DATE・MADAO・LIVE   作:人鳥悪夢

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なんとか投稿する事ができましたが
第一訓から半年以上も経ってしまって申し訳ありません。
大学生活も色々と忙しい感じですが
一ヶ月に一回投稿を目標に完結目指して頑張っていこうと思います。


第二訓『理由作りは計画的に』

「ったくよ、良いじゃねーか少しぐらいよぉ」

「だからってねぇ......」

 

 

ここはかぶき町のとある街中。

昼過ぎになり、かぶき町に住まう人々と天人が行き交う中、

銀時と琴里は歩いていた。

 

 

「...案内してくれているのはありがたいけど、まさかキャバクラやホストクラブ、色町の果てにはパチンコ屋まで案内するなんて...」

 

 

琴里は銀時が案内したかぶき町の名所に頭を痛めていた。

最初は銀時行き付けの食堂等、普通の案内であったが新八の姉が働くキャバクラにホストクラブ、オカマが働くお店に吉原桃源郷と言った色町と明らかに大人になってから入る場所、挙げ句の果てには銀時がよく行くパチンコ屋にまで案内せれたら頭が痛くなるのも無理はない。

ちなみに何故パチンコ屋まで案内されたかと言うと...

 

 

「今日のてんびん座の運勢が三割大当たりって言うからよ、もしかしたら昨日の負け分を取り返せる上に大儲けするんじゃねーかなっと思って行こうとしてる時にてめーはよ...」

「いやそれ後の七割はハズレって意味よねそれ? しかも昨日大負けしたのにも関わらずまたパチンコ行くなんてどんな神経してんのよアンタ?」

「俺の中の宇宙コスモが言ってんだよ。あの台で目閉じて座禅している乙女座の黄金聖闘士(ゴールドセイント)に今度こそは勝つぞってよ。だから宇宙(コスモ)を燃やすためにもちょっと金貸してくんね?」

「そんな汚れた欲で燃えた宇宙(コスモ)じゃ一生その乙女座の黄金聖闘士(ゴールドセイント)に勝てないわよ。というかあまつさえ金を貸してとかそろそろこっちも仏から鬼になって燃やすわよ!?」

 

 

銀時に何処ぞの帝王的な脅しをした琴里はため息をつく。

ため息の理由は銀時だけが原因ではないのだから。

 

 

「......猫の餌(・・・)食わせようとしたり金貸してくれと頼んできたりする貴方もそうだけどこのかぶき町の住民って色々と濃すぎない? 私の所の知り合いも色々濃かったけどこっちはその数十倍は濃かったわよ」

「そりゃそうだろ。こちとらジャンプに十年以上も連載して、下ネタやパロディーはもちろん、メタ発言上等で毎回PTAに苦情殺到して毎日修羅場ってたんだぜ? 六年続いているそっちのラノベとは格が違うんだよ、格が」

「いや、そんなメタ発言しなくてもいいから......」

 

 

銀時にツッコミを入れる琴里は出会ってきたかぶき町の住民について思い返していた。

 

琴里の知り合い達(・・・・・)もいろいろ濃かったが、まさか世界を超えて、その十数倍も濃い人達に出会うとは思わなかった。

だが、濃い人達ばかりでもあったが琴里の事を心配してくれたり助けてくれたりと良い人達でもあった。

琴里が知る連中(・・・・)(ただし議長は除く)に比べれば遥かに良い具合に。

 

 

「...んで、どうだった? しばらく暮らすこの町の連中に会ってみた感想は?」

「......そうね、めちゃくちゃ濃い人達でもあったけど、良い人達ばかりだし。それに濃い意味では私がいた世界で見覚えあったし、まあ暮らしていくうちに慣れるわ」

「は、随分とたくましい事言ってんじゃねーか。それならこの町でもやっていけるさ」

 

 

琴里からのたくましい発言に銀時は心配ないと思っていた。

琴里は街中を歩く中で、かぶき町を歩く人々と天人の様子を見ていた。

 

 

「......源外さんの工房に向かう途中でも見かけたけど、本当にこの世界には天人もとい宇宙人が存在してるのね」

「...なあ、少し気になってることがあるんだけどよ、いいか?」

「何かしら、銀さん?」

 

 

銀時は琴里の反応から疑問に思っていた事を口にする。

 

 

「お前、異世界から来た割りにはこの世界の事や天人の事を知ってる感じだったが、なんで知ってるんだ? 異世界から迷い込んで来ちまったお前が」

「...あ〜、その事? まあそれについては色々と理由があるんだけど......」

「理由? どういう意味だそりゃ?」

 

 

琴里は何処からかチュッパチャプスを取り出して口に加えながらその理由について説明する。

 

 

「私がこの世界に来てしまった様に、その逆の事があったのよ」

「逆だぁ?...まさか...」

「あなたが思っている通りよ」

 

