鋼の不死鳥 黎明の唄   作:生野の猫梅酒

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#20 七星の思惑

 ──ギャラルホルンを管理運営する七貴族、絶大な権力を誇る彼らをセブンスターズといった。

 

 かつての厄祭戦から連綿と続く家系と伝統による支配。有事の際には会議を開き、一丸となって事態に対処することが定められている。しかし、現在はその会議の中にセブンスターズ同士の不和がやり玉として挙げられていたのだ。

 

「それでは、セブンスターズの議会を始めたい。なおエリオン公は今回も不参加だ、そのことを念頭に入れられよ」

 

 その理由は一つしかない。先の式典戦争の下手人についてだ。鉄華団から()()もたらされたデータからは、式典戦争を引き起こしたガラン・モッサとその共犯者についてが克明に記されていた。それこそはラスタル・エリオン、セブンスターズに名を連ねアリアンロッド総司令官をも務める男である。

 現在、この情報はセブンスターズ内でしか公開されていない。これ以上のギャラルホルンの失態はいよいよ大変な事になるとして、当事者のエリオン家含む三つのセブンスターズが火消しにかかったからである。結果としてこの情報は流出することなく、世間ではあくまで噂程度に留まる形となったのだ。

 しかし、そうはいってもギャラルホルン内での影響力は莫大なセブンスターズがこれを知ったのは大きかった。外部への露出を防ぐため公にラスタルを罰する事はしないが、それでも彼が持つ権威の多くは飾りと化した。少なくともセブンスターズ内での席次は大きく変わったと見て間違いないだろう。

 

「式典戦争についての報告は以上だ。さて、他に何か意見の有る者はおるかな?」

「僭越ながら、私の方から一つ──」

 

 ここまでが式典戦争の顛末。仕掛け人の一人であったラスタルは痛手を負い、少なくともセブンスターズ内での影響力は地に墜ちた。管轄域であるアリアンロッドに対しても、彼の動きを抑止するための人材が派遣されるのは間違いないだろう。

 

「──今なんと仰いましたかな、ファリド公?」

 

 だからここから先は、式典戦争からは外れた話となる。

 

 厳格な響きと驚愕の念を滲ませた問いが場に響いた。年齢を重ねた老人のものだった。

 水を打ったかのように静まった議場。集った者どもの息遣いだけがいやに大きく感じられる。

 

「言葉通りの意味ですよ、バクラザン公」

 

 囁くように言ったのはマクギリス・ファリド。常に浮かべている涼やかな笑みをいっそう深め、その老人──セブンスターズが一人、バクラザンを見やったのである。

 

「ファリド家は火星の民間組織鉄華団と協力して、火星の地より発掘されたMAの対処に当たると。そのように申したのです」

「なんと……!」

 

 信じられない。老人の矮躯からはそのような心情が多分に読み取れてしまう。周囲の者たちも同様な雰囲気を放っていて、いかにマクギリスの一言が予想外であったかを如実に物語っていた。

 そう、二つの意味で予想外なのだ。一つはMAが現代に再び現れてしまった事実。そしてもう一つはマクギリスが、あのどこか得体の知れぬ策略家であったはずのマクギリスが、こうも大胆かつ直接的な話を持ってくるとは思わなかったからである。

 

 場にいる誰もが唐突なマクギリスの変化に薄気味悪さを隠せない。

 しかしその一方で、臆することなく発言を行える者も存在した。

 

「鉄華団……ああ、どこかで聞き覚えがあると思えば。夜明けの地平線団討伐に貢献したというしがない民間会社だったか。あのような組織に、厄祭戦の元凶を倒せるとでもお思いですか?」

 

 真面目な口調、小馬鹿にしたような言い回し、それが出来るのはここではただ一人しかあり得ない。

 クジャン家の一人息子、イオク・クジャン。若輩者であるが、その正義感と家系への誇りは人一倍に抱いている真っすぐすぎる男であった。

 

「クジャン公、あなたの物言いには随分と私情が混じっているように思えますが?」

「なに……?」

 

 だが真っすぐすぎるからこそ、感情を隠すのも下手なのだ。実際、彼はしばらく前に鉄華団と目的が競合し、結果として彼らに獲物を先取りされてしまっている。しかも政敵であるマクギリスとの関係性も深いのだから、敵とみなしキツイ物言いになるのも無理はない。

 

「知っての通り、鉄華団は()()()()()()夜明けの地平線団討伐にも多大な貢献を果たしてくれている。更には今回の式典戦争を収めたのも彼らだ。そして──」

 

 ここでマクギリスの笑みの種類が切り替わる。それまでは底知れない不気味な微笑だったはずが、いまや勝ち誇った者のそれになったのだ。視線の先には不自然に空いた空白の席、まるで其処にいたはずの人物に向けているかのよう。

