セラは原作でも出番が回想シーンでしかないため、書くのは大変でした。
セラは生存させるべきだったと思う人は俺だけじゃあ無いはず。
ではどうぞ。
「うーん…」
私が目を覚ますと、見知らぬ場所にいた。
「あれ・・・ここは・・・?私は確か・・・」
──死んだはず、そう言おうとした時、声がかかった。
「おはよう、良く眠れたか?」
振り返って見ると、綺麗な女の人がいた。
というよりその人は──
「セリカ・・・さん?どうして・・・」
「どうしてって、ここはそもそも私の家だぞ?
まあ、居候が3人いるがな。」
セリカさんは笑いながら言った。
でも、疑問がいくつもあった。
「あの、セリカさん、私は何でここにいるんですか?
それに何で私は生きているんですか?」
「分かった分かった。順番に話すから落ち着いて聞けよ。」
それからセリカさんは、私が死にかけていたこと、
そこをノラ君とタクス君が助けてくれたこと、
グレン君が特務分室を辞めたことなどを教えてくれた。
「そんなことが・・・セリカさん、私はどのくらい眠っていたんですか?」
「丸2日だ、傷なんかは完治してるが血が少し足りなくてね。
血が元の量に戻るまで時間がかかったのさ。」
「丸2日かぁ、ちょっと恥ずかしいです・・・」
「まあ気にすんな、2日前のお前は死にかけだったんだ。
意志に関係なく体が休みたがるのは当然のことだろう?」
「それもそうですね。」
そうだ、今は生きていることに感謝しなきゃ。
まだ私の夢を叶えてないし、なによりグレン君にも会いたいなぁ~。
「お?セラ、そんなにグレンのやつに会いたいか?」
「えっ、な、何で分かったんですか!?」
「そりゃあ顔見れば全部分かるぞ?ったくグレンのやつ、
こいつならお前が守りたいのも納得だわな!」
アッハッハと笑うセリカさん。
なんだか恥ずかしいな~…
──そういえば、グレン君はどこにいるんだろう?
「あの、セリカさん。その・・・グレン君はどこにいるんですか?」
「グレンか?あいつなら今頃二階で眠っているだろうよ。」
「え・・・?」
グレン君がここにいる?えっ、えぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!?
まさか、私が寝ているところ見られたり・・・
もしそうなら、うぅ~恥ずかしいよ~…
「まあまあそう慌てんな、グレンにはお前がいることは黙っている。
ノラとタクスと話し合って決めたことだしな。
あ、言い忘れてたがノラとタクスもここに住んでいるぞ。
あいつらはグレンの義弟だしな。あとでちゃんとお礼言っとけよ~。」
そういえばグレン君も言ってたっけ、
──【ノラとタクスは俺の
マジで凄えんだぜ?流石俺の義弟達だな!】──
ふふっ、あの二人のこと話すときのグレン君の目は本当に輝いていたなぁ~。
また二人とも話す機会があるし──
「「ただいま~~」」
「お、噂をすればなんとやらだな。」
「セリカ~、セラ姉は・・・あっ、目が覚めたんだね。おはよう、セラ姉。」
「ふふっ、おはようタクス君。ノラ君は?」
「ああ、ノラならコーヒーと紅茶淹れに行ったよ。」
「へー、ノラ君って紅茶とか淹れられるんだ。」
「あいつの淹れるコーヒーと紅茶は格別だぜ?
セラ姉もビックリすると思うな。」
「それは楽しみだな~。」
「皆~、コーヒーと紅茶出来たぞ~。」
「お、きたきた。俺コーヒーな。」
「私は紅茶だな。」
「じゃあ私も紅茶で。」
「ハイハイ、今配るから待ってろ。」
「いい香りだね、この紅茶。」
「だろ、良い茶葉があったからそれを使ったんだ。
コーヒーも結構レアな豆だぜ?あ、菓子もあるから食べてみてくれ。
今回は自信作だ、シェフの俺が保証する!」
「それじゃお言葉に甘えて、」
「「「いただきます!」」」
「どうぞ召し上がれ。」
「うーん、美味しい!ノラ君って料理はいつもやるの?」
「うん、全員分の料理はいつも俺が担当しているよ、
掃除はタクスが上手いからタクスが担当。
セリカはそれ以外の家事をやってるんだ。」
「あれ?グレン君は?」
「グレン兄は・・・」
「グレンのやつなら毎日食っちゃ寝ばっかしてるぞ。
義弟達はちゃんと家事をやってるっていうのに・・・」
「ええぇ!グレン君ってばもう!」
自分のことは自分でしないと!本当に世話が焼けるな~。
「それはそうとセラ、お前に相談がある。」
「なんですか?セリカさん。」
「お前・・・ここに住まないか?」
「え、いいんですか!?」
「ああ、ノラとタクスも賛成しているしな。
グレンの意見は別にいいだろということで黙っている。
でも家事とかはしてもらうぞ?セラがいれば私も楽だしな!」
「はっはい、頑張ります!」
グレン君と一緒か~、よしっ私がしっかりしなくちゃね!
