暇つぶしに行くD×D世界で祖龍がBalance Break!!   作:ぬくぬく布団

41 / 94
いやったぁあああああ!遂に聖剣事件終結したぞ!!

後日談が残っているがそれはそれだ。今は触れずにソッと置いておこう


今回は一誠がフルボッコ回ですので悪しからず
(おい!転生者が好き勝手やってるじゃないか!!制裁はよ!!)はお見送りとなっているので注意してね♪

後日談を書き終えた辺りで転生者一覧作っておこう・・・・・ある意味ネタバレ含む形となるのかな?はたまた登場者だけになるか?
そこら辺りはモチベ次第!



荒ぶるキノコ臭――――――――――ついにやっちまったぜ!






第30話 聖剣事件終結

~美羅side~

 

 

 

 

 

 

 

「その油断と足枷を待っていたぞおおおおおおお美羅アアアアアアアアアアアア!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一同が戯れるその瞬間を待っていたと言わんばかりの超速の影が美羅の顔面へと拳を伸ばし―――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美羅が掲げたコカビエルの障壁によって防いだ―――――――――――

 

「ぶるっフォッ!」

 

影は勢いを削がれ美羅達の後ろへと通り抜けて行く。そして美羅の攻撃によって痛々しい顔となった状態へ更に追撃をされてしまったコカビエルは「ビクンッ」と体が跳ね、それから全く動かなくなってしまった

 

「ストーカーは嫌いだけど貴方だけは違うよ」

 

超速の速さでの攻撃は粉塵を巻き上げ対象の姿を隠しているものの、次第にその影の正体がはっきりと見え始める

 

「お、お前は!?」

 

「チッ!頑丈な肉壁が合ったから防げたんじゃねぇのか?」

 

砂煙から赤い四肢が見え、全体が見える様になるとハッキリと理解した。この場に居る少数の者達はだが――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「転堂てめぇ!美羅先輩の美しい顔を狙いやがったな!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『そっち!?』と全員が一誠にツッコミを入れる

 

「仲良くコントをやってる暇があるなら、この現状をどうにかしてみろやああああ!」

 

「美羅危ない!!」

 

獣の如く姿勢を低くした転堂――――――――――――――――狙うは美羅だと全員が思っており、咄嗟に周りを囲む様に構えを取った。これは美羅が人間と思っているリアス達が完全に美羅を人間の枠組みから外していないが為のせいで、もし外していたならばこうはならなかっただろう

 

『Boost!!Boost!!Boost!!』

 

「お、同じ神器(セイクリッド・ギア)!?」

 

驚愕した一誠以外のリアスの眷属達――――――――――――

 

「貴方達邪魔だからどいて」

 

何が来るか理解した美羅だがそれ以外は何が来るか分からず

 

『ッ、相棒来るぞ!!』

 

二番目に気が付いたのは視線を浴びた一誠に宿るドライグである

 

「えっ?うわあああああああああぁぁぁぁああああぁぁぁぁ

 

転堂に襟首を掴まれ遠くへ連れ去られる一誠はあっという間にリアス達には見えなくなった

 

「い、一誠!」

 

 

飛んで行った方へ手を伸ばすリアス、同時に景色は一変――――――――――――――周囲は石造りの建物が並ぶ中世ヨーロッパの時代を漂わせる景色となった

 

「な、何?何が起きたの?」

 

「これは結界・・・・・いえ、幻術の類なのでしょうか?」

 

「ヨーロッパ系の建物が建ち並んでいますね」

 

「転移・・・・・いや、違う。もっと別の何か?」

 

「と、兎に角一誠さんを探さないと!」

 

リアス達は困惑ばかりで今の状態を把握に努めている。

 

「主よ。これは一体?」

 

「おいおいおい、どうなってんだこれ!?」

 

黒達も困惑しておりこの中で唯一冷静に考えているのは美羅只一人

 

『ガッシャガッシャ』と鳴り響く足音―――――――――――――敵は考える時間を取らせんとしているのだろう。敵意ある視線を感じ取り再び戦闘態勢を取るリアス達は現れる者達に度肝を抜かれる

 

それは統一された軍だろう・・・・・・全員が同じ鎧を装着した集団が取り囲む

 

「面妖な方法で急にこの場に現れた貴様らを拘束する!!」

 

一際頑丈に守られた鎧を着た兵士が声を荒げる。この者がこの部隊のリーダー、もしくは上部に位置する人間だと判断

 

「わ、私達は訳も分からず此処に飛ばされてきました。決して貴方達を害そうとした訳ではありませんのでどうか見逃してはもらえないでしょうか?」

 

