ドラえもん のび太の転生ロックマンX   作:赤バンブル

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Switchが品薄になると聞いてライトを買ってきた。感想は下で。


パラレルワールド

ハンターベース 尋問室

 

「では、エックス。私の質問に詳しく答えてほしい。」

 

シグナスに言葉にエックスは、何を聞かれるのかと内心不安を感じる。

 

「わかった。」

 

「始めに最初の『シグマの反乱』のことについて答えてくれ。お前はこの戦いでシグマを除いて何人のイレギュラーを倒した?」

 

「えっ?」

 

エックスは、思わずキョトンとする。データベースを見ればすぐわかる情報を何故聞くのか?

 

「何を聞いているんだ?そんなこと・・・・」

 

「いいから言ってくれ。最初の『シグマの反乱』で倒したイレギュラーはどういった方法で倒したのかを。」

 

「・・・・・・最初に倒したのはナウマンダーだ。工場地帯でバスターで破壊した。その後は、ペンギーゴの潜伏していた雪山で・・・・・次に発電所のマンドリラーを・・・」

 

エックスは、もしや自分を偽物だと疑っているのかと思い、嫌々嫌な思い出を探り始める。それをシグナスは黙々と聞いていた。

 

「それで全員助けることはできなかったのか?」

 

「無理だった。シグマは裏切り防止のために秘密裏に全員の身体に自爆装置を組み込ませていたんだ。唯一、話が通じそうだったイーグリードも・・・・・・そのために・・・・」

 

辛い記憶を思い出し悔しがるようにエックスは拳を強く握りしめる。その辛さは彼の顔を見れば明らかだが全てを聞くまではシグナスも質問をやめるわけにはいかない。

 

話はさらに続いた。

 

『カウンターハンター事件』では、ゼロのパーツが強奪され、基地の最深部においてシグマに洗脳された状態で戦闘、アーマーを破壊されながらも彼を正気に戻したことを話す。

 

更に『ドップラーの反乱』では、復帰したゼロと共に改造されたイレギュラーを撃破。秘密研究所でゼロは負傷して戦線離脱、洗脳を解かれたドップラーはエックスに乗り移ろうとしたシグマを道連れに基地と運命を共にした。

 

『レプリフォース大戦』においては、全士官が二人の手で死亡。カーネル、ジェネラルも同様に戦死し、この大戦の影響でイレギュラーハンターは、部隊制を廃止することが決まり、エックスたちも司令部から直接指令を受けて動くシステムに変更。

 

『ユーラシアコロニー落下事件』では、パーツを回収することには成功したものの所持者は全員死亡。破壊に成功したコロニーにより被害も甚大で地上は未だに人類が住めない状況にある。そして、ウィルスの影響でわずかに残っていたレプリフォースの部隊もイレギュラー化。彼らを処分したことでレプリフォースの組織そのものは衰退し、現在はほぼ壊滅したに等しいことを話した。

 

 

「・・・・『ナイトメア事件』では、黒幕だったゲイトは自らが再生させたシグマの攻撃で致命傷を受けて後に死亡した。・・・・・・アイゾックはいつの間にかやられていたけど。」

 

「・・・・・・・」

 

「シグナス・・・一体どうしてこんな分かり切ったことを聞くんだ?データアーカイブスを見ればわかることなのに。もしかして、俺を偽物だと疑っているのか?」

 

黙って自分の話を聞き続けるシグナスにエックスは、少し苛立ちを感じながら言う。

 

「私は、別にお前を偽物だと思っていない。いくらあの男でもお前の複製を作ろうとは考えないだろうからな。」

 

「あの男?誰の事なんだ?」

 

「いや、そこは気にしないでくれ。最後にエックス、お前はハイウェイ近くに転送される直前何をしていたんだ?」

 

シグナスは最後の確認として改めてエックスに問う。

 

「・・・・室内業務をしている最中にゼロがアクセルを連れてきたんだ。その後、レッドアラートから彼を連れ戻すためのハンター対決を持ち出されて・・・・・・また戦いが始まると思って嫌気がさし、殴ってしまった・・・・。」

 

「アクセルをか?」

 

「あぁ。その後、逃げるように司令室から出てメディカルルームで仮眠を取ろうとした時にダグラスに頼まれて転送装置のメンテナンスを手伝ったんだ。そして、試験運用でハイウェイに・・・・・あっ、そう言えばダグラスは大丈夫なのか?転送される直前、装置が爆発したような気がしたけど。」

