鋼の不死鳥 黎明の唄   作:生野の猫梅酒

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#30 互いの求めるもの

 ジゼルとオルガが入っていった高級店独特の店構えをした洋菓子店の、道路を挟んだその向かい。

 クリュセの街並みに溶け込むような落ち着いた雰囲気の、どちらかといえば一般的な喫茶店の一角に彼らの姿はあった。

 

「お、おーー! いったーーッ!」

「やるじゃないあの娘、あの堅物君にデートの宝刀『あーん』をさせるなんて!」

「抜け駆けするとはオルガめ、油断も隙もねぇなおい……!」

 

 ビデオカメラを片手に叫んでいるのはシノ、双眼鏡を片手にはやし立てているのはタービンズからの出向であるラフタ・フランクランドだ。どちらも興奮した様子で窓際に張り付いている。周囲からの訝し気な視線もお構いなしだ。

 

「あの、とっても目立ってるのでちょっと落ち着いた方が良いかと……」

「いいじゃんかー別に。向こうにバレなきゃそんなに気にすることないって!」

 

 そんな二人に控えめに提案したのは意外にもシノとラフタについてきたアトラ・ミクスタ、逆に気にすることは無いと無邪気に笑ったのは年少組の中心核であるライド・マッスだ。

 この二人に先の二人を入れた四人が主な追跡メンバーである。ラフタと同じタービンズからの出向組であるアジー・グルミンは「覗きなんてしても仕方ないだろ」と興味を示さなかったし、昭弘は「オルガの好きにさせておけば良い」と語っただけ。他のメンバーはそこまでする気がないだとか、単純に数が多いとバレるなどという理由で同行していない。

 

「でもホント驚いたわよ。前に会った時は全然そんな風には見えなかったのに、ここまで大胆だなんてね」

「あれ、ラフタさんジゼルと会ったことあるんすか?」

「一回だけね。タービンズ(うちら)の荷物兼護衛って感じで雇ったんだけど……なんか不思議な娘だった。すっごい強くて、淡々としてて、あとダーリンがめっちゃ警戒? してたの」

「へぇー、名瀬さんがですか。でも確かに、俺たちの間でもあの人についてはいい意見も悪い意見も聞きますからね」

 

 ライドの言う通り、団員たちの間でも彼女の評価は難しいものがある。だからこうしてシノやラフタが冷やかし交じりに()()()()()()といえばその通りであり、ふざけているようでしっかり理に適っている行いでもあるのだ。副団長(ユージン)からの頼みもある手前、団長(オルガ)に万が一があっても困ってしまう。

 

 もちろんそれらは建前、大部分は女っ気のなかったオルガを弄り倒すためのネタとするためだが。

 

「でも、なんでアトラまで着いてきたんだ? ぶっちゃけアトラってこういうの興味なさそうだけど」

「あ、そいつは俺も気になるな」

「あたしも!」

 

 だからこの場にはそぐわないアトラという少女の存在は、三人もどことなく気になっていた事ではあった。

 かなり分かりやすい三日月への恋慕を抱く彼女は、こうして他人のデート──らしきもの──に茶々を入れる性格でもないはず。なのにこうして付いてきていたのは腑に落ちないことであったのだ。

 問いかけられたアトラはといえば、困ったように顔を真っ赤にさせてしまった。それがいっそう三者の関心を掻き立ててしょうがない。

 

「えっと、その……」

「その、なにかなー?」

「団長さんが調べてたお店、もし今度時間があったら三日月と行ってみたいなって……もちろん、自分でもちゃんと調べたりするけど!」

 

 もじもじとしながら最後には自棄っぱちに放たれたその言葉に、しばし三人とも固まってしまった。

 なんともいじらしく、乙女らしい理由である。こうして他人を冷かしているだけの自分たちが何だか悲しく思えてしまう。

 

「三日月かぁ……アイツはこういうの興味あんのかね?」

「さぁ? でもアトラちゃんの誘いならけっこう乗ってくれそうな気もするし」

「三日月さんがクリュセでデートかぁ……なんだかイメージし辛いな」

「も、もう! そんなに色々言わなくても良いじゃない!」

「あはは、ごめんごめん」

 

 笑って誤魔化したラフタであるが、言われてみれば今回紹介されていた店はどれも面白そうなところばかり。意外とオルガのセンスは悪くないのかもしれない、そんなことも考えてしまう。食べ物関連なら三日月の食指も少しは動く……かもしれないと思う。

 そうしてしばらく話していた一同だが、再び本来の目的へと戻っていく。実際にはライドとアトラは出されたデザート類に舌鼓を打っているだけなのだが、シノとラフタは結構本気である。

 

「にしてもアイツら、なーに話してんのかねぇ……?」

 

