘンでこんな風になるんだ!?『シンデレラ』でこんな格好してたか!?」

 

「あっ、そこは『シンデレラ』と『不思議の国のアリス』と『白雪姫』をミックスしたので。」

 

「混ぜるな!?」

 

「後、選ぶのには隊長のお兄さん方たちにも協力してもらいました。」

 

「アイツら!!」

 

「まあ、アイリスさんの方もとてもよく似合うものを選んだので。隊長は胸を張って出てください。」

 

「ふざけるな!?少しまともなものはなかったのか!?」

 

「ゼロ、そろそろ始まるけど・・・・・って、どうしたんだい?そんなに顔を赤くして・・・・・・・・」

 

控室に入ろうとしたエックスは、ゼロの恰好を見て黙ると何事もなかったかのように無言でドアを閉めてしまった。よく耳を澄ますとクスクスと笑っているのが分かる。ゼロは、ますます焦りだした。

 

「ホーネック、式までまだ時間がある。今のうちにこれよりもマシなスーツをレンタルしてこい。」

 

「え~!!それでいいじゃないですか!今更探しても見つかりませんよ?」

 

「だったら、和服でもいい!!とにかくこの格好は嫌なんだ!!頼むからすぐに取り換えてくれ!!」

 

「あっ、でしたらちょうど殿様服とちょんまげのカツラと白粉があるので・・・・・・」

 

「お前は、俺に何をやらせたいんだ!?バ〇殿じゃないんだぞ!?」

 

二人が揉めていると流石に痺れを切らしたのか、またエックスがドアを開けて入ってきた。

 

「ゼロ、いい加減にしてくれないか?もう、式が始まるんだからさ。」

 

「エックス・・・・・・」

 

「早くしないとアイリスを待たせちゃうから。」

 

エックスに言われてゼロは、冷や汗をかき始める。

 

「さあ、ゼロ隊長。そのままメルヘンの王子様衣装で出るか、バ〇殿になってアイーンやるかどっちかを選んでください。尤も後者アイリスさん激おこ確定ですがね。」

 

「ホーネック・・・・・・貴様・・・・・」

 

過去の書類提出で動力炉をキリキリさせられた怨みなのかゼロの目からは、ホーネックが嫌らしい目で笑っているように見えた。

 

「もう、何時まで待たせるのよ!!」

 

そこへアイリスの方へ行っていたマーティたちが様子を見に来た。ゼロはまずいとばかりにホーネックの後ろに隠れる。

 

「マーティ、アイリスの方は?」

 

「少し前に終わったところよ。それにしてもゼロ、アンタいつまで・・・・・・なんでホーネックの後ろに隠れてるわけ?」

 

「聞いてくださいよ、マーティさん。ゼロ隊長ったら、私にチョイスさせたくせに選んだ服を嫌がるんですよ?お兄さん方と選んできたのに。」

 

ホーネックは呆れた目で背後に視線を向ける一方、ゼロは殿様服で身を隠し、さっさと部屋を出てってくれとばかりに手を振っていた。

 

「アンタってもう・・・・・・式まで時間ないわよ。態々、今回のために態々こっちの世界の式場使わせてもらっているんだから。」

 

「だからって、この格好は勘弁してくれ!!これなら、まだバ〇殿の格好してアイーンしていた方がまだマシだ!!」

 

「ゼロ・・・・」

 

「あ~あ~、言っちゃいましたよこの人・・・・」

 

エックスとホーネックは、ため息をついて彼の後姿を見る。これが歴戦を戦い抜いた特A級ハンターですと言われたら、多分誰も信じないだろう。

 

だが、今日は待ちに待ったともいえる二人の晴れ舞台。

 

このまま中止にさせるなんて言うことはとてもできない。

 

「・・・・仕方ないですね、式場でレンタルできる衣装があるかどうか確認してきますか。」

 

流石のホーネックも心が折れたのか確認のために部屋を出ようとする。

 

「あっ・・・・」

 

「「あっ。」」

 

開けた扉の先には、来るのが遅くて心配したのかドレス姿のアイリスが来ていた。衣装の配色はゼロと同様だが、こちらの姿は如何にもおとぎ話のお姫様と言ったもので良く似合っていた。

 

