ロクでなし魔術講師と二人の叛逆者   作:影龍 零

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どうも、影龍 零です。

だいぶ間が空きましたすいません(土下座

ようやく三巻・四巻突入です
ではどうぞ


遠征学修旅行編
編入生?


よく晴れた早朝のこと。

ノラとタクスは寝不足げに半開きになっている目を擦りながら、ある待ち合わせ場所へと向かっていた。

二人は帝国宮廷魔導士団特務分室のメンバーであり、学生でもある。

特務分室は常に人員不足、様々な任務に駆り出される。

昨日は溜まりに溜まっていた任務の報告書を作成しなければならず、下校後すぐに特務分室へ飛んでいき膨大な量の報告書を作成していた。

ひたすら机にかじりついて作業を行い、終わった時には既に日付をまたいでいたのだ。

 

しかし、学院をサボったりしたらセリカに何をされるか分からない。

なので体に鞭を打って出てきた。

でも眠いものは眠いらしく、二人は二、三回程歩きながら眠っていた。

 

「あー・・・眠い。報告書書くだけなのに『終わるまで返さない』とか、どんなブラック労働だよ・・・」

 

「・・・言うなタクス、あそこで逃げ出したらアルベルトに何されたか・・・考えたくも無い」

 

「それでも期限に余裕あるものとか他人の報告書までやらせるか!?『学生も兼任しているんだ、このくらい出来るだろう?』って、俺らは其処まで体力も忍耐もねーよッ!これじゃあ幾ら授業中寝ても寝不足がとれない・・・」

 

膝をついてうなだれるタクスに周囲の視線が痛いほど刺さる。

さらっと授業はサボると言っている辺り、まだ余裕があるのだろう。

そんなこんなで歩く二人は漸く目的の場所に到着。

 

 

 

「あ、タクスにノラ、遅いわよー!五分遅刻!」

 

先に来て待っていたであろう二人の同級生にしてクラスメート────システィーナが腰に手を当てて立っており、その隣ではルミアが微笑みながら手を上品に振っている。

端から見たら男女構わず振り向き、二度見するくらい美しい容姿を持つ少女達と待ち合わせしている男子二名。

学院の男子が見たら舌打ち&嫉妬の目線&血涙案件だが、ノラもタクスもそんなことは頭の片隅にも持ち合わせていない。

 

 

「んー?きっちり待ち合わせ通りの時間の筈なんだけど・・・・・」

 

「・・・・お前一回膝突いて道のド真ん中でうなだれただろうが。それで遅れたんだよ」

 

「え、マジ?」

 

ノラはタクスの返答に溜め息をつき、割と強めの蹴りをスネにお見舞いした。

咄嗟のことにすぐに後ろに飛び退いたタクスだが、僅かに間に合わず爪先がスネにクリーンヒット。

 

「痛って!?なにすんだノラ!」

 

「理由は自分の行いを振り返れ」

 

「お前だってガン飛ばしてきた不良っぽい奴らに付いて行ってボッコボコにしてたじゃんか!人のこと言えねーだろ!?」

 

「・・・あれは不可抗力だ」

 

クルッと背を向けたノラにタクスのジト目が突き刺さる。

しかし、何故か視線の数が多い。

振り向くとシスティーナまでジト目で睨んでいた。

 

「ノラ・・・あなた何してるのよ?タクスよりもよっぽど遅刻する理由じゃない?」

 

「あ、あはは・・・・」

 

ルミアは苦笑いを漏らして見守っている。

 

魔術競技祭の後、四人はこうして毎日のように一緒に登下校している。

理由は登校する方向と時間がよく一致するので、どうせなら一緒に登校しようという結果になった────これは建て前で、実際はルミアの護衛である。

 

