ロクでなし魔術講師と二人の叛逆者   作:影龍 零

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どうも。影龍 零です。


『デート・ア・ライブ』の最終巻を4月10日に読んで感動しつつ、言い表せない喪失感と満足感を感じていました。
私にとって始まりの一冊だった『デート』の完結はさみしかったですが、同時に一番の『感動』を味わうことが出来ました。


では、どうぞ。


楽しいひと時。そして・・・・

男たちの信念をかけた______もとい、馬鹿らしい乱闘から明けた翌日。

 

青い空、燦々と照りつける太陽、汚れなき白い砂浜。

清らかに千差万別に変化する波の色。

 

そんなサイネリア島ビーチに、グレン率いる二組の生徒達の姿があった。

 

「え、『楽園(エデン)』はここにあったのか・・・・・・ッ!?」

 

「焦らずとも『楽園(エデン)』は自ずと俺達の前に現れる・・・全て先生の言う通りでした・・・」

 

「ごめんなさい・・・先生・・・・俺達が間違ってました・・・・・」

 

「・・・くだらないこと言ってる暇があるなら少しこっちも手伝え、コラ」

 

カッシュを筆頭とした男子生徒達が女子生徒達の水着姿を拝んで感涙の涙を流している中、白と青の紋様が描かれた海パンと黒いビーチサンダルを履き、夜色のパーカーを羽織ったノラがBBQの準備を片手間にしつつ釘を刺した。

 

「いや、いいじゃねぇかこのくらい。海の醍醐味の一つだと俺は思うぞ」

 

「・・・泳ぎもせず、砂浜でも騒がず、ただ水着姿を拝むその思考は俺には理解できない」

 

「ノラって結構堅物なんだな・・・・」

 

途中からやって来たグレンの反論を一蹴する物言いにロッドが思わずそう零す。

グレンの格好はいつものシャツにズボンにクラバット、ローブをだらしなく肩に引っ掛けている。

 

「ところで、タクスはどこにいるんだ?さっきから見当たらないが・・・」

 

グレンが辺りをキョロキョロと見回すが、愚弟その2(タクス)の姿はない。

 

「・・・アイツならBBQで使う食材を獲りに行ってる」

 

「食材?魚とかか?」

 

黙って頷くノラにグレンはどうでも良さげにうんうんと首肯するが、内心では________________

 

(よっしゃぁぁぁぁぁああああ!昼はセラが作ってくれているとは言え、家じゃセリカがいるせいでマトモに食えてねぇ・・・・ここで何とか食い溜めしとかねぇと・・・・!?)

 

________羨ましくもちょっと同情する事情があった。

グレンはセラのお陰もあってか学院内でのミスはそこまで多くもないが、それでも減給処分をくらうことがあり、セリカも

 

『就職したんだから食費ぐらいは払え。下宿代をとらないだけ有り難いと思うんだな』

 

と、取り付く島もない。

 

「ま、BBQも夏の風物詩だしいいんじゃねーの?俺は昨日の傷が痛いから寝る」

 

ノラとタクスの加勢もあり二、三時間ほどで生徒達を鎮圧することが出来たが、それでも幽鬼のように起き上がって向かってくる男子を相手取るのは中々に大変なものだ。

固有魔術(オリジナル)の【愚者の世界】を使えばすぐにでも鎮圧自体は出来たが、帝国軍時代の魔術を使わない辺り、グレンの人の良さがにじみでているのだろう。

 

「あはは・・・すんません」

 

「ったく、本気できやがって・・・たかが【ショック・ボルト】なのに恐怖を感じたぞ?」

 

怨み言に何の反論も浮かばないようだ。

 

「まぁ、いい。今日一日は自由時間だ・・・昼になったら起こしてくれ・・・ふぁ・・・・」

 

「わかりました!先生!」

 

男子生徒が勢い良く海へとかけていく。

だが、ギィブルだけは制服姿でヤシの木の木陰で読書している。

 

「せっかくの自由時間だってのにお前は・・・もうちっと肩の力抜けよ・・・・」

 

「・・・・・・ふん、余計なお世話です」

 

ギィブルはそのまま教科書に没頭してしまった。

 

「やれやれ」

 

「・・・おい手伝ってくれグレン兄」

 

とやかくは言わず、グレンも眠りに入ろうとする。

愚弟その1(ノラ)が何か言っているが、気にも留めない。

その時だ。

 

「先生~」

 

「ん?」

 

誰かが駆け寄ってくる気配。

誰なのかは声で分かる二人だったが、一応確認する。

やって来たのは、手を振りながら駆け寄ってくるルミアと、リィエルの手を引きながらこれまたやって来るシスティーナ、そしてこちらに気付いて駆け寄ってくるセラ。

いつものメンバーだった。

 

