暇つぶしに行くD×D世界で祖龍がBalance Break!!   作:ぬくぬく布団

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布団「投稿じゃー!」
黒「早いじゃんかよぉ?」
紅「珍しいな」
ミラ「でも私はユルサナイ♪」
ティア「あれ程専念する様に言っておいた筈だぞ?」
雌煌「俺が活躍する所を増やせ!」
ミラ「新しい小説投稿したんだって?」
布団「・・・仕方が無い!妄想が!インスピレーションが降って沸いたんだ!FGOイベも無いから良いじゃないか!」
黒「こいつ開き直りやがった!?」
ミラ「久しぶりに調――――――じゃなかった。折檻しようね?」


折檻室 コイヨサクシャ!


布団「俺は諦めない!読者が・・・皆が待っているんだああああああ!」ズルズル
ミラ「はいはいそうですね~」ズリズリ






黒「では!」
紅「俺達が!」
赤「開始の音頭を上げるのじゃ!」








「「「はじまりはじまり~」」」











第61話 幼龍の魅力には勝てなかったよ

~一誠side~

 

おう・・・皆知っての通りだが敢えて言おう。美羅先輩なにやっちゃってんの!?え?・・・神様の一人ロキって人を一瞬で消し飛ばしたってマジですか?「神様殺して大丈夫なのか?」と思っていたが顔に出ていたらしくアザゼル先生から「問題無いさ。後は爺さんの対応次第って所だな」との事で。しかも追放宣言が出ていない時に美羅先輩に攻撃しちゃったらしく、完全無関係とは言えないと・・・う~んこればっかりは仕方が無いよなぁって思うぜ

そしてサクサクと進んでいくぜ!実は言うとな?紅がアーシアにフェンリルの子供をプレゼントしたそうなんだが、あれは失敗に終わったらしい。何でも絆を上げようと二人にした所ヴァーリチームの黒歌と美猴の二人が掻っ攫っていったとの事で泣きながら紅に謝るアーシア、そしてタイミングが悪かった・・・アーシアが紅に泣きながら謝る→美羅先輩が発見。そしてこの場に居る誰もが紅に黙祷、オラオラオラ!と言う叫びと共に滅多打ちにされて行く。吹き飛ばした後、少しして爆発・・・「汚い花火ね」と決まり文句を言いヤ〇チャ状態となった――――――――まぁ後でアーシアに回復させて貰っていたがな!その後紅は顔面を掴まれ美羅先輩に連行される様に転移門をくぐり帰って行ったのだ

そして俺達はと言うとこの調印式兼パーティーが終了した後、部長の実家へと戻り座学を学びながら修行する事となった。だがよ!敢えて言おう!何で俺だけ何時も何時もソロでなんだよ!!アザゼル先生に呼び出され外へ出ると巨大なドラゴン、名はタンニーンと言うらしい。五大龍王の元一角のマンツーマンでの特訓・・・むさ苦しすぎるわ!俺も部長や朱乃さんアーシアに小猫ちゃん達と一緒に特訓してえよぉ。それもしくは美女がコーチとかさ?んで連れて行かれるんだよ・・・引っ掛ける様にして持ち運ばれてんだよぉ。部長からは「一誠ならやりきると信じているわ!だから気張りなさい!」との激励を貰った―――――――――――よっし覚悟完了!このタンニーンのおっさんに一泡どころかもっと吹かせてやるよ!

 

『このタンニーンとの修行で禁手化(バランスブレイカー)に至れたら良いな』

 

・・・そういやそうだったな。俺って未だに至っていないもんなぁ

 

「ほう?その小僧は未だに禁手化(バランスブレイカー)に至れていないのか。なら修行はもっと過酷な物にするか」

 

何だってー!?おいヤメロおっさん!俺はまだ部長達のおっぱいを揉んだことしか無いんだ!アザゼル先生が言っていた突っつくをしていないんだ!俺帰る!帰って部長のおっぱいを突っつくんだーーーー!!

 

「その煩悩が浮かぶ余裕が無い程の過酷な修行としてやろう」

 

ぎゃーーーー!