 シノの視線の先では、先ほどまでの雰囲気とは打って変わって真面目に話している二人の姿があった。

 

 ◇

 

 ジゼルとオルガ。先ほどまで両者の間に漂っていた緩い雰囲気はすでになく、店のその一角だけまるで戦場もかくやと言わんばかりに空気が張り詰めている。

 互いにいつかこの時が来るとは感じていた。思想や信念の点で相性がいいのは事実だが、それだけでは立ち行かないのもまた真実。彼女の危険性を認めるからには、いつかどこかで腹を割って話す必要があった。

 

 ただオルガにとって予想外だったのは、まさかこのタイミングとは思わなかったところだろうか。目の前で味も分からないフルーツタルトを美味しそうに頬張っている少女は、いつも思いもよらぬ切り口を見せてくる。

 

「むぐ……もぐ、団長さんも食べますか?」

「いや、良い。それよりさっさと腹割って話そうぜ。なぁ、参謀さんよぉ?」

 

 差し出されたフォークをにべもなく振り払い、敢えて凄むように言ってみせた。この程度ジゼル相手には糠に釘もいいとこだが、マイペースな彼女を本題に引き戻すにはこれで十分だった。

 狙い通り、そこでようやくフルーツタルトを食べるのを止めたジゼル。まだ半分ほど残っているタルトを未練がましく一瞥してから、真面目な顔つきでオルガへと向き直った。

 

「では団長さん。単刀直入に訊きますが、あなたの目指す上がりとはなんでしょうか?」

「急に何かと思えば、そりゃあアレだ。鉄華団(かぞく)の皆がこれ以上切った張ったの世界で生きていかないで済むよう、真っ当に鉄華団を大きくすることだ」

「つまり戦いからは離れると? 現在行っている護衛任務や海賊退治などの仕事は完全に切り上げて、他の産業を主軸とする組織に切り替えていくと?」

 

 ジゼルの確認にオルガは大きく頷いた。実際問題、彼の本音としては武力に任せた危険な仕事を鉄華団(かぞく)にさせたくはないのだ。今はそれが一番手っ取り早く稼げて、かつ鉄華団の売りになっているから手を出しているだけ。いつか必ず命の危険のない、真っ当な仕事だけに絞ると決めている。

 

 けれどそう、その道は目の前の存在とは相容れない選択であり──

 

「なるほど、よく分かりました。これではジゼル、団長さんにとって要らない存在になってしまいますね」

「……まぁ、なるだろうな。もちろん、そん時になってアンタを用済みとして放り出すなんて筋の通らない真似はしねぇつもりだ。だが──」

「それとジゼルが納得できるかどうかはまた別の話ですね」

 

 再び頷く。戦いや命のやり取りから手を引くということはつまり、ジゼルを雇う上で大前提となる”殺し”が無くなるということだ。異常な殺人快楽者であるジゼルだから、無理やりに抑圧された欲求はどこかで箍が外れることだろう。そうなれば鉄華団の不利益は免れない。

 故にジゼルは最初に語ったのだ──”このままでは殺し合いになる”、と。血生臭い仕事は止めたいオルガと、誰かを殺したいジゼルと。最終的な目的が食い違ったまま目指す上がりへと共に到達してしまえば、どのような惨劇が起きるかは想像に難くない。

 

 今度は囁くようにジゼルが語る。テーブル越しに身を乗り出した彼女から、甘いミルクのように(かぐわ)しい、女性らしい柔らかな香りが漂い鼻孔をくすぐる。

 彼女が纏う香りなど、血と硝煙と腐臭に塗れたもの以外にあり得ない。オルガは勝手にそう考えていただけに、こうも良い香りがするのがどこか不思議に思えてしょうがなかった。

 

「団長さん達の幸せが平和な生活を謳歌することなら、ジゼルにとっての幸福は誰かを殺す事です。それより幸福になれる何かを、ジゼルはまだ知らないので」

「……じゃあどうする? 今からでも鉄華団を辞めて、マクギリスの下にでも行くか? アンタはもう十分に働いてくれたんだ、鞍替えしたいっていうなら止めやしねぇよ。退職金もたんまり払ってやる」

「いえ、その必要はありません」

 

 いやにはっきりとした宣言だった。ついさっき互いの不吉な行く末を暗示したとは思えないほど明るい声音。どこからその根拠が来ているのか、オルガにはてんで分からない。

 彼女の金の瞳が、射貫くようにオルガを捉えた。

 

「ジゼルは鉄華団が有る限り、団長さんのお役に立てます。団長さんもまた、ジゼルにとって掛け替えのない存在になれます。そこさえはっきりさせておけば、ジゼル達が殺し合う必要なんて微塵もありませんから」

