ドラえもん のび太の転生ロックマンX   作:赤バンブル

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ロックマンX9発売されたら、アクセルが退場しそうで怖い(;^_^A


機密プロジェクト

22世紀 タイムパトロール本部 通路

 

「何?エックスが来ない?」

 

会議のために通路を歩いている最中、ゼロはシグナスの言葉を聞いて少し驚く。

 

「あぁ。今朝マーティがアチモフ一味の者と思われるイレギュラーに襲われかかったらしくてな。念のため、今日は彼女の傍にいてやりたいそうだ。」

 

「マーティがな・・・確かに奴らはアチモフが逮捕されて以降何をしようとしているのか読めないところがある。アチモフの救出、あるいは別の計画か。」

 

「あるいは我々を誘っている可能性もあり得る。現に連中はVAVAを始め、元ハンターで構成されている。油断は禁物だろう。」

 

「そうだな。ところでシグナス、この間ゲイトから送られてきた例の巨大メカニロイドについては何か処遇は決めたのか?」

 

話を切り替えてゼロは、少し前に送られてきたメカニロイドのことについて聞く。

 

「昨日の報告では性能テストは全て終わったそうだ。今日から解体作業を始め、各パーツはレプリフォースも含め各支部へ搬送、厳重保管することが決まっている。」

 

「そうか、解体することに関しては賛成だな。そのまま放置すればイレギオンの時のように操作されかねないしな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻 

 

会議を欠席することを伝えた後、エックスはマーティを連れてホテル近くの広場に来ていた。近くには綺麗なオブジェが聳え立つ噴水があり、デートスポットとしても持って来いの場所なのだが二人の表情はあまり明るいとは言えなかった。

 

「・・・・それで、俺の過去を覗き見したってわけか。プライベートな物を無理やり見ようとするなんてひどすぎないか?」

 

「ごめんなさい・・・」

 

落ち着いてはいるもののマーティは、今だに泣きそうな顔で謝罪する。エックスは、頭を押さえながら空を見上げる。

 

「・・・こんな空だった。彼女を見たのも。あの後、学校の窓から見てみんなに知らせて探しに行ったけど結局見つけることはできなかった。あれが俺の見た幻影だったのかそれとも本物だったのか・・・・それは今となっては分からない。」

 

「リルル・・・・だっけ。その子の名前。」

 

「・・・・」

 

心配する彼女の顔を他所にエックスは、ゆっくりと昔話を語り出す。

 

「リルルは、メカトピアと言うロボットだけが住む星から来たスパイだった。新たな労働力として人間を奴隷にするために。けど、俺たちと交流したことで彼女は人間が自分たちと同じように複雑な心を持つ対等な存在だと知り、地球へやって来た鉄人兵団に撤退を推奨したんだ。無論、彼らは彼女の電子頭脳がおかしくなったと判断したんだけどね。」

 

彼は目を閉じながらあの光景を思い出す。

 

兵団によって破壊つくされた自分たちの町と瓜二つの鏡面世界。

 

森を焼き払いながら迫りくるロボットの兵団と言う絶望的な状況へ立ち向かう自分たち。

 

そして、突如消えた兵団に喜んだのも束の間に知らされた残酷な現実。

 

機械の体となった今、あの時彼女が選んだ選択が本当に良かったのかと時々考えるようになった。

 

「彼女は、しずかちゃんと共に過去のメカトピアに飛んで自分たちの祖先に他者を思いやる心を与えて自分たち諸共鉄人兵団を歴史上から葬った。おかげで地球の未来は救われた・・・・・けど、俺はあの日見たリルルの姿を見た時のことを思い出すたび考えてしまうんだ。『自分たちは取り返しのつかないことをしたんじゃないか?』と。」

 

エックスは、自分の手を見つめながら言う。

 

「『他者を思いやる心』は確かに必要だ。でも、広い宇宙の中で誰とでも手を取りあって共存できるわけじゃない。俺たちのせいでメカトピアは他の星に滅ぼされてしまったのかもしれない。俺たちが彼女を消してしまった。」

 