「あらら、アイリスさん。どうしましたか、ここまで来て。」

 

「ゼロの方は大丈夫かなって思って・・・・・・ところでゼロは後ろで何してるの?」

 

アイリスに言われて、エックスは再度隠れているゼロの方を見た。

 

「ゼロ・・・・・アイリスが迎えに来ちゃったんだから。いい加減に諦めたらどうなんだい?」

 

「・・・・・・」

 

「いや、ちょっと笑ったのは謝るよ。でも、今までのゼロとは全く異なる感じだったからね・・・・うん、ごめん。」

 

「隊長、こうやってアイリスさんが来てくれたんですから会場に行きましょう?流石にこの華麗さでバ〇殿はいかんでしょう。」

 

「・・・・・・・仕方ないか。」

 

ゼロは恐る恐る前を向いて、殿様服を取る。

 

改めてみると確かにいつもの彼と比べれば違和感は半端ない。しかし、初めての者が見るならアイリスとならんでお似合いのカップルに見える。エックスが思わず吹き出してしまったのも普段の彼とのギャップの差で、衣装自体が変だというわけではないのだ。

 

「カッコいいわ、ゼロ。本当に王子様みたい。」

 

「そ、そうか?」

 

アイリスに見られながらゼロは、落ち着かない様子で聞く。彼女は笑いながら頷いた。

 

「お二人とも、もう式を始めますから急いでください!」

 

ゼロが落ち着いたのと同時に礼服姿のマイマインが二人を迎えに来た。

 

「今、行くところだ。」

 

「もう、お客さんを待たせちゃいけませんよ。今回の式でレプリフォースやケイン博士まで来たんですから。」

 

「じゃあ、ゼロ。俺たちは席の方に行っているから。」

 

「あぁ、世話かけたな。」

 

エックスたちと別れ、部屋にはゼロとアイリスのみが残される。

 

「それじゃあ、私たちも行きましょう。」

 

「そうだな。・・・・・アイリス。」

 

「何?」

 

部屋を出て式場へと向かおうとするアイリスに対し、ゼロは少し複雑そうな顔をする。

 

「俺は、自分の意思でジジイのことを否定した。だが、おそらく奴のことだからこの先何度も俺たちの目の前に現れるだろう。エックスの兄であるロックマンが何度倒してもまた挑んでくるようにな。そんなきりのないもぐら叩きに付き合うことになるだろうが俺について来てくれるか?」

 

「もぐら叩き?」

 

「いや、言い方が悪かった。何と言うべきか・・・・・・」

 

「フッ、ウフフフフ・・・・・」

 

突然笑いしだしたアイリスにゼロは、えっ?とばかりに口を開けた。

 

「何かおかしいこと言ったか?」

 

「ううん。もぐら叩きって例えが可愛かったから。」

 

「か、可愛い・・・・・・」

 

自分の思っていたのとは全く別の答えにゼロは拍子抜けする。笑い終わると彼女は彼の手を取って顔を見ながら答えた。

 

「私、もう決めているの。最後までゼロの傍にいるって。だから、そんなこと心配しないで。」

 

「アイリス・・・・・そうか。」

 

その言葉を聞くとゼロは安心したような顔をする。

 

「さあ、行きましょう。」

 

二人は控室を出て式場へと歩いて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未来デパート 屋上

 

「フ~ン~やはり、ここはいい場所じゃのう。」

 

未来デパートまで散歩したワイリーは、屋上の店舗でソフトクリームを購入すると舐めながら双眼鏡で周囲の公園や街並みを観察していた。

 

「何処を見てもロボットと人間は何の隔てもなく接しておる。ただの機械としてではなく仲間や仕事におけるパートナーとして社会の一部として生きている・・・・・かつて、ワシやライトが目指したものがな。」

 

ワイリーは、感慨深い顔でその目に映る光景を眺めていた。

 

思い返せば若き日にロボットに感情を持たせると言った今までの常識ではありえない研究を二人で始め、同じ道を歩んでいたはずがそれぞれの思惑の違いで対立し、終いには世界を巻き込むほどにまでなってしまった自分たちの世界。

 

その争いの上で成り立ったのは、自分たちが理想としていたものとは程遠いものだった。そして、その望んだ世界に最も近いものが今目の前に映っている。

 