ルミアは『異能』によって追放された王族、エルミアナ=イェル=ケル=アルザーノ王女その人だ。

『天の智慧研究会』によって二度も命、もとい身柄を狙われた事実から、牽制の意味も含めて登下校の時に近くで見張っている。

これは今のようにノラとタクスだけの時もあるし、グレンとセラだけの時もある。

四人全員がいる時もあるため、時たま大御所帯になる。

ちなみに今日は────

 

 

 

「おー、お前ら。朝っぱらから仲が良いことで・・・」

 

「ふふっ、なんだか初々しいね?」

 

 

 

グレンとセラが歩いてきた。

今日はどうやら四人全員で護衛らしい。

二人は数歩後ろについて、四人と共に歩き出した。

この様子を見た事情を知らない講師達や生徒達から根も葉も無い噂を囁かれている。

ルミア、システィーナ、セラの三人は麗しい見た目であり、普段から側にいるノラ、タクス、グレンは好く者からは好かれ、嫌う者からはとことん嫌われる。

最も、三人は露ほども気にしていないが。

 

 

「そういえば、先生。今日は編入生がくるんですよね?」

 

「ああ、仲良くしてやってくれよ?」

 

「でも珍しいですよね、こんな時期に編入生だなんて・・・・・」

 

 

実はグレンとセラはリック学院長から誰が編入されるか知っている。

その人物は二人の元同僚である、帝国宮廷魔導士団特務分室のメンバー、ルミアの護衛として派遣されるとのこと。

ノラとタクスは知らない。

何故ならその日、二人は任務の為学院を休んでいたからだ。

なので、誰が来るのか予想し合って賭けをしている。

と、その時。

 

何かが物凄い勢いでこちらに走ってくるのが見えた。

ノラが訝しげに目を凝らすと、青髪に学院の制服を身にまとった女子生徒らしき人物だった。

これだけなら、遅刻か何かで慌てているのだろうと思える。

 

 

両手で大剣を担ぎながらでなければの話だが。

 

 

あまりに突然のことで、システィーナとルミアは硬直してしまう。

システィーナは秘密でグレンとセラに頼み込んで、魔術戦の特訓をしてもらっている。

だが、唐突な出来事と大剣の凶悪な輝きを目の当たりにした為か、どうしても身体が動かない。

 

スピードを全く緩めずに件の少女は迫ってくる。

少女を確認したノラとタクスはさり気なく二人を引っ張って横に移動させる。

この後の顛末を予想出来たからだ。

 

青髪の少女はダンッ!っと一際大きく地面を蹴って跳躍。

 

そのままシスティーナとルミアの頭上を飛び越え────

 

 

「えっ?」

 

 

「どぉぉわぁああああああーーーッ!?」

 

 

後方にいたグレン目掛けて大剣を振り下ろしてきた。

間一髪、グレンはそれを真剣白刃取りで受け止めることに成功。

思わずセラも目をパチクリさせる。

 

 

「な、な、なにしやがるんだテメェェエエエエエーーーーーッ!?」

 

涙目で膝をガクブルさせながら、グレンは青髪の少女に吠えかかった。

 

「・・・・会いたかった。グレン」

 

ぼそっと、大剣を振り下ろした少女は眠たげに細められた目で、そんなことを告げる。

 

 

「やかましい!質問に答えやがれリィエル!なんでいきなり切りかかってきやがった!?」

 

「挨拶」

 

「挨拶だとぅ!?テメェ、挨拶という言葉を辞書で百万回くらい調べてきやがれ!」

 

 

すると少女──リィエルが不思議そうに首を傾げる。

それを見たセラがリィエルに近づき声をかける。

 

「リィエルちゃん、それってアルベルト君から教わったの?」

 

「ん、そう。久方の戦友にはこうしろって」

 

「アイツの仕業かッ!?くっそぉアルベルトのやつ、そこまで俺が嫌いか!?覚えてやがれチクショー!?」

 

「痛い、止めてー」

 

喚きながらリィエルにヘッドロックをグリグリかます。

曖昧に笑いながらグレンの肩をセラは叩く。

 