彼の重苦しい言葉に対し、マーティはなんと言えばいいのか分からなくなる。

 

確かに鉄人兵団が行ったことは自分たちからしてみればイレギュラーの行為だ。しかし、その中にはリルル同様に自分たちと分かり合えるものがいたのかもしれない。全面戦争で他に選択肢がなかったとはいえ、星の歴史を書き換えてまで彼らの存在を消してしまったのは正しいと言えたのか。

 

エックスには未だにその罪悪感が残されていた。

 

「・・・で、でも!それは彼女自身で選択したことでしょ!エックスがそこまで自分を責めることはないじゃない。」

 

「分かっている。けど、他にも何か方法があったはずだ!少なくとも・・・・彼女たちの存在そのものを消す以外の選択肢が!!」

 

「・・・・・ごめん。」

 

マーティは、また泣きそうな顔になる。

 

「いや、すまない。君が謝ることじゃないよ。俺たちよりも責任感を感じたのは彼女のすぐそばにいたしずかちゃんだからね。もし、彼女たちの行動がなかったら今の俺たちどころかこの時代のこの光景も存在していなかった。」

 

エックスは、彼女を抱き寄せながら広場を見渡す。近くでは犬の散歩をしている老人、ロボットと一緒にボール遊んでいる子供たちの姿があった。

 

「リルルの選んだ選択が今見えるこの世界を救った。だから、彼女の功績を無駄にしてはいけない。そのためにも俺たちが動いて行かなくちゃ。」

 

「エックス・・・・」

 

「ふう・・・・もうこの話はやめよう。朝食食べずにホテル出ちゃったもんだからお腹空いてきたよ。どこか近くのお店に行こう。」

 

彼は、そう言いながら手を取ってベンチから立ち上がる。

 

マーティはその手が離れないように強く握り直した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

21XX年 ハンターベース

 

「急げ!急げ!丁寧に運び出せよ!!」

 

偽クワンガーたちの襲撃から一日。ハンターベースでは、臨時で建設した仮設プールからクレーンを使って何やら運び出していた。よく見るとそれは例の巨大メカニロイドの手足で落ちたパーツは次々とコンテナに積み込まれ、別の支部へと運ばれて行った。

 

その様子をゲイトたちは、本部の会議室からひっそりと眺めていた。

 

「まずいことになったな。」

 

彼はそう言うと自分の席に座り直す。会議室には先日の一件からレプリフォースのフクロウルたちも来ており、面々は厳しい表情でスクリーンに映されている映像を見ていた。

 

「まさかこの時期にシグマではなく、アチモフ一味が現れるとはな。」

 

フクロウルは、スクリーンに映っているクワンガーとヴァジュリーラを見る。レプリフォース陣営の方はアチモフ一味の行動に困惑している中、ゲイトは今後の方針について話し始める。

 

「見ての通り、例のメカニロイドの電子頭脳は二人によって強奪されました。この件についてはシグナスにも報告を送りましたが今後の方針については今だに不安要素もありますが以下の予定を検討しています。」

 

スクリーンを巨大メカニロイドに変える。

 

「まずは、例の巨大メカニロイドについて。これは先日シグナスと決めており、事件後すぐに解体作業を開始。現在半分まで終わり、鏡面世界からあの仮説のプールで運び出しています。」

 

「それは分かっている!だが、君が説いた宇宙からくる第三の勢力に対しての対策はどう行うつもりなのかねゲイト君?そこはまだシグナスの答えを聞いていないのだろう?」

 

レプリフォース陣営の士官たちから不安の声が上がってくる。

 

「レッド殿のおかげで陸軍は急速に再編しつつある。しかし、肝心の迎え撃つべく宇宙軍の方はまだだ!」

 

「人間たちはどうする?また、戦争かと不満の声が挙がるぞ。」

 

「地下都市へ疎開した住民は、チャモチャ星への移住希望者が増える一方だ。もし、そうなれば民衆の苛立ちが頂点に達するぞ!」

 

「全員、静まれ!ゲイトの話は終わっておらん!不満を言うのなら終わった後にしろ!!」

 

