ドラえもん のび太の転生ロックマンX   作:赤バンブル

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今回はネタも多い正月拡張版(正月ネタとは言っていない)。


GETTER ROBO

ハンターベース

 

格納庫でゲッターロボの整備が急ピッチで急がれている中、ドラえもんたちはモニターでネオゲッターロボが追い込まれている状況を確認していた。

 

「のび太の奴、大ピンチじゃないか!」

 

「もう、エネルギーが切れかかっているのに・・・僕たちはどうすればいいんだ!?」

 

ジャイアンとスネ夫は、緊張した表情で言うが相手は、2体。更にベースに向かってバルガスが迫っていた。このままでは逃げる時間がなくなる。

 

「敵の巨大メカニロイド一体がこちらに向かっています!」

 

「クッ・・・・ゲッターマシンはまだ使えないのか!?」

 

リハビリのため格納庫で待機していたシャドウは、メカニックたちに苛立ちをぶつけ始める。

 

「コックピットの改修作業がまだ完了していない上に一部解体しているんです!とてもですが出撃できる状況じゃありません!」

 

「なら、練習機を・・・・」

 

「無理です、例え合体させた状態で出してもシャドウさんの身体が耐え切れません。」

 

「・・・・情けない、ハンターである俺が何もできないなんて。」

 

シャドウは、悔しさのあまりに手を握りしめる。作業を進めているダグラスは、ドラえもんたちのことを心配してか声をかける。

 

「おい、お前ら。そろそろ、逃げる準備をしておけ。早くしねえと逃げ遅れちまうぞ。」

 

「うっ・・・でものび太君が・・・・」

 

「お前らが心配しているのは分かってる。だが、お前らの身に何かあったら元も子もねえだろう?」

 

「・・・・ちくしょう!俺たちには何も出来ねえのかよ!!目の前で友達がピンチだって言うのによ!!」

 

ジャイアンが自分の無力さを呪っている傍でスネ夫は、格納庫の中で待機しているザンダクロスに目が行く。

 

「あ、あのダグラスさん。聞いてなんだけど、あのザンダクロスって普通に乗り込んで動かせないの?」

 

この機体は、自分たちの世界ではドラえもんの改造があったとは言え、コックピットが設けられていた。こちらでも機構が同じなら操縦することができるはずだ。

 

「あぁ、ジュドに合わせて調整はしてあるがコックピットからの操縦は可能だ。」

 

「じゃあ・・・」

 

「だけど、そのおかげでアイツ以外一人で操縦するのは無理だ。各操作で役割分担しねえととてもだが・・・・」

 

「じゃあ、俺(僕)たちが乗りま~す!!」

 

「はっ?」

 

二人の言葉に彼は、目を丸くする。それはドラえもんと静香も同じだった。

 

「ジャイアン?スネ夫君?」

 

「俺たちが役割分担をして操縦をすれば問題なく動かせるんならこれ以上ない助っ人じゃねえか。例え、敵に敵わないにしてものび太たちの補給が終わるまで時間を稼げばいいってもんだ。」

 

「お前らな・・・」

 

ダグラスは、彼らを止めようと考えたが同時に拘束を解こうにも解けずにいるネオゲッターロボの姿が目に映る。同時に彼らの意志を察したのか待機していたシャドウもフォローに回る。

 

「ダグラス、他にエックスたちを助けられる者がいない以上少しでも経験がある彼らを頼るしかない。」

 

「・・・・だけどよ、あれは向こうの連中にとっては土木作業用なんだぞ?アイツ一機出撃させたところで格好の的にされて撃ち落とされるのが目に見えるぞ。」

 

「大変だ~大変だ大変だ大変だ~!」

 

そこへ寝過ごしたのかグラビティーマンが慌ただしく格納庫に入って来た。彼は、格納庫の端に置かれているタイタニックロボの中に乗り込むと急いで動かそうとする。

 

「待て待て待て待て待て!?お前、ちょっと待て!」

 

「はい?」

 

備え付けの武装を風呂敷で包んで出撃しようとするタイタニックロボを目の前にダグラスは慌てて止めに入る。

 

「グラビティ―、お前どこへ行く気だ?」

 

「だって・・・・ゼロが危ないって聞いたから応援に行こうと思って~。」

 

相変わらずのマイペースな話し方だがネオゲッターロボを助けに行こうとしていたのは、本気のようだ。しかし、装甲を材質変換機でメカニロイド以上の強度を誇っているとはいえ、所詮は22世紀で一般販売されている玩具。とてもだが一から実戦向けに作られた大型兵器たち相手に分が悪い。

 

「早くしないとゼロがやられちゃうよ~~!」

 

「だからって、タイタニックロボで敵う相手じゃないだろう。」

 

「じゃあ、ザンダクロスと組んで時間稼ぎをすればいいんじゃないんですか?」

 

ドラえもんに一言で彼は、無言になる。一機では心細いが二機で連携すれば多少は時間を稼げる。もしもの時は簡易転送装置で脱出すればいいことだし、終いには機体を自爆させれば敵に多少なりとも打撃を与えることができる。