 セブンスターズの議会には空白の席が二つある。一つはイシュー家、当主は病床に臥せ、代行が死亡したため出れる者が残されていない。そしてもう一つはエリオン家、当主たるラスタル・エリオンはもはやこの議会への出席権すら剥奪されていたのだ。

 

「かのラスタル・エリオンこそ、今回の式典戦争を勃発させた犯人の一人であるという証拠を掴んで見せた。どうかな、これ以上ない華々しい活躍をしているはずですが?」

「貴様がエリオン公を嵌めたのだろうが! そのうえ飽き足らず侮辱までするとは──」

「よしなさい、クジャン公」

 

 激高しかけたイオクをバクラザンが宥める。彼からすれば敬愛するラスタルを貶める発言など言語道断であるのだが、さすがにこの場では分が悪かった。全くの第三者からの仲介にはさしものイオクも冷静さを取り戻し、これ以上の糾弾は止める。代わりに、暖簾に腕押しなマクギリスを忌々し気に睨みつけるだけに留めたのだった。

 

 妙な熱気を帯びてしまった議会を引き戻したのは、ファルク家の当主だ。

 

「鉄華団、その力は私もよく知っている。そこに疑いはないとも。だから知りたいのは、どうして火星の地から再びMAが発掘されてしまったかについてだ。よければ説明を頼めるかな?」

「もちろんです、私にはその義務がありますから」

「ありがたい」

 

 MA発見の経緯は端的にまとめられた。火星でも最大規模を誇るハーフメタル採掘場が舞台、正体不明な遺物の発見、訝しんだ鉄華団からの連絡と画像。これらを総合した結果として、発掘されたのはMAだとマクギリスは結論付けたのだ。

 

「鉄華団の方からも『これはもしやMAなのでは?』という疑いがあったようで。そのおかげで、私としましても即座に見当を付けられましたよ」

「ほう、それはまたなんとも……いや待て、鉄華団からだと? それはおかしいだろう、MAの存在は我らギャラルホルンしか知らないはず。どうして一介の民間会社ごときが知れるというのだ」

「確かに」

「その通りだ」

 

 今度はボードウィン公の疑問、同調するようにイオク、バクラザンが続いた。彼らとしても、マクギリスの言い方には些か疑問があったのだ。

 果たして、ボードウィン家の息子を謀殺したマクギリスは、彼に対する負い目など何一つないとばかりに堂々と返答したのである。

 

「当然です。彼らには鏖殺の不死鳥がついている。であれば、MAの存在を知っているのもおかしくはないでしょうとも」

「なんだと……!?」

「それは道理が通らないはず! 彼女は三百年も前、アグニカ・カイエルの時代を生きた人間だぞ! それが生きているはずなど……」

「あるのですよ、それが。私個人としても奇妙な因果と思えるが、彼女は確かに生存している。それ以上の事実などありますまい」

 

 場がどよめいた。セブンスターズならば知っている。かつての厄祭戦において猛威を振るったという、最低最強の不死鳥を。アグニカ・カイエルの懐刀ともされたその女は、あまりに荒唐無稽な話さえ信じさせるほど存在自体がふざけた存在なのだ。どのような不条理を起こそうと、何も不思議ではない。

 それをあのマクギリスが言うのだから、もはやふざけた嘘などと都合よい考えは抱かない方が賢明だった。

 

「……? 皆さま、いったい何の話をされているのです?」

 

 だから、この場でただ一人ついてこれなかったイオク・クジャンはある意味で幸運だったのだろう。彼だけはその深刻さに気付かぬまま、訳が分からないとばかりに首を傾げていれたのだから。

 はぁ、と溜息を吐いたのはボードウィン公であった。

 

「クジャン公、これはセブンスターズならば知っておくべき話だ。人類種の中で最も多く人を殺した、最悪の殺人狂。それこそはガンダム・フェニクス、そしてアルムフェルトと呼ばれる女なのだと」

「なんと……!」

 

 さすがにイオクも絶句した。彼は知らないが、その女の殺害数(キルスコア)は十六万にも及ぶのだ。もはや何かの悪い冗談と思う方が気楽なほど、図抜けすぎた殺害数である。とても正気では成し遂げられない、頭のおかしい戦果だろう。

 断言できる。長い人類史の中で、彼女ほど人を殺めた人などこの世には存在しない。理屈も道理もすっ飛ばした人類を狩る人間の行動など、誰も読めなくても仕方ないのだ。

 なればこそ、厄祭戦という混沌の中にあってなお異彩を放つその狂気、誰もが理不尽な復活を世迷言と捉えないのも無理はなかったのである。

 

「しかしならばこそ! 仮に事実としてその者が、何某(なにがし)かの理由で現代に蘇っていたとして! 殺人狂がどうして鉄華団などに手を貸すのだ!?」

「簡単な事ですよ、クジャン公」

 