自分達は悪くない。害は無い

 

理解して貰える様、リアスは説得を試みるもそれは悪手中の悪手である

 

「害そうとした訳では無いだと?」

 

「えぇそうです。私達には理由があr」

 

「危害を及ぼす力を持つ者がこの都の中心に姿を現し――――――――まして自分達は怪しくないので見逃せと?それは否!断じて否である!!国を守る我らは自国へと害悪を事前に摘み取る事が仕事なのだ!そもそも自らは害悪では無いと公言している時点で怪しすぎるのだ!!」

 

国を守る彼らにとって当たり前の行動、そして至極正論を突きつけられ押し黙るリアス――――――――――――平和過ぎる日本で暮らしていて感覚が麻痺しているのであろう。「自身は怪しい者では無い」と言って危害を加えられないのは・・・・・

 

「この者達を取り押さえろ!抵抗するならば殺しても構わん!!かかれぇい!!

 

「―――――――――――――ッ」

 

抵抗をすれば物量による死、何もしなければ一誠を助けに行く時間が消費されて行く

 

(どうすればいいの!どうすれば――――――――――)

 

リアスの思考は何をすれば良いのか分からない状態で一杯だ。余程の理由も無く人間を殺した場合における周囲の反応、冥界への負担、兄には迷惑をこれ以上掛けたくない―――――――――等の未来を考えていた。どれもこれもが大事へと発展する案件ばかり・・・必死に最低限度の損害で切り抜ける方法を模索していくが時間も無く地へと叩き伏せられてしまった

 

「残るは貴様ら三人だけだ!仲間の命が惜しくば今すぐ投降しろ!!」

 

美羅、黒、ティアの三人だ

 

「どうする主よ?」

 

「美羅どうしたら良いんだ?」

 

判断を仰ぐ二人はよそ見をしているが捕まらない。美羅に関しては周囲に威圧を掛けているので誰も近づいてこないのだ

 

「―――――――――――――――成る程ね、何か似てると思ったらそういう事・・・・・・なら遠慮無しでやっちゃおうかな。一応認識阻害とか隠匿系の魔術使っておこう」

 

人差し指を「ヒョイッ」と一振り。これで美羅による超高性能防壁(チート転生者でも覗けない)が展開され、真正面へと視線を向けニコニコと笑っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一回真似して言ってみたかったんだよね~♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真の英y「キノコが荒ぶる!!」は目でk「キングクリムゾン!!」―――――――――――――って黒!邪魔しないでよ!!」

 

「それは駄目だ!言ったら出なくなるぞ!!」

 

「あぁそういえば主はピックアップとやらで爆死したのだったな」

 

三人以外は何を言っているのかさっぱりと分からず首を傾げているが、その意味不明で理解出来無かった言葉の真意を知ることとなる

 

「なら分かったよ!こうすれば良いのよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『手足は不要――――――――――――祖の龍は目で消し去る』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

閃光が走る――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

視界は白く輝き景色は元居た運動場へと変わった。其処には先程まで居た兵士達は居らず、リアス達は幻術かと思ったが自分達の節々に残る痛みは今も尚残っている

 

「・・・・・・何をしたの?」

 

「何が?」

 

「さっきの幻術みたいな物をどうやって消したの・・・・・」

 

「あ~ハイハイ、そんなのは後にしてね。私は一誠君をついでに助けに行ってくるからさ・・・・・それと!付いてこないでよ?お荷物なんだから」

 

転移によりその場から消える美羅。その場に取り残された黒達は相談する

 

「美羅と一誠が帰ってくるまでどうすっかなぁ・・・・・」

 

「なら私は先に帰らせてもらう。これから色々と大変になるのでな――――――――――」

 

自分の仕事は終わり残るはコカビエルをアザゼルに引き渡して終了なので、コカビエルの足首を持ち引きずりながらその場を離れて行く。リアス達は一誠の心配が大きく、コカビエルについては忘却の彼方へ消しさっていた

 

 

一人、アザゼル宅へと向かうティア

 

「しかし、此処まで事が大きくなってしまうとこの地は間違いなく荒れるだろうな・・・・・後で主に相談するか。――――――――――うん、そうしよう」

 

三勢力から何かと制限もしくは監視等が付いてしまうだろう・・・・・そこから巻き込まれてゆくと簡単に想像は付く。だが、決定は主にある―――――――――こののんびりとした生活を手放したくないティアは平和?への提案をする事を考え始めていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~一誠side~

