ドラえもん のび太の転生ロックマンX   作:赤バンブル

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ロックマンXDiVEでついにアイリスまで参戦してる………早く日本上陸しろ!!(心の叫び)

※今回の話は少し読みづらいというコメントがあったので透かし分かりやすくしました。

のび太エックスの世界⇒本作の世界
原作X7の世界⇒原作エックスの世界


対話

それぞれのバウンティハンターを討伐しに行った翌日。

 

シグナスの判断でイレギュラーハンターは、レッドアラートの行動に警戒しながらも一時的な休息をゼロたちに与えることにした。

 

事態が一変した場合、すぐに戻ることが条件だがゼロはアイリスと共に花束を持ってある場所へと向かっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

21XX年(のび太エックスの世界)

 

レプリフォース墓地

 

二人は、歩きながら敷地へと入って行く。

 

ここは、レプリフォース大戦の犠牲者であるレプリロイドたちを埋葬するために設けられた場所である。

 

「最近忙しくてほとんど来なかったがここは相変わらずだな。」

 

ゼロは、周囲を見回しながら言う。

 

ナイトメア事件の後の調査でDr.アチモフの手によってレプリロイドの残骸を回収していたことが発覚して以降、墓地に警備システムが導入されることが決まり、近いうちにこの墓地でも設置される予定だ。この墓地からもキバトドスの残骸が盗まれていたが幸いなことにカーネルの残骸は盗まれずに済んだ。

 

「そう言えば兄さんに結婚した知らせ言っていなかったわ。本当はもっと早く伝えるべきだったのに。」

 

「仕方ないさ、式を挙げた後、新婚旅行も行く間もなく仕事に復帰したんだからな。余裕ができたら今度行く先を伝えにもう一度来よう。アイツも知らせを聞かないと向こうで腹を立てるからな。」

 

二人は、そんな会話をしながらカーネルの墓の目の前にまで来る。

 

「よお、カーネル。久しぶりに来たぞ。」

 

ゼロは、カーネルの名が刻まれている墓標に手を触れながらまるで本人に声をかけるように言う。アイリスは、花を添えながら遅れながらの結婚の報告をする。

 

「兄さん、報告するのが遅くなってしまったけど私たち結婚して夫婦になりました。忙しくて新婚旅行にはまだ行っていないけど私は、今のこの一時一時を幸せに過ごしています。これから先も大変なことが続くかもしれないけど向こうで私たちの事を見守っててね・・・・あら?」

 

「どうしたアイリス?」

 

彼女は、墓標に見覚えのない小さな杯が添えられていることに気づく。しかも少し前に供えられたようで中に入っている酒もまだ新しかった。

 

「杯?一体誰が。」

 

「もしかして、私たちよりも先に誰かが来たのかしら。」

 

「・・・・アイリス、悪いが先に帰ってくれないか。」

 

ゼロは、何か気づいたのか彼女に言う。

 

「どうしたの急に?」

 

「いや、少し気になることがあってな。悪いがシグナスには戻るのが遅くなると伝えといてくれ。」

 

そう言うと彼は、走って行ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レプリフォース墓地の尤も最深部にあるジェネラルの墓。

 

レプリフォース大戦終盤において、ファイナル・ウェポンの動力炉に特攻したジェネラルはボディが完全に破壊されてしまったのか、後の調査で発見できたのは彼が被っていた軍帽のみだった。

 

彼の存在を忘れてはならないとフクロウルは、残骸の代わりにその軍帽を墓地に葬り、その墓標のすぐそばには彼の像を立てた。

 

そんな墓地の一人の男が杯を交わしながら彼の像を眺めていた。

 

「ジジイ・・・・アンタとカーネルが死んじまったなんて今でも信じられねえ。だが、あのハンター共の実力を見る限りレプリフォースが敗れたのも納得せざるを得んな。家の面子も半分以上がやられちまった。俺もそろそろ腹を括らねえとならねえかもな。まあ、これも自業自得かもしれねえが。」

 

彼の像を見ながらレッドは、少し前の出来事を思い出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それはアクセルを拾ってまだ日が浅かった時期