 

「・・・・・・」

 

「シグナス?」

 

シグナスは、一瞬表情を歪めるがすぐに元に戻す。

 

「・・・・エックス、今から私がお前に言うことは大変信じられない話だろうが落ち着いて聞いてほしい。」

 

「どうしたんだ?急に?それよりもゼロとアクセルの方は・・・」

 

あの二人の事を気にしていたのかエックスは話そうとするがシグナスの口から出たことがは予想外のものだった。

 

「この世界はお前の知っている世界ではない。」

 

「えっ?」

 

「正確に言うのならばここは、お前の世界に近い『パラレルワールド』・・・・所謂『平行世界』のようなものだ。」

 

「ちょっと待ってくれ。そんな非現実的なことがあるわけないじゃないか!?」

 

自分の知っているシグナスらしからぬ発言にエックスは戸惑う。確かにそう言った概念が存在していることは知っている。但し、それは飽くまで仮説に過ぎず、確証に至っていない。そんな非科学的なことを彼の口からきくとは思っていなかった。しかし、シグナスは、話を続ける。

 

「信じられないことだろうが紛れもない事実だ。お前の話を聞かせてもらったがこの世界の歴史と大きく異なる。」

 

「だが、そんなことがあっていいのか!?」

 

「なら、エックス。この写真の彼を知っているか?」

 

「えっ?」

 

シグナスに見せられた一枚の写真を見て、エックスはキョトンとする。

 

そこには自分と一体の青い達磨のようなメカニロイドが腕を組みながら楽しそうに笑っているのが写されていた。

 

「なんだ、このメカニロイドは?こんなタイプ始めてみたぞ!?」

 

「・・・・・彼は、この世界のお前の親友だ。」

 

「親友!?このメカニロイドが!?」

 

まさか、自分が得体の知れないメカニロイドの友達だということを知らされ、エックスは混乱する。確かに体は自分と同じだが、一体いつこのメカニロイドと交流しているのか。

 

それ以前にこんなタイプのメカニロイドは自分の知っている限り生産された記録もない。だとすればこの世界は本当に自分のいた世界とは別世界と言うことになる。

 

「信じられない・・・。それじゃあ・・・・俺は本当に・・・・」

 

ショックのあまりに膝を付いてしまう彼だが同時にある疑問が浮かぶ。

 

この世界の自分はどうしているのか?

 

この世界でも同様にシグマとの戦いがあったというのなら間違いなく、この世界の自分が戦っていたはずだ。アクセルと会った際もブランク期間があるような発言があったため、おそらく自分と同様の考えで前線から退いた可能性がある。

 

「それじゃあ、この世界の俺は何をしているんだ?俺と同様に戦線から身を引いているようだが。」

 

エックスの質問に対してシグナスは、表情を硬くして黙る。

 

「・・・・・」

 

「やはり、俺みたいに戦いに疑問を感じて離れたのか?」

 

「・・・・そうだな、身を引いたと言えば間違いはない。」

 

「?」

 

シグナスが重苦しそうに言うのにエックスは何か違和感を感じた。まるで何かを隠しているかのように。

 

「今、お前が表に出てきては混乱を生じさせてしまう危険性がある。すまないがしばらくの間、ここで待機してほしい。」

 

そう言うと彼は、エックスにデータ端末を手渡し、情報をまとめたメモリーチップを手渡す。

 

「これは?」

 

「この世界のことに関するデータをまとめたファイルだ。お前の世界と異なるところが多いため、混乱するかもしれないが目を通しておいてくれ。」

 

「あ、あぁ・・・・・」

 

エックスは、返事をすると部屋を出て行くシグナスを見送る。

 

「・・・・平行世界とか言っていたけど・・・・そんなに違うのか?」

 

不審に思いながらもエックスは端末を開いて閲覧を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メディカルルーム 

 

エックスが部屋を出る少し前、ゼロとアクセルはメディカルルームへと来ていた。

 

「メディカルルーム?なんでこんなところに?」

 

「入ればわかる。」

 

ゼロに言われてアクセルは、一緒に部屋に入る。メディカルルームでは、紫のアーマーに白衣をしたレプリロイドはコンピュータにデータを入力していた。

 

「邪魔するぞ、ゲイト。」

 

ゼロに声を掛けられて作業をしていたゲイトは、パソコンから目を離す。

 

「ゼロか。今日は訪問予定はなかったんじゃないのかい?」

 

