暇つぶしに行くD×D世界で祖龍がBalance Break!! 作:ぬくぬく布団
ミラ「;Д`)Zzz」
黒「寝てやがる」
紅「メッキがボロボロだな」
ティア「そう言ってやるな。作者が遅すぎるのがいけないのだ」
雌煌「おっ、そうだな」
ネル「はじまるよ」
~美羅side~
美羅は、別荘から少し離れた場所に建つ作業場にてディアブロスの素材に手を加えている。俊屋の大剣を甲殻と角をふんだんに使った頑丈をテーマとした一品だ
う~ん・・・名前どうしよっかな~。双角大剣ディアブロスは安直かなぁ?まぁ、ワンオフ武器だから別に良いや。文句言ってきたらブッ飛ばす方向で
美猴の如意棒は折れてしまった為、伸び縮みしない棒として改修する事にした。翼部分の鱗や甲殻を用いて、出来るだけ丸み帯びた棒へと進化した。先端部分には翼爪をあしらえて完成。突いて良し、叩いて良し、の一品となった
双角棒・・・何て付けよう・・・・・。よし、適当にしちゃえ!双角棒セントウに決定!
お次はアーサーのコールブランドだが、これに関しては一から打ち直しであった。砕けた刀身を一度溶かし、双角剣ディアブロスを作る際に削った角を粉にして一緒に混ぜ込む事で強度アップを試みた。しかも、見事成功を収めた。西洋剣の特徴である両刃の直剣にするが、そのままのでは必ずポッキリ折れてしまうのは目に見えているので刀身の腹部分を覆う様に重ね合わせた鱗で補強。後は装飾を全て外して唾を甲殻にする事で完成した
コールブランド・・・双角直剣コルブロスで!
最後はヴァーリの大槌。これは素材を最大限に活かした尻尾を丸々一つ使った武器である。手を加えたのは持ち手だ。肉を削ぎ、鱗と甲殻で頑丈な骨を覆っただけだ。しかし、骨は折れる事無く持ち手と機能した
ディアブロハンマーね
因みに、一誠のアスカロンはアーサーのコールブランドと同じ様に打ち直しの際に角の粉を混ぜ込んである。だが、装飾の類は一切無い。もし、剣に自意識があったなら憤慨すること間違いないだろう
「これで全員分の武器が完成したわ~」
美羅はグゥーっと背伸びしながら別荘へと帰宅した
武器制作を終えた美羅は、巨木の頂上に登って不備がないかのチェックをしている
「特に変化はない―――ね」
今の所、不思議ワールドにこれといった変化はない。とても順調である。しかし、油断は出来ない。美羅の能力がチート級だろうと、何かがあってからでは遅すぎる。慢心はいけない―――何処ぞの英雄王も見習ってほしいが、それはそれである
「繁殖期は・・・ジャンヌちゃんのリオ夫婦がもう少しかな?」
新たな命が産まれる事に染々と感じながら、これからの行動計画を見直す
禍の団の二つの派閥を破壊、残りは転生者チームが中心とした奴等だけね。でも、ロキ坊やを消した事から神話勢力から目を付けられたのが痛いわ・・・。恐らく快く思っていない神から要らぬ茶々が入る事は確実、その時は白トカゲ達をぶつけたらいい感じになりそうね
来る神との戦いに着々と仕込みを行い、下僕にする気満々である。尚、自称神様と本当の意味で殺しに来る神は例外なく殺すのは決定である
それにしても・・・う~ん、どうして一誠君は禁手化に至らないのかが分からない。生存本能は十分過ぎる程刺激したし・・・何が原因なのか分からないわ
美羅の唯一の誤算は、一誠の禁手化についてだ。本来ならば至っていてもおかしくはないのだが、方向性の違う亜種進化という変化だけだ。雷狼の戦鎧はフルプレートではないし、赤龍帝本来の能力が活かされる姿でもない
もう一度命の危機に陥れば禁手出来る?・・・・・う~ん、無理かなぁ。勘が囁いてるのよね・・・亜種進化しちゃうってさ