どうにも刺客とかそういう雰囲気では無いようだった。

 

 

 

 

 

□□□□

 

 

 

 

 

ルミアが近づいてグレンにリィエルのことを尋ねてきたので、これ幸いと説明した。

要約すると、

 

・リィエルが噂の編入生。

 

・本当は帝国政府が派遣してきたルミアの護衛。

 

ルミアがリィエルに近づいて挨拶すると、

 

「・・・・・ん。任せて」

 

少しばかり胸を張って、無表情で告げる。

 

「グレンは私が守る」

 

「え?」

 

「・・・・・は?」

 

意味不明なことを当然のように言い放ったリィエルに、システィーナとルミアは目を点にし────

 

 

「俺じゃねぇぇえええええーーーッ!?俺を守ってどうすんだ、このドアホッ!?」

 

「あはは・・・・・」

 

こめかみを拳でぐりぐり抉るグレン。

相変わらずの感じにセラは乾いた笑みを浮かべるしか無い。

 

「あのなぁ!お前が守るのは俺じゃなくてこいつだ!この金髪の可愛い可愛いルミアちゃんな!?オーケイッ!?」

 

「・・・・なんで?」

 

「なんでじゃねぇよ!?作戦説明受けなかったのか、お前!?」

 

「?よくわからないけど・・・私はルミア?よりもグレンを守りたい」

 

「リィエルちゃん・・・・その要望は通らないと思うよ?」

 

心身の苦労が倍どころか四倍になるかもしれなくなることで、グレンは肩を落としてうなだれる。

と、リィエルが思い出したようにノラとタクスに近づいてきた。

 

「どした?俺らに用?」

 

「これを渡せってアルベルトに言われた」

 

そう言って渡してきたのは一通の手紙だった。

疑問を抱きつつもそれを開け、中身を読む。

 

 

『ノラ、タクス。

 リィエルを護衛として派遣したが、これは囮だ。

 杜撰な護衛がつくことで、襲撃も杜撰なものになることを期待したが故の人選だ。

 本命の護衛は俺とエルシアになっている──といっても、遠くからの監視程度だが。

 読んだ後は速やかにこの手紙は燃やせ。

 後でグレンとセラにもこの内容を話してくれると助かる。

 

 

  追記  リィエルには気をつけろ。                     』

 

 

 

ノラとタクスは顔を見合わせ、政府の考えに納得がいった様子で頷いた。

基本、リィエルは魔術師らしからぬ接近戦を得意とする。

しかし、普段の行いから猪突猛進、ナチュラルボーン破壊神、一緒に任務につきたくない同僚万年ナンバーワン、‘作戦なんて要らない、だってリィエルがいるから’などだいぶ不名誉な渾名が幾つもつけられた事実も有する問題児だ。

そんな杜撰という言葉を具現化したような者が護衛につけば、襲撃もこれまでと対処方法が違ってくるという期待の話にも頷ける。

 

「そういやリィエル、お前はこれ読んだのか?」

 

タクスが顔を上げて尋ねると、リィエルは不思議そうに首を傾げた。

 

「・・・それ?」

 

「・・・いや、これ以外何があるんだよ・・・」

 

「なんかエルシアに読んじゃダメって言われた。だから読んでない」

 

「あー、うん、なる程・・・・」

 

返答の内容にタクスが少し濁した言葉になってしまう。

 

「・・・・・?どうしたの?」

 

「うんにゃ、別に何もないぞ~」

 

すぐ手をヒラヒラと振って話題を終わらせる。

リィエルの事情は特務分室のメンバーなら例外なく知っている為、リィエルに教えるようなことはしない。

それがリィエルにとってどう影響するかわからないから。

 

 

 

 

 

□□□□

 

 

 

 

 

 

「つーわけで、今日からお前らの学友になるリィエル=レイフォードだ。まあ、仲良くしてやってくれ」

 