ゲイトは、からかうかのようにゼロに聞く。

 

ナイトメア事件後、しばらく眠り続けた彼だったが、ゼロとアイリスが結婚式を挙げていた頃に突如意識を取り戻した。意識を取り戻した彼は、政府からの命令で事件に関与したという理由でハンターベースに配属され、監視(とは言ってもかなり緩いが)の元、レプリロイドの研究とイレギュラーハンターの修理及びメンテナンスを行うよう通達された。尤も、政府の方は本当は研究所の方へ戻そうと考えていたらしいがエイリアからの『Dr.ワイリーに操られていた時の後遺症が出ないかどうかの様子見が必要』という言葉もあり、現在の形にまとめられた。

 

「あぁ。少し要件ができてな。アイツの容態は?」

 

「相変わらずさ。彼女がいつも付きっ切りで傍にいるけど目覚める様子はない。不思議なものさ。」

 

「そうか。」

 

返事を聞くとゼロはアクセルを連れて集中治療室の中へと入る。

 

「これって・・・・・」

 

中に入るや目の前の光景を見てアクセルは絶句する。

 

部屋の奥のベッドで寝かされている青いレプリロイド・・・・自分が会ったはずのエックスがそこにいたのだ。

 

特徴の一つであった青いヘッドパーツは机の上に置かれ、かつてのロックと同様の黒髪が生えている頭部にはいくつもの配線が繋がれ、その傍では彼の副官であり、最愛のパートナーであるマーティが手を握りながら座っている。

 

「あら、ゼロ。今日は来ないんじゃなかったの?」

 

二人の存在に気づいた彼女は、少しくらい口調で言う。

 

「エックスのことが気になってな。後、今日から入ってきた新入りに会わせようと思ってな。」

 

ゼロが彼女と話している一方、アクセルは眠っているエックスを見る。

 

先ほどまで動いていたはずの彼がどうしてここで眠っているのだろうか?それもここに来た後にすぐに眠りについたという風にも見えない。

 

話を終えて部屋を出るとアクセルは、ゼロに思い切って聞いてみる。

 

「あのさ・・・・どういうことなの?エックス、ここに来るまで動いていたよね?なんで、あそこで眠っているの?」

 

アクセルの疑問に対してゼロは歩きながら、ゆっくりと口を開く。

 

「・・・・・半年ぐらい前だ。イレギュラー発生の現場でアイツと彼女が取り締まりに行って事態を収束させた束の間、拘束を強引で解いたイレギュラーが隠していた武器でアイツの背後から攻撃したんだ。イレギュラー自体はその後すぐにマーティの手で処分されたが攻撃はエックスの後頭部に直撃。致命傷には至らなかったが治療が終わっても意識が戻らない。どこを調べても異常が起こっているわけでもない・・・直っているはずなのに・・・・・」

 

ゼロの言葉はかなり重く感じられた。でも、そうだとしたら自分が先ほどあったエックスは偽物なのだろうか。

 

「じゃあ、僕が会ったのはエックスの偽物なの?」

 

「違うな。アイツも間違いなくエックスだ。正確には『別世界のエックス』だが。」

 

「どういうこと?」

 

「以前、俺とアイリスも経験したことがあるが世界にはいくつもの似たような歴史を歩んだタイプと全く異なる歴史を辿ったタイプの『パラレルワールド』がいくつも存在している。」

 

「パラレルワールド?」

 

「簡単に言うなら今のお前はレッドアラートを逃げ出してここにいるが可能性としては『レッドアラートに留まったままのお前』、『レッドアラートに連れ戻されたお前』が存在しているということだ。」

 

「う~ん~、難しくてよくわからないけどとにかく僕が会ったのも間違いなくエックスと言うことなんだね?」

 

「そう言うことだ。」

 

ゼロとアクセルは、引き続き司令室へと行く。部屋の中に入ると中ではエイリアの他に正式にオペレーターとして配属されたレイヤーとパレット、更にアイリスがマイマインと共に戻って来たシグナスに報告をしていたところだった。

 

「連れて来たぞ。」

 

「ご苦労だったな、ゼロ。そして、君がアクセルか。」

 

「え、えっと・・・・うん、そうだよ。」

 

目上の者への挨拶の仕方が分からないのかアクセルは少し戸惑った様子で返事をする。

 

「君がレッドアラートから脱走した件についてはマイマインの報告から聞かせてもらった。どうやら、影からの噂は本当だったようだな・・・・認めたくないが。」

 

