超次元ゲイムネプテューヌ ~殺し屋の異世界見聞録~   作:鉄の字

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大変お待たせしてもぉぉぉぉぉしわけございませぇぇぇぇえんん!!!orz=3


何とか!何とか受験が終わり書き始めたら全く指が動かず今日になってしまいました!!

これからはいつものペースに戻せるように行きます!


救出の依頼

俺が魔法(?)を修得してから翌日。

俺達の元に一つの依頼が来ていた。

食堂のテーブルの椅子に座り、俺の隣にいるコンパちゃんが依頼が書いているであろう紙を持っている。

 

 

「今日のお仕事は従業員さんの救出みたいです!ラステイション中央区にお住まいのアヴニールさんからの投稿があったみたいです!」

 

 

「投稿じゃなくて依頼ね。えーと、『列車がモンスターに襲われて生き延びた従業員を助けて欲しい』…………なぁ、これって早くしないとヤバくないか?」

 

 

コンパちゃんの持っている依頼を後ろから確認するけど、所謂人命救助だよね、コレ?

人の命かかってるよね、コレ?

後、報酬少なくない、コレ?

 

 

「えー、アヴニールの従業員だよ?なんか釈然としないなー」

 

 

「いやいやいやいや、アヴニールだからって全員が悪いわけじゃないだろ。そこ渋っちゃ駄目っしょ」

 

 

いくら嫌いで報酬が少なくてもちゃんと人は助けないといけませんし、社長がアレだからって社員全員が機械至上主義ということはない筈ですよ?

…………………俺、人殺しだけど。

 

 

「でも、アヴニールだったらモンスターなんか余裕で倒せる強い武器とか持ってないの?」

 

 

「アヴニールは社員の方針で人用の兵器は作ってないんだってさ。シアンがそう言ってたわ」

 

 

「ま、予想通りだったな」

 

 

役に立たない人間はどうなっても知らない、ってか?

本当に嫌な会社だな。

従業員も相当苦労してるんだろうな。

ブラックじゃないだけましか?

いや、モンスターのいるこの世界だったら普通に生死に関わるから、ブラックよりも質が悪いかもな。

 

 

「それに従業員さんは悪くないですぅ!そうやって助ける人を選んだりするのねぷねぷの悪い癖ですよ!」

 

 

人差し指をピンっと天井に向けて立てて注意するコンパちゃんに対してネプちゃんは不貞腐れるように視線を逸らした。

 

 

そんな様子に俺は溜息を吐きながらネプちゃんの頭の上に手を乗せる。

 

 

「ネプちゃん、困っている人達がいるんだ。助けないと駄目だろ?」

 

 

「うっ……………そうだけど……………」

 

 

「人生、やりたくない事をやらないといけない時なんて何回も来る。その度に『嫌だ』とか『やりたくない』とかで断ってたらいざと言う時に何もできなくなるぞ」

 

 

「はぁい……………」

 

 

頭に乗せた手をゆっくりと動かして撫でながら諭すと渋々だがネプちゃんは承諾の返事をした。

はぁ〜、俺みたいな奴が何を偉そうに説教してんだか。

 

 

「進ってネプ子の保護者みたいに見えるわね」

 

 

「おいおい、あいちゃん、俺は23だぞ?こんなデカい子供なんかいらんわ」

 

 

確かにネプちゃんは身長が小さいロリ体型だが、実際の年齢は何歳なんだ?

記憶喪失で年齢は知らないって言ってたが………………

そう言えば、街の人達から聞いた話だと、女神は何百年と大陸を治めているらしい。

つまり、女神であるネプちゃんの年齢は優に百歳を越えている。

ということは………ここ最近ラノベとかでよくある、ロリババ………ゲフンゲフン!

意外と高齢ってことか。

 

 

「進、変な事考えてるよね?」

 

 

「ん?何も考えてねぇぞ?」

 

 

「…………後頭部、掻いてる」

 

 

前にもこんな事あったと思うけど、俺の癖は嘘ついたりイライラすると右手で後頭部を掻く事である。

 

 

「…………と、とりあえず早く依頼に書かれた場所に行こうぜ!早い事はいい事!!兵は神速を尊ぶ!一寸の光陰軽んずべからず!早起きは三文の得!」

 

 

「最後だけ違うわよ」

 

 

HAHAHA!

あいちゃんが何か言ってるけど気ニシナーイ!!