 

「・・・・・」

 

「ダグラス、時間がない。ゲッターロボが戦えない今、動かせるのはこの二機だけだ。」

 

「「「お願いします。」」」

 

シグナスに許可を求めようにも今からでは間に合わない。となると判断は現場責任者である自分が下すことになる。彼は、少しの間腕を組んで悩むがここでエックスたちを失うことは組織の指揮に大きく及ぼしかねないと考えた。

 

「・・・しょうがねえ。ザンダクロスに緊急用のエネルギーパックを装備させるからみんな簡易転送装置を持って乗り込め。危なくなったらそれで脱出するんだ。下手に追い返そうと考えるなよ。敵の侵攻を抑えてネオゲッターのエネルギー補給が終わるまででいいんだ。いいな?」

 

「「「は~い!」」」

 

「あ~い!」

 

「よし、ザンダクロスのエンジンに火を入れる。三人とも準備しておけ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「サイクロプス小隊全滅!パイロットの回収は成功、犠牲者はいません!」

 

「オーストラリア戦線の方が芳しくありません。敵の巨大メカニロイド接近中。」

 

「ボルガの到着はまだか!」

 

「敵の巨大メカニロイドの侵攻を抑えるので精一杯です!」

 

「アジア中国方面、ステルボンバー大隊が敵に向けて空爆を開始!!敵に大打撃を与えています!!」

 

「ロシア方面、レプリフォース陸軍と鉄人兵団が交戦を開始!事前に配置した地雷原への誘導に成功し、敵の40%を奪うことに成功!!」

 

ネオゲッターがハンターベースを死守している一方、世界各方面の戦線では、イレギュラーハンター・レプリフォースの混成部隊と鉄人兵団の決死の攻防戦が続いていた。無尽蔵の兵力を象徴する鉄人兵団だが互いが手柄の奪い合うのが仇となり、連携が取れているハンターたちの攻撃に被害が広がりつつあった。

 

「りょ、両腕が!?だ、誰か助けてくれ!!」

 

「うるせえ!邪魔だ!!」

 

「ぎゃああ!!」

 

敵の攻撃で反撃ができなくなり、助けを求めた兵士を彼らは虫けらとばかりに吹き飛ばす。上級士官は、敵の防衛線を崩すことで部隊の細部まで把握することができず、戦場にはレプリロイドの残骸があまりないのに対して、鉄人兵団の歩兵・空中兵の残骸は至る所に転がり、兵士たちはかつての仲間を気にすることなく、踏み潰して前進していく。

 

「レッド隊長、これ以上この戦線を維持するのは無理です。」

 

「何、甘ったれたことを言っていやがる。ここで敵に背を見せてみろ。奴ら、絶好の機会とばかりに一気に押し寄せてくるぞ!」

 

「しかし、このままだと犠牲者が出る危険性が・・・」

 

「弱気になるな。奴らは自分たちの兵力に慢心している。つまり、上の命令が全体に渡っているわけじゃねえ。そこがチャンスだ。今は何とか食い止めるんだ。」

 

弱気になっている兵士に対してレッドは、自身の経験を踏まえながらも激励する。前線では彼の教えを叩きこまれた部隊が負けずとばかりに抵抗を続ける。

 

「ライフルの弾が底尽きそうだぜ!」

 

「俺もだ。ちきしょう、敵さんまるで蟻んこみたいにドンドン湧いてきやがる!」

 

「おい、誰か予備のバッテリーパック持っていないか?俺のブラスターがエネルギー切れになりそうだ。」

 

「俺のサブバッテリーと接続しろ。数発しか撃てねえがないよりはマシだ。」

 

「恩に着る。」

 

彼らは、一言でいう愚連隊。以前は窃盗を始め、武器や人間たちへの麻薬の密造・密売、違法な賞金稼ぎなどのイレギュラー活動で生計を立てていた。勿論、ハンター側に取り締まられていつ処分されてもおかしくないと覚悟していたがレッドに目を付けられたことで引き抜かれて特殊部隊に編入させられた。当初は反抗的だった彼らだが、レッドの直々の制裁に呆気なく敗北。悔しさがある反面、最早落ちぶれ続けるしかないと考えていた自分たちに新しい場所を提供してくれた彼に感謝をし、いつでも盾になろうと言う決意を固めるようになった。

 

そんなこともあって愚連隊の前には、大量の鉄人兵団の残骸が山積みになっていた。だが、それが目印となって今度は大型兵器が彼らの方へ向かって行くようになる。

 

「見ろよ。今度はドデカイ奴らが迫ってきやがったぜ!」

 

筒状の頭部をした兵士は、スコープで確認しながら迫ってくる敵を捉える。

 

「参ったな、あんなデカブツ吹き飛ばせるほどの武器なんて俺ら持ち合わせていないぞ。」

 

「うむ。流石にコイツはきついぜ・・・・うん?いや、まだ立派な武器が残っているじゃねえか!」

 

「ん?」

 

彼らは、身体が継ぎ接ぎだらけのベテラン兵士の視線を向ける。すると彼は、本来ならライドアーマー用の液体燃料を見せる。

 

