鋼の不死鳥 黎明の唄   作:生野の猫梅酒

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#35 GUNDAM PHOENIX HULLUUS

 フェニクスの改修が完了したと報告が届いたのは、実にジゼルが歳星から出発する前日の事だった。

 

「これが改修後のフェニクスですか。なんというか……ものすごい量の武器ですね」

「なんと言ってもこの私でさえ馬鹿らしすぎて笑いたくなるようなハリネズミ状態にしたからね。そのぶん武装の多さはどんなフレーム、MSを見渡しても最多だと自信をもって保証しよう!」

 

 歳星のMS工房を訪れたジゼルは、整備長と共に自らの愛機の変貌ようを見るなり驚いたように呟いた。

 改修後のフェニクス、その基本カラーは赤と金から変わっていない。シルエットもそう変化は見られないが、小さな変更点として両腕部には新たに小型の盾が取り付けられていた。ジゼルの知識で最も近いのは、ヴァルキュリア・フレームに採用されていたはずのヴァルキュリア・シールドだろうか。内側になにか武器が仕込まれていそうなところまでそっくりだ。

 だがそれよりも目を引くのは背部バックパックである。不死鳥(フェニクス)を象徴する巨大な翼状(ウイング)スラスターはそのままに、さらに大型のブースターユニットが追加されているのだ。ナノラミネート塗料で黒に塗装され、鉄華団のマークと『ASW-G-37』の文字がデザインされているのが印象的だ。

 しかも円筒のブースターを取り囲むように長剣二本、砲身二本の計四つの大型武器が取り付けられている。まるで武器庫と表すほかない。

 

 それ以外にもサイドスカート部に武器がマウントされ、脚部にはミサイルポッド──にも見える複数のグレネード兵装が付いている有様。全体的に武装が増やされ、あたかもハリネズミのように武装が全身を覆っていた。

 

 隅から隅まで改修点を探し出そうと視線を走らせるジゼル。そんな彼女に整備長は平たいデバイスを一つ渡した。見ればそこには名称入力画面が表示されており、『GUNDAM PHOENIX』とまで入力されている。

 

「ご覧の通り、これは君の目の前に立っている機体の名前を登録する画面だ。ガンダム・フェニクスまではいいとして、後は自分で付けてくれたまえ。それともこちらで名付けてしまうかね?」

「いえ、結構です。ジゼルの方で既に考えてありますので」

 

 短く頷き、ジゼルがデバイスへと名前を打ち込む。画面の上を踊る白磁の指先に迷いはなく、すぐに登録を終えると整備長へと返却した。

 新たに付けられたフェニクスの名前。どんなものかと画面に目をやった整備長は一言、

 

「うぅむ……なんと読むのかなこれは? フ、フル、フッルーウウス?」

「フルースですよ。ジゼルの故郷の言葉です」

「フルース……知らない言葉だね。ちなみに意味を聞いても?」

 

 画面上に浮かぶ”HULLUUS”という文字を眺めながら整備長が問う。中々に読みづらい。

 

「意味は狂気です。ジゼルにはこれがピッタリだと思っていました」

「狂気とは……これまた穏やかではないね。だけどうむ、この馬鹿げた武装数のガンダムには相応しい名前かもしれないな!」

 

 断言できる。これほどまでに武装を積み込んだMSなどかつて存在しなかっただろうと。先人たちがメリットとデメリットを秤にかけて結局誰も実行しなかったことを、ついに整備長とフェニクスはやり遂げてしまったのだ。

 そのまま整備長は更にデバイスを操作し、画面を新たに切り替える。無数の文字が羅列した画面のままジゼルにデバイスを渡すと、完成したフェニクスフルースを眺めながら言ったのだ。

 

「それでは改めて君のMS、”ガンダム・フェニクス”改め”ガンダム・フェニクスフルース”のデータを確認してみてくれ!」

 

 言われるままデータに目を通すジゼル。そこに記載されていた内容は──

 