 

琴里は口に加えていたチュッパチャプスで銀時を指す。

 

 

「私がいた世界にもあなたの世界出身の商人達が迷い込んで来ちゃったのよ」

「迷い込んだって、そいつらも爺さんの転送装置みたいな物で飛ばされて来ちまったって事か?」

「いや、なんか『アッハッハッハ、航海中に突然、空間に穴が現れて気がついたらこっちに来ていたぜよ』言ってたわね」

「......」

 

 

銀時は琴里の話を聞いていく中である予感が過った、悪い意味で。

自分がいる世界出身で、商人で、バカみたいに笑い声を上げる戦友を。

一応、確認のために銀時は琴里に質問した。

 

 

「....あのさぁ琴里、そいつってモジャモジャ頭のバカで、バカみたいに笑い声上げるバカで、船好きだけども船酔いする特殊体質なバカで、よく人の名前間違うバカかつフラフラしまくって副官によくシバかれてるバカか?」

「いや、バカバカ言いすぎじゃない? 確かにあの人バカのお見本みたいなバカだけれども......ええ、そうね。名前は『坂本辰馬』って言ってたけど...」

「やっぱりかァァァァァァァァァァ!!!!」

「キャッ!?」

 

 

銀時は頭抱えて叫び、琴里は銀時の突然の叫びに驚く。

だが、銀時が叫び声上げるのも無理からぬ事でもある。

何せ、もっとも当たってほしくない予感が当たってしまったのだから。

 

 

「あのバカ、宇宙どころか異世界にまで行っちまうとかどんな天文的確率なんだよ......」

「もしかして坂本さんと知り合い? そう言えば、坂本さん『金時』って言う友人がいるって言ってけど」

「しかも人の名前間違って教えたのかよあのバカ!!」

「ああ、やっぱりそうなのね」

 

 

銀時は人の名前をよく間違える坂本に怒りが込み上げ、琴里からは同情的な視線で見ていた。

だが同時に琴里が違う世界の人間なのに銀時達の世界について知っていたのかという疑問が解決した。

 

 

「......お前がこっちの世界を知っていた事に合点がいったぜ。辰馬から教えて貰ったって事か?」

「そうね。興味があってこの世界について聞いたら色々と教えて貰ったわ。...まあ、こっちの世界のキャバクラなんかに通って陸奥さんにシバかれてたけど」

「世界を超えてもあの坂本(バカ)は平常運転って事か......」

 

 

二人は坂本について話していく中で、琴里はふと空を見上げる。

空には数多くの宇宙船が飛び交っていた。

 

 

「......それにしても、坂本さん達の宇宙船を見た時も驚いたけど、こんなに空を飛ぶ船が飛び交ってるなんてこの世界の科学力はトンデモないわね」

「そりゃそうだろ。こっちじゃ天人襲来してからは船が飛ぶなんざ当たり前だけどよ、そっちじゃ宇宙旅行する技術もねーんじゃ驚くわな。......それにしてもそっちは突然、坂本バカの宇宙船が現れて大騒ぎになったりしたんじゃねーか?」

「そこは大丈夫よ。世間に見つかる前に私達の所で保護したから大騒ぎにはならなかったわ」

「...ちょっと待て、私達? それに保護だぁ? おい、それってどういう...」

「あれ? 銀さんじゃねーか」

「「ん?」」

 

 

銀時と琴里が話している途中で、二人の後方から声を掛けられる。

二人は近くにゴミ捨て用のポリバケツが置いてある所で止まり声を掛けられた方向に向くと、そこには公園を住処にしている無職のまるでダメなオッサン『長谷川泰三(マダオ)』がいた。

 

 

「なんだよ、長谷川さんじゃねーか」

「どうしたんだよ、その娘? このかぶき町じゃ見かけない顔だけど......まさか、銀さん。モテないからってその娘に...」

「ちげーよ! 俺はこんなガキんちょ相手に手へ出すかよ! なんで知り合いに会う度にロリコン扱いされん!? これもアレか? 銀魂SSクロスで銀さんがロリコンになるからか!?」

「いや、何メタ的なことを言ってんのよアンタ」

 

 

長谷川マダオだけでなく案内先であった友人達にロリコン疑惑を掛けられる事に対してメタ的な発言する銀時ににツッコむ琴里。

 

 

「...と言うか、誰? この公園に住んでそうな無職でまるでダメなオッサン、略してマダオの様なオジサンは?」

「ちょっと!? なんか初対面の人に向かってかなり失礼な事言ってんのこの嬢ちゃん!? しかも当たってる上にマダオって言われたんだけど!?」

「この全身からマダオ臭を放ってるオッサンは長谷川さんって言って、マダオ臭が付くとマダオになるから気を付けとけよ」

「何人を病原菌みたいな扱いしてんの!? 銀さんも俺と同じマダオだからね!? 同じマダオ臭放ってるから! というか俺が初登場した時の説明でもマダオって言われてるしこれ以上オジサンのハートを傷つけないで!!」