「ライドアーマー用の燃料じゃねえか。そいつがどうかしたのか?」

 

「ヘヘヘッ、俺ら全員、逃亡防止用に体に爆弾が仕込まれているだろう?」

 

「おっ、それを利用して一緒にドカーンってか!おもしれえ、奴らに俺らのしぶとさを見せつけるいい機会じゃねえか!」

 

「失敗すれば無駄死に、成功すればあのデカブツも道連れってわけか。いいねえ、その勝負乗った!!」

 

彼らは、身体に燃料を満杯まで注いだパックを至る所に括りつけるとハーネットに乗って敵を見据える。その中で緑色の装甲にT字型のバイザーが付いたヘルメットタイプの頭部と何か見覚えのある容姿をした兵士が呟く。

 

「・・・お前らと組んで悪くなかった。」

 

「何を言い出すんだボバ?俺らみたいな極悪人イレギュラー同士が組んで楽しいなんてどうかしているぜ?」

 

「いや、俺も悪くなかったと思うぜザッカス。レッド隊長が引き抜いてくれなきゃ、俺ら世のために動くことなく処分されちまっていたんだからな。楽しかったぜ。なあ、グリード。」

 

「結局、ドンパチやる場所が変わっただけだどな。でも、このアイジー君も満更じゃなかったぜ。お前らみたいな悪と組めたことをな。」

 

「そう言うわけだ、ボバ。お前さんがあのVAVAと同じモデルだからって俺たちは嫌いじゃなかったぜ。」

 

彼らは、互いに笑い合いながらマシンを走らせ、巨大兵器たちへ向かって行く。巨大兵器は、彼らを探知すると攻撃を開始する。

 

「そんなヘッポコ攻撃に当たってたまるかよ~。吹き飛ぶのはてめえも一緒だ。宇宙のデカブツ!!」

 

ザッカスは、持っていた電磁ナイフを自分の胸部に突き刺して一体に突っ込む。ぶつかると同時に彼は勢いよく爆発し、大型兵器の両足を奪って動きを封じた。

 

「やるね、ザッカス。じゃあ、次はこのアイジー君だ。向こうで祝いの酒でも飲もうぜ~!」

 

アイジーは、自分の頭部を切り離して、相手の頭部に向かって投げつける。すると頭部はアンカーの役割をしてワイヤーで体を固定させ、最後に飛び降りてブラスターで自分を撃ち抜いて自爆した。

 

「あらあら、等々俺たち二人だけになっちまったなボバ。」

 

「心配ないさ、残りも吹き飛ばせば合流できる。」

 

「そりゃあ、そうだな。じゃあ、お先に。」

 

グリードは、腕部から粘着性のある液体を撒き散らして大型兵器を転ばせる。そして、乗機から飛び映るとサムズアップをして爆弾を起爆させて果てた。

 

「・・・三人とも逝ったか。フッ、いつ消えてもいいと思っていたがいざとなると寂しくなるもんだな。」

 

ボバは、背部のジェットパックを起動させて残された一回り大きい巨大兵器へと向かって行く。思えば、この世界に生を与えられてから彼は碌な目に合わなかった。

 

当時の戦闘用としてデザインされて製作されたものの同モデルの先行型が問題を起こしたことでほとんどの兄弟機が世に出回る前に廃棄され、自分や一部の仲間は命からがら逃げのびた。

その後も痕跡を辿られる恐れから誰の手も借りることができず、壊れた箇所はジャンクのパーツで修繕し、生活をしていくために武器を持って賞金稼ぎとして生きてきた。同業者同士で争うたびに先行型と見間違われて己のアイデンティティーを失いかけていた。

 

もう、生き延びるのに疲れた。

 

なら、もういっその事楽になろう。

 

ボバは、ワザと表に出て身柄を拘束してもらった。後は処分されるのを待つばかりと覚悟していたが待てども待てども処分されることはなく、レプリフォースに引き抜かれて今の愚連隊に配属された。

 

そして、同じ問題児である仲間と出会い、彼はこれまでにない充実感を味わうことができ、自暴自棄になっていたのがいつの間にか仲間や拾ってくれた上司のためにこの命を捧げようと決めた。

 

「これで俺の一生が終わる。後はこいつらを道連れに・・・・・!?」

 

ところが彼が特攻を仕掛けようとした寸前、空中から飛んできた弾丸が巨大兵器を貫いて爆発させた。ボバは、爆発の余波に巻き込まれて地面に不時着すると目の前には黒い巨体のロボットが着地していた。

 

「なんだ・・・コイツは?」

 

自分の最期を邪魔したことに対し、怒りに燃えるがロボットはそんな彼に目をくれることなく、残っており巨大兵器に向かってナイフとトマホークを投げつけて破壊して行く。その攻撃は容赦なく、味方である兵器が目の前でやられたことで顔を青ざめる兵士たちに逃げる隙も与えず、腹部の一部の装甲を開いてビームで薙ぎ払う。

 

戦場には彼を残して何も残らなかった。我に戻ったボバは、ロボットに対して仲間の遺品のブラスターを拾い上げて撃つ。

 