フクロウルの一喝で場が静まり返る。落ち着くとゲイトは話を再開した。

 

「皆様が不安になっている第三勢力についてですが戦力が未知数な上に電子頭脳を失った今、彼らの情報を収集するのはほぼ不可能になりました。ですが、まだ可能性がついえたわけではありません。この映像をご覧ください。」

 

彼は、クワンガーとヴァジュリーラの映像を遠ざける。すると少し離れたところにぼやけているがグランドマンとバブルマンの後姿が映っていた。リルルの姿は確認できない。

 

「こ、これは!?」

 

「識別コードで確認しましたがこの二人はどれにも一致していませんでした。更にこの二名と争った事も分かっておりDr.アチモフの作った者でないことが分かります。」

 

「では、この二人がやって来た工作員!?」

 

「ほぼ確定と言って正しいでしょう。この後の映像は絶たれていますがゲートとして使っていた道具も無くなっていました。恐らく彼らが奪っていたと考えられるでしょう。」

 

「そうなると奴らは反対側の世界で基地を作って攻め込んでくるのではないのかね?」

 

「はい。ですが、地球に来てまだ日が浅い。ですから基地の設営にせよこちら側としてもまだ優位と考えられます。」

 

「ゆ、優位?して、何を仕掛けようというのだ!?」

 

「こちら側から鏡面世界へ工作員を送ります。」

 

「「「こ、工作員!?」」」

 

ゲイトの提案に一同は、首をひねる。

 

「敵はこちらの情報を知るべく、工作員を送り込んできました。つまり、その逆をやろうというわけです。」

 

「ふ、不可能だ!確かに向こうの世界は我々の方は理になっているがすぐに見破られる!!シグマが工作員を送ってくるのとはわけが違うぞ!!」

 

「確かに我々は彼らの識別コードがない上に姿も明確に分かっていません。ですが、規格外がいます。」

 

「規格外?」

 

「入ってきてくれ。」

 

彼の声を聞くと部屋にアクセルが入って来た。急に呼び出されたのかアクセルは困惑しながら会議室の中へ入る。

 

「あのさ・・・・どうしたの急に呼んで?」

 

そんなアクセルを他所にゲイトは、話を再開する。

 

「紹介します。前回の事件を解決した一人であるB級ハンター アクセルです。」

 

「いや、彼のことについては将軍や我々も知っている。だから、何故彼を・・・・」

 

「アクセル、早速で悪いけどこれでやってみてくれ。」

 

ゲイトは、DNA端末を彼に手渡す。

 

「えっ?別にいいけど。」

 

アクセルは、DNA端末を組み込んでコピーショットを発動する。すると姿は少し前に逮捕されたイレギュラーとほぼ瓜二つとなる。

 

「「「おぉおぉ!!」」」

 

「報告で聞いていたがまさかここまでとは・・・・」

 

「御覧の通り、大きさに限度がありますがアクセルは、相手のデータを取り込むことによって自分の姿を変えることができます。つまり、基地設営で来るであろう増援の工作員の一人を捕らえてすり替わって潜入しようというわけです。」

 

「な、なるほど・・・・この若者には荷が重すぎるのではないかね?」

 

「えぇ、確かに基地を爆破するなどの大掛かりな破壊工作は困難です。ですが、我々が知りたいのは敵の戦力。それを知ってからでも対策を立てるのは遅くないでしょう。」

 

「だが、もし敵の戦力が我々の想定よりも上回っていたらどうするのだ?それでは最初から白旗を挙げるようなものだぞ。」

 

内容は呑み込めたものの不安の声は収まらない。ゲイトは、映像を切ると真剣な顔で口を開く。

 

「詳しい話は地下で。飽くまで機密事項なので。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鏡面世界

 

ここは鏡面世界に存在するかつて『ワイリータワー』と呼ばれた要塞。

 

本来の歴史なら100年前のロックマンの戦いにより放棄されたが鏡面世界では破壊されることなくきれいに残っていた。

 