 

 

長谷川が涙目でツッコミを入れながらも銀時に疑問を言う。

 

 

「......オジサンのハートはボロボロになっちゃたけどさ、その娘どうしたんだよ? 銀さんが手へ出してねえなら何かの依頼ごととか?」

「まあ、そんなもんだな。新八と神楽がしばらく出張(・・)でいねぇ代わりに万事屋(うち)でしばらくは働く事になったあずにゃんだ。ほら、長谷川さんにいつも語尾ににゃん付けて紹介しろあずにゃん」

「いや、わたし軽音部に所属する高校一年生じゃないし、語尾ににゃんとか付けてないから! ......コホン...初めまして。事情でしばらくは万事屋で働くことになった五河琴里ですマダオさん」

「いや、マダオじゃなくて長谷川だからねお嬢ちゃん。ナチュラルにマダオ呼びも傷つくから。......俺は長谷川泰三。困ったことがあったら何でも聞いくれ琴里ちゃん」

 

 

長谷川が自己紹介する中で琴里は長谷川が言った『何でも』の部分に引っ掛かった。

 

 

「何でも? 今、何でもって言った?」

「おうよ。でもまあ、オジサン見ての通り無職だけどよ、それでも出来る事があるなら相談してくれ」

「そう。なら長谷川さん、今からその小汚いグラサン破壊してもいいかしら?」

「すみませーん! やっぱ今言ったことナシで! ていうか何でグラサン!? グラサンになんか恨みでもあんの!?」

「なんか長谷川さんの声を聞くとトゲトゲ帽子を冠った太ったオッサンみたいな仲間を思い出しちゃって。旅した仲としては今のその姿があまりにもヒドイから、まずはグラサン破壊して語尾に『でがす』とか『でげす』を付ける事から始めさせようかなっと...」

「遠回しに俺の存在全否定?! 語尾に『でがす』や『でげす』付けても銀魂ここじゃかぶとわりや蒼天魔斬とか出来ないから!!」

「あら、ならステテコダンスは? ステテコ持って踊るじゃもの足りないから、貴方自身がステテコしか履いてない姿になってステテコ持って踊りなさい」

「いや、それやったらもれなく警察にパクられちゃうから!! 琴里ちゃんは俺に何させたいの!? と言うか段々俺に対して敬語使わなくってるよね!?」

「...ちっ...こんな事も出来ないなんて神無月よりも使えないマダオね」

「ちょっとォォォォォォォォ!!? 舌打ちされた上にダメだしされたんだけど!? この子もしかしてSなの!?」

 

 

琴里からのSっぷりに長谷川はガックリと肩を落とす。

 

 

「...ったく、何つう嬢ちゃんなんだよ。何だかあの新八と神楽(ガキども)にも負けねえキャラだぜ」

「そうだろ? 数日も過ごせばすぐかぶき町このまち慣れるぜコイツ」

「そうかもな...そういや銀さん、新八君とチャイナ娘は出張ってるって言ってたけどさ、何処に行ったんだよ?」

 

 

長谷川は新八と神楽の行き先を尋ねると、銀時は頭を掻きながらめんどくさそうに言う。

 

 

「あ~...新八と神楽(アイツら)はアレだ。ちょっと混沌と化した大都市の治安維持の為にある組織に出張しててさ......」

「ウソつけぇ! ソレ明らかに中の人ネタだし、その組織に用があるとしたら新八君だけだろ! チャイナ娘はどっちかと言うと混沌を起こす側だし!」

「うっせーなぁ......こっちは色々とあってなんやかんやで新八と神楽(ガキども)は出張で、俺ぁ琴里(コイツ)の面倒を見ることになっちまったんだよ、以上説明終わり」

「いや、そのなんやかんやが気になるんだけど......」

(...異世界に行っちゃって行方不明です、なんて言っても信じてもらえなさそうだし、何か適当な理由を言わなきゃいけないのだけど...もう少しマシな理由とか思いつかなかったのかしら...)