「ふざけんな!てめえ、何故邪魔をした!俺もあいつ等の所へ逝くところだったんだ!それを・・・」

 

『・・・・・』

 

「何か言いやがれ!!」

 

ボバは、悔しさのあまりにその場に膝をついて拳を思いっきり地面に叩きつける。ロボットは、その言葉に何も答えず、マントを広げて上空へと飛び去って行った。

 

「ザッカス、グリード、アイジー・・・・・くそ・・・・」

 

彼は、仲間の遺品を拾い上げて敵の残骸を確認する。

 

「ん?」

 

その中でボバは、奇妙なものを発見した。それは複数の黄色い目玉の付いた黒い肉塊でロボットに入っているものとは思えない異物だった。

 

「生命活動は・・・・停止している。ほぼ即死のようだがなんなんだこの生物は。」

 

彼は、その異形の物体に触れることなくその場を離れ、レッドに通信を送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シティーアーベル

 

シティーアーベルでは、ゴーストファイアーに身動きを封じられたネオゲッターロボがどうにか脱出しようと動いていた。

 

「エックス、ソードトマホークでコイツを切ることはできないのか?」

 

ゼロは、分離レバーが反応しないことを確認しながら通信で聞く。

 

「今のエネルギー残量じゃ、柄の部分までしか生成できない。それに生成すれば残りのエネルギーも使い果たしてしまう。」

 

「ケッ、最悪だな。こうなったら残りの手段は自爆だけしかないって事か?」

 

VAVAの発言に二人は、最悪の手段を一瞬思い浮かべるがここでネオゲッターを自爆させるのは地球側の敗北を証明してしまうことに繋がる。それに実行すれば周辺で歩兵たちと応戦しているマーティたちを巻き込みかねない。

 

そうしている間にも前方にいるトロスが闘牛のように迫ってくる。あの頭部に付けられている角に串刺しにされればひとたまりもない。

 

「エックス、腹を括れ。このままじゃどの道全員お陀仏だ。」

 

「・・・・みんなに悪いことしたな。」

 

罪悪感を感じつつ、エックスは操縦レバーの隠しボタンを押して自爆スイッチを展開させる。これを押してしまえば、自分たちは勿論ネオゲッターロボは跡形もなく吹き飛ぶ。

 

(どうやら今回はこの戦いを最後まで見届けることなく終わるようだ。後は、マーティたちが戦い抜いてくれることを祈るしかない。後悔はないけど短い人生だったな・・・)

 

彼は、そう思いながら自爆スイッチに手を伸ばす。最後に心残りがあるとすれば自分がいなくなったパートナーのこととあの夢の出来事ぐらいだ。マーティなら何とか立ち直って生きてくれるだろうが夢のことに関してはどうしても気がかりなことがある。自分がいなくなった後の世界があのような光景になってしまうのではないかと感じずにはいられない。だが、自爆してしまえば知る由もない。

 

「・・・ゼロ、最後にアイリスといさせることができなくてごめん。」

 

「気にするな、この仕事ではよくあることだ。アイツも分かってくれる。」

 

「VAVA、お前にも悪いことをしたな。最後の最後で一緒に心中だなんて。」

 

「あぁ、向こうで気が済むまでぶっ飛ばしてやるから覚悟しろ。」

 

互いに声を掛け合うとスイッチを押そうとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「させるか~~!!」」」

 

そこへ加速で劇画レベルの顔を披露する羽目になったドラえもんたちの乗るザンダクロスがタックルでトロスを横に突き飛ばす。その光景にエックスは、指を止めて呆然とする。

 

「ザンダクロス!?」

 

「のび太君!助けに来たよ!!」

 

ザンダクロスは、立ち上がると急いで背部に背負っていたエネルギーパックを取り外して駆け寄ろうとする。だが、後ろにはまだゴーストファイアーがいる。

 

「待って!後ろにまだ・・・」

 

言いかけた時、ザンダクロスに向かって火炎を放とうとしたゴーストファイアーに何かがぶつかる。よく見るとそれはハンターベースに向かっていたはずのバルガスのパーツで飛んできた方角を見ると他のパーツと共に剣を持ったタイタニックロボが向かってくる。

 

「タイタニックロボ!?あれまで・・・」

 

「うおぉぉ~~~!!」

 

タイタニックロボは、残りのパーツをゴーストファイアーにぶつけるとネオゲッターの身体に巻き付く鎖を剣で切り離す。二体の巨大兵器が思いにもよらぬ増援に退けられ、ネロは舌打ちをする。

 

「ジュド・・・・そこまでして我々に歯向かうと言うのか。」

 

彼は、すぐにゴーストファイアー、トロス、バルガスの再起動命令を発信、地上に展開している歩兵部隊にもネオゲッターたちを攻撃するように指示を出す。

 

「各部隊、裏切り者のジュド並びに敵の大型兵器に集中攻撃を行え!!あの三機を墜とせば敵の士気は落ちる。全員・・・・」

 

ところがそこへ鏡面世界の基地から通信が入る。

 