 

襟首を掴まれ連れてこられた場所は異質な所だった。空は真っ赤、大地は荒野・・・それだけ―――――――――――――――周囲を見ても木や山、岩すらも無い。只一つ分かる事、それは―――――

 

 

 

逃げ場が無い

 

 

 

身を隠すことも出来ずこの場を切り抜けなければいけないのだ

 

「・・・・・ドライグ、全開の倍加を使ったらどれ位保つ?」

 

『全開の倍加ならば長くて10分だが、奴の攻撃を凌ぐ事を考慮すると保って3~4分だと思え』

 

「まじかよ・・・・」

 

戦闘において俺は素人だ。特に対人戦はコカビエル戦を合わせると5回程ともの凄く少なく、馬鹿げた力を持つ転堂と比べると天と地ぐらい差があるだろう

 

「お前は此処で殺す―――――――――――オリ主である俺の物語にお前は要らない」

 

「前から何なんだよ!オリ主とか物語とか訳分かんねぇってぇの!!」

 

『Boost!』

 

体に負担が掛かる瞬間倍加は温存、咄嗟の時に使用しなければ動けなくなる。コカビエル戦からずっと倍加を保持していたのが唯一の救いで、それなりには凌げるぐらい倍加が掛かっているはずだ

 

「教えてやっても良かったんだが――――――相方からは無駄話は止めろと言われているんでな・・・・・お前には以前美羅にやられた事をそのままお返ししてやろうと思ってな」

 

 

え―――――――――前にやられた事を俺に返されるって事か?逆恨みもいいところじゃねぇか!!って思ってる場合じゃねぇ・・・確かあの時h

 

『右へ撃て!!』

 

ドライグが発したいきなりの声が聞こえ、何も考えずに右側へドラゴンショットを放ち後ろへと飛び退く

 

「ッチ!相棒に助けられたか、直接やりたかったんだがまぁいい・・・・・これで取ったからな」

 

目前の地面が爆発――――――――、近距離からの爆発により後方へ吹き飛ばされる。音と衝撃で声は出ず、胸がズキズキと痛み何が起きたのか理解が追いつかない。土煙の先から歩いて現れる転堂は見慣れた異物を持っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

何故?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぶらんぶらんと力なく揺れるそれは―――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の右腕だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本来有るべき所に目を向けるが肩から先は無く、次第に脳が理解をする。―――――――――――腕は切られたと。そして襲い来る痛み――――――今まで体験したことの無いそれを拒絶したいが為地面に頭を打ち付けるが、余計に痛みが多くなる

 

「あ――――――――――ガアアアアアアアア!」

 

獣のように吠え、次第に言葉を取り戻して行く一誠

 

「い、いてぇ・・・・・いてぇよお・・・・・」

 

顔は涙、鼻水、唾で汚れ見るに堪えない状態となっている

 

「クッ――――――――――――クハハハハハハハハハ!アーハッハハハハハハハハ!!痛いだろ?痛いよなぁ?俺はあいつに右腕を引きちぎられたんだから切断してやった俺の温情に感謝しろよ!!ハハハハハハハ!!」

 

痛みに耐える中転堂を睨む一誠はある事に気付いたのだ

 

「な、何で・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは―――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ何でお前の腕はあるんだよ!?」

 

右腕がしっかりと存在する転堂の姿だ

 

「こいつか?こいつはな、俺の仲間が生やしてくれたんだよ。羨ましいだろ?」

 

切られた一誠の腕と転堂自身の腕を一誠へと見せ比べる

 

「さぁ、これによってお返しは終了だ」

 

転堂は一誠の腕を放り投げ右腕に宿る魔力を向けた

 

「やm」

 

制止も遅く無残にも消される右腕――――――――――――――

 

「 」

 

呆然とそれを見る一誠の顔は絶望へと切り替わった

 

「ァァァァァアアアアアア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"」

 

ニヤニヤと笑う転堂、痛みは怒りで塗りつぶし残った左腕を振るうも難なく受け止められる

 

「ッ~~~~~~~~~~~~!!」

 

「所詮お前の力はその程度と言う事だ―――――――――――その絶望を抱かせたまま嬲り殺してやるよ」

 

『Welchdragon Balance Breaker!!』

 

あの時殺されそうになった過去を思い出した一誠は思い馳せた

 

(俺はこれからあの時の続きをこれからされるのか――――――――――――――――)

 

スローモーションとなった世界で自分は動けず、相手は普通の速度で拳を繰り出し

 

頬を殴られ――――――

 