 

奧へ奧へと、木々が生い茂る場所へと連れられて行く一誠、そしてそれを気付かれない様に追う人影。こうして修行兼第二回のサバイバルが幕を上げたのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ねるside~

 

「ねむい・・・」

 

「あらネルちゃんおはよう♪」

 

「ん、ミキおはよう」

 

ねるが起きてくる時間は少し遅く、昼になる少し手前で起きてくるのだ

 

「ミラいない?クロもコウもティアもいない・・・」

 

「美羅ちゃんはね?とっても大事な用事が有るって言ってたから今日の夜辺りに帰ってくると思うわよ」

 

キョロキョロと周りの気配を探すも居らず一誠の母:『兵藤三希』から情報を知ったネルはプクーっと頬を膨らませ拗ねていた

 

「わたしそとにでかける」

 

「あらそうなの?それじゃあこれを首に掛けて出るのよ?紅君曰くこれを身に付けていれば安全って言ってたわ」

 

お守りの様な其れには真ん中に『白野紅推参!』という文字が縫い付けられており明らかに自作だと手に取る様に分かる代物だった

 

「じゃあいってくる」

 

「それよりも―――――はい、おにぎりよ♪お昼が近いけど朝に何も食べないのはいけないから歩きながら食べれるわ。それにその様子だと午後も外に出掛けていると思うからこの袋の中に保冷剤とサンドイッチを入れておいたからお昼辺りに食べてね?」

 

「わかった。あらためていってくる」

 

「はい。行ってらっしゃい」

 

ネルは兵藤宅を後にし外の旅へ出発、散歩をするのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぽかぽか・・・」

 

ネルは現在公園のベンチに座り日向ぼっこしている

 

「ねむい(o_ _)」

 

うっつらうっつらして眠ろうとした時

 

「あぁん何だこのガキ?」

 

「幼女幼女!」

 

「ヒャッハー!こりゃあ旨そうだあ」

 

ねるの目の前にはぐれ悪魔が三体目の前に居り危険な事を口走っている

 

「あぁ腹減ったから丁度良いな」

 

「ペロペロ!」

 

「その柔らかな肉を食べたいなぁ」

 

ねるは自分に害が無いと判断して再び眠りに付く。それを見て笑いながら体を引き裂こうとした三体は後ろからの強烈な攻撃によって一瞬で塵となった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「我気になる。この龍、見てるだけで胸の奧がポカポカする?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぐれを消し飛ばしたのは禍の団(カオス・ブリゲード)の頭目、オーフィスだった。ネルが丸まって寝ているベンチの側に行き隣に座り・・・頭をなでなでし一瞬固まった

 

「・・・・・我一体何をしていた?」

 

ネルの頭に置かれた自身の手をもう一度なでなで

 

「・・・・・我一体何をしていた?」

 

繰り返される行為と自身の問いに言い知れぬ感情が生まれ始めた瞬間だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お昼の時間になるとパチッと目を覚ますネル、そしてオーフィスの目と目が合った

 

「おねえちゃんだれ?」

 

コテンと顔を傾げて尋ねるネル

 

「我オーフィス、未だ見たこと無い龍と対面」

 

「オーフィス・・・・・ならオーフィスおねえちゃん?わたしネルっていうの」

 

「お姉ちゃん?我が姉?・・・分からない。胸の内のポカポカが大きくなる。・・・抱いて良い?」

 

「ぎゅー?」

 

「そう」

 

「やってー」

 

オーフィスはネルを膝の上に乗せてぎゅっと抱きしめる

 

「・・・ポカポカする」

 

「おねえちゃんもポカポカー。いっしょにごはんたべる?」

 

「ごはん?」

 

「さんどいっち」

 

手提げ袋から取り出されたサンドイッチ、丁寧にラップで包まれたそれを渡され疑問に思っているオーフィス。そもそも食べる事を知らないのでこれがどういった物かも分からず、ネルの様子をじっと見て観察――――――周りラップを剥がして中身を食べているのを真似して自身も食べる

 

「・・・美味しい」

 

「おいしいおいしい♪」

 

二人で消化されていくサンドイッチは無くなるのも早かった

 

「・・・無くなった」

 

「なくなっちゃったー」

 

「眠る」

 

「ねるー」

 

オーフィスはネルを抱きしめたまま眠り、ネルはオーフィスを背もたれにして眠りに付いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方―――――――――――夕暮れになる前に三人の人影が公園へと入り二人の側まで近づく

 

「おんや~?オーフィスの奴子供を抱いて寝てやがる」

 

「殆ど無感情なオーフィスに抱きつかれる何てよっぽどの事だにゃん♪」

 

「子供か・・・取り敢えず起きるまで待っておくか。何も知らない者を巻き込むのは不本意だからな」

 

美猴と黒歌とヴァーリの三人で禍の団(カオス・ブリゲード)に所属している者達だ

 

「・・・何か用?」

 