「どうした?」

 

『Dr.ビアンコの指示でそちらに増援として「メカザウルス」が送られました。』

 

「何?俺は要請などしていないぞ。」

 

『博士の進言で一部の戦線に送られることを総統閣下が認可したとのことです。到着次第攻撃ターゲットを指定してください。』

 

「・・・了解した。」

 

彼は、通信を切るとキングダンを動かして市街地の方へと向ける。

 

「ビアンコの奴・・・・何を考えているかは知らんがアイツの助けを借りるとなれば面倒なことになる。その前に蹴りをつける。」

 

 

 

 

 

市街地ではエネルギー補給を終えたネオゲッターとザンダクロス、タイタニックロボが互いに背を合わせながら三機の大型兵器と対峙していた。

 

「ドラえもん、応援に来てくれたのはいいけど流石にこの状況じゃ帰れないよ?」

 

「分かってるよ。でも、のび太君が死んだら玉美ちゃんとマーティさんがどんなに悲しむか想像できないからね。」

 

「そうだぞ、のび太!この際、みんなで帰ろうぜ!!」

 

「馬鹿なのか、勇敢なのか分からんな。お前の仲間は。」

 

「やっつけるぞ~~~。」

 

ネオゲッターは、ソードトマホークをザンダクロスに手渡して目の前にいるゴーストファイアーに身構える。

 

ゴーストファイアーは、磁力で切断された鉄球を引き戻すと新たにチェーンを出してつなぎ合わせる。バルガスも体をバラバラにしてザンダクロスに不気味な笑みを見せるように浮遊する。

 

トロスは、一番頼りなさそうなタイタニックロボを串刺しにしようと突進の準備をする。

 

「みんな、ここで一気に仕留めるぞ!!」

 

「「「おぉお!!」」

 

三機は、勢いよく相手に向かって行く。ネオゲッターは、飛んできた鉄球を両手で受け止めて互いににらみ合い牽制。ザンダクロスは、バラバラに飛んでくるパーツに対してミサイルの弾幕を張ってソードトマホークで右腕を破壊する。

 

そして、タイタニックロボは・・・・

 

「うわぁ~~~ん~~~たすけて~~~!!」

 

突っ込んだのはいいもののその場で転んでしまい、トロスの角をナマケモノのような態勢で掴まる羽目になってしまった。

 

『グロオォォォオ!!』

 

ゴーストファイアーの頭部についている鶏冠から火炎を放たれ、ネオゲッターは身を焼かれる。

 

「クッ・・・・」

 

背後からはタイタニックロボをぶら下げたトロスが向かってくる。

 

「ぶつかる~~~!!」

 

グラビティーマンは、振動で揺さぶられながら涙目になる。しかし、エックスはある策を思いつく。

 

「グラビティーマン、そいつから手を放すんだ!!」

 

「ふえ?」

 

言われて彼は、そのまま手を放す。幸い、角以外の武器は取り付けられなかったこともあってタイタニックロボは軽く踏んづけられるぐらいで済んだ。ネオゲッターは、背部のジェットを吹かせると飛び上がってゴーストファイアーの真上にマウントを取る。

 

『グエッ!?』

 

ゴーストファイアーは体を貫かれ、攻撃したトロスも角が深く食い込んでしまったことで身動きが取れなくなる。

 

「これでどうだ!!」

 

ネオゲッターは、二体を鎖で振り回して飛行しているバルガスに向かって投げ飛ばす。ザンダクロスのミサイルを避けていたバルガスは飛んできた二体に中枢を担う頭部を押し潰されたことで機能を停止し、三体は地上に墜落すると同時に大爆発した。

 

「やったやった!なんとか勝ったぞ!!」

 

「いやいや・・・一時はどうなるかと思ったよ。」

 

ザンダクロスの方では、ジャイアンとスネ夫がホッとした様子でその光景を見る。だが、それを見図るかのようにキングダンを剣を構えて飛び掛かって来た。

 

「キエエエエエ!!」

 

「!?」

 

突然現れた彼は、最初にザンダクロスを両断。胴体から真っ二つにされたことでドラえもんたちはコックピットの上が青空になってしまったことに呆然とする。

 

「「「あら・・・・」」」

 

ザンダクロスが呆気なくやられたことに三人は口を開けるがキングダンは、ネオゲッターを狙って斬りつける。

 

「危な~~い!!」

 

咄嗟にタイタニックロボが突き飛ばしたことでネオゲッターは、無事で済んだが代わりに彼の右腕が斬り飛ばされた。

 

「うわぁ~ん~!!」

 

キングダンは、狙いが違うのかもう一度ネオゲッターに矛先を変える。ネオゲッターは、ソードトマホークを拾い上げると剣を受け止めた。

 

「何故だ!何故貴様らは人間のために戦う!!」

 

「なっ!?」

 

突然流れてきた外部通信にエックスは、戸惑いを覚える。この機体には自分たちと同様に誰かが乗っている。

 

「何故だと?人間を守ろうとすることがいけないのか!?」

 

