ドラえもん のび太の転生ロックマンX   作:赤バンブル

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捏造設定多数!!

最早、自分でもどうにもできない(;^_^A


光と影

???

 

「・・・ウ、ウゥ・・・ここは?」

 

真っ暗闇の空間の中でエックスは、目を覚ます。

 

「俺は確かイレギュラーに撃たれて・・・・そう言えば、マーティたちは無事なのか?」

 

彼は、見覚えのない空間の中で戸惑いながらも意識を失う前までの出来事を整理してみる。

 

自分はあの時、イレギュラーの取り締まりで仲間たちとともに現場へ向かい、目標をとらえた。そして、撤収する前に目標が武器を隠して所持し、不意を突いたところで拘束を強引に解いた。最後は、仲間たちが叫んでいる中で後頭部に何かが直撃・・・・・といったところで記憶が途絶えている。

 

「それにしてもここはいったいどこなんだ?」

 

暗いせいで視界も定まらず、彼は途方に暮れながら歩き始める。

 

「今頃、マーティ心配しているだろうな・・・・無茶のし過ぎだとか言って泣き出さなきゃいいけど。」

 

最愛の妻のことを心配しながら歩いていくと、僅かながら明かりらしいものが見えてきた。

 

「明かりだ!」

 

エックスは急いで明かりの方へと走っていく。近づいて行くにつれて明かりの先が鮮明にわかるようになり、どうやら誰かがろうそくに火を灯して何か作業をしているらしい。聞けばここから出ることができるかもしれない。

 

エックスは、明かりの近くにたどり着くと早速声をかけようとする。

 

「すみません。この近くの者ですか?申し訳ないんですが道を尋ねて・・・・!?」

 

エックスは、相手の姿を見て驚く。

 

ボディが黒で統一されていることを除けばその姿は自分と瓜二つだった。

 

「・・・・・」

 

驚くエックスに対して相手は彼を見向きもせず、彫刻で何かを彫っている。周りをよく見渡すと周囲には木彫りの像が至る所に配置されており、その姿はこれまで戦ったレプリロイドたちのものだった。

 

「こ、これは・・・・」

 

「ここはうぬの心の中の最下層の世界。全ての強者共を葬り去った罪悪感が積もりに積もったことで生み出された空間。うぬにより封じられた我はこの最下層の暗闇の中、ひたすら長い時を過ごしていた。」

 

「俺の心の世界!?」

 

突然口を開いたレプリロイドは出来た木彫り像を置くとゆっくりと立ち上がり、エックスの方を見る。

 

顔も自分と瓜二つだった。だが、その眼は「鬼」ともいうべきなのか瞳は存在せず、赤く染まっている。

 

「だとしたら、お前は何者なんだ?何故、俺の心の中にいるんだ?」

 

「我はうぬそのもの。戦いに飢え、死合いを求め続けている『鬼』を極めし者なり。」

 

「俺が戦いを求めている?そんな馬鹿な!?俺はそんなこと望んでいない!!」

 

エックスは、距離をとって警戒を強める。対して、もう一人の自分を名乗った黒エックスも構えをとる。

 

「うぬがここに来たということはうぬ自身が己の弱さを認めた証。ならば我はうぬを葬り、うぬの体を手に入れる。」

 

「なんだと!?」

 

黒エックスは体から赤黒いオーラを発し始める。するとオーラは彼の身体を包み込み、アーマーを形成した。

 

「そのアーマーは・・・・・」

 

その姿はかつてドップラーの反乱時に身に着けていたサードアーマーそのものだった。カラーリングも強化チップをすべて組み込んだ状態と同じだが背中には「天」の赤い文字が刻まれている。

 

「我はこの姿の方が一番馴染む。うぬも念じるがよい。そうすれば己に見合った姿になる。」

 

「・・・・・」

 

黒い自分の言うとおりにエックスは念じてみる。すると、自分の体にアーマーが装着される。一番最初に使ったファーストアーマーだ。

 

「さあ、かかって来るがよい。互いの全てをぶつけ、死合いを繰り広げようぞ!!」

 

「待ってくれ!俺は戦う気はない!何故、自分同士で戦い合わなくちゃならないんだ!?」

 

「笑止!」

 

そんなエックスに対して黒エックスは、クロスチャージショットを繰り出す。エックスはとっさの判断でチャージストームトルネードで防ぐが隙を逃さずにチャージトルネードファングで突っ込んでくる。

