Fate/Steam of Metal Heart   作:塩麹

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注意事項
・作者はFGOから始めたにわかであるため、Fateシリーズにおける細かい設定に間違いがある可能性が大です。もし間違いや、質問があった場合、指摘して頂けるととても助かります
・原作改変、独自解釈などを多く含みます。
・キャラ崩壊アリ
・処女作な上に亀更新
・1話あたり2000~5000字程度の予定
・誤字脱字があった場合も指摘して頂けると助かります。また感想やお気に入りを頂けるととても励みになります。

以上の点が受け入れられないという方は、ブラウザバックを推奨します。


始まり

私は成し遂げる事が出来なかった。

私の発明、階差機関は最後まで完成する事はなかった。

解析機関も完成する事はなかった。

 

死ぬ間際まで設計し続けた。だが駄目だった。金、政治、法律、そして病魔‥‥これらが私を許す事は無かった。

 

私が成し遂げたかった偉業、それがどうなったのかは分からない。ヘンリーが継いで完成させてくれたのか、実現される事もなく消えたのかすら分からない。

 

 

私の願いは「蒸気文明世界の到来」。

 

 

一度でいい、五百年後の世界を見てみたい。私の願いが叶ったのか、叶わなかったのか。その結果を見てみたい。

 

それが叶うのなら‥‥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どんな姿になろうと構わない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

「フォウ?キュウ‥‥‥‥キュウ?」

 

 

えへへ~くすぐったいよ~

 

 

「フォウ!フー、フォーウ!」

 

 

も~舐めないでってば~‥‥‥‥あれ?

 

 

「ここは?」

「ここはカルデアの廊下ですよ。そして先輩はぶっ倒れて寝ていたんです。」

 

 

そうだった。確か手続きを終えて、よし入るぞー!ってとこで疲れで倒れちゃったんだよね。寒い中慣れない登山をしてきたんだもん。仕方ない仕方ない。

 

‥‥よし、段々意識が覚醒してきたぞ。ここは確か人理継続保障機関フィ二ス・カルデア。アニムスフィア家ってとこが管理する機関で、「カルデアス」ってやつで未来の人類社会の存続を世界に保障する保険機関だったっけ?正直よく分からない。

なんで私がそんな大層なとこに居るのかって言うと、カルデアのマスター(一般人枠)募集ってやつのお給料に惹かれて、なんとなーく応募したらまさかの当選しちゃってここに居るって訳だ。

一応色々と勉強はしてきたけど、まさか自力で登山するハメになるとは思わなかったよ‥‥とほほ

 

 

「ってあなたは!?というか先輩!?」

 

 

目の前の少女は、恐らくカルデアの制服と思われるものを羽織っていた。髪は紫色のショートカット。長すぎるのか片目しか見えないけど、その目はとても綺麗な紫色をしている。眼鏡も相まってとても知的な雰囲気を醸し出している。

 

 

「いきなり難しい質問なので返答に困ります。名乗るほどのものでもないーーとか?」

「いやいやいや、なにちょっとかっこいい事言ってるのさ。‥‥まさか名前がない!?」

「どうしてそうなるんですか!!これはアレです、あまり口にする機械がなかったので‥‥印象的な自己紹介ができないというか‥‥」

 

 

怒ったり焦ったり、忙しい子だなぁ‥‥でも何だろう、守ってあげたくなる系女子?そんな感じがする。

 

 

「‥‥コホン。どうあれ質問よろしいでしょうか、先輩」

「私の質問にまだ答えて貰ってないんだけど‥‥まぁいいや。なに?」

「通路で眠る理由が、ちょっと‥‥。硬い床でないと眠れない体質なのですか?」

「何その設定!?初めて聞いたんだけど!?違う違う、疲れて過ぎて寝ちゃってたの。こう‥‥バターンって倒れるように」

「なるほど、それはちょっと見てみたいような‥‥」

 

 

なんだかとても気持ちよかったなぁ‥‥ひんやりとした床っていいよね。

あと床で寝るなら畳も好き。あの擦るとザラザラする感じとイグサの匂いがたまらないんだよね。

 

 

「フォウ!キュー、キャーウ!!」

 

 

そんな感傷に浸っていると足元から抗議の声鳴き声が聞こえてきた。

その声の主は私をぺろぺろして起こしてくれた謎生物。ウサギのような白くてモフモフした耳と体をしているが、それにしては尻尾が異様な程長い。可愛いから別にいいんだけどネ!

 

思わず抱き上げてほっぺでスリスリしてみる。するとこの子は「キュー‥‥」と鳴いて目を細めた。ほんと反則。

 

 

「そちらのリスっぽい方はフォウ。カルデアを自由に散歩する特権生物です。」

「フォウくんって言うのかーよしよし覚えたぞー」

「フォウ!フォウ!」

 

 

と、フォウくんが私の付けているネックレスでてしてしと遊び始めた。とりあえず遊んじゃ駄目だぞーと軽く注意し、私は床に置いてあげる。

 

 

「先輩、そのネックレスは何ですか?錆びた機械のパーツのように見えますが…」

「これ?実は私もよく分からないんだ。7歳の誕生日の時にお爺ちゃんがくれたんだけど、かっこいいからまだ使ってんの」

「いいですね。スチームパンク‥‥と言うのでしょうか?とても素敵ですよ、先輩」

 

なんで錆びたのを使ってるの?とかよく聞かれるけどそこがいいんだよね。マシュも言ってくれたように、この溢れ出るスチームパンク感がたまらなく好き!

 

変な話、私は普通の女子が好みそうなものにあまり興味ない。可愛いとは思うけど、それで?って感じ。あ、動物は別だよ!

逆に男‥‥特に小さい男の子が好みそうなものが大好きなんだ。昔よく見てた影響なんだろうけど、合体ロボとかみたいな機械モノの方がときめくんだよね。

 

なんだか気が合いそうだし、今度私イチオシの「友情合神キズナリオン」でも紹介しようかな。

 

 

「フォウ。ンキュ、フォーウ!!」

「あっ、フォウくん」

「‥‥‥‥またどこかに行ってしまいました。あのように、特に法則もなく散歩しています」

「不思議な生き物だねぇ」

「はい。私以外にはあまり近寄らないんですけどね、先輩は気に入られたようです。カルデア二人目の、フォウくんのお世話係の誕生ですね」

「や、やったー?」

 

 

なんだか突拍子もなくお世話係に任命されたぞ?でもまぁいいや。好きなだけフォウくんをモフれるようになったと考えよう。

 

 

「ああ、そこに居たのかマシュ。だめだぞ、断りもなしで移動するのはよくないと‥‥」

 

 

と、後ろから男の人の声が聞こえてきた。振り向くと、濃いグリーンのタキシードとシルクハットを被った、長髪の紳士が気さくそうな笑みを浮かべている。

 

 

「おっと、先客がいたんだな。君は‥‥そうか、今日から配属された新人さんだね?

私はレフ・ライノール。ここで働かせてもらってる技師の1人だ。君の名前は?」

 

 

 

 

 

 

 

「初めまして、レフ・ライノールさん。私の名前は藤丸立香。あなたがたの言う一般枠で採用された‥‥ただの人間です」

 




いかがだったでしょうか?とりあえず冬木まではバベッジの出番ナシです。待っててねバベッジ先生!!
あとタイトル大文字のままだ!変更の仕方がわからないよバベッジ先生!!
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