 マクギリスは笑った。いや、嗤った。彼は確かに、イオク・クジャンという男を貶す笑いをしたのだ。

 その無知蒙昧、見ているだけで馬鹿らしい──そう言外に語っていた。

 

「彼女が鉄華団に協力するのは、それだけの価値があるからに他ならない。クジャン公。いくらあなたがセブンスターズの一角であろうとも、アグニカ・カイエルの意志を受け継ぐ者の行いを邪魔する権利はないはずだが?」

「ぐっ、詭弁を──!」

「さて、これで皆さまもお判りになった事でしょう。MAの問題は私たち、ファリド家と鉄華団の手によって解決いたしましょう。ええ、あなた方の手を煩わせる事など何一つありません故、どうぞ静観なさってくだされば結構かと」

 

 もはや反論など微塵もない。MAが発掘されたのは確かで、それに対抗できる戦力があるのも事実なのだ。であれば、世界の秩序を守るギャラルホルンとしては反論する必要など何処にもない。

 そうして、マクギリスの不敵な言葉を最後に、今回の会議は終わりを告げられたのだった。

 

 ◇

 

「私は! 納得などできません!」

 

 室内に大声が響き渡った。

 滲みだす悔しさを隠そうともしないそれは、誰あろうイオク・クジャンのものである。彼は義憤に燃えた顔つきをして、先の会議のあらましを語っていたのだ。

 それを話し終えた後の第一声がこれである。彼はあまりにも自らの感情に素直だった。

 

「マクギリスという卑劣な男に嵌められ、ラスタル様は苦境に陥っているというのに! あの男はいけしゃあしゃあと自らの立場を大きくするばかりで──」

「うるさいですよ、イオク様」

「何を! ジュリエッタ、お前は悔しくないのか!?」

「落ち着け、イオク。報告はご苦労であったが、そうも熱くなられてはこちらもやり辛くて適わんぞ」

 

 箍の外れた列車のようにヒートアップするイオクを諫めたのは、部屋の主であるラスタル・エリオンその人だ。今にも衝突しそうであったイオクと、ラスタル直々の部下であるジュリエッタもそれで矛を収める。どちらもラスタルという男にはめっぽう弱く、また慕っているのだ。

 先の会議には、ラスタルは出席できていない。彼の出席権は既にして剥奪されてしまっているからだ。とはいえ同じ陣営のイオクがいる以上、情報の把握には困ることは無い。

 

「しかしなるほど、考えたなマクギリスめ。MAの発掘自体は偶然の産物だとしても、それをこうも利用するか。敵ながらやってくれる」

「それは七星勲章が目当てという事か?」

 

 今度は三人目が会話に混じった。その男は顔全体を隠す仮面を付けていて、素顔どころか肉声すらくぐもって判別しがたいものがある。端的に言って怪しすぎる存在だった。

 だがラスタルは気にした様子もない。イオクもジュリエッタも今更咎める気など無かった。ヴィダールと呼ばれる仮面の男は、もうしばらく前からラスタルお抱えの兵士だったのだから。

 

 上官への敬意も何もないヴィダールの言葉に、ラスタルは鷹揚に頷いていた。

 

「おそらくはそういう事だろうな。ここで奴がMAを打倒し七星勲章を獲得すれば、セブンスターズの席次は大きく変わるやもしれん。ファリド家当主となり、イシュー家を実質的に掌握し、ボードウィン家と婚約を控えたマクギリスがさらに力をつけるのだ。我らにとってはこれ以上に厄介な事態はあるまいて」

 

 マクギリスは革命派で、ラスタルは保守派だ。字面だけ見れば明らかに正反対だし、事実として両者は敵対している。だからこそ、マクギリスが更なる躍進を遂げる事だけは防ぎたいのだ。とりわけ、ラスタルの影響力が目に見えて下がった現状はなおさらに。

 

「しかし困った、防ぐための手立てが見当たらない。せめて奴が秘密裏にMA討伐を進めたならばともかく、こうも大々的に宣言しての行いならば止めようがないな。つくづくガランの失敗が響いていると実感するよ」

 

 苦笑するラスタルだが、言葉とは裏腹に友を責める気はない。責めるならば、友を無念の戦死に追いやり、しかもその死すら無駄にさせてしまった自分なのだから。これでガランを責めるのはお門違いにも程がある。

 そこでイオクが、名案を閃いたとばかりに「ラスタル様!」と叫んだのだ。思わず三者の視線がイオクへと集まる。

 

「ならばマクギリスよりも先に、そのMAとやらを討伐してしまえば良いだけの話! 鉄華団だか鏖殺の不死鳥だか知りませぬが、彼らに手出しされる前に我らクジャン家が見事討ち取ってみせると誓いましょう! そして七星勲章を手にラスタル様の復権を果たせば良い!」