「えっ?」

 

「いや、あまり気にしないでくれ。事実を認めたまでだ。君を連れ戻すためとはいえ、市街地に大型メカニロイドを投入してきたとなると最早イレギュラー認定は避けられないからな。こうも早く結論を出すことになるとは・・・・・」

 

シグナスが重苦しそうに言った直後、司令室に警報が鳴り響く。

 

「何事だ!?」

 

「発信源不明の通信です!」

 

「画像全モニターに出力します!」

 

突然のことに慌てながらもパレットとレイヤーは、すぐに作業に取り掛かる。しばらくモニターに砂嵐の画面が移るが徐々に右目に深い傷が走り、精悍で堂々とした顔が鮮明になってくる。

 

「レッド!?」

 

「アイツがか?噂には聞いていたが。」

 

『聞こえているかハンター共、俺はレッド。もうご存知だろうが、レッドアラートのリーダーだ。わざわざ表に出て来たのは他でもない。逃げ出しやがった俺達の仲間が事もあろうにお前らの所に転がり込みやがった。そう、そこにいるアクセルだ。そいつをこちらに返してもらいたい。』

 

レッドは通信越しでアクセルを見ながら言う。

 

「レッド、僕は帰らないよ!変わってしまったレッドアラートに僕の居場所はもうない。だから、ここへ来たんだ!!」

 

「話を聞かせてもらったが随分とやってくれていたようだな。市街地に大型メカニロイドを投入してくるとは・・・・イレギュラーに認定されるのも時間の問題だぞ。」

 

ゼロは、レッドを睨みつけながら言う。対するレッドはそんなゼロに動じる様子はなく、むしろ楽しんでいるようにも見えた。

 

『帰らないか・・・・だが、イレギュラー認定は気に喰わねえな。知っての通り俺たちも非公式とはいえハンターとして働いている。これまでイレギュラーも数え切れないほど処分してきた。そこでだ!真のイレギュラーハンターを決めるためにハンター対決ってのはどうだ?最後まで生き残った方が勝ちだ。悪いがこっちは、今まで捕まえてきたイレギュラーを仲間として使わせてもらうぜ、文句は無しだ。俺達が負けたら、アクセルはお前らにくれてやる。当然だが、俺達が勝てば・・・・』

 

「正気か、貴様!!街を荒らしただけに済まさず、アクセルの意思を無視し、そんな理由で戦いを引き起こすつもりか!!」

 

レッドの言葉を聞くなり、シグナスは怒声を上げる。その姿を見てゼロとアクセルは愚かエイリアたちも呆然とした。

 

『そんな理由か・・・・昔ジェネラルのジジイの下で指導を受けていた新入りが威勢のいいことを言うようになったじゃねえか。だが、その勢いが実戦にまで続くかな?最近は、ご自慢の青い英雄さんもお留守のようだしな。』

 

「・・・・・」

 

『まあいい、面白いものを見せてもらった。アクセル、お前が意地を張ろうと俺たちはお前のことを連れ戻しに来るからな。首を洗って待っていろ!!』

 

レッドはそう言いながらアクセルを見ると一瞬笑みを浮かべて通信を切った。同時にモニターが元に戻り、世界地図の各エリアにメンバーのものと思われる反応が表示される。

 

「早速動き出したようね。各地でイレギュラー発生!被害の出たエリアを詳しく調べてみるわ。レイヤーとパレットも手伝って!」

 

「「はい!」」

 

エイリアの指示で二人は急いで作業に取り掛かる。

 

「ごめん、僕のせいで・・・・・」

 

レッドの通信では拒んだとはいえ、アクセルは自分のせいでとんでもないことが起きてしまったことに罪悪感を感じる。

 

「面倒なことになったのは事実だが、どの道レッドアラートが一般のレプリロイドに手を出したという事実が分かった以上、避けられなかった道だ。だが、どうするシグナス?このまま奴らの挑戦を受けるか?」

 

ゼロは、腕を組みながらシグナスに意見を求める。先ほどまでの怒声を上げたとは思えないほどシグナスは落ち着いている。

 

「アクセルが素直にレッドアラートに戻れば素直に解決・・・・・ともいきそうもないな。連中は既にマトモではない。おそらく、彼を引き渡したとしても大人しく引き下がらないだろう。」

 

「でも、彼らは自分たちが捕らえたイレギュラーも使うと言っていました。復興作業に回っているメンバーたちにも召集するしか・・・・・」

 