・──────────・

GUNDAM PHOENIX HULLUUS

型式番号】ASW-G-37

全高】18.6m

総重量】50.6t

武装

・背部ウイングスラスター内蔵式サブアーム ×4

・砲剣複合巨大兵装『カノンブレード』 ×1

 →四〇〇ミリ砲バスターアンカー

・高硬度レアアロイ・ロングブレード『フェネクス・ソード』 ×2

・三〇〇ミリ滑腔砲 ×1

・超長距離射撃用電磁投射砲(レールガン) ×1

・複合兵装防盾『スヴェル』 ×2

 →小口径機関砲 ×2

 →特殊超硬金属製ショートブレード ×2

・テイルブレード ×1

・一三〇ミリライフル ×1

・アサルトナイフ ×2

・膝部パイルバンカー『ニーバンカー』 ×2

・脚部三連グレネードポッド ×4

・脚部パワード・クロー ×2

・──────────・

 

「やっぱりとんでもない数の武器ですね……近接武器が七種類合計十二個に、遠距離武器が六種類合計十個ときましたか。全て使いこなすのは大変そうです」

 

 指折り数えながらフェニクスの武装数を確認していくジゼル。常の無表情が微かに崩れ、驚きとも喜びともつかぬ色が浮かび上がっている。それだけインパクトの強い武装数だったのだ。

 ひとまず目を通し終えたジゼルは改めてフェニクスへと視線をやった。初見でインパクトが強いのはやはり背部の翼とブースターユニットだが、よく見れば確かに全身に武装が施されているのが分かる。

 

「どこにどのような武器があるのか、ざっくりと解説してもらえますか?」

「もちろん構わないとも」

 

 快諾した整備長は背部に接続されたブースターユニットを指さした。大型の武器が四つ、円筒状のユニットを取り囲むように設置されている。

 

「高硬度レアアロイ製のロングブレードと三〇〇ミリ滑腔砲、それにレールガンはあそこに取りつけてある。レールガンの方は君が鹵獲したっていうあの黄色いレギンレイズ、アレの武器を流用したものだよ。ちょいと出力と強度を上げてあるから、フラウロス程とはいかずともそれなりにMSにも有効だ」

「それ以外は特別な要素はないと?」

「無いとも。シンプルイズベストってやつさ。ちなみにロングブレードと腕部の盾に命名したのは私だけど、気に入らないなら変更もできるよ」

「いえ、このままで構いません」

 

 別に名前など気にしないジゼルである。よほど珍妙な名称でもなければ変える気など微塵もない。面倒くさいのだ。

 さらに整備長は腕部と腰部、それに足元を連続で示していく。どれも武装が追加されているポイントだ。

 

「腕部のショートブレードだけど、バルバトスにこれから使おうと考えてる金属を試験的に流用してみた。とても硬いけど非常に軽いから使い方には要注意だ。あとブレードは機関砲と入れ替わりで出てくるから、使用の際には機関砲ごと回転させて刃を前に向けることを忘れずに」

「なるほど、バエル・ソードと同じ材質……頼もしいですね」

「どんどん行こう! アサルトナイフ二本と一三〇ミリ機関砲はサイドスカートに懸架してある。ちなみに後者は同じくレギンレイズのを流用させてもらったよ。テイルブレードは特に変更なし、膝にはこれまたバルバトスに導入予定の近距離用パイルバンカーを突っ込んだ! グレネードポッドはグシオンにもあるのを複数増設しただけだから、整備もそう難しくはないだろう」

 

 説明を聞く限り、フェニクスフルースの大量の武装はどれも専用装備ではなく流用、ないし元から考えていた武装の試験導入が多いらしい。だがそうでもなければこれほどの短期間に武装を取り付け、必要な改修まで済ませるなどどだい不可能な話ともいえるか。ジゼルとしても専用武器が欲しいと言うつもりは全くない。

 

「最後に鉤爪ことパワード・クローだけど、さすがに本体重量が増えたから今までの形状だと支障が出ると感じてね。前二本、後ろ一本だった爪の数をそれぞれ三本に増やした計六本とさせてもらったよ」