「……一理はある。だが駄目だ」

「なぜです!?」

 

 これ以上ない、と思っていた案が否定されたイオク。実際、一面で見ればイオクの意見も間違ってはいないのだが。

 

「MAの討伐はギャラルホルンの本懐であるし、セブンスターズならば多少強引に介入したところで問題は少ないだろう。しかし、忘れてはならんのだ。今の我らは追い詰められた側、慎重さを失った行動はむしろこちらの首を絞めるだけと理解せよ」

「それは……! しかしこれではラスタル様が!」

「気持ちはありがたく受け取ろう。だが私は許可できん」

「ぐっ……! 失礼します!」

 

 どうしようもない憤りを抱えたまま、我慢できないとばかりに部屋を去るイオク。ラスタルは止めなかった。

 止める必要もなかったのだ。

 

「良いのですか、ラスタル様……?」

「いい、放っておけ。良くも悪くも彼は真っすぐすぎる男だ、私がどう言ったところで意見を曲げはしないだろう。だがそれでいい」

 

 追い詰められてなお、ラスタル・エリオンは健在なのだ。まだまだとれる手段はいくらでもあるし、時間を掛ければマクギリスに並び立つことも十分に可能。焦る必要は何処にもない。

 けれどこの場でそれを理解しているのはヴィダールただ一人であろう。イオクはマクギリス憎しのあまりに視野が狭まってきているし、ジュリエッタでさえラスタルが自力で復権するのを信じきれない有様だ。それが証拠に、今も彼女の瞳には不安の色が渦巻いている。

 

 そんな彼女を安心させるかのように、ラスタルは自らの考えを開陳した。

 

「もしイオクが動かないならそれで良い、地道に力を取り戻す。動くのならば──それは私の関与しない話になる。成功したならイオクは私のプラスにするだろうし、失敗しても独自に動いたイオクがこちらまで巻き添えにすることは無いだろう。奴はそういう男だ」

「つまり、どう転んでも損はないという訳だ」

「そうだ。我ながら汚い手段だとは思うがな、私情を殺せばこの程度容易にできてしまう」

 

 どこか自虐的な言葉だった。公人、政治家としてのラスタルは使える手段は何でも用いる。情に絆される事もなく、いっそ冷徹な判断を下せるのだ。それが自らを慕う御曹司の一人であろうと、得になるなら躊躇など無い。しかも彼の行動は読みやすいのだから、制御も容易となれば是非もない。

 ただ、それを言うなら不自然な事もあって──

 

「なら、どうして今もあなたは後手に回っているのだ?」

「ほう?」

「そうだろう。アリアンロッド総司令官のラスタル・エリオンならば、この苦境に打つ手なしなどあり得ない。必ずや何らからの手を打っているはずだ。それが何もないのはどういうことだと訊いている」

「……ふっ、それを訊いてくれるか。困ったものだな」

「……ラスタル様? ヴィダール、あなたは何を──」

「いや、確かにヴィダールの言う通りだ。認めよう、私はどこか手を抜いている」

 

 あり得ざる言葉だ。冷徹に、鷹揚に、そして大胆にことを成すラスタルとは思えない言い草。今まで彼が政治や戦場に私情を持ち込んでいる姿など誰一人として見たことが無いだろう。

 現にジュリエッタもヴィダールも驚愕のあまり、しばしのあいだ二の句を告げなかった。

 

「何故だ? マクギリスと鉄華団、彼らに温情をかける余地など何処にあるというのだ?」

「その通りですラスタル様! それでは彼らの思うツボです!」

「それは理解しているとも。だが、そうだな……公人ではなく、私人としてのラスタルが手を抜かせてしまっている。今ここでお前たちに言えるのはそれだけだ。続きはいつか──その仮面が外れた時にでもしよう」

「……承知した」

 

 不承不承ながらヴィダールが呟き、ジュリエッタもそれに同意した。これでこの場で成すべきこと、知るべきこと、そして話すべきことは全て済んだ。後はラスタルが思うような展開となるか、それともまたもや番狂わせが起きるか。こればかりは誰にも分からない。

 だから取り立てて注意すべきは一つだけだ。イオクが相手取るかも知れない最悪の存在。きっと彼は、彼女を軽んじていることだろう。例え利用するにしても、それを見過ごすことだけはできなかった。

 

「ジュリエッタ」

「はい!」

「鏖殺の不死鳥にはよく目を配っておけ。だが、決して交戦はするな。戦えば命はないモノと思え」

「……了解!」

 

 常人の理解の及ばぬ狂人。そんな存在への注意を怠らない事こそ、今できる最良の手段であったのだ。

 




イオク様がアップを始めたようです。

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