 

この日、レッドは、ある依頼でイレギュラーの集団をたった一人で討伐していた。

 

20人ぐらいの集団ではあったが元ゲリラ部隊出身の彼にとっては敵ではなく、戦闘を開始して10分後にはすべてのイレギュラーが彼の手によって葬られた。

 

「・・・・・ざっとこんなものか。」

 

レッドは、イレギュラーたちが全滅したのを確認するとため息をつきながら懐から電子タバコを取り出し、座って吸い始める。

 

「・・・・まさかこんな世の中になるとはな。」

 

彼は、感慨深い顔でボロボロになった勲章を見る。

 

これは彼がゲリラ部隊隊長に就任した時にジェネラルから送られたもので除隊するときに返すつもりだったがタイミングを逃してしまい、今の手元に置いてあった。

 

「レプリフォースも俺が抜けてからすっかり衰えちまったな。今じゃ、あのフクロウルの爺さんが最高指揮官だからな。そのうち、崩壊するんじゃねえのか・・・・・」

 

彼は、一服を終えると依頼者への証拠としてパーツのいくつかを回収しようと腰を上げる。

 

『フッ、フッフフフ・・・・・・流石だな。』

 

「!?」

 

突然聞こえた声にレッドは、周囲を警戒する。

 

「誰だぁ!出てきやがれ!!」

 

彼は、大鎌を展開するが次に後ろに下がった瞬間、既に黒いローブで全身を隠した何者かが自分の背後に回っていることに気が付く。

 

(コイツ、いつの間に俺の背後に!?)

 

元ゲリラ部隊の自分をも欺く動きにレッドは唖然とするがローブの男は、警戒を解くようにアタッシュケースを見せる。

 

『フッフフフ、驚かせてしまってすまないな。君が本当に依頼を達成できるかどうか様子を見させてもらっていたのだ。』

 

「何?じゃあ、アンタなのか?匿名でこのエリアのイレギュラーの一掃なんて言う面倒な仕事を依頼してきたのは。」

 

『その通りだ。これは約束の報酬だ、受け取るがいい。』

 

男の差し出すケースをレッドは警戒しながらも受け取り、中身を確認する。爆弾のような危険物は入っておらず約束通りの報酬が入っていた。

 

「確かに依頼主はアンタで間違いないようだな。だが、これでアンタとの取引は終わりだ。今度俺の後ろにいるような真似をしてみろ、首を吹っ飛ばすぞ。」

 

『まあ、待て待て。』

 

やや気が立っているレッドに対して男は落ち着かせるように言う。

 

『ところで君たちはイレギュラーハンターが邪魔だとは思わんかね?』

 

「イレギュラーハンターだと?」

 

レッドは、その言葉に表情を変える。かつての戦友と上官を奪った組織で多少気に入らないところがあった。だが、この世界の秩序を保つためには必要だと思い邪魔だとまでは考えていなかった。

 

「・・・・確かに気に食わない連中だが俺の知ったことじゃねえ。俺たちは俺たちで勝手にやらせてもらう!命が惜しかったら変なこと言わずにさっさと失せろ!大体、てめえは何者なんだ?何故、俺たちに構う?」

 

彼は、鎌を向けながら男に聞く。男はそんなレッドの応じることなく答えた。

 

『私か?そうだな・・・・一言で言うのなら君たちの良き理解者だと思って頂いて結構。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから男は、何度も彼に仕事を依頼してきた。

 

依然としてローブで全身を隠し、得体の知れない男だったが自分たちの拠点に何度も足を運ぶこともあってレッドは、徐々にではあるが警戒を解いて行った。

 

そんなある日のこと。

 

レッドは、基地のモニターで仕事に参加したアクセルの様子を見ていた。

 

「・・・大分仕事に慣れてきたようだな。」

 

拾ったばかりの頃は記憶が一切なく、そのうちイレギュラーに撃たれてしまうのではとやや不安があったが謎の変身能力を使えるようになって以降、他のメンバーに遅れることはなくなって行った。

 

『彼の能力は素晴らしいな。』

 

「!」

 