「・・・海で泳いでいたんじゃないのか?」

 

「うん!でも泳ぎ疲れちゃったから戻って来たんだ~。それはそうとノラ君、この水着どうかな?」

 

くるりとノラの前でルミアが回ってみせる。

青と白のストライプ柄のビキニが、優美な曲線を描くボディラインをさらに美しく、艶かしくみせる。

そして童顔なこともあり、そのアンバランスさが得も言われぬ魅力を醸し出している。

 

「・・・まぁ、よく似合ってるんじゃないか?」

 

「えへへ、ありがとう!」

 

相も変わらず無表情に答えるだけのノラだが、それでも嬉しそうに笑うルミア。

その反面、システィーナはどこか残念そうにしている。

 

「・・・安心しろ。タクスならもうすぐ来るぞ」

 

「んなっ!?わ、私はそんな事思ってなんて______」

 

「俺がどうかしたか?」

 

「わきゃあ!?!?」

 

慌てて振り返ると、魚や貝、海老が入った網を複数抱えたタクスがいた。

黒を基調とし黄色の線が入ったラッシュガードに、ノラと同じ海パンを履いている。

どうやら食材を獲り終わって戻って来たようだ。

 

「ん?システィ、その水着・・・」

 

「な、何よ・・・」

 

身体を腕で抱くように隠し、身じろぎするシスティーナ。

腰に巻かれた花柄のパレオがお洒落な、セパレートの水着が、彼女の控えめなカーブのラインが清楚な、スレンダーなその肢体を彩る。

ルミアに負けず劣らずの魅力だ。

 

「へぇ、似合ってるじゃん!スッゲー可愛い」

 

「う、うるさいわね!別にあなたに見せるために買った訳じゃ____」

 

ストレートなタクスの賛美に、システィーナは頭がショートしたように顔を真っ赤にさせていた。

その光景をグレンは、口の中が甘くなる感覚を覚えながら眺めていた。

と、肩をつんつんとつつかれる。

振り返ってみると、不機嫌そうに頬を膨らませたセラがいた。

雄大な草原を彷彿とさせる、ライトグリーンのパレオの水着姿。

彼女の精霊のような容姿も相まって、上品な美しさを放っている。

グレンは自分の顔が図らずも赤くなるのを感じた。

 

「あ~・・・その、なんだ・・・・・似合ってるぞ。・・・スゲェ可愛い」

 

「っっっ!?!?あ、ありがと・・・・・」

 

少々ぶっきらぼうながらも褒めるグレンと、ほんのり頬を赤らめてもじもじするセラ。

どちらかというとこっちの方が砂糖を吐きそうになる。

現にシスティーナとルミアは口の中が妙に甘く感じている。

ノラとタクス?見慣れてるからどうもしてない。

すると、リィエルがグレンに一歩歩み寄り、意味ありげに凝視してきた。

今のリィエルは濃紺のワンピース水着、有り体に言えば水泳教練用の水着だ。

 

 

「ん?どうしたリィエル」

 

「………」

 

「…いや、言わなきゃ分かんねーよ」

 

何も言わずに胸を張るだけなので、グレンはいまいち意図が読み取れない。

 

「………なんでもない」

 

悲しげに引き下がったリィエルを見て首を傾げるグレンだが、複数の視線を感じたので振り返ると、セラとシスティーナがジト目で、ルミアが

苦笑気味に見ていた。

 

「え、何?俺なんかした?」

 

グレンが問いかけるが、女性陣は何も言わない。

やがて視線に耐えられなくなったのか、グレンはせきばらい咳払いと共に話を逸らすことにした。

 

「んんっ!で?お前らどうした?向こうで遊んでたんじゃないか?」

 

「あ、はい。今からビーチバレーをやろうと思うんですけど、先生達もどうですか?」

 

「ビーチバレーねぇ~・・・」

 

グレンは如何にも面倒な様子だが。

 

「マジ?やろうやろう!ノラもいこうぜ!」

 

「・・・いや、俺は「固いこと言ってないで行くぞー!」ちょ、おい首締まる首締まる!!」

 

「おいタクス待って!俺結構身体痛いんだけどなー!?だから「別に大丈夫だろ!」やめ、離せーーッ!?」

 

タクスが意気揚々とノラとグレンの首根っこを掴んでかけていった。

その光景に三人は顔を見合わせて、すぐに呆れ顔、もしくは苦笑を漏らした。

 

「・・・・・?」

 

リィエルは相も変わらず首を傾げるだけだったが。

 

 

 

 

□□□

 

 

 

ビーチバレーを明らかにやる気がない、そういう言動だったグレンだったが。

 

 

「どぉおおりゃぁぁああああああーーーーーッ!?!?」

 