「・・・全く、こんな世界を作るためにワシは一体何回世界征服計画やったのかのう・・・・・毎度毎度ロックマンにやられたが。」

 

ソフトクリームを食べ終わると彼は、買い物袋の中からカップ酒を取り出して双眼鏡の向きを変える。

 

「今日はあの日じゃからのう。そろそろ外に出てきてもいい頃じゃ。」

 

ワイリーが双眼鏡で覗いている場所。

 

それはゼロとアイリスが結婚式を挙げている教会の方だった。丁度タイミングが良かったのか彼が見る頃には多くの仲間たちに祝福されながら二人が教会から出てくるところだった。

 

「フン、揃いに揃って幸せそうな顔をしておるわい。我が最高傑作でありながら直接ではないとはいえロックマンの流れを汲んだ小娘とくっ付きおって。」

 

ワイリーが不満を言ってはいるがどういうわけか顔は笑っていた。

 

「ライトの奴はエックスとあのマーメイド娘の式を見ることはできんようじゃったがワシは違うぞい。何しろ、直接見ておるんじゃからな。ニヒヒ・・・・・」

 

カップ酒の蓋を外し、彼は二人の笑顔を眺めながら飲み始める。

 

「ゼロよ、お前がどれだけ楯突こうがワシは世界征服を諦めたりはせんぞ。エックス含めるライトの系譜を継ぐレプリロイド全てを一掃し、我がワイリーナンバーズの流れを汲んだロボットたちによってこの世界のようなユートピアを築き上げる!!・・・・・・だが、しばらくはこっちで休息でも取るとするかのう。アチモフの奴も刑務所にぶち込んではやったが予備のコピーが向こうにいる以上脱走もあり得るからな。向こうのことはテキトーにシグマに任せておくか。」

 

そう言うと彼はまた袋に手を突っ込んでつまみのあたりめを齧る。

 

「だから、今は祝っておこう。おめでとう、我が最高傑作である親不孝の息子よ。」

 

言い方は悪いがワイリーは、満足そうに言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワイリーが秘かに祝っている一方、式場の方では二人の結婚を多くの仲間たちがパーティーで祝っていた。

 

「「「ゼロ、おめでとう!」」」

 

「おめでとうございます、隊長!」

 

「アイリスもおめでとう!」

 

エックスたちからの祝いの言葉をもらいながらゼロとアイリスは、嬉しそうだった。

 

「いや~~良かったですね、隊長。アイリスさんも。いやいや本当によかった~~!!」

 

ホーネックは、まるで親のようにハンカチで嬉し涙を拭きながら言う。

 

「ホーネック、お前泣き過ぎだぞ。」

 

「何言ってんスか!?この日をどんなに待ち望んだことか・・・・うぅう!!」

 

「お前な・・・・」

 

ホーネックを相手にゼロが困った顔をする。その隣でアイリスは、レプリフォースから来たペガシオンたちと話をしていた。

 

「おめでとう、アイリス。」

 

「ありがとうございます、ペガシオン長官。フクロウル将軍も態々忙しい中本当に。」

 

「気にすることではない。君のめでたい日なのだからな。むしろ亡きカーネル殿やジェネラル将軍もお喜びだろう。」

 

二人は、彼女に祝いの言葉を送る。

 

「しかし、大戦が終わってから私も改めてジェネラル将軍がどれだけ苦労して我々を束ねていたのか理解できた。かつては空陸海共に強大な組織だったレプリフォースが今では小規模になってしまったのだからな。」

 

「フクロウル将軍・・・・・」

 

「おっと、こんな祝いの席で話すべきことではなかったな。かと言って、このまま二人が残して行ったレプリフォースを情けない醜態をさらすようなことはさせん!!今は、イレギュラーハンターに頼りっぱなしだが必ず復興させてみせるぞ!!」

 

弱気な様子を見せていたフクロウルはそう言うとフンッとばかりに息を荒くする。その姿を見てペガシオンは少し呆れたが復帰してから彼の事を気にしていたのかホッとしたようだった。

 

パーティーは大勢と言うこともあって大いに盛り上がり、流石に参ってきたゼロはガーデンの木に寄りかかって少し酔いを覚めようとした。

 

「フウ・・・・・・・・!?」

 