その直後、いつものように男が依頼を持ってやって来た。

 

「なんだ、アンタか。脅かすなよ。彼の能力って、『アクセルのコピー能力』のことか?全くその通りだ。軍にいた俺でも原理ついて全く分からんが重宝している。最初の頃は誰かしらがフォローしなくちゃ危なかったが、今じゃ奴のおかげで俺たちの仕事がはかどるってもんだ!」

 

自分が一から戦い方を教えたこともあってレッドは、アクセルに対して人間で言う兄弟のような感情を持っていた。それだけに彼を評価してもらうことは彼の楽しみの一つでもあった。

 

『・・・・しかし、このままでは宝の持ち腐れだな。』

 

「何?それはどういう意味だ?」

 

男の言葉に対して、レッドは聞く。男は言葉を続ける。

 

『実は、今回そのことについても言おうと思ってな。ここはひとつ、私に任せてみる気は無いか?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レプリフォース墓地

 

アイリスと別れたゼロは、走ってジェネラルの墓へと急ぐ。

 

「もし、カーネルの墓に置いたのが奴ならジェネラルの方にも来ているはずだ!」

 

彼がジェネラルの墓にたどり着くとそこには予想通り、奴が来ていた。

 

「やはり、来ていたか。レッド!」

 

ゼロの声を聞いて、墓の前で座っていた彼は、立ち上がる。

 

「誰かと思ったら、シグナスのところのゼロじゃねえか。まさか、ここに俺がいることを嗅ぎつけるとはな。」

 

レッドは、そう言うと大鎌を展開して臨戦態勢を取ろうとする。

 

「待て!」

 

「なんだ?この期に及んで逃げたくなったのか?」

 

武装を展開しないゼロに対して彼は煽るように言う。

 

「・・・レッド、もうこんな無駄な戦いはやめろ。」

 

「お前らがアクセルを大人しくこっちに返してくれればな。最初の通信でも言ったはずだぜ?」

 

「・・・・・」

 

「わかるだろ、アイツが俺たちの元へ戻ってくれば戦う理由がなくなる。それにだ。お前たちは、アクセルを庇って何か得があるか?アイツは、元々俺たちの仲間だ。戻ってきても別に殺しはしねえ。返してくれるってんなら、こっちもある程度活動を控えることを約束してやる。家の連中がやっていた『一般のレプリロイドに手を出す』ということがないようにな。悪い話じゃないだろ?」

 

レッドの言葉にゼロは、黙る。

 

「・・・確かにアクセルを庇ったところで俺たちに得があるわけじゃない。だが、お前はアイツの意思を無視して自分たちのところへ縛り付けようとしている。」

 

「・・・・断るというのか?」

 

レッドは、眼を鋭くしてゼロを見る。

 

「レプリフォースを抜けた時、お前も同じことをしたはずだ。」

 

「ん!?」

 

「カーネルも同じようにお前を止めようとした。違わないか?」

 

「・・・・ちっ、シグナスの奴から聞きやがったか。」

 

ゼロの言葉を聞き、レッドは思わず舌打ちをする。

 

「ここは、レプリフォース・・・・・かつてのお前の同胞、仲間たちの眠る場所だ。お前だって、ジェネラルやカーネルの眠るこの場所で戦いたくはないだろ。」

 

「フン、ジジイの奴は宇宙で消えちまったがな。まあいい、だったらいたってシンプルな決着の付け方をやろうじゃないか。」

 

レッドは、後ろを向くと歩き始める。

 

「ついて来な、ここでやりあったらカーネルの奴が機嫌を悪くするからな。俺の思い出の場所に連れてってやる。」

 

二人は、ジェネラルの墓から離れて移動を始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンターベース(原作X7の世界)

 

 

「アクセル、もう動いていいぞ。」

 

メディカルルームの修理台の上に寝ていたアクセルは、ダグラスの声を聞いて起き上がる。

 

「うん・・・・」

 

アクセルは、体に異常がないかどうか確認動作をする。

 

「どうだ?不具合はないか?」

 

「うん、大丈夫。」

 