場所が変わり、教室にリィエルを伴い紹介すると、おお、と声が上がった。

特に男子は色めき立っている。

 

リィエルの容姿は年齢以上に童顔かつ小柄で、どこか幼く見える。

髪は珍しい淡青色、瑠璃色の瞳は眠たげに細められ感情の色は一切ない。

しかし端麗な相貌と無駄な身じろぎがないことから、『人形』という評価がとても良く似合う。

 

案の定、男子生徒を中心にクラスがざわめく。

確かに黙っていればリィエルは文句無しの美少女だ。

・・・あくまで黙っていればだが。

 

「んじゃ、リィエル。なんか自己紹介宜しく」

 

グレンがリィエルに自己紹介を催促するが。

 

 

 

「・・・・・・・・・」

 

 

 

リィエルは沈黙を貫き通したまま。

 

「・・・リィエルちゃん、何か自分を紹介出来ることを話して欲しいな?」

 

「・・・どうして?私のことを紹介してどうするの?」

 

「えっとね、こういう時はお決まりみたいな感じなんだ」

 

「・・・・・そう。わかった」

 

微かに頷いたリィエルが向き直って口を開く。

 

 

「・・・・・・リィエル=レイフォード」

 

 

一言呟いてペコリと頭を下げる。

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

再び場を支配する沈黙。

 

 

「・・・えっと、リィエルちゃん。もしかして、終わり?」

 

セラの確認に頷いて返すリィエル。

流石に見ていられない、そう思ったセラはリィエルに何か囁いた。

 

 

 

「・・・・将来、帝国軍への入隊を目指して学院にやってきた。出身地は・・・ええと、イテリア地方・・・。年齢は多分、十五。趣味は・・・読書?」

 

取り繕い感が漂う自己紹介だが、そこまで変でもないお陰かクラスは納得した雰囲気に包まれた。

 

(サンキュー、白犬。助かった)

 

心の中でサムズアップをセラに送るグレン。

そのままの流れで話を進めようとする。

 

 

「よ~しお前ら、リィエルと仲良くしろよ?では早速授業を・・・・・」

 

「一つだけ、よろしいでしょうか?」

 

ツインテールのお嬢様、ウェンディが手を挙げる。

 

(わたくし)、リィエルさんに質問がありますわ。発言よろしくって?」

 

「・・・・ん。なんでも聞いて」

 

即座に返答するリィエル。

 

「差し障りなければ教えていただきたいのですけれど、貴女、イテリア地方から来たって仰いましたが、御家族の方はどうされていますの?」

 

 

自己紹介に対する質問としては、ごく普通のものだ。

しかし、その言葉にグレンとセラは目を微かに見開き、リィエルとノラ、タクスは眉を少し動かす。

 

「「!」」

 

「「・・・・・」」

 

「・・・・・家族?」

 

少し間を空ける。

 

 

「・・・・兄が、いたけど・・・・・・」

 

 

「まぁ、お兄様が。ふふっ、貴女のお兄様は今どのような事を?」

 

ウェンディが微笑みながらリィエルに問いかける。

だが何故か、リィエルは虚を突かれたような表情になって硬直し───

 

 

「・・・兄の、名前は・・・・・・」

 

こめかみに手を当て、迷うように唇を動かそうとして・・・・・・

 

「名、前・・・・兄の、名前、は・・・・・・」

 

それでもリィエルは、どこか苦しげに俯いて、名前を言い淀む。

 

 

「すまん。こいつには今、身寄りが居なくてな。家族の質問だけは避けてやってくれ」

 

珍しく深刻な表情のグレンが待ったをかける。

隣のセラも悲しげな表情だ。

 

 

「えっ!?そんな・・・・でも、確かに『いる』じゃなく『いた』と・・・・・も、申し訳御座いませんわ、リィエルさん。私ったら何も知らなくって・・・決してそんなつもりは・・・・・・」