ゼロは自分が寄りかかっている木のすぐ後ろに気配を感じた。

 

「・・・・・・誰だ?」

 

『拙者の気配に気づいたか。』

 

身を隠していたのは普段はワイリーの護衛に付いているシャドーマンだった。シャドーマンは木の陰に潜んで周りのものに気づかれないように隠れて様子を窺っていたようだった。

 

「・・・・・何しに来た?」

 

『別にお前を連れ戻しに来たというわけではない。ただ、ドクターからお前に伝言があってな。』

 

「悪いが俺はジジイの言うことを聞く気はない。さっさと帰ってくれ。」

 

『同じナンバーズでありながら冷たい奴だな。だが、これだけは伝えとけと言われているのでな。お前が聞かないと言っても言わせてもらうぞ。』

 

「・・・・・」

 

ゼロは、警戒しながらもシャドーマンの話を聞く。シャドーマンは懐にしまい込んでいたメッセージの書かれた手紙を取り出して読み始める。

 

『式辞 我が最高傑作であり息子であるゼロに送る。ゼロよ、この度の結婚について私は大変不満である。憎きライトの最終作であるエックスと仲間になるだけではなく、よりによってあのロックマンの模倣品の片割れの小娘と結婚するとは言語道断、ワイリー軍団にあってはならないことである。』

 

「伝言とは、文句を言うことなのか?」

 

『まあ、待て。最後まで読ませろ。だがしかし、私はそんなお前を高く評価している。何故かと言うとそれはお前が私の仕込んだプログラムとは真逆のことをするようになったからだ。』

 

「何?」

 

『お前は本来エックスを含める全てのレプリロイド・・・・ライトの流れを受け継いだロボットたちをすべて破壊するために作られた私がこれまでやろうとしなかった感情の無い殺戮マシンとして作り上げた。そんなお前が偶然とはいえ、自我を持ち、自分の意思で仲間を守ろうとするまでに成長した。増しては、本来想定した敵であるエックスと並んでいること自体奇跡だ。あのシグマの馬鹿がオンボロコロニーを落とそうとして地上をウィルスで汚染した時もお前は、私の想定した真の姿とは異なる力に目覚めた。本来ロボットと言う物はプログラムの想定されたものへと進化していくものだ。お前がその常識を覆したことに私は大変満足している。結婚相手であるあのアイリスとか言う小娘もそうだ。あのいい子ぶったロックマンの再来として作られながらもお前のことを支え、共に戦場を潜り抜けるだけではなく、お前と同様の力に目覚めた。いくらお前のラーニングシステムを模倣したとはいえ、ライトの流れを汲んだロボットがあそこまでできるわけがない。その想定の壁をお前たち二人がぶち壊したのだ。故にお前たち二人を評価したうえで結婚を認める。但し、勘違いをするな。私はお前のことを諦めたわけではない。必ず、我が軍団に戻しエックスと戦わせるべく再調整をしてやる。その日までその娘と仲良く暮らすんだな。では、最後にこの言葉を送る。「結婚おめでとう、最高傑作でありながら背を向くバカ息子よ。」アルバート・W・ワイリー。』

 

「・・・・・・」

 

ワイリーから送られた言葉を聞いてゼロは、無言になる。シャドーマンは、持ってきた手紙をまとめ直して懐にしまい直す。

 

『メッセージは確かに伝えたぞ。拙者は、ドクターの元へ戻る。お前も幸せを満喫するのはいいが寝首を掻かれないよう気を付けることだな。』

 

「・・・・だったら、ジジイに俺からも伝言を伝えといてくれないか?」

 

『ん?』

 

ゼロの反応にシャドーマンは意外そうな顔をする。

 

『お前からそんな言葉が来るとはな。っで、何を伝える?』

 

「俺は、ジジイのことを許せない。世界を狂わせ、多くのロボットやレプリロイドが犠牲になった。だから、俺は奴に同情することもなければ情けをかけるつもりもない。・・・・だが、今回は大目に見ておく。おかげでアチモフの世界征服も阻止できたからな。祝いの言葉を受け取っておく。」

 

『・・・・そうか。』

 

「ただ、これ以上シグマと共犯すると言うのなら容赦はしない。こっちの世界でもだ。だから、長生きしたいなら隠居しろと伝えといてくれ。無論、聞かないと思うが。」

 