 

 

銀時の適当そうな説明にハァ〜とため息を出す琴里。

ちなみに銀時の新八と神楽の不在についての理由は長谷川だけではなく

かぶき町に住む知り合いにもこのような理由で話してはいるが

新八の姉『志村妙』や一部の知り合いには本当のことを話している。

 

 

「......まあ、銀さんがそう言うならそういう事にするさ。...んじゃ、俺これから用事あるから...」

「用事? それっていつも自動販売機の下に落ちてるお金拾うやつの事か?」

「.........」

「いや、確かに何とか生きていくためにもそんなこともしてるけどさ...だから琴里ちゃん、そんなゴミを見るような目で見ないで!! これでもオジサン、毎日をギリギリで生きてんの!! それに今は飲食店関連の仕事見つけて、これからそこへ向かおうとしてんの!!」

「ほぉ〜、そいつはよかったじゃねーか。そんじゃ俺は店にあるデザート全品な。勿論、代金は長谷川さん払いで」

「あ、じゃあ私はデラックスウルトラプレート。デザートは高くて美味しいやつね。後、チュッパチャップス1000本をお土産に要求するわ」

「いや、何で注文する感じになってんだよ!? しかもどれもこれもメチャクチャな注文の上に俺が奢る感じになってるし!!......わりぃが今回生活掛かってんだから絶対に店に来るんじゃねーぞドS二人組!! じゃーな!!」

 

 

長谷川は銀時と琴里に捨て台詞吐いて早々に去っていた。

 

 

「......なんか捨て台詞吐いて行ったけど大丈夫かしら、あの長谷川(マダオ)?」

「まあ、長谷川さんだからなぁ、また段ボール生活に戻んだろ。......そんじゃあ、次『ガチャ』...は...?」

 

 

銀時が琴里を次の場所に案内しようとすると、突然何かを嵌めた音がした。

銀時は音がした方に目を向けると、銀時の両腕に手錠が嵌められていた。

 

何故、銀時は手錠を嵌められているのか?

その答えはすぐに分かった。

 

 

「あ~、俺だ。 今、幼女を引き連れてたロリコンヤローを捕まえたからパトカーを早急に用意しろ、10秒以内にな......何? そんなに早く出せねーだ? んなの、自力でどうにかしろ。もし遅れたらキャラメルクラッチの刑だからな」

 

 

銀時に手錠を掛けた栗色頭で刀を所持し、黒い制服を着た青年はケータイでドS的な事を吐きつつも連絡をしていた。

銀時に手錠をかけたのは武装警察真選組一番隊隊長でありサド星の王子とも呼ばれている『沖田総悟』である。

 

 

「オイィィィィィィ!!?? 何してんの総一郎クゥゥゥゥゥゥン!!??」

「総一郎じゃなくて総悟でさ。旦那、これから屯所にそのガキと一緒に来てくれやせんか? 旦那とそのガキの深~い関係について色々聞きてぇんで」

「おい、まさか俺が琴里(コイツ)相手に手へ出したと思ってんの!? ナイナイナイ、絶対ナイから!! お前が思ってることなんてしてナイからね!?」

「いや、でも最近の小説じゃあ、旦那ってそこのガキ位の子と一緒に○○○○(ドキューン)!や○○○○(バキューン)!みたいな事を......」

「いや、してねェェェェェェェェェ!! 琴里(そいつ)ぐらいのガキと一緒にいる事があっても、んなサドスティックな事しねーし、むしろお前の願望だろそれ!!?」

「俺ですかい? 俺だったらむしろ○○○○(ドキューン)!して○○○○(バキューン)!した後に○○○○(ズキューン)!で○○○○(ズキューン!ズキューン!)を......」

「琴里ィィィィィィ!!! 早く誤解解いてこのドSバカ止めてェェェェェェェェ!!!!」

「え~......」

 

 

沖田のR-18的なセリフに銀時は琴里に助けを求める。

琴里自身は銀時の誤解を解きたいと言えば解きたいのだが

会って数分でこの総悟という青年のドSっぷりに琴里の危険人物ランキング第一位に登録された。

向こうの世界で変人な部下・・・・・を率いる琴里でも正直関わるのは避けたいのだが、

このままだと銀時が連行されてしまいそうなので、仕方なく話し掛けることにした。

 

 

「あ~...総悟さん? ちょっ話が...」

「なんでぃ? もしかして本当に旦那と○○○○(ドキューン)な事を......」

「いや、本当にそんな事されていないんで黙ってちょうだい!! チュッパチャップス揚げるから!!」

「......その反応を見るに、どうやら本当にやってねーみたいだな」

「...なんで残念そうな顔して言ってんのよアンタ」

 

 

琴里の反応を見て残念そうな顔する沖田はケータイで「間違いだったからパトカー用意しなくてもいいぞ」と連絡し、連絡を切った後は銀時の両腕に嵌めていた手錠を外した。

 

 

「すいませんね、旦那。どうやら勘違いでした」

「ったくよ、なんでどいつもこいつも人をロリコン扱いすんだよ......やっぱアレだな、すべて天然パーマだからいけねーんだわ.。うん、絶対そうだわ、そうに違いない」

「いや、それ絶対関係ねー事だと思いますぜ......ところで、そこの琴里ガキ。俺ぁ沖田総悟っていう警察の者なんだけど、さっさと名前と旦那との関係について喋んねーと鼻フックすんぞ」

「なんで鼻フック? どんだけSなのよこの人。...五河琴里よ。銀さんとは...まあ、親戚みたいな感じよね、銀さん」

「親戚?...こいつが言ってる事はマジですかい旦那?」

 