「そりゃあ、俺もアンタと殺し合いなんざ死んでもお断りだがよ。だけど結局、鉄華団(おれたち)の上がりとアンタの目的は真逆なんだ。なのにどうしてそう言いきれる?」

「簡単なことですよ。結局ジゼルは幸せに生きられればそれで良いのですから」

「……? そいつはいったい」

 

 言葉の意味がよく呑み込めないオルガ。そんな彼にジゼルはフォークをプラプラと揺らしながら、ゆっくりと説明する。

 

「これは至極簡単な交換条件です。ジゼルはこれからも団長さんの助けになって、不本意ながら拝命した参謀の地位に相応しく活躍してみせましょう。だから団長さんは、殺人に代わるジゼルの幸せを一緒に探してはくれませんか?」

「アンタの幸せを……? だけどそりゃあ──」

「はい、とっても難しいと思います。昔ジゼルは四年間殺人衝動と向き合い、悩んで、色んな習い事に手を出して、それでも殺人以上の幸福は見つけられませんでしたから。でもきっと団長さんとなら、見つけられる予感がするんです」

 

 ジゼルの言葉には酔狂でも冗談でもない、心からの真摯な想いが込められていた。自身の胸に手を当てた彼女は本心から、オルガとならば自分をこれまで惑わせてきた命題を解決できると信じているのだ。

 そして同時に考えてしまう。もはやそれは不可能で、ジゼル・アルムフェルトは救いようもなく殺人者にしかなれなのではないかと。悲しい結論かもしれないが、これまでの凶行を鑑みればむしろ自然な結論と言えた。

 

「なぁ、アンタはまだ諦めていないみたいだが、そいつはもう無理な相談なんじゃないのか?」

「まだ世の中にはジゼルが知らないことなどたくさんあります。今は殺しが一番ですが、きっと何かあるはずです」

「でもなぁ……あんまし言いたかないが、持って生まれたもんを無理に捨てようとする方がよほど──」

 

 ──マズいんじゃねぇか? そう続けようとしたその時だった。

 

 バン、と机が叩かれる。咄嗟に目線をあげれば、そこにはジゼルが両手をテーブルに叩きつけて立っていた。勢いで零れた紅茶がテーブルを濡らす中で、初めて見た。彼女が怒るところを、その瞳が烈火に燃えている所を。

 

(わたくし)だって、望んでこのように産まれたわけじゃない……!」

 

 初めて見た。彼女が絞り出すような声で叫ぶところなど。

 思いがけない怒りの発露にオルガが呆気に取られている内に、ジゼルはハッとして我に返った。周囲の客からの訝し気な視線を気にしつつ、ひとまず着席する。

 すぐに零してしまった紅茶をお手拭きで拭き取ってから、今度は恥ずかしそうに視線を伏せた。

 

「……すみません、取り乱しました。ジゼルらしくない行動でしたね、反省してます」

「いや、良いさ。俺も配慮が足りなかった、すまねぇな」

 

 思い返せば、かつてジゼルの面接をした際も言っていたことだ。望んで人殺しに生まれた訳ではなく、他の物事で紛らわせようとしても駄目だった。だから開き直って今の狂人としての生き方を始めたのだと。先の発言はただそれだけのことしか言っていない。

 だけど意外だったのは、それをジゼルがまだ気にしていたということだ。てっきり彼女は”そういう存在”として割り切ったものだと感じていたし、事実今までもそのように振舞っていたと思うのだが。

 

 などとストレートに訊ねてみれば、ジゼルもまた戸惑いがちに答えてくれた。

 

「ジゼルはとても幸運でした。三百年前はアグニカと共に戦えて、今はこうして団長さんに拾ってもらえたのですから。ジゼルのような破綻者が二度も恵まれた職場にありつけるなんて、普通考えられないことです」

 

 だけど、だからこそジゼルは恐れてしまったのだ。

 

「仮に次が有ったとして、その時ジゼルは団長さん以上に波長の合う方と出会えるでしょうか? もしかしたら誰とも馬が合わず、不満を抱えたままになるかもしれません。人は一人では生きられない、それはジゼルだって例外じゃありません。むしろ大いに当てはまります」

「それならむしろ、ギャラルホルンやテイワズに雇ってもらえばいい話じゃないのか? アンタの実力があれば諸手を挙げて歓迎してくれんだろ」

「そういう問題でもなくて……えーと、その……つまりですね」

 

 やけに歯切れが悪い。まるで奥歯に何かつっかえたかのような、どうにも煮え切らない態度だ。

 それでも辛抱強く待ってみれば、意を決したかのようにジゼルは言った。

 

「ジゼルにとって気が合う人の存在と殺しはセットなんですよ。どちらが欠けてもジゼルの幸福は遠のきます。そして前者は運次第だから容易く手放せはしませんが、後者はもしかしたら変えられるかもしれません。だからこうして団長さんに頼んでいるのです」