三人娘の背中を押しながら無理矢理食堂の外に出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

依頼に書いてあった通りのダンジョンの洞窟に行くと、そこは線路が通っていて地面には複数の足跡が残されていた。

ここで間違いないだろう。

何かここ最近、ずっと洞窟に入ってばっかだな。

 

 

突如、隣が光ったと思うとそこには変身したネプちゃんがいた。

 

 

「お、最初から変身して行くのか?」

 

 

「ええ、今回は急がないといけないから最初からクライマックスよ」

 

 

ほおー、と相槌を打ちながら脳内で変身前の姿と比較してみる。

やっぱり俺はこっちの方がもろタイプだな。

 

 

「ずっとそのままでいればいいのになー」

 

 

「嫌よ。この姿でずっといると疲れるし………進は変身前の私じゃ嫌なの?」

 

 

「ん〜〜、大人しくなって背が伸びてナイスボディになって美人な顔付きになって胸がボインになれば超俺好み」

 

 

「殆ど変身した私じゃない…………」

 

 

「要するに俺は美人好きだってことさ!」

 

 

キラッと爽やかに笑うが反対にネプちゃんはムスッとした顔になると踵を返し早足で先へ行ってしまった。

何故かと首を傾げているとあいちゃんはゴミクズを見るような目で俺を睨むとネプちゃんの後を追い、コンパちゃんは苦笑いで二人の後を追って行った。

 

 

…………あれ?

言葉の選択間違った?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三人娘が先を行く中、数歩後ろにいる俺はこれまでの事を考えていた。

 

 

「……………………」

 

 

何度考えても、やっぱりおかしいよなぁ………………

数日前、俺はコンパちゃんが泣かされた事にカチンと来て、アヴニールの社長……………名前は確かサイ○リヤ………………

うん?何か違うな。

ああ、サンチェだったな。

そのサンチェを脅したことがあった。

 

 

そんな脅した奴をもう一度依頼を頼むわけがない。

だが、今回の依頼はアヴニールからの物であり、しかも、従業員の救出と来た。

何で俺達にそんな重大な依頼が来たんだ?

 

 

うーむ、全く持って分からん………………

 

 

三人娘が余りにも美少女だからか?

前を歩くネプちゃんの後頭部に視線を移す。

思い浮かぶは変身前のネプちゃんの姿。

 

 

「…………いや、ないな」

 

 

「進、何か言ったかしら?」

 

 

「いや、単なる独り言だ。気にすんな」

 

 

「…………後頭部、また掻いてるわよ」

 

 

「……………ハッ!?」

 

 

本当に癖って直らないね。

 

 

さっきの事もあってか更に強いジト目でじーっと俺を見つめるネプちゃんに俺は目が泳いでしまう。

美人に見つめられるのは良い。

しかし、ジト目でずっと見られるのは精神的にキツい。

 

 

「あ!あそこに人がいるです!」

 

 

ナイス、コンパちゃん!!

コンパちゃんが指差す方向には四、五人程度の人達が疲れた様に壁にもたれて座っている。

 

 

「ほらほら、そんな仏頂面なんかしないで笑顔でね。どこぞの大手ハンバーガーチェーン店の如き営業スマイルで行こうぜ?」

 

 

「………………」

 

 

注意は逸らせたが仏頂面は崩せなかったようだ。

ネプちゃんは俺から従業員の方へ向かった。

 

 

俺達が近づくと向こうも俺達の事に気づいたようだ。

従業員達の内、恐らくここの代表であろう人物がこっちに来た。

 

 

「どうやら無事みたいね。貴方が依頼にあったアヴニールの従業員さんでしょう?」

 

 

「はい、そうです。貴女の様な綺麗な人に助けていただけるのは光栄の極みですが…………だ、誰ですか?コンパさんにアイエフさん、漆谷さんは分かるのですが…………一番に走って来そうなネプテューヌさんはどちらに?」

 

 

「…………どこかで会った?だとしたらごめんなさい、覚えてないわ。私が一度会った人の事を忘れるなんて…………」

 

 

「はぁ………………はぁぁぁあ!?も、もしかしてネプテューヌさんですか!?ま、前に会った時はどう見てもお子様…………あ、すいません、こちらの話で」

 

 

……………あっっっっやしいなこいつ。

ネプちゃんが知らない所か、俺もこいつの事知らねぇぞ。

なのに何故こいつは俺達の名前を知ってるんだ?