「奴らがお前たちに何をした?同じロボット同士で戦い合わせてこの星を荒廃させ、自分たちは見ているだけの分際で宇宙に逃げようとする!!そんな輩のために何故動けるんだ!!」

 

ネロの悲痛な叫びがこれでもかとばかりに響く。ネオゲッターは、一時追い込まれながらも態勢を持ち直して腕を動かす。

 

「確かに人間は愚かなことを繰り返す生き物だ。だけど、彼らは俺たちに感情を与えてくれた。そして、自分たちと同じように考えて進化していく可能性を・・・・共に進む未来をくれたんだ。」

 

「愚かな!奴らはいずれお前たちを見捨てる!!この星を腐らせて!!何故だ・・・何故リルルは・・・妹はお前たちに付いたんだ!!」

 

「い、妹!?リルルが!?」

 

ネオゲッターは、ソードトマホークでキングダンの片腕を斬り飛ばす。各戦線では歩兵部隊が押され始めている。これ以上戦闘を続行するのは不可能だった。

 

「これ以上の戦闘は無意味だ。他の兵士たちに投降するように呼び掛けてくれ。」

 

「我々は降伏などしない!!」

 

キングダンは、残った腕で剣を拾い上げると身構えようとする。

 

 

 

その直後、二機の間の地面が大きく揺れ始め、ネオゲッターの目の前に頭部にサイのような二本角を生やした二足歩行の恐竜のような生物が姿を現した。

 

「なっ!?」

 

突然現れた相手にネオゲッターが動揺している隙にキングダンは、その場から撤退する。

 

「メカザウルス・サキ!まさか、本当に送り込んでくるとは・・・・」

 

続くように翼竜タイプのバド、トリケラトプスタイプのザイ、生身と機械の首を付けた双頭のズーが市街地に姿を現す。

 

「また、変な奴らが出て来やがった。」

 

「だが、こいつ等本当に仲間か?機械と言うよりは生物に見えるが・・・・」

 

VAVAとゼロが疑問に感じていると目の前にいるサキは、咆哮をあげながら左腕の鉤爪を振り下ろす。ネオゲッターは、ソードトマホークで受け止めるが動きを読んでいるかのように尻尾で突き飛ばし、首を絞め始めた。

 

「コイツ・・・・さっきの奴らよりも強い!」

 

エックスは、すぐに態勢を立て直して反撃を試みるが背後からのミサイルでその場に倒れる。モニターで見る上空からバドが翼に付いているミサイルを発射してきている。

 

『ギャオォオオ!!』

 

倒れたネオゲッターに対し、サキは鉤爪で首を掴み上げる。

 

「コイツ!!」

 

反撃とばかりにソードトマホークを振るが空いている右腕で受け止められ、ネオゲッターは完全に身動きを封じされる。

 

「今助けるありゃあ~~~!?」

 

助太刀しようとタイタニックロボが動こうとするがザイの突進でビルに激突して生き埋めにされる。ズーは、火炎を吐きながら周囲のハンターたちを退け、ハンターベースへと進んでいく。それにザイとバドも続く。

 

「アイツら、ハンターベースに総攻撃を仕掛けるつもりだ!!」

 

「エックス、ゲッター3にチェンジしろ!俺がコイツを始末する!!」

 

「ダメだ!さっきの攻撃でチェンジ機能がやられたらしい。オープンゲットできない!!」

 

『グワアア!!』

 

サキはネオゲッターを地面に叩きつけ、尾で追い打ちをかける。反転してショルダーミサイルを放つがこれも口から出る火炎で撃ち落とされる。

 

連戦による消耗もあり、エネルギー補給を受けたにもかかわらずネオゲッターは一方的に殴られ、いいようにやられる。終いには尾で再び拘束され、高圧電流を浴びせられる。

 

「「「うわああああ!!」」」

 

三人は電流を受けてそのまま倒れる。獲物が完全に動けなくなったのを把握したのか、サキは今一度彼らを地面に思いっきり叩きつける。ネオゲッターは身体の至るところから火花を散らして戦闘不能状態に追い込まれた。

 

「のび太君!」

 

ザンタクロスから脱出したドラえもんたちは、ネオゲッターのやられる姿を見て愕然とする。敵は止めを刺そうとゆっくり足を進める。

 

「まずいぞ、ドラえもん何とかしろ!!」

 

「そんなこと急に言われたって!?」

 

ドラえもんは、エックスたちを助けようとポケットの中を探るが毎度のことながらパニックになってまともなものが出てこない。そうこうしている間にサキは、動かなくなったネオゲッターを踏み潰そうと足を上げる。

 

「うぅ・・・ゼロ・・・VAVA・・・・大丈夫か・・・・」

 

エックスは、朦朧としている意識の中で何とかネオゲッターを再起動させようと二人に呼びかけるが応答がない。先ほどの電流で二人とも伸びてしまったらしい。

 

「ネオゲッター・・・お願いだ・・・もう一度、動いてくれ・・・・」

 

彼は、レバーを動かすが各部がショートしたこともあってネオゲッターは動く様子はない。サキの足が丁度自分のコックピットの真上に迫ってきているため、当たれば確実に押し潰される。