ブラックゼロの戦いから帰還した後、ダメージを受けていた彼はゼロと共にメディカルルームへと搬送され集中治療を受けていた。ゼロの方は、彼よりも軽傷だったことからすぐに別室の方に移された。

 

「しかし、お前もエックスやゼロに次いで本当に謎だらけの体だな。修理するのに一苦労したぜ。ドップラー博士やケイン氏が生きていたらもっとスムーズに進んだんだろうな。」

 

「まあ、僕自身もそのことについては分からないからね。」

 

「全くだぜ。」

 

ダグラスはそう言うと修理したバレット、レイガンを彼に渡す。

 

「うわぁ~、新品みたいに直ってる!」

 

「俺だってこの道一筋だからな。壊れようがなんだって直してやるぜ!それと・・・・コイツはプレゼントだ。」

 

彼は、アクセルに大型バズーカを見せる。アクセルは、少し驚きながらもそれを受け取る。

 

「これは?」

 

「回収したガンガルンのDNAデータからお前が使いやすいように武器にしたんだ。名前はそうだな・・・・・Gランチャーとでも付けとくか。」

 

「中二病臭い名前だね。」

 

新武器の命名にアクセルは、渋い顔をして言う。

 

「うるせえ!・・・・まあ、コイツは通常の実弾タイプとは違って高威力のエネルギー弾を撃つ仕様になっている。そのため、滅多なことがない限り弾切れになることはないが、連射性能は低い。更に尤も高威力なエクスプロージョンも含めて自分の前方にしか撃てないことが欠点だな。だが、命中すればいくら強固な装甲を纏っている敵でも一気に肉薄にすることができる。」

 

「へえ・・・・・・」

 

アクセルは、試しにGランチャーを構えてみる。元々自分用に設計されていることもあってそこまで重くはない。気を付けて運用すれば頼もしい武器になりそうだ。

 

「そう言えば、ゼロの方はどうなの?僕よりも先にこの部屋から出たようだけど。」

 

「アイツか?アイリスが付きっきりで傍にいるよ。今回はマジで心配していたからな。腕が鈍るからシミュレーションぐらいやらせてほしいと頼むとふくれっ面になって手を離さないんだ。」

 

ダグラスは、呆れた様子で話す。

 

「ハ、ハハハハ・・・・アイリスらしいね。あっ、もう一つ気になっていたんだけどエイリア・・・どうしてあの姿になったの?なんて言うか、最初に会った時と比べて大分印象変わってたよ。」

 

エイリアのことについて聞かれ、ダグラスは少し言いずらそうな顔をする。

 

「あぁ・・・・あれな。実は、エックスが前線を外れるようになって前々から自分も戦えるようにと計画していたんだ。それがエックスが行方不明になったのを機に前倒しにして実行したんだよ。俺とかに相談せず、自分で改造してな。」

 

「でも、エックスのバスターとかも含めてまだわからないことが多いはずだよね?それに、特殊武器も同様に使えていたし。」

 

 

気になるように言うアクセルに対し、ダグラスは頭を抱えながら順を追って説明をする。

 

ナイトメア事件解決後、彼女は、亡くなったゲイトの秘密研究所のアーカイブスを調べていたところ、そこには彼の製作したレプリロイドのデータの他にエックスとゼロに関する研究資料が残っていた。

 

その中には二人の武装に関するデータも存在し、特にXバスターの構造については自分たちでも知らなかった情報をすべて調べ尽くしていた。

 

エイリアは、戦えなくなったエックスの代わりに自分が戦えるようハンターベースで預かることになったゲイトの研究資料を保管庫から回収し、自分の体に適応できるように仕事の裏で研究を進めた。

 

元レプリロイド工学員だけのことはあり、彼女は直ぐに設計データを算出し、手始めにXバスターの模倣品であり、自分用にカスタマイズしたエイリアバスターを開発。更にバスターの振動に耐えられる自分のボディの設計を見直し、戦闘に耐えられるように全面的に改修を行い、エックスなりの機動力を獲得することに成功した。

 

「・・・・エイリアって、話を聞くと本当にすごいんだね。」

 