『尤もな言葉だな・・・・・まあ、一応伝えとこう。』

 

そう言うとシャドーマンはその場から最初っからいなかったかのように気配を消した。ゼロが木の後ろの方を見るとそこにはもう何もいなかった。

 

「・・・・・・ジジイの奴、直接来ればいいものを。」

 

「ゼロ、どうしたんだい?」

 

ずっと木に寄りかかっていた彼の事を気にしていたのかエックスがすぐ近くにまで来ていた。

 

「うん?いや、少し酔いが廻って寄りかかっていただけだ。」

 

「そうかい?」

 

「あぁ。心配いらないさ。」

 

そう言うと彼はその場から離れて行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロボット刑務所 重犯罪者用地下収容エリア

 

犯罪を犯したロボット並びに時間犯罪者を収容するロボット刑務所。

 

その施設の更に地下100メートル以上の深さに作られている収容エリアでアチモフ一味は監禁されていた。

 

「はぁ・・・・・俺たち、何時までここにぶち込まれているのかね?」

 

牢屋の中でダイナモは、ベッドに横になり手錠を付けられた両腕を眺めながら言う。そのすぐ近くの机ではベルカナとアチモフが何か打ち合わせをしている。

 

「騒ぐな、ダイナモ。捕まった以上出れないのは確実っしょ。こうなったら、時間をかけて脱獄計画を考えるしか他はないっしょ。」

 

「そうは言うけどさ、何年かかんだよ?最悪な場合、死刑執行されるかもしれないんだぜ?」

 

「そんなことされてたまるもんですか!でも、困ったわ。ここからだと通信も繋がらないし、穴を掘るにしても無駄に時間がかかってすぐにバレちゃうわ。」

 

「まさに手も足も出せないってわけか。ハア~ア~、これならもう少し向こうの世界で遊んでればよかったよ。」

 

行き詰っている自分たちの現状を見て、ダイナモはため息をする。

 

 

 

 

「誰か助けに来てくれないかね~~~~。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

21XX年 ???

 

(・・・・・ここは?僕は確かDr.ワイリーを道連れにしようとして再起動したシグマに・・・・・)

 

彼はうっすらと意識を取り戻した。どういうわけか不思議に体が浮いているようだった。

 

(見る限り病室のようだが回収されたのか?しかし、体が動かない。視界ははっきりしているようだが・・・・・ん?なんで僕があんなところで寝かされているんだ?)

 

ゲイトは下を見て驚いていた。そこにはベッドに寝かされた自分の姿があった。

 

(まさか、これが人間の臨死体験と言うものなのか?すると僕は死んだというのか!?)

 

科学的にあり得ないと戸惑う彼であるが目の前で起こっていることを考えると現実であると受け入れるしかない。

 

(・・・・いや、自業自得と言うべきか。自分の理想を追い求めてきた結果がこれなのだからな。)

 

彼は、失意に満ちた顔で自分を見る。

 

(結局誰にも理解されず、自分の作ったレプリロイドを処分され、自分も死ぬ・・・・・・・無様だな。僕は何をしてきたんだろう。)

 

『ほう、何か死にかけの魂がいるかと思ったらここにいたか?』

 

(ん?)

 

彼が声のした方を見るとそこにはフードを被った男が自分と同じように浮いていた。

 

(誰だ君は?)

 

『さあな。まあ、名乗るんなら「死神様」と言ったところだ。』

 

質問に対し、死神はぶっきらぼうに答える。

 

(死神?科学的にあり得ないと思うが・・・・まあいい。どの道僕を迎えに来てくれたんだろう?)