 

琴里が銀時とは親戚であると言う事(もちろんウソであるが)に沖田は銀時に事実であるか確認する。

聞かれた銀時は鼻の穴を小指でほじりながら答える。

 

 

「まあ...そうだな。親戚って言っても遠い縁みたいなもんでよ、こいつは俺の親父の妹の旦那さんの従兄妹の叔母の祖父のはとこの姪の兄妹なんだよ」

「いやそれ遠すぎだし、そこまでいったら赤の他人じゃねえですかい」

 

 

沖田は銀時の琴里との関係についてツッコム中、やれやれとした表情になる。

 

 

「...わかりやした。どうやらこれ以上聞いても無駄そうなんでここらで切り上げて俺ぁ見回り名目のサボりに戻らせてもらいまさぁ」

「......警察官がサボりってそれ大丈夫なのかしら?」

「まあ実際、土方さんから桂の目撃情報が挙がったから見回りに行ってこいなんて命令されたが、土方の命令なんざどうでもいいんで適当に見回りながらサボってる訳なんでさぁ」

(...こんな部下なんて持ってその土方って人、大変なんででしょうね......)

 

 

沖田のサボり事情を聞いて琴里は沖田の上司である土方に同情した。

実際、沖田は隙あらば副長の座を奪おうと土方の命を狙っているわけで、琴里が思っている三倍ほど土方は苦労しているのである。

 

 

「そういえば、旦那。いつもの新八(メガネ)とチャイナとは一緒じゃないんですかい?」

「新八と神楽はな...ちょっとばっか遠出だよ遠出。しばらくは帰ってこねえよ」 

「へえ~、そうですかぃ。新八(メガネ)はともかくあのムカつくチャイナがいねぇなら今夜はゆっくり土方さんのお祝い(のろい)が出来そうですぜ」

「いや、今なんて言ったの!? お祝いと書いてのろいって読まなかった今!?」

「そんじゃ、俺はこれで。旦那もその琴里(ガキ)手駒にするの頑張ってくだせい」

「いや、手駒とかそんな趣味ねぇし、お前どんだけ俺をロリコン扱いしてんだよ!?」

「と言うか私の話を聞きなさいよォォォォォォ!!?」

 

 

銀時と琴里のツッコミを聞きながらも沖田は気にせず別れるのであった。

琴里は去って行く沖田の後ろ姿を見ながら深い溜息をつき、銀時に言う。

 

 

「......ねえ、あの沖田って人、何なのかしら。分かった事は警察官でドSて事しかわからなかったけど...」

「あのサド王子は真選組っつうチンピラ警察に所属していて、トップがストーカーゴリラで沖田あいつの上司はニコチンマヨラーだ」

「ストーカーゴリラって何? この世界の警察はゴリラがトップ張ってんの? まともな警察はいないの?」

「後はトップが携帯依存症エリートで副長がドーナツ好きの人斬りの見廻組しか知らねえな」

「...世も末ね、この世界は......」

 

 

銀時達の世界の警察の事を聞いた琴里は改めて深いため息を吐く。

一方、銀時は沖田との会話である事を思い出す。

 

 

「...そう言えや、此処らでヅラが目撃されたとか言ってたな沖田(アイツ)。会うと面倒だからさっさと万事屋(うち)に戻るか」

「ヅラ? それってあの沖田(ドS)が言っていた桂って人の事?」

「そうそう。ヅラ小太郎って言ってな...」

「いや、なんでヅラ呼び? 桂だから? 桂だからヅラ呼び?」

 

 

銀時のヅラ呼びに琴里がツッコミを入れていると...

 

 

「ヅラじゃない桂だァァァァァァ!!!」

「おぐぼッ!!」

「ええええええええええ!!?」

 

 

突如、銀時と琴里の近くにあったゴミ捨て用のポリバケツから長髪の男が現れ、銀時にアッパーを決めたのだ。

琴里は突然の事に驚きの声を上げ、アッパーを決められた銀時は「グヘッ!」っと地面に激突。

しかし、流石は攘夷戦争を戦い抜いた事もあってか直様起き上がり長髪の男に向けて叫ぶ。

 

 

「何しやがんだヅラッ!! 初登場から親友向けてアッパーとかそれはないんじゃないの!?」

「だからヅラじゃない桂だ! いい加減、俺をそのニックネームで呼ぶのをやめろと何度も言ったはずだ!!」

「.........」

 

 

突然の事に一時呆然とする琴里であったがハッと正気に戻り、恐る恐る長髪の男に話しかける。

 

 

「あの~...桂さん?っで合ってますか?」

「ん? なぜ俺の名を? それにその声...もしやお主...異世界で...」

(!? まさか...この男、一発で私を異世界の住民である事を見抜いた!?)