腹を殴られ――――――

 

顎を打ち抜かれ――――――

 

倒れることを許さないと言わんばりに繰り出される拳を受け続け、特大級に魔力が込められた右拳が眼前へと迫り来る。今までの人生、楽しいこと、辛い事、何気ない日々の光景が駆け巡る

 

『相棒動け!あれを貰えば何も残らず死んでしまう!!』

 

走馬燈を見る一誠にドライグの言葉は届かず、転堂の拳は―――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔力を霧散させ右頬を掠め通り過ぎて行く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一誠君諸共消えちゃいそうだったから手加減しての攻撃だと避けられちゃうか・・・まぁ仕方が無いよね」

 

いつの間にか空は黒く、大地も木々が生い茂る森へと移り変わっていた

 

 

 

 

 

 

~美羅side~

 

一誠君の後を追って移動中の私ですが、此処で一つ面倒事が・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の晩ご飯作ってなかった!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、帰ったら何も無い状態に少し気落ちしつつ探しているとヤバイヤバイ――――――――――急に一誠君が瀕死になっています。あれぇ・・・・・あのもう一人の赤龍帝は此処まで強かったっけ?以前、私の腕を切り飛ばした剣についてもおおよそながら把握してたけど・・・・・それ含めても瀕死になるの早すぎない?これはあれだね。もっとキツい訓練をしたら良いのではないかと!!!

死ぬぎりぎりの所まで追い詰めて行くサバイバルをすれば、生命力は段違いに上がると思うのさ。と、それは一旦置いておこう――――――少しすると開けた土地がある山中に異物を発見。これは黒が閉じ込められていた結界の簡易版―――――――携帯式の使い捨て術式か何かだろう・・・・・。使い捨ての術式かぁ、便利そうだね!!帰ったら色々と実験して作ってみようかな。実験台は黒と紅を生け贄にして性能評価といった感じになるかな

 

結界への入り口を早々に発見した美羅は指先から雷撃を放つ準備を始め、内部に居る転堂の頭部へと狙いを付け放つ。しかしながら直撃は叶わずすんでの所で回避されてしまった。理由は一つ―――――――――

 

「一誠君諸共消えちゃいそうだったから手加減しての攻撃だと避けられちゃうか・・・・・まぁ仕方が無いよね」

 

一誠が近くに居たからであった。何気に悪運が強い転堂・・・・・

 

そもそも美羅は運が悪い。このデメリットがこう言った場面にも影響されているのか定かではないが、完全に無いとは言い切れないのである

 

『相棒分かっているな』

 

相手方のドライグの声だ。何か転堂にアドバイスでもするのだろうかと一応油断をせず見ていると

 

「撤退かよ・・・・・全員でやれば犯れるんじゃねぇのか?」

 

『奴からの忠告は全て至極正論だ。この場は逃げる事が最善さ』

 

足下から転移の魔方陣が展開、直後に赤雷を一つ落とす美羅

 

「効かねぇよそんな攻撃。こいつが展開されたら双方の攻撃は通らねぇからよ!」

 

効かないと分かっていながらも多数の雷撃を全方位から覆い込む様攻撃をする。

―――――――――――――――――が、これも効果は無い

 

「今度は全員で攻撃してお前を犯ってやるよ!!」

 

汚物を見る目で転堂が転移し終えるまで見届け、完全に居なくなった事を確認した後一誠の元へと駆けて行く

 

「えーっと・・・・・遅くなってごめんね一誠君」

 

先程一誠が弱い云々と独り言で言っていた時と違い猫かぶりが凄まじい・・・・・

黒がこの場い居たら笑っているだろう。と言っても美羅が猫かぶりをしていること自体バレているのだが本人はバレていないと思っている。話は戻り・・・一誠は体中ボロボロ、右腕は消され意気消沈としている

 

「美羅先輩ですか・・・・・助けに来てくれて有り難う御座います――――――――――――――って言いたかったんですけど今は一人にして下さい」

 

どうしよう・・・・・一誠は両親にどう説明しようかを考えていた。リアス達には普通に説明しただけで良いだろうが、裏の世界と関係の無い一誠の両親はそうはいかない。

迷いに迷い続け答えも出ないまま時間は過ぎて行くと、美羅の念話から場所を聞いた黒がリアス達を連れやって来た

 

「一誠ッ!?――――――――――――――その腕どうしたの」

 