 

 

恐縮した様子で、ウェンディが謝罪する。

 

 

「・・・・大丈夫、問題無い」

 

 

どこか納得いかないような、戸惑っているような表情が見え隠れしているが、リィエルはポツリとそう呟いた。

 

 

「じゃ、じゃあさ!」

 

 

クラスの雰囲気を吹き飛ばそうと、勇者が手を挙げた。

クラスの兄貴分、カッシュである。

 

 

「リィエルちゃんとグレン先生って、どういう関係なんですか?なんか知り合いっぽいし、すげぇ親しそうだし、是非とも教えて貰いたいなぁ?」

 

この質問にクラスがまた喧騒に包まれ始める。

クラス全員の胸中(特に男子)を代弁した質問。

 

「・・・・わたしとグレンの関係?」

 

 

リィエルが首を傾げる中、グレンはどう切り抜けるか知恵を絞っている。

 

(うーん、ここはだいぶベタだが、遠い親戚で押し通すか?)

 

内心焦っているグレンをよそに、リィエルは口を開き────

 

 

 

「グレンは私のすべて。私はグレンの為に生きると決めた」

 

 

 

衝撃な爆弾発言を落っことした。

 

 

 

「「「「きゃああああああーーーーーッ!!大胆ーーーッ!!!」」」」

 

 

「「「「もう失恋だぁあああああーーーーーーーッ!!!?」」」」

 

 

 

 

女子生徒の黄色い声と男子生徒の悲鳴が上がり、教室はものの見事に大混乱。

 

 

「ちょっ!?何言っちゃってくれてんのぉぉぉおおおおーーーッ!?」

 

 

 

「先生と生徒の禁断の関係よ~~ッ!きゃーっ!きゃーっ!」

 

「せ、先生とあろう者が・・・これは問題!問題ですわーーっ!」

 

「先生・・・生徒とデキているのは、倫理的に如何なものかと」

 

「ちくしょう、先生よぉ・・・アンタのことはなんだかんだで尊敬してたが・・・・キレちまったよ・・・・久々になぁ・・・・表出ろやぁああああああーーーーーッ!?(号泣)」

 

「夜道、背中に気をつけろやぁああああああーーーーーッ!?(号泣)」

 

 

 

生徒達は各々の想像の翼を盛大に羽ばたかせ、言いたい放題の大騒ぎ。

 

 

「だぁああ、クソッ!お前ら少し落ち着け!これはリィエルが勝手に言ったことで、これっぽっちも本当じゃあ──────!?」

 

 

グレンは弁明しようと声を張り上げた途端、隣から凄まじい悪寒と殺気が向けられて固まる。

恐る恐る、それこそ油切れかけの機械のように首を回し、そちらを見ると────

 

 

 

「・・・うふふふふふふふふフフフフフフ、ネェ、グレンクン?」

 

 

 

目が全く笑っておらずハイライトが消え、周囲が凍てつくような冷気を出しながら笑みを浮かべているセラがこちらを見ていた。

 

 

 

「えっ、あ、あの・・・セラ、さん?これは、貴女もご存知の通りの筈で・・・・・・」

 

「ダイジョウブダヨ?イタミハイッシュンダカラ、ネ?」

 

「ひぃぃいいいいいーーーーーッ!?ノラーッ!?タクスーッ!?ヘルプミーーーッ!?」

 

「ちょっ、こっちくんなグレン兄!」

 

「セラ姉の背後に風神が見えるのだが・・・・・」

 

 

周囲に風を吹き荒らしながら迫ってくるセラ、彼女に共鳴しているのか、背後の風神も恐ろしく笑っている。

グレンが助けを求めて義弟達向けてダッシュ、義弟達は全力で逃亡。

 

 

事の発端のリィエルは修羅場と化した教室で不思議そうに首を傾げたという・・・・・・




できるだけ早く投稿したいです。

ではまた

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