「……なるほどな」

 

 簡潔に言えば、ジゼルは鉄華団に居心地の良さを感じているのだ。故にそこから動きたくないし、可能な事ならずっとそこに居たいとも考えている。そのために殺人に代わる何かがあるなら、そちらに鞍替えしたいという訳だ。

 そこで「本当は殺人だって嫌々してたんです」とは言わない辺りがジゼルらしいとも思うが。快楽殺人者として人殺しもしっかり楽しんでいるのだから、やはり食えない狂人である。

 

「事情はよく分かった。さっきはああ言っちまったが、そういうことなら協力すんのは構わねぇよ。どうあれアンタも鉄華団の一員なんだ、団長ならその助けになるまでさ」

 

 あまり面と向かってジゼルを家族と言い切るのは気恥ずかしいし違う気がするが、それでも大事な仲間であることには変わりない。鉄華団を仕切る団長として、団員の悩みにはしっかり向き合いたかった。

 なによりジゼルが自分からマトモになりたいと提案してきたのだ。もはやオルガは心配などしていないとはいえ、一つでも不安要素が消えてくれるなら是非もない。

 

「だけど俺なんかで本当に良いのか? もし鉄華団が上がりに辿り着いて、それでも見つけられなかったらその時はどうする?」

「見つけられなければ、その時は大人しく鉄華団を去りましょう。悪いようには致しません。それに、団長さんはきっとジゼルと一番相性がピッタリの人だと思いますから。心配する必要はありませんよ」

「そ、そうか……アンタがそう言うなら別に良いけどさ」

 

 相性ピッタリ。

 きっとジゼルの言葉に他意はないのだろう。ただ、聞いているとなんだかオルガの方が恥ずかしくなってしまうセリフでもある。綺麗な女の子に言われて嬉しくないと思う程、オルガも男をやめてはいないつもりだ。

 

「ともかく、そういう訳なのでまだまだジゼルと団長さんは手を取り合うことが可能です。団長さんが頭を悩ませている時は、ジゼルも一緒に打開策を考えます。あなただけに任せず、考えを止めることもしません。だから団長さんも、ジゼルの新たな幸せ探しの為に協力してくださいな」

「いいだろう。俺はアンタの幸せとやらを探す手伝いをする代わりに、アンタの力を存分に借りる。これで良いか?」

「もちろんです。改めてよろしくお願いしますね、団長さん」

「ああ、こちらこそ頼む」

 

 ジゼルから差し出された手を、オルガはしっかりと握り返した。その感触は小さくて柔らかく、そしてどこかひんやりとした手だ。

 こうして、二人の道は再び同じ方向を向いた。鉄華団が上がりに至るまでの間にジゼルが殺人を止められるか否か、今回の話はそこに集約されている。もし駄目なら、そこで両者の道は別れる事になるだけだ。もはや最悪の場面など存在しないと言って良い。

 

 そこでふと、オルガの脳裏にかつての戦友の姿がよぎった。懐かしいその姿は、二年以上も昔に地球で散った仲間のものだ。

 

「なんつぅか、ビスケットを思い出すな……」

 

 オルガが前を見据えて走ることで鉄華団を引っ張る役割を担うなら、先を見据えて慎重に意見を出すのはビスケットの仕事だった。ひたすら進むオルガを諫めてくれていた彼の死には、しばらく参ってしまったものである。

 ジゼルとビスケット。性別も性格も思想も危険性も何もかも真逆だというのに、将来を見越した警鐘を鳴らす姿だけはよく似ていた。もし今もビスケットが生きていれば、彼はどんな意見を放ってくれたのだろうか。ふと想いを馳せてしまう。

 

 けれどジゼルの方は、ビスケットという名を別の方に解釈してしまったようだ。

 

「ビスケット? 確かにこのフルーツタルトの生地はビスケットみたいですが……もしかして、やっぱり団長さんも食べたいんですか? 味の感想も訊きたいので、どうぞ遠慮なさらず食べてみてください」

「あ、いや、そういう訳じゃなくてだな」

 

 しどろもどろになりながら差し出されたフォークを避ける。けれど今回は中々の食いつきだ。全然諦める気配がない。

 それからしばらく妙な追いかけっこを続けて、ついにフォークが口へと侵入した。そうして強制的に食べさせられたフルーツタルトの甘さと、滅多にない得意げな笑みをしたジゼルの姿がやけに印象に残ったのだった。

 




【朗報】ラスボスに修正化パッチが入るかもしれない

ぶっちゃけここからジゼルがどうなるかは作者の私でも決めかねているラインです。この先の展開はおおよそ決めているのですが、彼女の扱いだけはどう転んでも悩んでしまいそうなので……

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