会社に名前を知らされたとしても顔を知っているわけでもないのにこっちをしっかりと見ていた。

怪しさがムンムンしていやがる。

と言うか、何となくだがプラネテューヌの協会で受付してた人に似ている気がする………………

 

 

「俺達はあんたの会社に依頼されてここに来たんですが…………ここにいる人数で全員ってわけじゃなさそうっすね」

 

 

下手に出て警戒されるわけにもいかないので無理矢理に話を進める事にした。

 

 

「あ、はい。奥にもまだ取り残された人達が何人か……………わざわざすみませんねぇ。博覧会の準備で大陸中を回ってたのですが、途中で列車がモンスターに襲われたものでして」

 

 

「博覧会?博覧会は中止の筈です。こんな洞窟までどうして行くのです?」

 

 

「はい?博覧会は行われますよ?ああ、まだ公にされてなかったんですね。すみませんが忘れて下さい………と言っても遅いですよね?」

 

 

「当たり前でしょ!シアンも相当落ち込んでたし………もし予定通りなら大ニュースだもの!!」

 

 

「………確かにいい知らせだわ。ところで、博覧会の準備と言ってたけどアヴニールはどうな物を出展するつもり?」

 

 

ネプちゃんがそう尋ねると従業員はおどけたように笑いだした。

 

 

「ハハハ!流石にそこまでは言えませんよ!ただ………ここだけの話ですが、今回の博覧会の準備は会社が現在の体制に移行した直後、三年前近くから計画されていたことらしいんですよ!まあ、博覧会再開の件も含めて、詳しい事はラジオの方を聞けば大体の察しがつくと思いますけどね」

 

 

ほぉ〜、三年前ねぇ…………

 

 

「…………では話はここまでにして俺達は従業員の救出に向かいます。あんた達はここら辺にいといて下さい。モンスターが出ないってわけでもないので、もしモンスターが出たら間髪入れずに逃げた方がいいですよ」

 

 

「ご忠告、ありがとうございます。貴方達も道中どうかお気をつけて下さい。ここら辺は凶暴なモンスターが出ますので」

 

 

「ええ、そちらこそお気をつけて」

 

 

従業員の一人と別れ、更に道を急ぐ為に早歩きでひたすら進む。

一応ダンジョンとは言えアヴニールが所持しているので道の舗装はされているようだ。

 

 

「やっぱりどう考えてもおかしいわ。博覧会の再開が公にされてないのにどうしてアヴニールは知っているの?」

 

 

「そうよね…………シアンも知らなかったみたいだし。普通だったらアヴニールも知らない筈よね」

 

 

あいちゃんの言葉に今朝の記憶を探る。

確かに今朝のシアンちゃんはいつも通りでそんな素振りはなかった。

シアンちゃんだったら直ぐに俺達に知らせてそうだしな。

 

 

「それに、あの従業員さん、凄くペラペラ喋ってたです。あれだけ言っちゃうと絶対会社に怒られるです」

 

 

「ま、わざと言った様に聞こえたし、何で俺達だけに言うのかは分からねぇけどな。それよりも俺は博覧会云々以前に何で俺達にこの依頼が来たかが意味不明なんだよ」

 

 

「確かに暴力起こした人にまた依頼するわけないしね〜」

 

 

ジト目でニヤニヤしながらこっちを見るあいちゃん。

俺は視線を斜め下に向けながら咳を数回する。

 

 

「ま、花の二十代でもやんちゃする時ぐらいあるさ」

 

 

「後二年経って四捨五入すれば三十代…………」

 

 

「そこっ!聞こえてるぞ!」

 

 

ボソッと呟くネプちゃんにビシッと疾きこと風の如く素早く指摘する。

 

 

二十代前半は辛うじてお兄さんと呼ばれる。

しかし、後半から三十代はそうはいかない。

後半になると勝手に四捨五入されおじさん呼ばわり。

さらに三十代になると自動的におじさん呼ばわり。

 

 

考えてみたまえ。

十歳以下の幼女に『お兄ちゃん』と呼ばれるとグッと来るだろ?

ところがどっこい、反対に『おじちゃん』と呼ばれるとどこか泣けて来ると共に虚しい感情が湧き上がる。

 

 

そうなると最早四面楚歌。

何も取り繕う事も言い訳する事すらもできない。

本当に時と言うのは残酷である。

 

 

あれ?