「まーまーまーそう殺気立つなよ。俺達はお迎えに来ただけだって」

 

「殺気立つ?」

 

「怒っているってことにゃん」

 

「我怒ってない・・・」

 

「まさか無自覚とは・・・」

 

呆れ果てる三人は引っ剥がして帰ろうとするも、オーフィスはぎゅっとして離さない

 

「オーフィス離すんだ」

 

「離さない。このまま連れて行く」

 

「あぁ・・・まぁ大丈夫だろ。行方不明者として処理されるだろうがな」

 

「何かあっても大丈夫、オーフィスに勝てる者なんてグレートレッド位だにゃん」

 

『まてまてまて!連れて行こうとするな馬鹿共!』

 

このままネルを連れて行こうとする一同に待ったを掛けるアルビオン

 

「アルビオンどうしてだ?オーフィスが気に入ったのだから仕方が無いだろう」

 

「そうだぜい。俺達がどう言おうとしても聞かねえぜ」

 

「諦めるにゃん」

 

諦めて連れて行こうとする三人の内知っている一人に暴露する

 

『それは子供でも人間では無い!龍だ!しかもあの白野美羅に懐いていた龍だぞ!?もしもバレたら・・・バレたら確実に消されてしまうんだぁ・・・』

 

「・・・そんなにヤバイ奴にゃの?」

 

「確かにそうだな・・・俺が覇龍化した所で叩きのめされてしまうのが目に見える」

 

「嘘だろおい」

 

どうしようかと迷っている間にも時間は過ぎて行き、良き時間となった

 

「ん~。たくさんねた。わたしかえる」

 

「・・・・・」

 

「オーフィスおねえちゃん、はなして?」

 

「我も付いて行く」

 

「「「ちょーっと待て(待つにゃん)!」」」

 

「オーフィスねえちゃんのおにいちゃんとおねえちゃん?」

 

「「「おぉう・・・これは破壊力がヤバイ」」」

 

ネルの可愛さに心に矢がグサリと突き刺さる三人

 

「オーフィスおねえちゃんもいえにくる?」

 

「行く」

 

即答するオーフィス。そして三人は現状が如何に危険かをオーフィスに教えるのだ――――――諦めて離すか家まで送り届けるかしないと禍の団(カオス・ブリゲード)に居る連中が後々このネルを襲う可能性が有ると

 

「なら禍の団(カオス・ブリゲード)壊滅させる」

 

「「「もうだめだ、おしまいだぁ・・・」」」

 

結局の所答えは一つだけ、オーフィスは処刑される可能性大だと

 

『もう諦めて家まで送り届けたら良いだろう。後は運命に身を任せろ』

 

 

 

 

 

 

 

諦めて送り届ける為ネルに案内されながら付いて行き、兵藤家の自宅前へと到着

 

 

 

 

 

 

「遂に来てしまったな・・・」

 

「兎に角悪魔連中が帰ってきていない事を祈るばかりだよい・・・」

 

「白音に出会ったら気まずすぎるにゃ・・・」

 

「みき、ただいまー!ともだちたくさんついてきた!」

 

ふぁっ!?と驚いて逃げようとした時にはもう遅く

 

「あらネルちゃんお帰りなさい。そちらの方々はお友達なのね♪ネルちゃんを家まで送り届けてくれたお礼に家に上がって下さい。お茶をお出しするからちょっと待っててね?」

 

オーフィスに連れられる様に家の中へと招き入れられた四人、ネルとオーフィスはくっついている。そして幸いな事に家には一誠や美羅達が帰って来ていなかったのだ

 

「「「ふぅ・・・」」」

 

『ほっ・・・』

 

取り敢えず一安心。お茶の一杯を貰って帰ろうかと思っていると―――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やぁ?いらっしゃい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後ろから爽やかな声が聞こえそちらへと振り向くとニコニコと笑っている美羅が立っていた

 

(((あっ・・・死んだ・・・・・・)))

 

『さらばだヴァーリ、そしてドライグ、俺消えちゃうかも』

 

全員が死を悟った。しかし

 

「お?白龍煌のヴァーリじゃん。それにそこの着物を着た女性からは似た匂いが」クンカクンカ

 

「孫悟空の末裔、確か一誠が美猴とか言っていたな・・・アーシアちゃんに渡したペットを返せ!」

 

「お?こいつ龍を宿してるのか?美味しいのか?」ジュルリ

 

黒や紅はまだ良いだろう・・・問題は雌煌で、ヴァーリにロックオンしてしまった事だ

 

『く、喰うだと!?や、止めてくれ!俺は美味しくないぞお!?』

 

「待てアルビオン!それだと俺は食べられても良いと言う事になるぞ!?」

 

『済まないなヴァーリ、歴代最強の宿主だがこればかりは譲れないさ』

 

「アルビオオオオオオオオン!」

 

「うっさい!」ガシッ パァンッ!