 

 

長髪の男『桂小太郎』が琴里を見て異世界と言う単語を呟いたのを聞いた琴里はまさか正体がバレてしまったのでないかと内心焦った。

しかし、琴里が思っていた答えとは斜め35度位に違っていた。

 

 

「異世界で究極のガンダムを操る真実の姫か!?」

「.........は?」

 

 

突然の〇ン〇ムネタに琴里は再び呆然とする。

だが桂はそんな呆然とする琴里に気づかず話を進める。

 

 

「まさかこんな所にまでマーズⅠの魔の手が迫っていたとは...なぜ気が付かなかったのだ!!」

「いや、ちょっと? 何言って......」

「だがしかし! ここで会ったが百年目! 俺とジャスティスがいる限り貴様の好きにはさせんぞ!!」

「ちょっとォォォォォォォォォ!!? あの沖田(ドSバカ)と言いこの長髪バカと言い、この世界は人の話を聞かないバカばっかなの!?」

「バカじゃないカツラン・ザラだ!」

 

 

琴里のツッコミに反応する桂だが、それで彼が止まることはない。

 

 

「では始めるぞ! ガンダムファイト!! レディィィィィィィ......!」

「いい加減にしろ」

「ごはぁ!」

 

 

そろそろ鬱陶しいかったのか、銀時が桂の後頭部にキックを決めて暴走を止めた。

桂は後頭部を押さえながらも銀得の方に振り向く。

 

 

「何をするんだ銀時!? 俺はこれから真実の姫とガンプラバトルでレディーゴーしにだな...!」

「うるせーんだよバカ。お前がこれ以上グダグダしてっと話が進まねーんだよ。後、ガンダムネタやるならせめてSEEDに統一させろよ。つうかヅラ、なんでゴミ箱の中に居たんだよ? 攘夷志士やめて長谷川さんと同じく無職に転職したのか?」

「ヅラじゃない桂だ。 真選組の目から逃れる事とこの小説での初登場に備えて今までゴミ箱の中でスタンバッテいたのだ」

「つまりこの話が始まっていた時点で居たのかよ...」

 

 

桂がゴミ箱の中に居た理由を知って銀時は面倒くさそうに呟く。

その様子を見ていた琴里は銀時に話しかける。

 

 

「...ねえ、この桂って人、警察に追われてるようだけど何したのよ?」

「ああ、ヅラはな、簡単に言えやテロリストだ」

「............はいィ!?」

 

 

銀時からのまさかの衝撃の一言にすっとんきょうな声を出す琴里。

そこへ桂が声をかける。

 

 

「そんな言い方は止せ銀時。我らは日の本に真の夜明け迎えるため、日夜活動する攘夷志士であるぞ。...紹介が遅れたな、俺の名は桂小太郎。好物は蕎麦だ」

「なんで蕎麦って言ったのよ。出せって事? 蕎麦出せって事?...五河琴里よ。ちょっと事情があって...」

「いや、言わなくていいぞ琴里殿。其方の事情については概ね聞いていたからな」

「え......?」

 

 

桂の紹介早々のボケにツッコム琴里は事情を説明しようとするが、どうやら桂は琴里の事情について知っている様子。

なぜ会ったばかりの桂が自分の事情を知っているのか、琴里は疑問に思っていると銀時がその答えを言った。

 

 

「...ヅラ、お前この話始まっていた時点でゴミ箱の中に隠れてたんだよね? その時に聞いてたのか?」

「あ!」

「ヅラじゃない桂だ。本当は長谷川さんが去ってから登場するつもりであったが、真選組(カス共)が出てきて更にスタンバイざるを得なかった。...それにしても坂本の奴め、まさか世界を超えて迷惑をかけるとは...奴の底なしのバカっぷりには呆れるな」

「おめえもそのバカの一人なんだけどなバカヅラ」

「バカヅラじゃない桂だ。...それと銀時、まさかお前にそんな趣味があったとは...」

「趣味?...おい、ヅラ。お前まさか...」

 

 

桂のある言葉に嫌な予感を感じた銀時。

そしてそれは現実になった。

 

 

「まさかお前がロリコンだったとは......。お主どのような方法で琴里殿とにゃんにゃん...」

「だから違うつってんだろ! 何? にゃんにゃんって? お前センス古ふりーんだよ! つうか未亡人好きのテメーに言われたくねぇ!」

「未亡人好きではない! 俺は武士らしく人妻あるいは寝取られが好きだ!」

「いや全然武士らしくないんだけどぉ!? むしろとんでもない性癖暴露してるから!!」

 

 

桂の性癖にツッコむ琴里に銀時はある事に気づく。

 

 

「...そういえばヅラ、お前一人か? あのバケモノとは一緒じゃねーのか?」

「バケモノじゃないエリザベスだ。エリザベスなら俺とは別の所に隠れている。今、琴里殿の後ろに...」

「後ろ...?」

 

 

桂が琴里の後方に指をさすと琴里も後ろを振り向く。

そこには......