 

「クッ!スーパーアーム!!」

 

自分の当たりそうになったドリルを力業で強引に防ぐ。その瞬間に二人の目が合う。

 

「同じ存在同士であれ、我は影!うぬは光!双方が相まみえることはない!!」

 

「そんな・・・・・」

 

「現にうぬは己の力で我の支配を防いだ!それが歴とした証拠なのだ!!」

 

硬直状態から黒エックスは、体を持ち上げてエックスよりも上に立つ。そして、回転させながら連続で頭部に向かって蹴りを入れる。

 

「ブッ!?」

 

「竜巻旋風脚!!」

 

連続の回し蹴りでエックスは頭部に強い衝撃を受ける。その隙に黒エックスは、拳を地面に打ち付ける。

 

「戦いの場としてはここは狭かろう。金剛國裂斬!!」

 

彼が打ち付けた場所から大きなひびが入り、地面が崩れていく。

 

「うわあぁああああ!?」

 

エックスは、そのまま崩れ行く地面と共に落ちていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンターベース

 

ストンコングとの戦いを終えたゼロたちは、修理を受けた後にシグナスのところへと訪れていた。理由は彼が最後に言い残したレッドが過去にレプリフォースに所属していたことについてだ。かつて、オペレーターとして所属していたアイリスですら把握していなかった事実にゼロは、かつてレプリフォースに所属していた経歴を持つシグナスに話を聞こうとしていた。

 

「シグナス、どういうことか説明してもらえないか?ストンコングの証言では、レッドはレプリフォースに所属していたと言っていた。かつて、ジェネラルのところで仕事していたお前なら何か知っているんじゃないのか?」

 

「・・・・・」

 

「シグナス総監、教えてください。私もレプリフォースに所属していた時期に何度か本部のアーカイブスを確認していました。でも、レッドのことについては知らなかったんです。どうして、彼らの記録がレプリフォースに残っていないんですか?」

 

アイリスも気になってしょうがなかった。

 

レプリフォースのオペレーターを務めていた頃、彼女は舞台にいち早く的確な情報を伝えるという重要な職務ということもあって軍に関するデータにはすべて目を通していた。カーネルが指揮していた陸軍はもちろん、フクロウルのエアフォース、スティングレンのシーフォースの全三軍のメンバーリストも確認済みだった。

 

しかし、レッドのことに関する情報は知らなかった。兄であるカーネルは自分は訓練生になる以前から軍にいたこともあり、自分が配属される前に除隊したのなら仕方ないが何故、記録すら残されていないのか。増してはストンコングの証言が正しいのなら彼は兄と盟友だというのだ。自分どころかゼロにも打ち明けなかったのには訳があったに違いない。

 

問い詰められたシグナスは、しばし無言になるがその後席を立ち、窓の外を眺めながらゆっくりと話し出した。

 

「・・・あれは、まだレプリフォースが設立してまだ間もなかった時期だ。私はジェネラル将軍の下で働き、カーネル殿たち士官たちは各部隊を指揮、レッドは陸軍の中の一つの部隊であるゲリラ部隊の隊長を務めていた。階級は差はあったものの両者は互いの実力を認め合っていた。二人が連携を目の前にしたときはイレギュラーたちがその鬼神の如く強さに怯えていたほどにな。その時の二人のことは今でも鮮明によく覚えている。盟友というのはまさに二人のことだとな。」

 

「そんな仲だったのか・・・・だが、俺はカーネルからそんなことは一言も聞いたことがなかったぞ?盟友同士ならいくらアイツでも心配すると思うが。」

 

ゼロは腕を組みながら疑問に思う。カーネルは軍人故に頭が固いが隠し事は一切したことがなかった。そんな彼が何故かつての盟友のことを隠していたのか。

 

シグナスは三人の方を見ながら椅子に座りなおす。

 

「・・・レッドがレプリフォースをやめるきっかけになったのはあるイレギュラーを捕縛していた時だ。」

 

「イレギュラーの捕縛か。何か問題が起きたのか?」

 