 

「・・・・ここまでか・・・・」

 

エックスは、力尽きたのかぐったりと操縦席に仰け反る。

 

これが自分の運命なのかもしれない。

 

そう思いながら彼はゆっくりと目を閉じる。

 

サキは、まるで仇を見るかのような目でネオゲッターに向けて足を下ろす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・?」

 

が、いつまでもその足がネオゲッターに振り下ろされることはなかった。気力を振り絞って目を開けてみると目の前の地面から巨大なドリルが現れて足を貫いていた。自分の足が貫かれたことにサキは、目を丸くして驚くがさらに地面からスマートな体型のロボットが現れて、身体を貫かれてしまった。

 

「あ・・・あれは・・・」

 

エックスは、目の前に現れたロボットが何者かと目を細めるが彼は、サキの動きを封じると高速で走り抜けてベースに進行していた三体の方へと向かって行く。

 

『ガアァ!!』

 

『ギイィイ!!』

 

バドは一瞬にして翼を引き裂かれ、ザイはもう片方のペンチのような腕で目を潰されて視界を奪われたことで混乱する。残されたズーは、火炎を吐きながら応戦するがロボットは一瞬にして分離し、背後に回るや戦車体型のロボットへと姿を変える。

 

「「あぁ!?」」

 

「ネオゲッターロボみたいに姿が変わった!?」

 

ドラえもんたちは、目の前で起こっていることに口を開けて驚く。ロボットは、ズーの尻尾を掴み上げて振り回すとバランスを崩して飛行能力が落ちたバドに向かって投げ、頭部の両脇に付けられているミサイルを発射して粉砕する。

 

『ガアアアアア!!』

 

視力を奪われたザイは、見境なく走り回ってロボットに突っ込んで行こうとする。しかし、ロボットは再び分離し、今度はネオゲッター1に該当する姿に切り替わってトマホークで首を斬り飛ばした。頭部を失ったザイの走りは徐々に弱まり、身動きが取れなくなったサキの傍にまで行くとそのまま力尽きて倒れた。

 

「・・・・」

 

ロボットは、トマホークをしまうと腹部の装甲を開いて光線を放ち、原形を残すことなく二体を完全に破壊した。

 

「馬鹿な・・・突然現れたと思いきや一瞬にして4体を葬るなど・・・」

 

戦闘エリアから離脱したネロは、キングダンのカメラが捉えた映像を見ながら愕然とする。ドラえもんたちは、疑問に持ちながらも鉄人兵団を撃退することができたこともあって突然現れたロボットに感謝する。

 

「「やったやった、今度こそやっつけた~!!」」

 

「どこのどなたかは分かりませんがありがとうございました~!!」

 

三人は、ロボットの前にまで来てお礼をするが彼は特に返事をすることなく、別方面に現れた黒い機体と同様に深紅のマントを広げて飛び去って行ってしまった。

 

「あらら、行っちゃった。」

 

「おっと、こうしちゃいられねえ。早くのび太たちを助けねえと。」

 

スネ夫とジャイアンは、何も言わずに去ってしまったことを残念がりながらもエックスたちを救出すべくネオゲッターに向かう。

 

「それにしても・・・あのロボットは一体何だったんだろう?助けてくれたから敵じゃないとは思うけど・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「馬鹿な・・・・・こんな、こんなバカなことがあってたまるか!!」

 

一方、研究棟の自室で戦闘を見ていたワイリーは、飛び去って行ったロボットの姿を見るや普段では考えられないほど動揺していた。

 

「ドクター、護衛に向かわせていたジョー部隊が無事にROCKMANたちライトナンバーズと接触できましたぞ・・・ん?如何されましたか?」

 

部屋に入ったシグマは、彼の様子を見て顔を顰める。ワイリーは、入って来たことに気づくと近づいてきて報告よりも前に確認を取る。

 

「シグマ、日本に送った部隊からの報告は!?計算が正しければもう来ても良いはずじゃぞ!」

 

「はあ、その件に関してですが誰からも応答がありません。鉄人兵団の攻撃に巻き込まれたのでは?」

 

既に世界各地が戦場と化していることで連絡が取れなくなったのではとシグマは、仮説を立てる。だが、ワイリーは首を横に振った。

 

「いや、それはない。巻き込まれたのなら破壊されたときのために組み込んでおいた発信信号をこちらに向けて送信するはずじゃ。」

 

「では、何が?」

 

「・・・・・」

 

ワイリーは、冷や汗を掻きながら腕を組んでしばらく黙り込む。

 

「・・・シグマ、ロックマンたちがここに来るのは?」

 

「何事もなければ明日には。」

 

「・・・すまんがライトを呼び出してくれ。大事な話がある。」

 

「しかし、Dr.ライトはDr.タチバナと共にゲッターロボの改修作業中の身。呼び出すのは・・・・」

 

「アイツが橘の血統ならそんな心配せずとも残りはなんとでもできる。これはそれだけ重要な話なんじゃ。」

 

ワイリーの気迫のある真剣な目つきを前にシグマは、それだけ大事な話だと察する。

 