 

ここに来た以上、おそらく罪人である自分を迎えに来たのだとゲイトは、理解できた。過去の自分の作り出したレプリロイドによる被害とナイトメア事件、これを考えれば納得がいく。

 

『迎え?おいおい、体が生きているのに何で魂だけ連れて行かなくちゃならねえんだよ?』

 

(体が生きてる?いや、現にこうやって離れているじゃないか。)

 

『甘いな、お前みたいな奴は無理やり体に戻すように言われているんだよ。だから、お前はまだ死んでねえんだよ。』

 

死神は、彼の身体に指を差しながら言う。確かに既に修理の仕様がないのならこんな部屋に連れてくる必要はない。

 

(では、なんで僕の所へ来たんだい?その魂を無理やり戻しに)。

 

『まあ、それはそうだな。それが理由の一つだ。だが、もう一つ用事があってな。』

 

(用事?僕にかい?一体何を。)

 

ゲイトは不思議そうな顔をする。死神は腰にぶら下げている巾着を取り出すと三つの光る何かを宙に出した。

 

『コイツ等、地獄に連れて行くことになってな。最後の情けでお前に会わせに来たんだよ。』

 

(コイツ等?・・・・・!?)

 

ゲイトは、奇妙に感じながらその光る玉のようなものを見るがそれが何なのかはすぐに理解できた。

 

(ミジニオン!?プレイヤーにヒートニックスまで!?)

 

『ゲイト様、助けてよ~!!僕たち、このドクロに連れてかれちゃうんだ!!』

 

『コイツ、俺の炎どころか何も効かねえんだ!!』

 

『何とかしてくれ~!!』

 

なんと、光る玉の正体は自分の作り出したレプリロイドの中でも問題児であるインフィニティー・ミジニオン、ブレイズ・ヒートニックス、メタルシャーク・プレイヤーの三人だった。戻るべき体を失った三人はどうやら魂を彼に回収されてしまったらしい。

 

『コイツ等を作ったお前も当然と言えば罪に問われるがまだ巻き返しのチャンスがあるからな。だから、今回は体に戻すので終わり。』

 

『『『助けて~~~!!!』』』

 

(・・・・・・)

 

『ゲイト様?』

 

何とも言えないゲイトの表情を見て三人は焦り始める。

 

『ま、まさか、俺たちを見捨てるなんて悪い冗談じゃないよな!?』

 

『そうだぜ!?現に俺なんか強化もしてくれたんだし・・・・』

 

(・・・・・すまない。これだけは僕でも弁護のしようがない。)

 

『『『そんな~~!!』』』

 

『あ~はいはい、じゃあ大人しく地獄へ行こうな。』

 

『『『嫌だァ~~~!!!』』』

 

三人の魂は再び死神の巾着の中へと戻される。

 

『さてと、最後に俺もお前の魂を戻して帰りますかね。』

 

死神は、ゲイトに近づいて体へと戻そうとする。

 

(・・・・・僕もそっちに連れて行ってもらうのではだめなのかい?)

 

『ん?』

 

彼の言葉に死神は手を止める。

 

『・・・・何故だ?』

 

(死神なら僕のやって来たことはすべて見て来ただろ?僕は、取り返しのつかないことをして来た。自分の実力を証明するために今までやって来たが・・・・・それも無駄だった。だったらこのまま・・・)

 

『かあぁあ~~~~!!なんで体が無事な奴に限ってこんなバカな考えする奴が多いのかな!?』

 

(えっ?)

 

呆れる死神の態度を見てゲイトは思わず目を見開く。死神はまるでかつて自分を危険人物として見てきた研究所時代の上司のように説教を始めてきた。

 

『いいか?俺たちは魂を回収するのが仕事だけどな、体が生きているうちに回収するのはNGなんだよ!そんなことしてみろ?信用減って減給されちまうだよ!!人間ならまだ言い訳できるけどな、ロボットだと言い訳できねんだよ!!』

 

(・・・・・・でも、結局誰にも理解されなかった!それに僕のことを心配する者なんて・・・・)

 

『あ~あ~来たよ、またこのパターン来たよ!お前、もうちょっと周り見ようよ!!』

 

(周り?)

 

『ほら、ちょうど来た。』

 

(なにが・・・・)

 

ゲイトは、下を見るとちょうどエイリアが見舞いに来ていた。

 

(エイリア・・・)

 

彼女は、すぐに花瓶の花を取り換え机に置き直すと自分の手を握りながら優しい顔をして話し出す。聞いているのかわからないにもかかわらずだ。

 

『ほら、見えるだろ?あの嬢ちゃん、ああ見えて毎日来てくれてるんだぜ?お前のこと心配してさ。』

 

(彼女が?)