「フロスト・キバトドスを覚えているだろう。ちょうど奴がイレギュラーとして拘束された事件なのだがその時現場に駆け付けたのがレッドとカーネル殿だったんだ。二人の連携で追い詰めることに成功したのだが奴の仲間が人間を人質に取ったことで身動きすることができなくなってしまった。武装解除を要求されて止むを得ず二人は武器をその場に捨てたのだが一瞬の隙をついてレッドが隠していたレーザーナイフを投げて仲間のイレギュラーを負傷させたことで人質の解放には成功したものの怒り狂ったキバトドスの氷塊をカーネル殿に向かって放った。武器を持っていなかった彼は、避ける暇がなく万事休すかと思われてたがつかの間にレッドに突き飛ばされたことで事なきを得た。ただし、彼は左目を失うほどの重傷を負ったがな。」

 

「えっ!?レッドのあの傷ってその時からあったの!?」

 

アクセルは思わず驚きながら言う。レッドの左目がなかったことは前から気になっていた。おそらくイレギュラーとの戦闘で失ったと思えば理解できるが彼ほどの実力者がそんな失態を犯すような男ではない。それがまさか仲間を庇った際に負ったものだとは意外だった。

 

「・・・・・それからだった。彼がレプリフォースを去るのを決心したのは。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

21XX年 レプリフォース本部

 

「レッド隊長、まだ傷の修理が終わっていません!すぐに治療室に戻ってください!!」

 

医療スタッフは、応急処置の眼帯を付けているレットを慌てて追いかける。

 

「うるせえ!今はそれどころじゃねえ!!」

 

「しかし、再起動したばかりで動くのは・・・・」

 

「いいから俺の好きにさせろ!」

 

レッドは不機嫌そうな態度をとりながらある一室へと辿り着き、ドアを蹴り飛ばして開ける。

 

「ジジイ!ジェネラルのジジイはいるか!!」

 

その部屋はレプリフォース総司令官であるジェネラルの部屋でちょうどジェネラルが書類に目を通していた所だった。時を同じくその部屋にはまだ士官候補生の一人であったシグナスが書類提出に来ており、突然のレッドの訪問に呆然としていた。

 

ジェネラルは、レッドの顔を見るなり何かを察したようだった。

 

「・・・シグナス、すまないが席を外してくれないか?」

 

「は、はい!」

 

ジェネラルに言われ、シグナスは慌てて敬礼するとレッドの横を恐る恐る通り部屋を後にする。ジェネラルは退室を確認するとレッドの方を見直す。

 

「・・・私に何の用事だレッド?まだ治療中のはずだったが。」

 

「俺のことはいい!ジジイ・・・てめえ、正気か?何故、あんな判断をした?」

 

レッドはジェネラルのことを睨みつけながら言う。

 

「あんな判断とは?」

 

「この間、俺とカーネルが相手をしたあのイレギュラー共の処遇だ!うちの軍で引き取るとはどういった判断なんだ?」

 

レッドが口に出したのはキバトドスたちイレギュラーの処罰だった。イレギュラーは大抵処分されるのが基本だ。にもかかわらず、ジェネラルは彼らを軍に引き取るという判断を下したのだ。

 

「イレギュラーとして破壊活動をしていたとはいえ、彼らも我々と同じレプリロイドだ。更生させれば、いずれ人間のために動いてくれるようになる。」

 

「更生だと?ふざけたことを言うんじゃねえ!俺とカーネルはアイツに殺されかけたんだぞ!?それに一歩間違えれば人質にされていた人間どももやられるところだったんだ!!そんな奴らに情けをかけてどうする!!すぐにでも処分すべきだろ!!」

 

レッドは、すぐに通達を取り消しにして処分するべきだと訴える。あのキバトドスたちが更生するとは考えられない。だが、対するジェネラルは以下のように答えた。

 

「レッド、我々レプリフォースはイレギュラーを破壊することだけが仕事ではない。大規模な災害時に素早い対応を行い、人間を守ることが使命なのだ。」

 

「だからと言ってあんなイレギュラーどもを引き取るのか?ここはなんだ?いつから厚生施設に変わりやがったんだ!?」

 

「だが、同じレプリロイド同士と戦って何の意味がある?彼らにもチャンスを与えるべきではないのか?」

 

「そんな甘ったれたことを言っているとそれこそ思う壺だぞ!イレギュラーハンターは、イレギュラーを処分するのにうちはどうしてこんなに甘いんだ!?俺はそんなことのために体を張ってんじゃないんだぞ!!」

 

「だが彼らは上層部の判断で処分を行っている。それでは・・・・」

 