 

「ちょやべふぅっ!?」

 

「うごぉあ!?」

 

『いだぁ!?・・・どうして俺にまで攻撃が通るのだ』

 

雌煌にはアイアンクロー、ヴァーリにはハリセンという心優しさが目に見えて分かる気遣いだ。しかし美羅の力での一撃なのでとても痛くアルビオンはついでにと言う形で攻撃されたのであった

 

「あら?美羅ちゃんも帰ってきてたのね。皆の分のお茶も煎れるから少しだけ待ってて?」

 

「あ、それ位は自分でやるのでおばさんは座ってて大丈夫です」

 

「本当に出来た娘!馬鹿息子もしっかりとして欲しいわ・・・」シクシク

 

「そうなる運命だったとしか言えません」

 

台所へと向かい少しして人数分のお茶とポットを持ちテーブルへと座らせる美羅。二人と一匹は顔を青ざめさせていた

 

(聞いてない・・・幾ら何でもあの女強すぎるにゃん。オーラがヤバイ!巧妙に隠されているけどその手に精通していない者じゃにゃい限り絶対分から無いいにゃ!)

 

(やべーい・・・黒歌も思っていそうだがオーラがやべーい!もしかしなくても禍の団(カオス・ブリゲード)ってとんでもない連中に喧嘩売っちゃった?もしそうだったら命乞いしよう・・・)

 

(ふっ流石は白野美羅さんだ。俺の勘が言っている!彼女は強くても更に成長していると!!)

 

『ヴァーリ止めてくれえ!俺は消えたくない!魂すら消し飛ばせそうな奴と戦いたくないぞおおおおお!』

 

「あら?もしかしてこんな広い家に入った事が無くて緊張しているのかしら?そうだとしたら悪い事をしちゃったわね?」

 

実は美羅が怖いと言う事で顔を青ざめている事実に一誠の母、三希は気付いていない

 

「まぁ、ネルを家まで送り届けてくれたから物理では何もしないよ?」

 

一同はホッとするがそれはそれでフラグであった

 

「さぁあて話しを聞こうか禍の団(カオス・ブリゲード)。派閥が色々と存在しているのは知っているから洗いざらい吐いてね?」

 

(おっふぅ・・・吐かないと絶対に見逃してくれないんだろうなぁ・・・)

 

(転移をさせれば何とか逃げk―――――――)

 

「――――――逃げきれないからね?」

 

(だれか助けてにゃん)シクシク

 

「悪いが―――――――断る!」

 

『やめてくれえええええええ!』

 

もう正直に全部ゲロっちゃおうかなと考え始めていた二人だがそれより先に拒否するヴァーリ

 

「今ならワクワクサバイバル体験出来るけど―――――どうする?今よりも確実に強くなれるよ?」

 

「よし受けよう!」

 

「条件は禍の団(カオス・ブリゲード)を抜けたらだけどね?」

 

「ならば抜ける!」

 

「ヴァーリが抜けるなら俺っちも抜けるわ」

 

「にゃにゃ!?」

 

あっさりと即決した二人に驚く黒歌

 

「悪いな黒歌、俺は強い奴と戦いたいんだ。だから仕方が無いと思ってくれ・・・それに今のままだと確実に伸びないと感じていたからな」

 

「ヴァーリと同じくだぜい!・・・ま、それだけじゃないんだけどねぇ」

 

「うにゃぁ・・・・・」

 

ショボンとする黒歌に悪魔の囁きを掛ける

 

「このまま行くと小猫ちゃんに嫌われるよ?真実を暴露しないとね?」

 

「でも絶対皆信じないにゃ・・・」

 

「悪魔は一枚岩じゃないって事位知ってるから問題無し。寧ろやっちゃえ!私が背中を押してあげるからね?シスコン赤髪の毛根をハゲさせてみたいし♪」

 

(あ・・・これはマジで言っている人の目にゃ・・・・・)

 

「うぅ・・・分かったにゃ。一回だけ信じてみるにゃ・・・でも保険として失敗したらちゃんと逃がしてくれるのかにゃ?」

 

「その程度余裕よ」

 