「了解しました。」

 

彼が部屋を去って一人になるとワイリーは、机からボロボロになった若い頃の写真を取り出す。

 

「・・・・こうなればワシ自身の目で確かめに行かねばなるまい。あの因縁の地に。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宇宙空間

 

「第二機関火災発生!このままだとエンジンへ火が回ります!!」

 

「消火急げ!!」

 

「護衛戦闘艦、沈黙!大型兵器も全滅です!!」

 

「馬鹿な、サイズは同じなんだぞ!!それが何でたった一機に全滅させられるんだ!!」

 

こちらはネロの要請でメカトピア本星から大型兵器『Z』を輸送するために発った鉄人兵団輸送艦隊。ところが航海の途中、突如襲来した一機の巨大ロボットによって窮地に陥っていた。

 

「ワープのエネルギーが溜まるまで後どのくらいだ!?」

 

「まもなく。しかし、この状態でワープをすれば我が艦は異次元の境目に突入して出れなくなる危険性が」

 

「構わん!『Z』の保護カプセル収納を急げ!!何としてもこれを本隊へ届けるのだ!!」

 

宇宙空間では、赤を基調としたロボットが斧を持ちながら見下すように輸送艦を眺めている。

 

「全くしぶとい連中だね、ここまでボロボロにされながらも逃げずに任務を全うしようとするなんて。」

 

「それ故に彼らの進化の可能性は際限なく狭まれている。自分の意思よりも命令を優先するなど愚かなことだ。」

 

「ヌハッハッハッ、所詮は創造主たる『神』の言葉を鵜呑みにすることしかできん哀れな種族よ。だからこそ、こちらもやりやすい。」

 

ビアンコたち三人は、距離を取ると同時にペダルを引く。

 

「ゲッターシャイン!!」

 

するとロボットの身体から光が発し始め、やがて巨大なエネルギーの塊となって輸送艦に向かって行く。

 

「『Z』よ、発見者であるワシが最期にしてやれることだ。大人しく船と共に消えるがよい!新たな世界誕生の土壌として!!」

 

ロボットは、高速で輸送艦の目に接近。同時に三人は声を合わせてその技を叫ぶ。

 

「「「シャイン、スパーク!!」」」

 

反転すると同時にエネルギーの塊はロボットの身体から離れ、輸送艦に直撃する。

 

「敵の攻撃が直げぐああああ!?」

 

「カプセルを射出せよ・・・・ぐおおおお!!」

 

輸送艦は、光を発しながら大爆発。周囲にある護衛艦の残骸をも飲み込み、光が静まるとそこには技を放ったゲッタードラゴンのみが残されていた。

 

「・・・・跡形もなく、消えおったか。」

 

ビアンコは、複雑な表情でため息をつく。大いなる計画のためとはいえ、自分が発見した者なのだからそれだけ情があったのかもしれない。

 

だが、彼らは一息つく間もなく新たな動きを察知した。

 

「・・・!ビアンコ君、地球に残した同胞たちが最後の瞬間と同時に吉報を寄こしてくれた!あれが姿を見せた!!」

 

「うん!?あれがか!!」

 

「僕たちの読みは正しかった!いよいよ新世界の創造が始まるんだね!!」

 

コーウェンからの報告を聞くやビアンコは、狂ったかのように笑い始める。

 

「ヌハハッハッハッ、時は満ちた!!後は邪魔ものどもを一掃し、器の触媒となるジュドとリルルを回収、星で最期の儀式を執り行う!!」

 

「そして、全宇宙がゲッター線で満たされた刻」

 

「全ての生命は新たなステージへと向かう!!」

 

「「「ハッハハハハ、ハ~ハッハッハッハッハッ!!」」」

 

三人の笑い声が宙域に響く。ゲッタードラゴンは、そのまま地球へ向けてワープをして姿を消す。

 

 

 

 

 

 

バキャッ!!

 

だが、彼らが消えると同時に近くの小惑星から巨大な腕が突き出る。

 

『・・・・・』

 

何かに呼応するかのように魔神の目が光を放つ。




VAVAって、他のハンターたちと比べて人型だから量産モデルがいてもいいかと・・・・。

今回登場したオリキャラ


ボバ

VAVAの量産モデルとして生産されたレプリロイドの一体で元ネタはご存じ『STARWARS』のボバ・フェット。元はVAVAタイプはイレギュラーハンター向けのモデルとして配備される予定だったが先行生産型であるVAVAが問題行動を起こしている上にシグマの反乱に参加したことで配備予定にされていたものは全て表向きに処分される。
ボバはその中の生き残りでレプリフォースの特殊部隊に引き抜かれるまでは賞金稼ぎを生業に生活していた。
量産タイプの都合上、VAVAに付けられていた武装のほとんどがオミット。代わりに専用のブラスターやジェットパックなどのオプションで戦闘能力を補っている。

因みに彼の同僚はSTARWARSの賞金稼ぎたちから取っている(問題があれば変更する予定)。

ボバ・フェット、ドラマ放送おめでとう。
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