「もういい!アンタがそういう考えなら俺はここにいる必要はない!!だがな、そんな甘い考えのままだといつかこの組織が滅びるぞ!!」

 

そう言うとレッドはそのまま部屋を後にして行った。

 

 

 

 

 

 

 

翌日、レプリフォースと意見が合わないということもあって彼は辞表をジェネラルに提出。退役することになった。この話をいち早く聞いたカーネルは、急いで本部を後にしようとした彼を追いかけた。

 

「レッド、貴様一体どういうつもりだ!?」

 

荷物を持ったレッドに追いついてカーネルは彼に掴み掛りながら言う。

 

「何って?見ての通りだ。この組織と俺のやり方は合わないから好きなようにさせってもらっただけだ。」

 

「だからと言ってやめることまではないだろ!今からでも遅くはない、将軍に頼んで戻ってきてくれ。説得なら私も・・・・」

 

「・・・カーネル、お前もジジイの戯言に不穏を感じないのか?」

 

「何?不穏だと?」

 

レッドはカーネルの方を向き直りながら言う。

 

目の治療は最低限行ったようだが完全に治しておらず、眼球に当たるパーツは付けていなかった。

 

「レプリフォースは見ての通り、レプリロイドだけで組織された軍隊だ。だから、戦力的にはイレギュラーハンターには勝っている。だが、大きな欠点もある。」

 

「欠点?」

 

「同じレプリロイドならイレギュラーとて更生させるチャンスを与えるほどの情けをかけちまうということだ。俺たちを殺しかけた連中のようにな。軍隊っていうもんはそんなことをするもんじゃねえ。そんなことをしてみろ?いざ戦争になったら烏合の衆の集まりで戦うどころか手柄を目当てに潰し合いになる。そんなんで勝てると思うか?」

 

「それは・・・」

 

「失礼。」

 

「ん?」

 

突然割り込んできた声にカーネルは後ろを振り向く。そこにはストンコングを始めとする数名のメンバーが来ていた。

 

「お前たちは・・・・自分の元場はどうした?」

 

「我ら、レッド殿と共に幾多の戦場を歩ませてもらった者。レッド殿がここを去るのならば、我らはお供をさせていただきたい。」

 

「なんだと!?」

 

「・・・だとよ。カーネル、お前もレプリフォースを大事に思うならジェネラルのジジイに注意しておくんだな。今のままだと本当に消えるかもしれないぞ。」

 

「レッド!」

 

「じゃあな、俺は好きなようにやらせてもらう。」

 

「・・・・・」

 

カーネルは去っていくレッドをそれ以上止めることはできなかった。それは、彼の顔に残る痛々しい傷跡。自分を放っておけばあんな怪我をせずに済んだ。それだけの罪悪感が彼を止める資格が自分にはないと縛り付けているのだ。

 

「あっ、そうだ。この間の件で一つ学んだことがあったな。」

 

「ん?」

 

不意に足を止めたレッドの言葉にカーネルは目を向ける。

 

「軍人は武器を捨てちゃいけねえってことだ。戦えなくなったときならともかく、それ以前に捨てちまったら本当に何もできなくなるからな。」

 

「レッド・・・・」

 

「あばよ、ダチ公。今度会ったときは敵同士かもな。その時は悔いのないようにやり合おうぜ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そして、レッドとその時軍を離れた者たちについては本人たちの意思もあってレプリフォースのデータアーカイブスから削除された。記録が残っていないのはそのためだ。本来なら許されないことだろうがこの件で士官が除隊しただという事実が世間に公表されてしまえばレプリフォース信用にかかわる問題だということもあったからな。将軍とカーネル殿は難色していたが当時の上層部の意見の一致で抹消されることになった。」

 

「「・・・・・・」」

 

「レッドにそんな過去があったんだ。今まで一緒にいたのに・・・まったく知らなかったよ。」

 

シグナスの話を聞いてゼロたちは何とも言えない状況になった。

 

カーネルがレプリフォース大戦時、武器を捨てるのを拒んでいたのは軍人としてのプライドの他に友であった彼に重傷を負わせてしまった罪悪感から来ていたのかもしれない。

 

そう思うとアイリスは彼と戦うことに対して重く感じる。

 

「まさか、兄さんの友人と戦うことになるなんて・・・」

 