めっちゃノリノリで楽しんでいた。

グレンの気合いと共に放たれたスパイクが、相手コートに弾丸の如く迫る。

瞬間、弾かれたようにタクスが着地点を予想、スライディングの要領でボールを拾う。

 

「リィエル!」

 

そのボールをシスティーナが上手い具合に天高くトス。

やる気なさげにリィエルが飛び上がり____

 

「えい」

 

気が抜ける声と裏腹に、ドゴムッ!とボールがひしゃげる鈍い音。

放たれたボールは盛大な砂柱をあげ、グレン陣営のコートにめり込んでいた。

 

「・・・どうしろって?」

 

「うーん、リィエルちゃんがここまで強いなんてね・・・」

 

顔を引きつらせるグレン。

セラも眼前の光景故か冷や汗がでる。

 

「よっしゃあ得点!やれば出来るなリィエル!」

 

「ええ!この調子なら勝てるわ!」

 

グレン陣営のお通夜状態とは裏腹に、タクス陣営はリィエルを中心にして大はしゃぎだ。

 

「くそッ!あんなハエ叩きみたいな動作で、どうやってあんな力が・・・・ッ!?」

 

乗り気でなかった筈のギィブルも、試合を重ねるうちにのめりこんだらしい。

悔しそうに舌打ちする。

 

「・・・先生方!僕が全力でボールを拾うから、いい加減に決めてくださいッ!!この体たらくで、本当に僕らの恩師ですかッ!?」

 

「・・・へっ、言うじゃねぇか」

 

「うん、頑張ろう!」

 

魔術師の性か、やはり勝負事には熱くなるのだろう。

これは誰であっても例外はない。

 

「勝負は、これからだ」

 

グレンが再開の合図と共に、サーブをあげた。

 

 

□□□

 

 

「よし!決めろリィエル!」

 

「えい」

 

絶妙な高さに打ち上げられたトスから放たれるリィエルの殺人スパイク。

 

 

「く_________《見えざる手よ》_____ッ!!」

 

一直線に迫る砲弾に対し、ギィブルは全力で白魔【サイ・エレキネシス】を唱える。

 

さて、リィエルの放つ殺人スパイクは、生半可な呪文を唱えても簡単にぶち抜いてしまう。

しかしながら、よく観察すると、リィエルはコートのど真ん中だけを狙っている。

ならば最初からそこに注意して呪文を用意する。

 

 

 

「「「「な、何ぃいいいーーーーッ!?」」」」

 

 

見事、ギィブルの呪文がスパイクを捉えた。

初めてリィエルのスパイクが防がれたため、システィーナとリィエルの反応が遅れ____

 

 

「頼んだぜ、セラ!!」

 

 

その隙を突き、グレンが素早くトスを上げ_________

 

 

「はぁああああーーーーーッ!!!」

 

 

セラが渾身のスパイクを叩き込んだ。

 

しかし、唯一タクスは反応した。

セラの目線から着地点を予測し、全力で横っ飛びでボールに飛びつく。

 

 

「もらった____」

 

 

タクスだけでなく、観戦していた生徒達もそう思った。

が。

 

タクスの腕が届く間際、ボールが突然右に軌道を変え_____

 

 

「な______ッ!?」

 

 

タクスのレシーブを避け、そのままコートに着地した。

 

「・・・グレン兄チーム一点」

 

「「「「「おぉぉおおおおおおおーーーーーーッ!?!?」」」」」

 

予想外の連携とセラの神業に、外野から歓声が湧き上がる。

セラはリィエルのスパイクを捉えたとしても、タクスは動揺せず反応してくると確信していた。

なのでスパイクの時、手首のスナップを使ってボールに横回転を加え、ギリギリで右に軌道を変えるように打ったのだ。

勿論、聞くだけなら簡単そうだが、相手がボールをレシーブするタイミングギリギリを狙うため、並大抵の運動神経と力加減では不可能に近い。加えて回転にかける力を瞬時に調整しなければならない条件を考えると、帝国軍時代の経験と彼女自身の抜群の魔力操作のセンス故に成せた業といえるだろう。

 

「よっっしゃ一点!ナイスだセラ!」

 

「ふん、僕のアシストもあるんです。このくらい当然でしょう」

 

「グレン君もギィブル君もナイスアシストだったよ!」

 

一気に息を吹き返したグレン陣営に対し、タクス陣営は驚きを隠せない。

 

「セラ先生、ここまで運動神経いいなんて・・・」

 

「・・・ん、セラは凄く速いし、凄く動ける」

 

「まぁ、そうじゃなきゃ帝国軍時代のサポート技術の説明がつかないからね~」

 

最後のタクスの言葉は歓声でかき消されているため、リィエルとシスティーナにしか聞こえていない。

 