アイリスの言う通りで現在イレギュラーハンターのメンバーの大半がレプリフォースと共に各地の復興作業で動き回っており、本部には一部しか残っていない。彼らに召集をかけた場合でも戻るのに時間がかかる。

 

「現在復興しつつあるエリアから離すわけにもいかないからな。エックスがいてくれればまだ話が別だが・・・・」

 

「あの・・・・ちょっといい?」

 

話している中、若干空気になりつつあったアクセルは手を上げながら機会をうかがう。

 

「なんだ、アクセル?」

 

「こんなこと言っちゃいきなり変だと思われるかもしれないけど・・・・・僕をイレギュラーハンターにして協力させてもらえない?」

 

「イレギュラーハンターにだと?」

 

「こう見えても得意なんだ!イレギュラーハント。ゼロとの連携もばっちりだったし、僕はレッドアラートのメンバーのことなら知ってるから任せてよ!」

 

「・・・・・」

 

アクセルの提案にシグナスは腕を組みながら考える。アクセルは、更に話を進める。

 

「これは僕なりの罪滅ぼしなんだ!」

 

「確かにコイツは視野が狭い所があるが機動力が高い上に戦闘力も申し分ない。後はアンタの判断に任せる、シグナス。」

 

「・・・・・本来、イレギュラーハンターはハンター試験を受けた上でランクを決めて部隊の配属先を決めるのだが今はそんなことをしている暇もないしな。だが、アクセル。お前がこれからやろうとしていることはかつての仲間を自分の手で破壊することになる。それでもいいのか?」

 

シグナスに言われ、アクセルは少し表情が暗くなるもののすぐに答えた。

 

「確かにレッドたちに手を上げるのには抵抗があるけど・・・・・もう、そうまでしないと止めることはできないんだ!お願いだよ!僕も手伝わせてよ!!」

 

アクセルの目を見てシグナスは彼の決心が固いものだと認める。

 

「その目なら問題はなさそうだな。今回はハンター試験を行うことができないため立場上『民間協力者』と言う立場になるが構わないな?」

 

「わかったよ!でも、ハンターにするのは約束してよね!僕、実はエックスとゼロに憧れてイレギュラーハンターになりたいと思っていたんだ。」

 

「お前には引き続きゼロ、そしてアイリスと共に行動してもらう。だが、状況に応じては別の者の指示を受けてもらう場合もある。そこは肝に免じておいてくれ。」

 

「は~い!」

 

「後オペレートは、パレットに担当してもらう。」

 

「えっ!?私ですかっ!?」

 

シグナスの言葉にパレットは思わず叫んでしまう。新入りなのだからてっきり先輩であるエイリアがやるかと思っていたからだ。アクセルは特に気にしていないのかすぐに彼女に挨拶をする。

 

「よろしく!」

 

「は、はい・・・こちらこそよろしくお願いします(大丈夫かな?よりによって、こんな新入りの人の担当になるなんて・・・)。」

 

押し付けられたのではないかと思いながらもパレットは、若干顔を引きつりながらもアクセルと握手をする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

尋問室

 

「・・・・・・」

 

一方、尋問室で一人取り残されていたエックスは、シグナスから受け取ったデータを見て無言になっていた。内容は自分の知っているものと大分異なっているというのは覚悟していたがそれ以上の衝撃が彼を襲う。

 

(どうなっているんだ?最初の戦いでイーグリードとマンドリラーが戦死していない!?カウンターハンター事件でゼロが無事に回収されている!?ドップラー博士が死んでいないどころか俺の世界ではほぼ壊滅状態のレプリフォースが存続している。コロニーも・・・・・・・)

 

その中には、自分たちでは救えなかった者たちが何人も生きているのが分かっていた。自分は戦い、倒すことしかできなかったものをこの世界の自分は、幾つも救っている。そのことがとても信じられなかった。

 

「俺の世界じゃコロニーを完全に破壊することができず多くのレプリロイドたちを犠牲にしてしまったのに・・・・・」

 

己の無力さを痛感するあまり、彼はその場で膝を付いて絶叫する。

 

「俺の今までの戦いは一体何だったんだあぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!」

 




ブランクもあったから駆け出しハンターモードで遊んでみたけど「X2」の場合、気を付ければ最悪「昇龍拳」撃ちまくり・・・・・犯罪的だぁ!!

次はボス誰からにしようかな・・・・・。
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