 

 「これがおおよその説明だけどどうかな?」と整備長の目線が訴えかけてくる。もちろんジゼルから贈るべき言葉など一つしかない。

 

「パーフェクトですよ。この短期間でよくここまでやってくれました。心から礼を言わせてください」

「なに、これくらいガンダム・フレームを弄れるなら安い仕事さ。それに褒めてくれるのは嬉しいけど、問題点がない訳でもないからね」

 

 言われずともさすがに分かる。これだけの機体、宇宙でなら扱えるが重力圏ではどうなることか。単純な機体重量増加による小回りの低下もあるだろうし、手札が増えれば咄嗟の判断力も要求される。ただ全身を武装で固めただけで色々な問題が噴出してしまうものなのだ。

 

「それでも扱ってみせますよ。こんなにも素晴らしい機体にしてもらったのです、扱えなければ嘘でしょう」

 

 嬉しそうに呟くジゼルをそっと整備長が見やる。

 

「……君がこの過剰兵装を以って何を成すのか、私に何かを言う権利はこれっぽっちもない。だけど力はあくまでも力でしかないんだ。願わくば良い方向に使ってくれることを祈ってるよ」

「ジゼルは欲張りですから、趣味も実益も追い求めてしまう人間なのです。大丈夫、そう悪い事には使いませんよ」

 

 穏やかに語るその口調、顔には微笑が浮かんでいる。

 だがしかし、やはりと言うべきなのか。その口ぶりもその笑みも、どうしようもなく不穏な空気を醸し出して仕方ないのだった。

 

 ◇

 

 宇宙空間を赤と金の流星が駆け抜ける。

 フェニクスフルースの巨大なブースターユニットから吐き出される青白い炎は暗闇を彩る軌跡と化し、ウイングスラスターも相まってすさまじい速度を機体へと齎す。常人には最早扱えないレベルの速度だが、阿頼耶識システムによる感覚操作が可能ならばその限りでもない。

 

 ましてこのパイロットは──ジゼル・アルムフェルトは人類の中でも最低最悪の殺人特化な存在なのだ。こと人を殺せる場面において無様を晒すなどあり得なかった。

 

 手に握ったのは巨大兵装ことカノンブレードを無造作に一薙ぎ。加速の乗った一撃は容易くユーゴ―の頭を割り砕き、内部のパイロット諸共に粉砕した。

 ついでウイングスラスターに内蔵されたサブアームを一つ展開、迷いなく電磁投射砲(レールガン)を選び取ると機銃を向けているマン・ロディへ発射する。二機のエイハブ・リアクターによる高出力の一撃にマン・ロディの装甲が大きく抉られ、あまりの一撃にたたらを踏んでいる合間にフェニクスが接近。腕部の盾『スヴェル』内側のショートブレードを展開すると一息にコクピットを刺し貫いた。

 

 それでもフェニクスは止まらない。まだ足りないとばかりにサブアームをもう一つ展開すると、今度は『フェネクス・ソード』と命名されたロングブレードを取り出す。電磁投射砲はブースターには戻さずスラスターの外側に設置された三本目のサブアームに掴ませた。この状態でも武装の使用は可能と聞いている。

 カノンブレードとロングブレードという大型武器二刀流による規格外の剣戟は、意図も容易く二機のMSの息の根を止めてしまう。残ったのは最初にカノンブレードによるバスターアンカーの一撃を受けた一機と、どうにか一撃でやられる事を阻止できた二機の合計三機だけだ。

 

「このフェニクスフルースすごいですね、さすがフェニクスの改修機。どの武装も使いやすいし、殺しやすい。良い武器を選んでくれたものです」

 

 あまりの歓喜にジゼルの口元が笑みに歪む。忘れてはならない。彼女の本性は未だ最低のまま、本心がどうあれ人殺しを楽しむ畜生の感性は一つとして損なわれていないのだから。

