ロクでなし魔術講師と二人の叛逆者   作:影龍 零

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どうも、 影龍 零です。

やっと本編突入出来た~・・・

セラをどこで講師としてだすか悩んだ結果、こんな形になりました。

ちなみにセラは帝国宮廷魔導士団を辞めています。

理由はグレンが辞めたことを知ったから、という設定です(メタイ・・・)

ではどうぞ。


魔術学院テロリスト編
ロクでもない奴とその義弟達 


「俺さ、つぐつぐ思うんだよ。働いたら負けだな~って。」

 

清々しい笑顔でそういうグレンに向かいに座ったセリカは

紅茶のカップを置くと

 

「ふっ、そうか。死ねよ穀潰し。」

 

と笑顔でさらりと毒を吐いた。

 

「あっはっは!セリカは厳しいなぁ。・・・あ、ノラ、おかわり。」

 

そういうとグレンは洗い物をしている紫髪の青年、ノラにズイと空の容器を差し出した。

 

「・・・いや自分でやってくれよグレン兄。ただでさえ洗い物多いんだから。」

 

「あ~すまんすまん。あ、今日のスープはちょっと塩気が強かったぞ?

俺はもっと薄味のほうがいいね。」

 

「・・・ちゃんと分量チェックして作ってんだから文句言わないでくれ。」

 

一方銀髪の女性、セラと茶髪の青年、タクスはチェスで対戦していた。

 

「うーん、この盤面なら・・・ここか。」

 

カコッ!

 

「それじゃあ私はここ。」

 

カコッ!

 

「そこなら・・・ここ!」

 

カコッ!

 

「ふふっ、かかったねタクス君。」

 

「え?それってどういう・・・」

 

「私はここね。」

 

カコッ!

 

「んな・・・。ここしか置けない・・・。」

 

カコッ!

 

「それじゃあここで。」

 

カコッ!

 

「はい!チェックメイトだよタクス君。」

 

「え、マジかよ!?・・・あ、本当だ。」

 

数十分の攻防の末、セラが勝利を収めた。

 

「くっそ~!セラ姉強いな~。」

 

「私これでも一族を仕切ったことは何回かあるよ?

だから覚えていたみたい。」

 

「なるほど、やっぱ実体験ある人は違うな~。」

 

「まあでもタクス君も強かったよ?

何回も私追い詰められたし。」

 

「そりゃあ光栄なことで。」

 

そしてグレン達はというと・・・

 

「なぁグレン、そろそろ仕事探さないか?

はっきり言って今のお前の生活は時間の無駄遣いだぞ?」

 

「大丈夫、今の俺は昔よりもずっと輝いているし

今の自分のほうがずっと好きだ!」

 

「何とどう比較したら引きこもりの無駄メシ喰らいの生活の方が

輝いてることになるんだ。もう死ね、頼むから。」

 

親指を立て笑顔で答えるグレンにセリカは深底呆れていた。

 

「まったくお前は・・・昔のよしみで面倒見てやっている私や皆に

申し訳ないとでも思わないのか?」

 

「ふっ、何を水臭い。俺とお前らの仲だろ?」

 

「《()摂理(せつり)円環(えんかん)へと帰還(きかん)せよ・五素(ごそ)五素(ごそ)に・(ぞう)(ことわり)を・・・」

 

流石にキレたらしい。セリカは据わった目で何やら物騒な呪文を唱え始める。

その途端、グレンを除く三人(ノラ、タクス、セラ)はそそくさと逃げていった。

 

「ちょ!?それ、【イクスティンクション・レイ】の呪文じゃねえか!?ま、待て!?

それだけはやめて!?粉々になっちゃう!?嫌アァァァーーッ!?」

 

それを見たグレンは高速で壁まで後ずさり、声を裏返して悲鳴を上げた。

セリカはそんな情けないグレンを前に、手を下すのもアホらしいとばかりに

起動しかけの魔術を解除した。

 

「ハァ・・・、まぁとにかく、そろそろお前も前に進むべきだとわかっているんじゃないのか?」

 

「つってもなぁ・・・今さら働くとして・・・一体俺何すりゃいいんだ?」

 

「そう言うと思って、もう仕事を見つけてある。今、アルザーノ帝国魔術学院の講師枠が

空いていてな、そこでお前に非常勤講師を務めてもらおうと思う。」

 

「ちょっと待て、なんで俺なんだよ?他にも暇人教授がいるんだろ?