いち早く一誠の状態に気が付いたリアス、遅れてやって来た他の皆も一誠の現状を悲しみ涙を流した。リアス、姫島、塔城、木場、アーシアは同じ仲間として守れず己の力不足を嘆き、特にアーシアは聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)ですら治せない一誠の右腕に心を痛めた。全体が御通夜状態の中、空気を読まない黒がやっちゃった発言をしてしまう

 

「おいおい一誠お前右腕消し飛ばされちまったのかよ?もう少し力付けようぜ」

 

「黒!幾ら貴方が龍だろうと一誠を罵る事は私が許さないわよ!!」

 

複数の殺気が向けられるも特に何とも思わない黒、しかし続く言葉に状況は一変する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「治せねぇならさ、美羅が創り出せば良いんじゃねゲボアッ!?」

 

容赦の無いボディーブローに黒は悶絶、そして周りは期待の目で美羅を見つめる

 

「み、み、みみみみ美羅貴方!一誠の腕を治せるの!?元みたいに創れるの!?」

 

「お、落ち着いてリアス、一気に質問する事ではありませんわ」

 

「美羅先輩!どうか一誠君の腕を治して下さい!!」

 

「わ、私からもお願いします。一誠さんの腕を前みたいに治して下さい!」

 

「私からもお願いします、エロで駄目な先輩ですが仲間ですので」

 

「・・・・・嫌よ」

 

わらわらとお菓子に群がる子供みたいにお願いをしてくる。美羅とて一誠の現状をどうにかしてやりたいと思うのだが如何せん・・・・・持っていても無闇やたらと使えない現状である

 

「どうして!?対価が必要なら払うわ!!」

 

リアス達全員が頷き対価を払う覚悟は有り有りと分かるが、全員が冷静さを失っていると分かる

 

「神話勢力がこの力を感知したらどうなると思う?」

 

『・・・・・・・・』

 

全員が押し黙る。もしも神話勢力が美羅の力を利用しようと動き出したならば被害甚大では済まされない。もしかしたら自分達のせいで美羅が捕まってしまうかもといった考えが思い浮かぶ。美羅本人は神話勢力が敵となったとしても問題は無い―――――――――――――――――いや、問題は神話勢力全てを消し飛ばしてしまう可能性があり事後処理が身に降りかかる事間違いなく、のんびり平穏が完全に無くなってしまうのだ

ならば少しでも被害を少なくする為に行動するのが常である。何故神話勢力が敵となっても問題無いかって?運命を弄くれる存在に勝てるとお思いか?・・・・・無理だ!!ということだ

 

「美羅先輩・・・・・俺の腕は治せるけれど、周りが邪魔になるから駄目って事で間違いないですか」

 

「ん~、あながち間違いでは無いけれど・・・・・今すぐは無理というだけなのよ。ほら、一誠君のご両親にも腕を無くした経緯を話さないといけないでしょ?」

 

『え・・・・・』

 

目を点にする一同―――――――――この反応は美羅にっとって予想外だった

 

「え、何今の反応・・・・・私何か間違った事言ったかな?」

 

そして導き出される可能性が頭をよぎる

 

「一誠君の両親とは少しの間顔を合わせてないから知らないけど・・・・・裏の事を説明してないって事無いよね?」

 

冷や汗がだらだらと流れる一誠達の結果は見え透いていた

 

「さて!報告しよう!!大丈夫大丈夫私も一緒に行ってあげるから♪」

 

命運は定められた――――――――――――――この日一誠にとって最悪の出来事は両親を裏の世界へと巻き込んでしまった事だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最早誰にも止められない歯車――――――――

歪に回り出したそれは悲鳴を鳴げ回り続ける

歯車にこびり付く錆――――――――――

無理矢理に動かす心臓部――――――――――

先に壊れるは何が先となるか、それは観測者も把握出来無い

 

新たに生まれ行く可能性

そして物語の介入は混沌を成し世界を揺るがす――――――――

 

祖は動くか――――――はたまた静観するか―――――――

 

 

これから先は崩壊しゆく物語である

 

 

 

 




うーん、このやっちゃった発言・・・・・

え?祖龍は回復持ちじゃ無いでしょだって?
逆に考えるんだ、この世界へ来て何もしていなかったと何時錯覚した!!

趣味を見つけるまでの時間はそれなりに長かった・・・・・いきなり料理が得意は有り得ない。食べれるまで試行錯誤、それこそ能力応用、魔術による色々もやったのよ?幅広く便利な運用法を見つけない方が難しいってことさ

転生者よ・・・・・使い捨て術式はミラ様に目を付けられてしまった!
強者全てが力でのごり押しではないのだよ


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。