『おざしきつり堀』を強奪することに成功したリルルたち三人は、ジュドのボディを回収しようと鏡面世界のハンターベースに向かったものの既に解体作業中で何人ものハンターたちが動いていたので計画は断念。

 

現状を報告するべく、この施設へと来ていた。

 

「以上が私たちの現段階での状況です。残念ながらジュドのボディ並びに電子頭脳の奪還には失敗しました。ですがこの世界なら予定地であった南極よりも効率よく前線基地を作ることが可能です。」

 

リルルは、通信機を使って母星に報告する。モニターの向こうでは、総統ロボが映っており変わらぬ表情でありながら目を光らせていた。

 

『ジュドの奪還に失敗したのは確かに大きなミスだ。だが、前線基地建設に最適な地を見つけることができたのは大きな功績だ。3人ともよくやってくれた。』

 

「プク~!!僕たち褒められてるプクッ!!」

 

下層階級の自分たちが褒められたことがそんなにうれしいことなのかバブルマンは、はしゃぐ。

 

「んで、総統閣下。基地を設営するのはいいがどうすりゃいいんだ?敵さんはどうやって出入り口を増やしているのか分からねえがこっちはさっき報告したこのポスターみたいなゲートしかないんだぜ?」

 

グランドマンは、おざしきつり堀を指さしながら言う。確かに二人ぐらいなら普通に通り抜けられるが数十人以上ともなるとあまりにも小さく見える。

 

『その件に関してだが現在の状況では手段が限られているのは目に見える。そこでお前たちに新たな任務を与える。グランドマン、お前はバブルマンと共に増援で送る作業ロボットたちの指揮を執り、基地の建設を進めよ。ジュドの予備パーツをそちらに送る。効率は落ちるが自動操縦機能を加えておけばマシであろう。リルル、お前は引き続きイレギュラーハンターの動きを観察せよ。奴らの動きを見張っていればジュドの頭脳の行方も分かるかもしれん。』

 

「「「はっ!メカトピアに明るい未来を!!」」」

 

『うむ。』

 

敬礼をするとスクリーンの映像が途絶える。グランドマンは、緊張がほぐれたのか肩を鳴らしながら欠伸をする。

 

「あぁ~~あんなこと言われたけど、こんなことして俺らの立場が良くなるのかねぇ~?ついこの間まで貴族制度だったのによ。」

 

「グランドマン!?急に何を言うの!」

 

いきなりの彼の発言にリルルは、驚愕する。だが、彼は言葉を続ける。

 

「だって、そうだろう?この作戦が始まる前の俺らの立場を考えてみろよ。俺は、採掘用ロボットとして鉱山惑星での危険な作業。同僚が落盤や爆破事故で何体もいなくなった。バブルの奴は、本星で比較的に安全だったが汚れた排水溝の清掃ロボット。上層階級の奴らが捨てたパーツやオイルで詰まったパイプを掃除する。いつも上から嫌な目で見られて胸糞悪い日々だっただろう。ジュドの野郎だって・・・・」

 

グランドマンの言葉に彼女は、何も言えなくなる。

 

メカトピアでは、ついこの間まで貴族制度が布かれていた。そのため軍の上層部の大半は、元上層階級であり一般兵や工作員は主に元下層階級で占められている。

民衆の間では未だに旧来の差別意識は残っており、同じ下層出身でも一般兵と工作員との間では激しく、グランドマンたち一部のロボットたちはあまり総統のことを信用していない。

 

「プク・・・・」

 

辛いことを思い出したのかバブルマンは、悲しい表情になる。よほど辛い日々だったのだろう。

 

「バブルマン。」

 

「・・・僕、いつも排水溝を綺麗にすることが仕事なんだってずっと思っていたんだプク。でも、いつも掃除しても出て来るのは汚れたオイルとまだ使えるのに捨てられたパーツばっかり。上から見えるところでやっていると上層のロボットたちから馬鹿にされる・・・・僕は・・・あんな奴らのために掃除したくてやっているわけじゃないのに。」

 

「・・・・・」

 