 残る三機はもはや風前の灯だった。それでも望みを捨てないとばかりに銃口を向けるが、フェニクスの速度が速すぎて掠りすらしない。

 急加速。急接近。そして背後まで接近された一機はパイルバンカーにより腰部を粉砕され、アサルトナイフを突き立てられたもう一機共々仲良く沈黙したのだ。

 

 ──蹂躙、殺戮、オーバーキル。この宙域における戦闘はそれが全てであった。

 

「さて、と……」

 

 加速を止めて停止したフェニクスのコクピットに赤銀の髪が舞う。一括りにされた長髪を軽く払いつつ、ジゼルは通信機のスイッチを入れた。目標は唯一破壊されておらず、パイロットも生き残っているマン・ロディだ。

 

「これからジゼルは弔い合戦に行くので、あなた方の母艦まで案内してもらえませんか? 承諾してくれるというなら、あなたの命だけは保証してあげましょう」

『案内されたとして、どうするつもりだ……?』

「もちろん全員殺します。だってほら、ジゼルにとっての──」

 

 そこで不意に言葉が途切れる。逡巡はほんの一呼吸分だけ、すぐジゼルは話を続けた。

 

()()()()を殺してくれましたからね。なら、敵討ちするのが筋というものでしょう? これでもジゼルは怒っているのです」

『……いいや、駄目だ。命は惜しいが、俺一人の為に仲間をむざむざ殺させてたまるもんか』

「そうですか、それは残念です。ならコクピットから降りてください」

 

 心底から惜しいと思う。この場面で仲間を取ったこのパイロットは人として光るものを持っている。例え傭兵として汚れ仕事に従事していようと、否定できない美点なのは間違いない。ジゼルとしても好ましく思える人間性だった。

 命じられるままマンロディのパイロットがコクピットから降りた。真空の闇にポツリと浮かぶちっぽけな人間、彼は諦めたかのように力なく漂っており──だからこそ殺し甲斐があると言えば、その通りでもあったのだ。

 

「慈悲です。一思いにここで殺してあげましょう」

 

 何の躊躇いも見せず、狂気の不死鳥(フェニクスフルース)はただの人間へと一三〇ミリライフルを突き付けたのだった。

 

 ◇

 

 全ての物事には、時間という鮮度が付きまとうものだ。

 例えどれほど旨味のある話だろうと、機を逸して腐らしてしまえば価値のない与太話になってしまう。あるいは僅かに行動を起こすのが遅れたせいで大損をするなど、商業の世界では日常茶飯事ともいえる事だった。

 

 ──故にジャスレイ・ドノミコルスの行動は常に迅速だ。もちろん情報収集の必要さは彼とてよく知っている。念入りな前準備が大切だということだって百も承知である。

 しかしだ、それを差し引いても機敏な動きとは他者を出し抜くために必要なファクターとも言えた。悠長に下準備を行っていたせいで好機を逃したとなれば笑い話にもなりはしない。やらずに後悔するよりも、実際に行動に移して推移を調整する方がよほど性に合っている。

 

 これがジャスレイの強みであり、同時に弱みでもあった。行動が早いぶん好機の到来を見逃すことはまず無いが、代わりに計画不足が露呈してしまうことも少なくない。それでもテイワズのナンバー2という立場まで成り上がれたのは、ひとえに掴んだチャンスをモノにする才覚と悪運あってのものだろう。

 

「で、そっちの首尾はどうよ? あの忌々しい糞団長は始末できたか?」

『それに関しては問題ない。任務の達成を示す報告は入ってきたよ。ただ……』

「おいおい、なんか問題あるってのか?」

 

 自宅のソファでくつろぎながら上機嫌にワインを嗜んでいるジャスレイは、通信機から聞こえてきた歯切れの悪い返答に眉を顰めた。

 彼、ジャスレイ・ドノミコルスと通信相手の傭兵団『ハウリング』の団長はかなり深い関係性である。あくまで経済的な強さに特化したジャスレイに対し、ハウリングは武力に秀でた傭兵団だ。その仕事も善悪を問わず利益さえあれば何でもやる。まさしくマフィアが抱えるにはうってつけの組織だった。