 

アヒルの様な黄色いクチバシに真っ白な見た目、見たものを吸い込みそうな不思議な目をした、何処かのエジプトの神様か、あるいはオ〇Qに似た見た目をした謎の生物が琴里のすぐ後ろにいた。

 

 

「...ギャアアアアアアアアアアアアア!!? 何このオ〇Qモドキのバケモノォ!!?」

「オ〇Qでもバケモノでもない、エリザベスだ。こやつは坂本が送ってくれたペットで、今では俺の右腕的存在だ」

「ペットォ!? コレが!? 坂本さん何つうもん送ってんのよ!?」

 

 

すぐ後ろに謎の生物がいたことに絶叫して銀時の後ろに隠れる琴里に桂は謎の生物『エリザベス』を紹介する。

エリザベスが坂本が送ったペットであることにツッコミを入れる琴里。

 

 

「.........」

「どうだ、中々可愛らしいだろう? それに加えて...エリザベス?」

「.........」

 

 

エリザベスを紹介する桂であったが、エリザベスから何か異常を感じたのか止まってしまう。

一方エリザベスは吸い込まれそうな目でジッと銀時の後ろに隠れる琴里を見つめていた。

 

 

「...ねえ、なんかあの生き物? ジッとこっちを見てるんだけど何? ニュータイプ的コミュニケーションかなんかなの? 見てて吸い込まれそうなんだけど」

「いや、エリザベスコイツ普段はプラカードでしか会話しねーが、あんな風にガン見なんざしねーよ?...つうかアレ、お前のことを見てんじゃねーのか? なんかしたか?」

「私を? それに何をしたか以前にあんな生き物?とは今日が初対面よ? うちの兄がやってたゲームでアレと似た見た目をしたエジプトの神様なら見たことあるけど、それとは全然違うし...」

(というかあの視線......何かを確認(・・・・・)している?)

 

 

謎の視線を送るエリザベスに琴里と銀時はヒソヒソと話し合うが、桂がエリザベスに話しかける。

 

 

「どうしたエリザベス? 何やら様子がおかしかったが......」

『......! あ、すいません桂さん。ちょっと気になる事があって...』

「気になる事?」

『でも大丈夫です。気のせいでした』

「そうか? ならよいのだが...」

「...本当にプラカードで会話するのね...」

 

 

気に掛ける桂にエリザベスはプラカードで返事する。

その様子を訝しげに見つめる琴里。

琴里は先程のエリザベスの視線が気になり話しかける。

 

 

「ねえ、エリザベスって言ったかしら。さっきの...」

『! 危ない桂さん!!』

「!!」

「「へ?」」

 

 

ドッゴーン!!

 

 

「「ギャアアアアアアアアア!!!?」」

 

 

エリザベスが桂を引っ張り後退すると同時に爆破が起こった。

桂はエリザベスによって無事に済み、琴里は危ない所であったが間一髪で回避し無事であった。

 

 

「な...何よコレェェェェェ!? 一体何が...!」

「これは...」

「...チっ、間一髪で避けられちまったか」

「「『!』」」

 

 

爆破によって生じた爆煙から声が聞こえ、一同は爆煙に目を向ける。

爆煙から人影が現れ、徐々にその姿を表す。

それは先程銀時達と別れた沖田であった。

片手には真選組に支給されているバズーカを持っており、彼の他に真選組隊士らが複数人いた。

先程の爆破も沖田がバズーカで引き起こしたことである。

 

 

「貴様は沖田総悟!」

「旦那と別れて様子を見てりゃ、ノコノコやってくるとわ...飛んで火に入る夏の虫とはこの事だな桂ッ!」

「! エリザベス!」

『これを!』

 

 

沖田が再びバズーカを構えると桂はエリザベスからある物を受け取る。

それは桂が愛用する非常食『んまい棒混浦駄呪(コンポタージュ)』である。

 

 

「んまい棒混浦駄呪(コーンポタージュ)!!」

 

 

桂は直様袋の中のスナック菓子を地面に叩きつける。

叩きつけられたんまい坊は黄色の煙幕を発生させる。

 

 

「チィッ!」

「ちょっ何この煙幕なんか粉っぽい!? それとなんか美味しい匂いが...ゲホッゴホッ!? 変なとこ入ったッ!?」

 

 

んまい坊による煙幕によりバズーカを構えていた沖田は舌打ちをし、琴里はんまい坊の煙幕を吸って咳き込む。

 

 

「フハハハハハハ!! さらばだ幕府の犬共!!」

『あばよカス共!』

「待ちやがれ桂ァアアアアア!!!」

 

 