二人は握手して約束

こうしてヴァーリチームの三人とこの場に居ない二人、アーサー・ペンドラゴンとルフェイ・ペンドラゴンに事の詳細を告げたのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ヴァーリside~

 

俺はヴァーリ、今代の白龍皇だ。各勢力会議にてアザゼルから離反したのだが訳合って白野美羅さん達と行動を共にしている。しかし今は模擬戦を行っている・・・誰とだって?紫髪の女性と戦っているのだが―――――強すぎる!はははっ!正に井の中の蛙と言う事だ!・・・世界は広いと実感した瞬間だ

 

「そらそらそらこの程度か!白龍皇の力とは!これではあの男よりも弱い!弱すぎるぞ!!」

 

「グフッ!」

 

がら空きの腹部にぶち込まれる雌煌の攻撃、因みにもの凄く手加減しての攻撃なので死にはしない

 

「クソッこれならば!」

 

『Half Dimension!』

 

周囲を半分にする力を持って攻撃するも

 

「効かぬぅ!その程度の攻撃なぞあちらでは日常茶飯事だ!」

 

両手から放たれる各種の属性弾の大きさが半分にされるものの威力は弱まらず、唯々小さな弾丸の如く襲い掛かり装甲を細かく砕いて行く

 

「ぐあっ!?」

 

『いかん!あの様な弾を半減させてしまえば小さくなり余計に厄介な代物となるぞ!』

 

「フッ、半減の力は物理攻撃を使用した際に使えと言う事か・・・全て躱されるが、やってやろうじゃないか!」

 

オーラを高め限界領域での戦闘に移行、それを直感で悟った雌煌もまた笑みを浮かべながらオーラの波動を強めて相対。ヴァーリの渾身の攻撃達は掠る事も許されず雌煌の攻撃を受け続ける物となって行き、遂には力尽きて倒れた

 

「もう終わりか・・・もうちょっと楽しめるかと思っていたが期待外れだったな。だがとんでもない原石だな!磨けば磨く程強くなるとは俺も嬉しい限りだ!ハッハッハッハハハハハ!」

 

「グゥ・・・まさか掠ることさえ許されないとは・・・・・」

 

『まさか白野美羅と拮抗出来そうな力を持つ者が居るとはな』

 

「おいおい勘違いしちゃあいないか?」

 

「・・・確か白野黒と言ったか?」

 

「黒で良いぞ。確かに雌煌の奴は強いさ・・・お前達が強いと言っているグレートレッドよりもな。だが美羅には勝てないんだよ――――――あいつと死合するとなれば確実に殺されるからな」

 

『・・・要するにこの世界で最強なのは白野美羅と言う事か』

 

雌煌の気晴らしも兼ねての試合はヴァーリの完敗。そして余裕で勝利した雌煌ですら勝つ事が出来無い存在の美羅に納得する

 

「唯一倒せるとしたらネルだけだな・・・」

 

「「「『何ぃ!?』」」」

 

あの様な子供に美羅が負けるのか!?と驚愕する一同

 

「よっしゃ!俺がネルに勝てたら最強って事だな!ぶっ飛ば―――――――――」

 

「誰が?誰を?ぶっ飛ばすって?」

 

「「『ヒェッ』」」

 

「ち、違うんだぁ・・・・・と見せかけて食らえやおらぁ!」

 

弱腰と見せかけて不意打ちの上級悪魔を粉にした属性パンチを放ち美羅の腹部へ直撃――――――だが両手でがっしりと頭を掴んでか~ら~の~シェイク攻撃

 

「うごごおごごご!?ぐぺぇ!」

 

倒れたと同時に穴という穴から"見せられないよ!"のモザイクが入る。これで読者も安心だろう

 

「汚い雌豚だこと」

 

倒れているにも関わらず死体蹴りを行う容赦の無さは教育に悪いだろう

 

「さてと・・・掃除はちゃんとして帰ってね?」

 

そしてパッと帰る美羅の後ろ姿を見ながら一同は「理不尽だぁ」と心の内で嘆いた

そうこうしている内に愉快な一日が終わり、明日にはいよいよ一誠達とご対面する

 

 

 

 

 

 




布団「ま、負けぬぅ。布団はこの程度では負けぬのだぁ」ボロボロ
ミラ「まだ言うか!」
布団「諦めん!諦めんぞおおおおお!例え俺が倒れても第二第三と後の道が続いて行く!」
ミラ「・・・なら全部を破壊してあげる!」

ミラビーム!

布団「止まるんじゃねぇぞ・・・」



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