「ああいうのが『女の本気』ってやつなのかもしれないな。これじゃあ、メカニックの俺はお払い箱も同然だな。」

 

「そんなことはないよ、ダグラスだって僕やゼロを直してくれたじゃん。このランチャーだってさ。直すことと作ることに関してはダグラスが一番だと思うよ。」

 

少し自虐気味になったダグラスに対してアクセルは励ましの言葉を送る。それを聞くとダグラスは、照れくさそうな顔をする

 

「・・・へっ、言ってくれるじゃねえか。お前もここにきて少し成長したんじゃないか?」

 

「へへへっ・・・そう?」

 

「まっ、エックスとゼロにはまだまだほど遠いけどな。」

 

「ひっど~い!!折角褒めてくれたと思ったのに!!」

 

皮肉を交えて行った彼に対してアクセルは、機嫌を損ねる。

 

「ハッ、ハハハハハ!!・・・・・ふう、それぐらいならもう実戦に戻っても問題なさそうだ。頼んだぜ、期待のルーキー。」

 

「うん!僕、司令室に行ってレッドアラートの本拠地が見つかったかどうか聞いてくるよ!」

 

そう言うとアクセルは、メディカルルームを後にして行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市街地 山岳エリア(のび太エックスの世界)

 

ゼロは、レッドの後をついて行った先。

 

そこは『立ち入り禁止』の標識がかけられていた。

 

「・・・・やっぱり、ジジイの奴閉鎖していやがったか。」

 

レッドは、柵を壊すと奥へと進んでいく。ゼロは、警戒しながらも後をついて行った。

 

「どこへ行くつもりだ?この先は何もないはずだぞ。」

 

「表の情報ではな。」

 

レッドは、目の前の茂みを切払いながら言う。

 

「この先には元々レプリフォースの秘密訓練所が作られていたんだ。士官用にな。」

 

「なんだと?」

 

「イレギュラーハンターが知らねえのも無理はねえ。レプリフォースのトップシークレットの一つだったんだからな。」

 

草をかき分けていくとその先には小さな建物が見えた。建物には確かにレプリフォースのエンブレムが張られている。

 

「こんなところに隠し施設があったとは・・・・」

 

ゼロは、古びたその紋章を見ている間、レッドはシステムの確認をする。

 

「放置されていた割には、問題なさそうだな。」

 

彼は、ID端末をセットすると入り口が開く。そこには地下行きのエレベータが設置されていた。

 

「?」

 

「来な、ここの訓練所は地下にあるんだ。」

 

乗り込むとエレベータは、地下へと向かう。

 

「何故、レプリフォースはこの施設を閉鎖したんだ。たかが訓練所なら問題にはならないだろ。」

 

「お前さんの認識は甘いな。この訓練所はイレギュラーハンターが使っているシミュレーションルームとは訳が違う。油断すればそれこそ命がいくつあっても足りなくなるぐらいだ。」

 

「何?それはどういうこと・・・・」

 

「着いたぜ。」

 

最深部に到達し、エレベータが止まる。

 

二人は、通路を歩いて行くがその途中でゼロはある違和感を覚える。

 

(・・・・妙だ。随分地下に潜ったがここについてから通路を進むにしたがって周囲の温度が上がってきている。ここの訓練所とは一体・・・・)

 

しばらく歩き続けると厳重にプロテクトがかけられた巨大な防火扉の前に付く。

 

「防火扉だと?なんでここだけ・・・」

 

「言っただろ。命がいくつあっても足りないってな。この先にその答えがある。」

 

レッドは、ID認証すると防火扉がゆっくりと開く。ゼロは扉の先の光景を見て絶句する。

 

「な、なんだこれは!?」

 

 

地下深い場所なのにもかかわらず、眩しい。そして、あまりの高温。

 

その先にはいくつか設置されてある足場。

 

そして、その下には灼熱のマグマが煮え滾っていた。

 

「ようこそ、灼熱地獄の中で命がけで戦い合うリング、『デビルズ・ポット』へ!!」

 

 




最後に出たステージ。

あれはX7のレッド戦のステージの奈落の底をマグマに変更したものです。
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