何で視界が滲むのかな?

きっと目にゴミが入ったんだろうね。

 

 

おっとと、話が脱線してるな。

そう年齢と呼ばれ方の区別についてを頭の中で考えていると急に額に鈍い痛みが走った。

突然の痛みに驚き前を見ると視界一杯を覆う壁があった。

 

 

「あ?何でここに壁があるんだよ?線路は続いているし、道は間違ってない筈だが…………ネプちゃん達、何でそんなに離れてるの?」

 

 

壁をぺしぺしと叩きながら愚痴っているとネプちゃん達が遥か後ろにいる事に気づいた。

皆、何故か心無し顔が青い。

 

 

「進、今すぐそこから離れてこっちに来て。とりあえずそこは危ないから」

 

 

ネプちゃんに言われ、直ぐにその場から離れてネプちゃん達の横に並んだ。

そして、ネプちゃん達が見ている方向に視線を向けて“壁らしき物”の正体に思わず声を漏らした。

 

 

「It's so big………(凄く、大きいです………)」

 

 

5mは優に超える黄土色の身体。

強靭な顎には鏃の様に尖った歯が並んでいる。

手から並んだ黒い爪は剣の如く鋭い。

獰猛なトカゲ類を思わせる三白眼はギョロリと動き俺達を睨み付ける。

 

 

「こ、これって………ドラゴン?」

 

 

ファンタジーの世界では定番なドラゴンが俺達の前にいた。

うおぉ、本物初めて見た……………

そんな神々しくはないし、おっぱい好きそうでもないタイプだけど。

 

 

「え、エンシェントドラゴンじゃない!?どうしてこんな所に危険種が!?」

 

 

名前からにして中々強そうな感じだな、オイ。

名前の最後にナイトと付けたくなるのは御愛嬌。

 

 

ここのダンジョンに出て来るモンスターは機械系のモンスター筈なのに何でこんなのがいるんだ?

いや、今はそんなのを考えている場合じゃねぇな。

 

 

「ネプちゃん、ここは俺に任せて先に行きな」

 

 

「待って。幾ら進でも危険種は危ないわ」

 

 

前に出る俺にネプちゃんは近づいて俺の腕を引いて止める。

 

 

「今回は従業員の救出だ。早くしないと従業員達の命が危ない」

 

 

「…………………」

 

 

今こうして話している間にも従業員達はモンスターに襲われているはずだ。

ここは誰かが残ってエンシェントドラゴンを倒すのが一番の策だろう。

 

 

「なぁに、俺の強さは知ってるだろ?あんなぐらいけちょんけちょんよ」

 

 

「…………分かったわ。でも、危なくなったら逃げて」

 

 

「ククク、安心しな。俺は美人との約束は死んでも守る。ま、死なないけどな」

 

 

カラカラと笑ってみるけどネプちゃんの表情は変わらない。

何かここ最近ネプちゃんは俺が傷付く事に敏感になっている気がする。

護る為に傷を負うから、仕方ないと言えば仕方ないんだけどねぇ…………

 

 

「早く行きな。奴さんもそんなに待ってはくれないみたいだからよ」

 

 

「分かったわ。ほら、ネプ子、コンパ、行くわよ!」

 

 

「ええ………」

 

 

「はいです!」

 

 

先へ行く三人。

獣として餌は多い方がいいのかエンシェントドラゴンの視線が三人に向けられる。

 

 

俺はその隙に地面を勢いよく蹴って飛び上がりエンシェントドラゴンの顔に拳を叩き込んでやった。

 

 

「よいしょっ!」

 

 

メキメキと肉を砕き骨を砕く感触がダイレクトに手に伝わる。

腕を振り切るとエンシェントドラゴンは巨体を浮かせて吹っ飛ばされ、頭は壁に縫い付けられた。

 

 

「ククク、来いよトカゲちゃん。ちょっとばかし相手してやるぜ?」

 

 

首と手の関節を鳴らしながらエンシェントドラゴンに近づく。

 

 

エンシェントドラゴンの目がギョロリと俺の方を向いたかと思うと0.1秒後には目の前に大きく開かれた口が迫っていた。

 

 

「よっと!」

 

 

咄嗟に人の体一人分はありそうな上顎と下顎を掴み体の体重を脚に持っていく。

足は地面を削りながら数メートル後ろに踏み止まる。

エンシェントドラゴンは何度も足踏みして俺を押し出そうとするが俺は1ミリも動かない。

 