「でも、まだまだ俺らが有利だ!このまま逃げ切ろう!」

 

「そうね!勝負はこれからよ!」

 

タクスとシスティーナが気合いを入れ直している中、リィエルは首を傾げるだけだったが。

 

「・・・ん。よくわからないけど、頑張る」

 

少し、表情にやる気が表れていた。

 

 

 

 

□□□

 

 

 

 

白熱したビーチバレーの後のビーチ。

波のさざめきしか聞こえない夜の海は淡い月光に照らされ、ダークブルーにきらめいている。波で生まれる泡が光を写し、もう一つの星空のごとく海を彩っている。白銀の月が空に浮かぶ今の景色は、いっそ暴力的なまでに美しく、幻想的だ。

そんな海の近くの木から、息をする音が聞こえる。

 

「Zzz・・・」

 

ノラだ。

たまには違う場所で寝るのも悪くないと思い、こっそりと抜け出してきたのだ。

なぜ木の上にしようと決めたのかは知る由もない。

 

「こんなとこでなんで寝てんだ?普段ならハンモックでもかけるのに」

 

「・・・・・・あぁ、タクス」

 

ノラが体を起こすと、少し高い位置の枝に腰掛けるタクスがいた。

よく見ると釣り竿を担いでいる。これから海辺に行くのだろう。

 

「・・・別に、樹に直で寝るのも悪くないものだ。それに─────」

 

言葉を切って浜辺に目を向ける。

そこには────

 

 

「あははっ!」

 

「や、やったわねーーーっ!?」

 

「・・・・・ん。それ」

 

 

ザバァァアアン!!

 

 

「「わぷっ!?」」

 

 

同じく一目を盗んでやって来たのだろう・・・ルミア、システィーナ、リィエルの三人娘が、水かけっこに興じていた。

子犬と子猫が戯れるような、姦しく無邪気な笑い声。

銀色に輝く水飛沫も合わさって、水の精霊が舞っているといわれてもなんら不思議ではない。

 

 

そして、その近くの木陰では。

 

 

「・・・・すぅ」

 

 

頬を上気させ_____恐らく酔ったのだろう____眠るセラに、

 

 

「・・・・・どうすりゃいいんだこれ」

 

 

セラが自分に寄りかかって寝ているためか、身動きがとれないグレンがいた。

彼も頬が赤いが、それはどうやら酒だけの影響ではないようだ。

静かに寝息をたてるセラの銀髪に反射した月光が、どこか儚い印象をつける。

心なしかはわからないが、彼女の寝顔には嬉しそうな笑みを浮かんでいた。

 

 

 

 

「____こんな景色があるんだ、ずっといい眠りがとれる」

 

 

僅かに口を綻ばせ、その光景を見つめる。

タクスは彼の後ろ姿と共にその光景を暫く眺めていたが、やがて立ち上がると隣の木に飛び移った。

 

「確かにいい景色だな~。いっそ詩人みたいに詩でも作れば?」

 

「・・・俺にそんな芸術が出来るとでも?」

 

「ハハッ、違いない」

 

 

そう言ってタクスは行こうとするが、何か思い出したように振り返る。

 

「そうだそうだ、ノラ。星を見てると(・・・・・・)力がでてくるな(・・・・・・・)?」

 

「・・・・ああ、そうだな」

 

ノラの返答に笑みを浮かべて、今度こそタクスは去っていった。

 

 

 

 

 

 

□□□

 

 

 

 

 

 

「・・・少し寝すぎたな、さっさと戻ろう」

 

あの後また眠りについたノラだが、目を覚ますとすっかり夜も更けてしまい、急いで旅籠に戻って来たようだ。

自室に戻ってまた寝よう・・・そう考えている彼の耳に、今の時間帯に似つかわしくない声が届いてきた。

 

 

 

「うるさいうるさいうるさい!」

 

「みんな・・・・嫌い・・・・大っ嫌い!」

 

 

何事かと首をかしげると同時に、傍らを物凄い勢いで駆け抜けていくリィエルの姿があった。

少しその背中を見た後、振り返ると、手を伸ばし呆然としている義兄がいた。

 

「・・・また不器用に中途半端な言葉かけたなグレン兄」

 

「あぁ・・・ノラか」

 

少し悔しそうな声音が響く。『正義の魔法使い』を夢見て『現実』と『事実』に押しつぶされたグレンには、今のリィエルに思う所があったのだろう。

リィエルは見た目以上に幼い、そのことを失念していた。

 

深いため息をつき、肩をガックリと落とす義兄の姿は、ノラに改めて『手紙』の意味を考えさせられた。





次回から三・四巻の展開が本格的になりそうです。
では、また。












_____最高の『戦争』と『物語』を、ありがとう。

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