 

『おうよ!お前の気にしてさ、今日知り合いの結婚式だったにもかかわらず、付きっ切りなんだよな~~~これが!分かるか?これがどういう意味か?』

 

(どういうって・・・・・それは僕に罪を償わせ・・・・)

 

『夢ねえこと言うな、お前!!お前のことがそれだけ大事だってことだよ!!』

 

(僕が?)

 

『そうだよ。それにな、あの嬢ちゃん、お前に何もしてやれなかったこと後悔しているんだよ。あの時、夢に向かっていたお前に手を差し伸べていればなってさ。』

 

(・・・・)

 

『わかったか?お前は、まだこっちに来るべき存在じゃないんだよ。どうしても、来たいんだったら体に時限爆弾仕込むとかそのぐらいして体が一片たりとも残らないようにするんだな。その時は状況に応じて地獄に連れてってやる。』

 

(それでも・・・・)

 

『夢があったんじゃないのか?』

 

(夢?・・・・・!)

 

死神の言葉を聞いてゲイトはかつての自分が抱いた夢を思い出した。

 

レプリロイドのプロトタイプとも言える存在であるエックス。

 

そのエックス以上に謎に包まれた存在であるゼロ。

 

この二人が未知数な能力が秘められていながらもその可能性は計り知れず、もし彼らのようなタイプのレプリロイドが増えれば今の世界がより豊かなものになるではないかと彼は考えた。そして、そのために周りから認められなくても研究を続けてきた。

 

そして、その中で最後まで自分に目を向けてくれたのはエイリアだった。

 

(そう言えば、彼女は最後まで僕のことを擁護してくれていたな・・・・何故なのかその時は気にしていなかったけど・・・・・今はなんとなくわかるような気がする・・・・)

 

彼の表情を見て死神は、これでもう心配ないと確信した。

 

『フウ、これで問題なさそうだな。じゃっ、さっさと体に戻り・・・・』

 

(ちょ、ちょっと待った!?)

 

『アン?』

 

突然動揺し始めたゲイトに死神は今度はなんだとばかりに下を見る。

 

『おっ?』

 

下ではエイリアがゆっくりと顔をゲイトの顔の近くにまで近づけていた。これはもしやと思い、彼はニヤリと目が笑う。

 

『ちょうどいいタイミングで良かったな。彼女のキスで目覚めるなんてメルヘンチックで。』

 

(や、や、やっぱりやめだ!!今すぐ僕を地獄に連れて行ってくれ!!)

 

『いいじゃねえか。こんな貴重なシーン、早々出ねえぞ。写メ撮るからちゃんと戻れ。』

 

(ふざけないでくれ!!)

 

『恥ずかしがることじゃねえよ!そんだけ意識されてたってだけで。』

 

(誤解だ!?僕は彼女にそんな風に考えたつもりは・・・・・)

 

『つべこべ言わずに行ってこい!』

 

(うわっ!?)

 

死神に蹴り飛ばされ、ゲイトは自分の身体へ向かってまっしぐらに飛んで行く。近づいている間にも彼女の顔と自分の顔の距離がドンドン近づいている。

 

(待て!エイリア!!早まったことを・・・・・・)

 

その瞬間、ゲイトの意識は体に戻り、同時に目が開いた。

 

「「あっ・・・・・」」

 

目が合うと同時にエイリアは慌てて引こうとしたが時すでに遅し。

 

両者の唇が合わさってしまったのだった。

 




ここまで本作を呼んでいただきありがとうございました。

多くの方がもうすでに知っていると思われますが先月末、日本が誇るコメディアン 志村けんさんが新型コロナでこの世を去りました。本作でもドリフネタを書いており、今回はバカ殿メイクを出させていただきました。

志村さんが亡くなったことは本当に心が痛みますが追悼番組で高木ブーさんがおっしゃられたように彼は私たちの中で生き続けていると自分は思っています。

さて、エックスたちの戦いはまだ続く予定です。

次回からはいよいよ第三の新ヒーローである彼が登場します。

果たしてX7編は如何に・・・・・・・お楽しみに!!

本作でロックマンX7をやった場合で最も生存しそうなキャラは?(枠足りないので二つに分けます)

  • フレイム・ハイエナード
  • バニシング・ガンガルン
  • トルネード・デボニオン
  • スナイプ・アリクイック
  • ソルジャー・ストンコング
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