「セラ姉嬉しそうだな~」
「それぐらいグレン兄と一緒に暮らせるのが嬉しいんだろ。」
「あ、分かっちゃう?」
「「そりゃあな!」」
「アッハッハッハ!まあよろしく頼むぞ?」
~二階~
「Zzz・・・んあ?セラの声が聞こえた気が・・・
まあ気のせいか。Zzz・・・」
~1週間後~
「お~、随分家事が早く出来るようになったな。」
「そ、そうですか?」
「うんうん!洗濯とかこの家で一番早いと思うよ?」
「料理も店で出せるレベルだし・・・
今度セラ姉の故郷の味教えてくんない?」
「うん、いいよ。それにしても二人は最初から手伝いとかしてたの?」
「いいや、こいつらも最初はグレンみたいなやつだったぞ?」
「え?じゃあなんで今は手伝いをしてるんですか?」
「ああ、それはだな・・・」
~2年前~
「オイ、ノラにタクス。いい加減部屋ぐらい片付けてくれ。」
「まあいいじゃないセリカ、俺達とセリカの仲なんだし。」
「そうだよ。何も俺らがやんなくたって困るわけでも・・・」
「〈
セリカが呪文を口早に唱えると、ノラとタクスの間を光の波動が駆け抜け、
壁やらなんやらを消し飛ばした。
「へ・ん・じ・は・?」
「「すいませんでした!真面目に家事するので勘弁してください!!」」
二人はセリカの
「・・・とまあこんなことがあったんだ。」
「あ、あはは・・・それなら誰でもしそうですね。」
「だろ?我ながら素晴らしい考えだ!」
「「俺らにとっちゃ最悪の脅しだったよ!!!」」
「それについてはドンマイだよ二人共?」
「いやいやセラ姉、下手すりゃ俺ら天国行きだったんだぜ?」
「それはお前らが100%悪い。ちゃんとしていれば
私もあれをぶっ放そうとは思わなかったしな。」
「うっ・・・納得いかないけど反論も出来ない!」
「さて、話は変わるがセラ、そろそろグレンのやつに
会ってもいいんじゃないか?」
「それもそうですね。家事も一通りこなせるようになったし。」
これはセラがセリカに
「グレン君に会う前に家事を一通り覚えたい。」
と言ったからである。
セリカやその場にいたノラとタクスは内心笑いながら、
というかセリカは大笑いしながらOKを出した。
ちなみになぜグレンにバレていないかというと、
セリカが即興で作った白魔【セルフ・インビンシブル】で
セラの姿をグレンのみ見えなくさせたからだ。
なのでグレン以外には見える。
「じゃあ今夜はセラの歓迎パーティーだな。」
「ハイハイ、俺は食材でも買ってくるかな。」
「あ、俺も行く行く!夕方ぐらいには帰るね~。」
「いや時間指定すんなよ・・・」
「まあまあいいじゃないか、それにノラって
一度出掛けると4時間は帰ってこねーじゃん。」
「それは食材買ったり、生活用品の補充したり、
絡んできた不良を完膚なきまでに叩き潰したりしてるからだ。」
「うん最後のは絶対いらないだろ!」
──などと話しながらノラとタクスは出掛けて行った。
「ったくノラは・・・。
ああセラ、グレンの部屋は二階の隅にあるからな。
じゃ、私も装飾品買ってくるかな~。」
セリカも後を追うように出掛けた。
「あ、皆行っちゃった・・・」
セラはセリカからもらった家の間取り図を既に覚えていたので、
グレンの部屋がどこなのかは言われなくても分かっていた。
分かっていたのだが・・・
(やっぱり緊張するなぁ~)
(でもグレン君にまた会えるんだよね・・・それが今はとても嬉しい)
(よしっ!思い切っていこう!)
セラは意を決し、グレンのいる部屋へと向かった。
原作何度見てもセラはグレンの最高のパートナーだと思う!!!(つд`)