「・・・だが、アイツはどういった経緯なのかは知らんが何者かの手によって同じように道を誤った。奴を止めなければそれこそ取り返しのつかないことになる。」

 

「ゼロ・・・」

 

「俺たちの手でレッドを止めるんだ。そして、アクセルを利用した黒幕を暴かなければこの戦いは終わらない。」

 

「・・・・そうね。残りのバウンティハンターも何とか止めなくちゃね。」

 

「・・・・」

 

ゼロは、黙り込んでしまったアクセルの方を見る。

 

「アクセル、降りるなら今のうちだぞ?」

 

「だ、大丈夫だって!!確かに話を聞いてショックだったけどそれだったらなおさら動かないわけにはいかないよ!」

 

「・・・・フッ、そうか。」

 

三人は、改めてシグナスの方を見る。

 

「シグナス、いろいろすまなかったな。」

 

「いや、いずれは伝えなければいけない事実だったからな。アイリスに関しては本当にすまなかったな。」

 

「いえ、私は大丈夫です。」

 

「三人にも言ったがレッドは元ゲリラ部隊隊長ということもあって実力は高い。おそらく残りのバウンティハンターもかなり手練れだろう。残りのメンバーも慎重に動いてくれ。」

 

三人は、それだけ言われると部屋を後にしていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

「・・・・奴は、奴はどこだ?」

 

エックスはバスターを構えながら暗闇の中を歩き続けていた。黒エックスが地面をたたき割り、そのまま自分も落ちてしまったがここがどこなのかはよくわからない。

 

「奴はここが俺の心の世界だと言っていた。だけど・・・俺の心の中って・・・俺自身もわからないからな。」

 

しばらく歩くと視界が慣れてきたのか周りの景色が分かるようになってくる。

 

「!?こ、ここは・・・・・」

 

エックスは、目の前の光景に思わず驚愕する。

 

周囲は何者かに破壊されている痕跡があるが自分にとっては懐かしい光景が広がっている。少し移動をすると見覚えのある家を見つける。

 

「み、な、も、と・・・・・しずかちゃんの家じゃないか!?っということは・・・・ここは俺が人間だったころに住んでいた街!?でも、こんなに・・・!」

 

不安を感じながらエックスはさらに走っていく。

 

骨川宅。

 

剛田商店。

 

馴染みにある和菓子店。

 

よく漫画の立ち読みに行った書店。

 

そして・・・・・見るからに懐かしい自分が通っていた学校。校舎に取り付けられている時計は壊れているのか9時ちょうどを刺しているところで止まっている。

 

「どうなっているんだ・・・街並みは俺が住んでいた所とほとんど変わってない。スネ夫やジャイアン達の家、空き地、それに俺の家も・・・・・なのに、なんでこんなに荒廃しているんだ?」

 

「それは・・・うぬ自身がそう望んでいるからだ。」

 

「!?」

 

エックスは声がした方を見る。

 

校舎の屋上から黒エックスが腕を組みながら自分を見下ろしていた。

 

「俺が招いた結果?どういうことなんだ?」

 

「言葉のままよ、うぬがいくら正義を振りかざそうが所詮は建前。失う恐怖が増幅すればするほど力を欲する。我のような『鬼』の力をな。」

 

「俺はそんな強さを求めてなんかいない!!」

 

エックスは、真っ向から否定するように叫ぶと身に着けていたアーマーに変化が起きる。

 

「なっ!?」

 

ファーストアーマーからより攻撃的なセカンドアーマーへと変化する。

 

「自分を見るがいい。それが答えだ。」

 

「いったい何が起こっているんだ?このアーマーは?」

 

「この街はうぬの負の感情の象徴。そして、そのアーマーはうぬが力を欲する証拠、躊躇うことはなかろう。」

 

そう言うと黒エックスは飛び降りて飛び蹴りを仕掛ける。対するエックスは、両腕でガードし、周囲に衝撃波が発生する。

 

「我もうぬも戦わなければ己の価値を見出すことができぬ!ならば、どちらが真のエックスなのかここで決めようではないか!!」

 

「黙れ!!」

 

エックスは無意識にギガクラッシュを放つ。

 

その際に瞳は一瞬赤くなったように見えた。

 

 




黒いエックス・・・・最早豪鬼か白一護だぁ。
不安要素があるのでひょっとしたら書き直すかもしれません。
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