ここはエーペイロスの聖地ドードーナ、かの有名な神様達の住まう場所である。
しかし重大なことにここに住まう神様達には共通して問題点があった‥‥
「ふぁ〜あ、よく寝た。さてと、寝てばかりいても退屈だ、なにかするか」
彼の名はゼウス、全知全能の神様である。
しかし、その名前とは裏腹にやる気の波が大きい適当な神様であった!
とはいえ彼の持つその力は絶大でオリュンポスの十二神を束ねるだけの能力もある。
だがそれも神話でのお話。このゼウス基オリュンポスの十二神は争い事など特にせず退屈な日々を過ごしているだけである。
ラグナロク?そんなものは神話でしかない、ここの神様達はラグナロクなど微塵も考えていないのだから、しかし気まぐれで起きることもあるだろう、なぜなら皆気まぐれで動く神様だからだ。
おやおや、ちょっと話してたら話の内容が逸れてしまった様だ。ここから先はこの気まぐれ神様達のお話に戻るとしよう。
今日もゼウスは暇を持て余していた。
そこへやって来たのはゼウスの妻ヘラだった。
「ゼウス、あなたはいつも暇そうにしているわね、偶にはアテナとも遊んであげたらどう?」
「まぁ、そのうち遊ぶことにする、それよりなにか面白い知らせはないのか?」
「面白い知らせなんてものは無いわね、あ、そう言えば冥界のハーデスとペルセポネがここに遊びに来てるみたいよ」
「おぉ、ハーデス達が来てるのかそれは面白い知らせだな!よし、早速会いに行くとしよう」
ヘラの知らせを聞いたゼウスは起き上がりハーデスの気の感じる方へと歩いて向かった。
「全く、あの人はどうしていつも適当なのかしら」
ゼウスの気まぐれにヘラは呆れていた。
ゼウスは立ち止まる。そして前にいる者に声をかけた。
「ハーデス、久しぶりじゃないか!元気していたか?」
「おやおや、ゼウスか、久しいな。ちょっとお邪魔させてもらってるぞ」
「そんなに堅苦しくならんくても良いだろう、儂等の仲じゃないか」
「ふっ、それもそうだな」
ハーデスと言えば冥界神、ペルセポネはその妻だがとても冥界に住んでる様には見えない2人である。
「そう言えばアテナは元気か?昔はよく冥界へ遊びに来てたが最近はさっぱりだったからな」
「アテナならアポロンやアルテミス達と遊んでいるんじゃないか?よく神殿で遊んでるのを見かけるからな」
「そうかそうか、あ、そうだ、ペルセポネ、君はヘラと会ってきたらどうだ?」
「そうね、少しだけ会いに行ってくるわ」
「はっはっは、ペルセポネに会えばヘラも喜ぶだろうな」
なんとも神らしからぬ組み合わせである。
しかしそれがここでは普通なのだ。神は仕事をしなくても下界に住む者達は皆勝手に生きている。適当な生活をしていても問題はないのだ。
その後ゼウスはハーデスと共に神殿へ戻り宴を始めることにした