そいつらにやらせりゃいーじゃねーか?」

 

「え!グレン君講師やるの!?いいじゃん!グレン君きっと似合うよ!」

 

「へー、まあ頑張ってよグレン兄。」

 

「・・・そうそう、グレン兄教えるの結構上手いし。」

 

「いやいやお前ら、俺が魔術のことを大っ嫌いなこと知ってんだろ?

それに俺には誰かを教える資格なんてないさ・・・」

 

「そりゃそうだよな。だってお前教員免許持ってないし。」

 

「やめてよね、人がせっかく渋く決めてんのに現実を突きつけんの。」

 

セリカの的確なツッコミにグレンは唇を尖らせ抗議する。

 

「グレン君・・・やっぱりあの事件の時に・・・」

 

「安心してよセラ姉、グレン兄はセラ姉のせいだなんて思ってないさ。」

 

「・・・ただこの楽な生活を手放したくないだけだぞ絶対。」

 

「とにかく俺はもう、絶対!二度と魔術なんかに関わらないからな!

へーんだ!魔術講師やるくらいなら道端で物乞いやってる方がマシ--」

 

「《其は摂理の円環へと帰還せよ・五素は五素に・象と理を(つむ)(えん)乖離(かいり)せよ》」

 

セリカが口早に呪文を紡いだ刹那、グレンの傍らを光の波動が駆け抜けた。

グレンが機械じみた動作で顔を向けると、滑らかな切断面を持つ円形の大穴がごっそりと空いていた。

 

「次は外さん・・・・・・《其は摂理の円環へと帰還せよ・五素は五素に・象と理を・・・・・・」

 

「ま、ママぁああああああああああぁーーッ!?」

 

 

こうして、半ば強制的にグレンの再就職先は決まったのであった。

 

 

「ああ、言い忘れていたがノラにタクス、お前たちも学園に通うことになったからよろしく。」

 

「「は?」」

 

「ん?どうした。」

 

「「いやなんで俺らまで行くことになってんだよ!」」

 

「いや~お前たちって学院に入る前の年に帝国宮廷魔導士団に入っただろ?

だから学院生活を送らせてあげようと思ってな。ちなみに拒否権はない。」

 

「え~、俺ら別に学院の授業受けなくてもよくない?」

 

「・・・それに学院に行くこと自体めんどくさいんだけど・・・」

 

「まあまあそう言うな。既にお前たちの所属するクラスは決めてある。

といってもグレンが担当するクラスだがな。」

 

「ハァ・・・わかったよ。行きゃいいんでしょ行きゃあ。」

 

「お?素直で助かったよ。ちなみに拒否ったらグレンと同様のことをするつもりだったが。」

 

「「マジで助かった・・・」」

 

二人は冷や汗をかきながら安堵した。

 

 

「あの~セリカさん。私も行きたいんですが・・・」

 

「安心しろセラ。そう言うと思ってお前も非常勤講師をしてもらうことにした。」

 

「えっ、本当ですか!?」

 

「ああ。だが・・・事務の仕事を主にしてもらうぞ?何せ教授たちがそうしろとうるさかったからな・・・」

 

「そっかぁ・・・でも頑張ります!」

 

(少なくともグレン君には会えるし・・・ね)

 

 

 

 

こうしてグレンとセラが非常勤講師、ノラとタクスが転校生として

アルザーノ帝国魔術学院に入ることになった。




今さらですがSAOの一番くじキターー!!(≧∇≦)b
速攻で買いに行こうと思います!

あと少しで今年も終わりですね~
クリスマスはリア充撲滅委員会が最も活発になる時期・・・

まあ私はリア充と撲滅委員会のやりとりを眺める側ですがね
(面倒事に巻き込まれたくないから・・・)

ではまた。
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