ロクでなし魔術講師と二人の叛逆者   作:影龍 零

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皆さんこんにちは、影龍 零です。
ロクアカ読んでいるときに、セラが生きてたらという展開と
オリキャラ入れたら面白いんじゃね?という思いで書きました。

因みにオリ主は僕と友人で設定したので御了承下さい。

それでは、スタート!


プロローグ
一年前の出来事 序


「クッソ、キリがねぇ!!」紫色の髪の青年が叫んだ。

 

「早くグレン兄とセラ姉のところ行かねぇと、急ぐぞ!!」茶髪の青年が天使を破壊しながら叫ぶ。

 

「言われなくても!【力の支配】筋力強化、対象者、俺とタクス!行くぞ!」

紫色の髪の青年、ノラと茶髪の青年、タクスは迫り来る天使を破壊しながら、ひたすらに義兄である

グレン=レーダスと同僚のセラ=シルヴァースのもとに向かっていた。

 

 

「あーもう!ジャティスの野郎何考えてんだ?」

 

「それはあいつを捕まえてからだ、あと少しでグレン兄達んとこつくぞ。」

 

「わーったよ、ここを真っ直ぐいけ・・・ば・・・」

ノラが硬直した。

「どうしたん・・・な・・・」

それを見たタクスは不思議に思い、ノラが見ているほうに目を向けて絶句した。

「「セラ姉!!?」」

 

 

彼らの見る先には、血だまりの中で倒れているセラがいた。

ノラとタクスはすぐさま駆け寄った。

 

 

「まだ息はあるな、〈地に落ちし雫よ・結晶となり・我の手元へ〉」

白魔術【ブラッド・キープ】で血液を固体化したタクスはそれをポケットにしまった。

 

 

「よし、【力の支配】生命力増加、維持、対象者、セラ姉。」

 

「ノラ、どうする?【リヴァイバー】はここじゃできないぞ。」

 

「決まってる、セリカのところだ。セリカなら絶対治せる。タクス、俺がセラ姉運ぶから

道を作ってくれ。」

 

「あいよ、任された。最短ルートで行くぞ!」

 

「OK!セラ姉は死なせない!じゃなきゃ・・・」

 

「「グレン兄とセラ姉の結婚式が観れなくなる!」」

 

ここに人がいたら間違いなくずっこけるであろう。

だがそんなことは全く気にしない二人である、

現在進行形で育ての親のセリカ=アルフォネアの自宅に向かっていた。

 

 

□□□□

 

 

 

「とりゃりゃりゃりゃりゃーーーーーー!!!」

 

「この先を確か北西だ!そうすればーーーよしっ!見えたぞ!!」

 

タクスが大木を双剣(・・)で切りながら進み、ノラが指示を出す、

そうして進んで約1分ほど経過したところでセリカの家が見えた。

 

ノラは筋力強化を解除し、タクスは事前に詠唱していた

黒魔【ゲイル・ブロウ】をノラと自分が着地する直前で発動。

ふわりと着地したタクスはすぐさま玄関のドアを開け、セリカを探した。

 

「おーい!セリカーー!どこだーーー!」

 

ノラも家に入り、セリカを探す。

 

「セリカーー!いるんなら返事しろーー!」

 

すると、二階の奥から探していたセリカ本人が出てきた。

 

「ったく、そんなにデカい声出さなくても聞こえてるぞ~。」

 

そしてノラとタクスのところに来た。

 

「んで、どうしたん───ッ」

 

セリカはセラの様態を見て、二人が来た理由を察知した。

 

「何があった?」

 

「詳しいことは後で話す、すぐに【リヴァイバー】の準備を。」

 

「今は時間が惜しい、セリカ俺らは何をすればいい?」

 

「それじゃあノラは引き続き【力の支配】を、

タクスは私と【リヴァイバー】の準備をしてくれ。」

 

「「了解!」」

 

急いでセラをベッドに寝かし、セリカとタクスは【リヴァイバー】発動の魔法陣を描く。

その間ノラは【力の支配】でセラの生命力を維持し続けた。

 

「セリカ、あとどんくらいかかる?」

 

「もうすぐ・・・よしできたぞ。タクス、ノラにマナを送れ。

ノラがもう直ぐマナ切れになる。」

 

「分かった。」

 

タクスがノラにマナを送り【力の支配】を継続させる。

 

「よーし、そんじゃ始めるぞ~。〈治れ〉!」

 

たった一言、それだけで魔術が発動した。

みるみるうちにセラの顔に生気が戻っていく。

 

「タクス、お前セラの血液固体化してるんだろ?

入れるから液体に戻せ。ほら、ビンならあるぞ。」

 

「ハイハイ、〈結晶よ・元の雫へ・回帰せよ〉」

 

白魔【リムーブ・クリスタル】をタクスが唱えるとビンに入った結晶が液体に戻った。

それをセリカに渡すと、セリカはそれをまだ開いている傷口に流し込んだ。

やがて全ての傷が塞がると、セラは静かな寝息をたて始めた。

 

「もう大丈夫だ。目を覚ますのがいつかは分からんがな。」

 

「いや、十分だよ。ありがとう。」

 

「そうそう、やっぱセリカはすげぇぜ。」

 

「ハッハッハ、褒めても何もでないぞ?しっかし随分と必死だったな、

それだけセラが大事なのか?」

 

セリカが顔をにやけながら言う。

 

「ああ、それはね・・・」

 

「セラ姉が死ぬと・・・」

 

「「グレン兄とセラ姉の結婚式が観れなくなっちゃうから!」」

 

ノラとタクスが声を合わせて言うと、セリカは驚きつつ上機嫌な声になった。

 

「ほほう、ってことは私にも孫ができるのか~w いや~楽しみだな~w」

 

ふと、ノラが思ったことを口にした。

 

「そういや、グレン兄が帰って来たらセラ姉どうすんの?

多分グレン兄はセラ姉が死んだと思っているよ?」

 

「えっ、そうなのか?」

 

セリカが問うと、ノラが言った。

 

「俺らはグレン兄とセラ姉が心配になって駆けつけたんだ、

そしたらセラ姉だけ倒れていてグレン兄はいなかった。

グレン兄はセラ姉が死んだと勘違いしたまま行ったんだと思う。」

 

「うむ~そうか、どうするかね~?」

 

セリカとノラが思案していると、タクスが言った。

 

「セリカ、セリカの部屋でセラ姉を休ませれば?

流石に俺らやグレン兄の部屋じゃマズいし。」

 

「それもそうだな、じゃあグレンには黙っていよう。」

 

「なんで?」

 

「パニック起こしたらメンドクサイから。」

 

「「あ~・・・」」

 

 

 

 

──とそんなわけで、セラをセリカの寝室に移してそのまま寝かせた。

ノラとタクスは特務分室に戻り成果を報告、その際にグレンが特務分室を去ったこと、

グレンがジャティスを討ち取ったことを聞かされた。

 

任務が終わったということで、殉職したメンバーの葬儀は後日行われることとなり、

二人は帰路に着いた。




いやあ展開作るのむずい。
次はセラが目を覚ますところからです。
ではまた。
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