んまい坊の煙幕を発生させた桂とエリザベスは沖田たちとは反対方向に向けて逃走。

逃走する桂とエリザベスを沖田はたち数名の真選組隊士を率いて追いかける。

次第に煙幕が晴れ、残っているのは琴里一人であった。

 

 

「...あ~、もう最悪。まさかあんなドンパチに巻き込まれるなんて...あれ? そういえば銀さ...ん...は...」

 

 

琴里は桂と沖田のドンパチ騒ぎからいなくなっていた銀時を探すが、すぐさま見つけた。

 

 

上半身が自動販売機に思いっきり突っ込んでいる形で。

 

 

「ぎ、銀さァァァァァァァァァァん!!!?」

 

 

 

 

「あ~クソ、今日は厄日だぜ...」

 

 

現在は夜中になっており、かぶき町も夜の顔を見せている中で、万事屋では愚痴りながら厠から出る銀時。

 

 

「お~い、もう寝たかクソガキ~」

 

 

今日から万事屋で預かる事になった琴里の様子を確認するため銀時は押入れの扉を開ける。

ちなみに琴里が寝る場所は神楽が寝室として使っていた押入れである。

 

 

「...あり?」

 

 

しかし押入れの中には敷かれた布団しかなく琴里の姿は無い。

 

 

「あいつ...まさか...」

 

 

そう言って銀時は天井を見る。

琴里の行方に心当たりがあった。

 

 

「...ったく、しょうがねぇな」

 

 

銀時は軽く息を吐き、頭を掻きながら玄関に向かった。

 

 

 

 

「.........」

 

 

一方、万事屋の屋根上で琴里は一人体育座りをしながらかぶき町の夜景を見ていた。

 

 

「...おにーちゃん...」

 

 

夜景を見ながら琴里は自分がいる世界とは異なる世界にいる家族の名を呟く。

呟く彼女の目には涙が...

 

 

「...こんな所で何をやっているのかなぁ、ガキンチョ」

「!」

 

 

すると体育座りしている琴里の後ろから銀時が声をかける。

声をかけられた琴里はすぐさま目に浮かぶ涙を拭い、銀時の方へ顔を向けた。

 

 

「...別に...今日はただ寝つけが悪いから気分転換にこうして外を見ていただけよ」

「ほお? その割には目が真っ赤になってるが?」

「こ、これは...その...そ、そうよ! 私、ヒノキアレルギーだから、そのせいで目が真っ赤になってるのよ!」

「ヒノキのシーズン、6月でとっくに過ぎてるんだけど」

「...あ......」

 

 

琴里の苦しい理由にツッコム銀時はよっこらせと琴里の隣に座る。

 

 

「ガキンチョのクセしてたくましすぎるなぁっと思ってたら...ずっと我慢してたって訳か」

「.........」

「なあ、お前は家族とは仲は良い方か?」

 

 

銀時は琴里に家族について質問する。

 

 

「家族との仲? まあ、良い方よ。おとーさんやおかーさん、後おにーちゃんも...」

「なるほど、その仲の良いおにーちゃんをガキンチョ的にはもっと〇〇〇ピーな関係になりたいと」

「ぶッ!!」

 

 

銀時に自身の義兄との仲に核心的な発言(下ネタ込み)をされて咳き込む琴里。

琴里は赤面になりながらも銀時に問い詰める。

 

 

「な、なななな何を言って...!」

「いや〜、涙ぐみながらにーちゃんの事を呟いてたからまさかとは思ってたが...その様子だと当たりみてぇだな~ガキんちょ」

「な...! 〜〜〜!!」

 

 

ニヤニヤ顔をする銀時にしてやられた琴里は赤面になってわなわなと震える。

すると...

 

 

ガシ

 

 

「へ?」

 

 

ブゥオン!

 

 

「ギャアアアアアァァァァァァ!!!」

 

 

ゴッシャァァァァァン!!!

 

 

突如、銀時の手首を掴み背負い投げを決める琴里。

突然の事に最初は素っ頓狂な声を出していた銀時は叫びながら万事屋の屋根上から落ちていき、万事屋近くのゴミ捨て場に激突した。

 

 

「......あ」

 

 

羞恥心から一転、正気に戻った琴里は顔を青ざめる。

 

 

「ぎ...銀さァァァァァァァァァァん!!!」

「オイィィィィィィィィ!! 今何時だと思ってるんだ!! 静かにしねぇとケツにタバスコ突っ込ませるぞコラァァァァァァァァ!!

「す、すいません...」

 

 

青ざめた琴里は銀時が落ちていった場所に向けて、今日で何度目ぐらいになるのか叫びを上げていると、

今度は『スナックお登勢』の玄関からお登勢が怒鳴りこんで来た。

お登勢の怒る姿に琴里は叫び声を止め謝罪するのであった。

 

 

こうして琴里が銀時達が住む世界に来てしまった最初の1日は過ぎていくのであった。

 

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