 

「ぬぅぅぅぅんりゃぁぁぁああああ!!!!」

 

 

両手の力を込めエンシェントドラゴンを持ち上げそのまま背後へと投げ飛ばす。

巨体は宙へと上がり地面に叩きつけられた。

 

 

エンシェントドラゴンは直ぐに起き上がると俺を目掛けて鋭い爪が付いた剛腕を振りおろしてくる。

 

 

「遅ぇよ!!」

 

 

タイミングを合わせ背中の刀の柄を手に取り、抜刀と同時にその手を斬りつけた。

俺の手に伝わる肉を裂く振動と宙に舞うエンシェントドラゴンの手。

コンマ一秒遅れて断面から血が吹き出し、俺の全身を赤に濡らす。

 

 

痛みに暴れながら思わず耳を塞ぎたくなるような大声で吠えるエンシェントドラゴンに思わず顔を顰めてしまう。

 

 

「うっせぇなぁ〜、悪いけど急がねぇといけないからさ────」

 

 

地を蹴り一気に距離を詰める。

エンシェントドラゴンの間合いに入る。

 

 

「────もう、お前黙れや」

 

 

唸りを上げて振った拳がエンシェントドラゴンの岩のように硬い腹にめり込む。

衝撃波で地面の土が巻き上げられる。

インパクト音と共にエンシェントドラゴンの体が地面と並行に吹き飛ばされ地面を一度バウンドして壁に激突。

盛大な粉塵が上がった。

 

 

煙が晴れるとそこには至る所から血を流し、口をだらしなく開けながら絶命しているエンシェントドラゴンの姿があった。

ピクリとも動かないので完全に死んでいる様だ。

 

 

「うしっ、とっとと合流するか」

 

 

数十秒しか経ってないから直ぐに追いつくだろう。

エンシェントドラゴンの死を確認し、その死体から背を向けて歩き出す。

 

 

「あーあ、俺の一張羅が血まみれじゃねぇかよ。洗ったら落ちるかな………」

 

 

このままネプちゃん達と合流すると三人からの激しいツッコミが俺を容赦なく叩くだろうな。

三人娘のそんな場面を思い浮かべ、思わず苦笑いをしてしまう。

 

 

だがその時、嫌な気配と氷塊を背中に入れられた様な感覚が俺を襲った。

 

 

「んあ?」

 

 

音も立てずゆらりと気持ち悪く起き出したエンシェントドラゴン。

急に赤紫の光に包まれ、光が消えるとその姿は変貌していた。

黄土色の肌は闇のように真っ黒になり、至る所に赤い筋のような模様が走っており、俺が切り落とした手も元通りになっている。

 

 

「…………何が起こっ──────」

 

 

体の前を何かが通った。

 

 

妙に腹がスースーする。

腹を見ると鋭利な刃物で切ったように綺麗に切り裂かれたスーツとシャツ。

そこからは鮮血の液体が流れて黒のシャツを染めている。

前には腕を振り抜いたエンシェントドラゴン。

自分が腹を斬られた事を自覚するのに二秒かかった。

 

 

「マジかよ」

 

 

そう呟いた時には俺の脇腹に鞭のようにしなった黒色の尻尾が叩き込まれていた。

全身を走る衝撃に肺にある空気は全て吐き出され、エンシェントドラゴンよりも小さい俺の体はいとも簡単に吹き飛ばされた。

 

 

「ガハッ…………………」

 

 

まるで磁石で引っ張られた鉄の様に壁にぶつかった。

崩れる壁の欠片が頭に落ちてくる中、辺りには黒く染まったエンシェントドラゴンの咆哮が轟いていた。

 

 

 

 




〜進の強さ〜

一般人<<<<<<<超えられない壁<<<<<<<<平和島静雄(デュラララ!!)≦漆谷 進<<<<<<<<サイタマ(ワンパンチマン)


……………いまいち分からねぇな


進は魔法習う以外の神秘的な力は授かりませんので、これ以上は成長しないと思います。


…………………あれ?じゃあ、進ってネプテューヌ小説の中だったら最弱!?


あ、後、ネプテューヌまた新作くるそうですよ。
楽しみですね( ´ ▽ ` )

Ps.新作投稿しました。
ブラック・ブレットです!
アニメ化するので書いてみました。
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