暇つぶしに行くD×D世界で祖龍がBalance Break!!   作:ぬくぬく布団

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これは番外編


ミラの居なくなったモンスターハンターの世界だよ






番外編
残りし者の宿命と後悔――


これはミラルーツが旅立ち、モンスターハンターの世界に残った者達のちょっとしたお話である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――古塔――――――

 

「・・・なぁ」

 

「五月蠅い」

 

「何も言ってねーだろうが!」

 

古塔の一角に黒と紅の少年が話をしている。この二人は、黒龍と紅黒龍と呼ばれし古龍が人化した姿である

 

「で?一体何の用件だ。俺は休みを満喫しているんだが?」

 

ガウシカの毛皮で作った布団に籠りながら対応する少年。鋭い視線を黒髪の少年へぶつけており、ご立腹状態だった

 

「今の状態についてどう思うよ・・・」

 

「言うな・・・」

 

「俺はすっげー後悔してる」

 

「俺だって後悔してるさ」

 

何故彼らが悲壮感を漂わせているか、それは今の働きについてだ

 

「今のミラルーツさ、何かと面倒くね?」

 

「だな。『世界のバランスがー』とか『また人間達はー』って俺達をこき使うもんなぁ・・・」

 

ミラが別の世界に旅立つと同時に新しいミラルーツが世界によって形成されたのだ。しかし、今回のミラルーツは細かすぎの完璧主義者なのだ

 

「今までなら見逃しても良いような案件まで『やれ』って丸投げだぜ?自分はのんびりと周りを見てるだけなのによ」

 

「・・・文句は言えてもどうしようも出来無いさ、俺達では敵わない」

 

「・・・あいつどうしてるかなぁ」

 

「正直言うと・・・あいつと変わって欲しい」

 

今は無きミラに対して何故止めなかったと後悔ばかりしている二人だった

 

 

 

 

「「あぁ・・・のんびりしたい」」

 

 

 

 

しかし彼らの望みは叶わない

 

そしてもう一人、ミラによって大きく人生が変わった者が居る

 

 

加護を与えたハンターである

 

 

 

 

 

やぁ、俺は今修羅場に立ち会っています。え?誰か分からないって?ゴホン

 

改めまして俺の名前は森 好輝(もり こうき)転生者だ。そしてギルドから不名誉な称号もとい『平穏を求める提唱者(アドボケイター)』という痛すぎる看板を背負う羽目になった。事の発端は転生して間もない頃だ―――――――――

ある日買い物をしていると一人の少女が『一方通行』『オリ主』について聞き込みをしており、他の転生者がこの世界に居ることを把握する。そしてその少女はどれ程危険な行為をしているかが直ぐに予想出来たのだ。(あぁ、恐らくこの少女はこのまま行くと他の転生者達に殺される)そう判断した俺は少女に声を掛け自宅へと案内した。先に言っておくが俺は決してロリコンでは無い

だが、この迂闊な行動が転生後のハンターライフを楽しむ予定の運命を狂わせる事になるとは思いもしなかった。話を聞くと、少女はその転生者を殺したと言った。しかも理由は「うるさかったから」・・・とんでもない人物に声を掛け自分も殺されるのでは無いかと恐怖する中質問されたので全てを答えると怒気を発したであろう少女によって気絶してしまった・・・再び目が覚めると少女は既におらず気分が悪く体調がおかしくなっていた俺はその日寝込んだ。翌日目が覚めると体がとても軽く体調は絶好調でこれなら中級クラスのモンスターなら余裕で討伐する事が出来るとそう感じていたが狩りに出かけた俺は違和感に気付く

 

 

 

 

 

 

 

 

アプノトス達が水辺で休んでいる・・・・しかし声が聞こえるのだ。アプノトスの声が!!呆然と佇む俺に子供のアプノトスが気が付いたのか

 

『おかーさん』

 

『あらあら何かしら?』

 

『あそこに誰か居るよー』

 

『あれはハンター!?に、逃げないと殺されてしまうわ!!』

 

『え、・・・・うわー逃げろー!!』

 

一斉にアプノトス達は逃げて行くが好輝は未だに混乱中だった

 

「は?・・・え?何今の・・・・モンスターが喋った?・・・いやいやそんなはずは無い無い。取りあえず目標のリオレイアを狩ろう」

 

気持ちを切り替え奥へと進んだが、その間他のモンスター達と一切出会わず現実を否定し続けていた。それもつかの間でリオレイアが巣で自身の卵を守っており警戒をしている。精神状態が安定しない中油断していた俺は足下のモンスターの骨を踏みつけ見つかった。そしてリオレイアと目が合い咆哮するリオレイアに俺はやけくそになって叫びながら太刀で斬りかかる

 

「くっそがあああああああああ!厄日だろうがああああああああ!!」

 

『え!?』

 

驚いたのかレイアは動けず、俺は翼を切りつけた

 

『きゃああああああああ!痛いじゃない!!』

 

「 」

 

切り返しを行おうとしたがレイアの声が聞こえ俺は膝を付き倒れた。いわゆるorz状態である

 

「何で声が聞こえるんだよおおおお、嫌がらせにも程があるだろ・・・」

 

現実から目を背けたかった

 

『・・・・・貴方、ただの人間なのにどうして話せるの』

 

攻撃してこないリオレイアが俺に尋ねる

 

「ほんと知らねぇよ・・・・一体どうしたんだよ俺の耳は。腐ってんのかな?これじゃあ狩りをする事も出来ねぇじゃんか」ハハハ

 

好輝の性格は優しいのだ。情が入ってしまい喋る相手にこれ以上攻撃する事も出来無かった。そんな中リオレイアの咆哮を聞きつけたであろうリオレウスが飛んできた

 

『うおおおおおおおおおおおおおおおおお!レイア大丈夫かああああああああ!!ハンターめ、許さん!!消し炭にしてくれる!!』

 

「あぁ熱血男なレウスだなぁ」

 

と全てを諦めた様に呟くと

 

『ん?なんでハンターが我らと喋れるのだ?』

 

『さぁ?』

 

最早狩りする事が出来無い程心にダメージを受けた好輝

 

 

 

 

 

これは彼の痛い称号が付く前、モンスターとの初めての会話だった

 

 

 

 

 




あまり長くなる予定では無いのと、今後の本編に影響があるのでここで投稿します


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