 これによってジャスレイは質の良い兵たちを手駒にでき、対価としてハウリング側も武器やMSを格安で入手できる。一定の信頼があるから表沙汰にはできない仕事を任せるのにも効果的だ。

 

『襲撃には念のため七人で向かわせたが、任務達成の通信以来連絡が途絶えた。いくら呼び掛けてもうんともすんとも言わねぇんだ』

 

 これまでも表裏の仕事問わず依頼をしてきたジャスレイだから、彼らの腕前は良く知っている。今回も「ほんの数日程度の準備期間で宇宙での襲撃してくれ」という無茶な依頼にみごと応えてくれたのだ。もはや実力も実行力も疑いようがない。

 そんな彼らの団員が七人も連絡が付かないという。あまり認めたくはないが、状況が状況だけに事実から目を逸らすわけにもいかなかった。

 

「おそらくは護衛だろうな。一人生意気な女が居るんだがよ、もしかしたらそいつが全滅させた可能性は高い」

『話に聞いていた、鉄華団三人目のガンダム・フレームの乗り手だったか。警戒すべきは鉄華団の悪魔のみ、残りは質と数で押せばどうにでもなると考えていたが……少々見通しが甘かったようだ。猛省しよう』

「そいつは良いが、アンタらはどうするよ? 俺としちゃあ依頼の仕事をしてくれて大満足だが、もしそいつが攻め込んできたら……」

『どうにかして逃げ延びてやるさ。幸いこっちにはまだMSが残ってんだ、どうにでもなる』

「頼むぜおい。さすがにアンタらが捕まったら俺としても大困りだからな」

 

 歳星内での暗殺は一切尻尾を見せなかったジャスレイだが、今回はそうもいかない。オルガ・イツカを抹殺するのにこのチャンスを逃せないと感じた彼は、迅速に行動すべく自らの名を持ち出してハウリングに掛け合った。余計な裏工作や回りくどい行動をしていれば、掴めるチャンスも掴めないと感じたからである。

 その判断が吉と出るか凶と出るか。果たして素早い行動のおかげで首尾よく鉄華団団長は宇宙へと散ってくれたが、代わりにジャスレイまで証拠を掴まれ糾弾されては意味がない。ハウリングの動向が彼にとっても生命線だった。

 

『っと、ちょうどいいタイミングで連絡が来やがった』

「なんだ、通信が繋がったのか?」

『おう、「我これより帰還する」って連絡文が届いた。さぁて、これが一体何を意味するのやら……』

「そんじゃ、ここらで切り上げておくぜ。これからも頼みたい仕事は山ほどあんだ、吉報を待ってるぜ」

『期待しときな、ジャスレイの旦那。そんじゃあな』

 

 プツンと通信が切れた。静けさを取り戻した室内で一人グラスを傾けるジャスレイの機嫌はやはり良い。どうであれオルガ・イツカを始末したのは事実なのだ。護衛の女が一人で奮戦したところで勝ち目があるのか。向こうは警戒していたが、案外本当にジゼルとやらを始末し終えただけかもしれない。

 

「そうさ、問題は何一つねぇ……俺はテイワズのナンバー2、ジャスレイ・ドノミコルスだぞ。こんくらいなんてこたねぇはず……」

 

 それでも、一抹の不安が彼の胸中を騒がせてしょうがなかったのである。

 




ジャスレイのスタンスと、彼が今回手を組んだ傭兵団『ハウリング』は本作独自の解釈です。オルフェンズ本編だと対鉄華団戦で雇っていた傭兵たちを元に、経済側のジャスレイの武力としてもう少し深い関係にあっても面白いかと考えました。

ちなみにHULLUUSとはフィンランド語で、ジゼルがいつもタイツを履いているのは雪国生まれの寒がりだからという裏設定があったりします。

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