「だから、僕はこの作戦でうーんと活躍してうーんと出世するんだプー!そして、僕を馬鹿にした奴らを見返してやるんだプク!うん、やってやる!やってやるプクよ!」

 

誤魔化すように自分に言い聞かせると彼はそのまま通信室を去っていく。

 

「・・・バブルマン。」

 

「気にすんな。さて、俺も基地設営のための準備でも始めっかな~。リルル、お前も気を付けて行けよ。向こうは俺たちのことを警戒しているのかもしれねえんだからな。」

 

グランドマンもまた首を左右に動かしながらその場を後にする。一人残された彼女は一人席に座り、先日のアクセルの一言を思い出した。

 

 

 

『あれは、メカニロイドとかそんなものじゃない!あれは兵器だ!宇宙からこの星を占拠するために誰かが送り込んできた破壊兵器なんだ!!あんなもの・・・』

 

 

「・・・・私たちのやっていることは本当に神様が望んだことなのかしら。天国のような世界って何なの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンターベース 地下エリア

 

会議室を後にしたゲイトたちはエレベーターに乗ってハンターベースの地下へと降りていた。エレベーターの先はセキュリティーでロックされた扉があり、彼はIDカードを差し込むとゆっくりと開いた。

 

「「「おぉお・・・・・」」」

 

そこには地下の秘密工場があり、中ではいくつものライドアーマーや兵器の開発が進められていた。

 

「『サイクロプス』。ゴウデンとライデンⅡの設計を見直し、大規模施設の電子災害を想定して製作したものですがこちらでは装備の追加並びに稼働時間延長、パイロットの保護機能を強化した『局地戦仕様タイプ』の生産を進めています。そして、こちらのライドチェイサーは、『シリウス』と『バリウス』。どちらも様々な環境・空間移動を考慮して今までの機体より小型化しながらもスピードの向上に成功。更に一般ハンターにも扱いやすいようOSの改良も進められ、本体の装備が最小限ながらも外付けが可能なため専用のオプションを用意することが可能です。」

 

ゲイトは、工場の中を歩きながら製作が進められている数々の成果を公表する。士官たちは、驚きのあまりに声を失う。

 

「まさか、開発がこれほどまで進んでいたとは・・・・」

 

「しかし、何故メカニロイドの開発はしていないのかね?君は過去に『ビッグ・ジ・イルミナ』と言う巨大メカニロイドを作ったと聞くが?」

 

「メカニロイドは確かに搭乗者を必要とせず、命令通りに動いてくれるのが利点でした。しかし、メインシステムの故障・外部からのハッキングには対処できないという問題点を抱えており、現に過去の大戦でも多くのメカニロイドがシグマやその他のイレギュラーに操られていました。」

 

「だが、敵があの巨大メカニロイド級の戦力を投入してきたらどうしようというのだ?エックスやゼロならともかく、他の一般ハンターでは太刀打ちができないのでは・・・・」

 

そこまで言うと彼の足は突然歩みを止めた。士官たちは何かまずいことを言ったのではと冷や汗を掻くがゲイトはそんなことを特に気にする様子はなく、説明を続ける。

 

「えぇ、ですから今回お見せするのはそんな問題点を克服したタイプのものです。メカニロイド級の巨大なボディとパワーを兼ね備え、ライドアーマー同様のパイロットの技量次第で左右される機械・・・・そう、昔の言葉で言うのなら『スーパーロボット』と言うべき代物でしょう。」

 

彼は最深部の扉を開ける。そこにあるものを見た瞬間、士官たちは目を大きく見開いて驚愕する。

 

「こ、これは!?」

 

「そんな馬鹿な!?」

 

そこにあったのはまだ組み立て中の巨大なロボットだった。

 

しかし、外装が取り付けられていない状態でありながらその姿は、ついさっき確認したものにそっくりだった。

 

「解体中の巨大メカニロイドそっくりではないか!?」

 

「しかも二体!?」

 

「ゲイト君、これは一体・・・・」

 

一同が困惑している中、二機の巨大ロボットは着々と組み立てが進められていく。

 




最後のロボット・・・・いらなかったかも。
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