美羅のリアルラックは悪いが、直感は確実に当たるので良い事悪い事のフィフティーフィフティーである
観察も終わり、美羅は作った武器を持って別荘へと帰還すると、裏庭で戦闘音が鳴り響いていた
「ほらほらほら!あんた達の力はその程度なのかしら?甘い、甘すぎるわよ!」
「うぉおおおお!?炎の火力がヤバイ!燃えたら骨すら残らないだろ!?」
「これ程までに強くなっているとはなっ!面白い!!」
「アチャアチャアチャッ!?髪が焦げちまったぞ!」
「世の女性とはこれ程まで強いのですか!?」
「ドワッチィイイイイイイイイイ!何で俺に炎が集中してるんだよ!?」
「卑猥な目で私を見ているからに決まってるでしょ!」
五対一の模擬戦か、進化した邪ンヌちゃんは強いよ。黒炎って良いよね~、「クッ、静まれ俺の右手!」な~んていう中二病ごっこも出来るしね。かつて陥った者だけ対象の精神攻撃は正に愉悦!あっ、一誠君のお尻燃やされたわ
ジャンヌの黒炎が遂に一誠を捉え、尻の部分を燃やすというギャグマンガの光景を見る事が出来た。しかし、この世界はギャグ時空ではなく、鎮火した後は尻を丸出しにしている一誠となる。あまりにもみっともなく、美羅は酷い絵面にはお仕置きが必要であると判断した
「お尻を丸出しにしたら駄目でしょ!」
ッパーン!
「あいっぎっ!?いっでええええええええ!」
罰ゲーム用に開発された虹色ハリセンが一誠のお尻に直撃。良い音を鳴らしているので、「痛そうだなぁ~」と呟く者が大半だろう。しかし、これは第二回サバイバル初日にヴァーリ達に見せたあのハリセンなのだ。超痛いではなく、割れると錯覚させる程の痛さを与える代物だ
「一誠の尻が死んだ!?」
「この人でなし-!」
ゴロゴロと地面を転がる一誠を見て、誰もが自業自得だと判断した。一誠が戦闘不能?となったので、残りは四人―――いや、隙だらけのアーサーに腹パンを入れてノックアウトさせたので三人となった
「グホッ、腹パンは危険・・・です・・・」
アーサーの悶絶っぷりを見た三人は、予想以上に威力がある事を確信した
「筋肉が見えないのにあの威力・・・詐欺だな」
「ボディだけは勘弁だぜ」
「最悪の場合だと、黒炎を纏った四肢での攻撃だな。掠れば燃え、直撃すればと思うと・・・想像したくないな」
俊屋の言葉が聞こえていたのか、ジャンヌはニヒルな笑みを浮かべながらその予想を肯定した
「あら、戦闘狂二人とは違って覗き魔はよく観察出来てるじゃない」
「あれはワザとじゃないって!引き摺るなっては言わないけど、そっちも悪いって事だっただろ!」
俊屋のド正論を受けたジャンヌは、一瞬だけ固まり空気を震わせながら一言
「・・・殺す」
俊屋はジャンヌに殺害宣告を受けてしまった。これで楽には殺られる事がない事が決定してしまった
「俊屋逃げろ。奴は確実に殺すつもりだ!」
「ヴァーリと同意見だぜい。この殺気はヤッベェ・・・前回会った時ってこんなに強いオーラ纏っていなかったのにどうなってやがんだ」
「た、助か―――メキャァッ」
俊屋が背を向けて逃げようとしたと同時に、鈍い音が響き渡る。嫌な予感がしつつも、恐る恐る後ろを振り返ると大地に犬神家した二人とあくどい笑みを浮かべているジャンヌの姿があった
「ジャンヌちゃん、殺しは駄目だからね?」
「チッ!・・・まぁいいわ、その能天気な顔をボッコボコにしてやるわ」ゴキッペキッ
拳を鳴らしながら
「へ?きゃあ!」
「え?何が――――ドブェアアアアアアアアア!?」
なんと、何もない地面でジャンヌがスッテンコロリンと転げたのだ。美羅はただ茫然としており、どうしてあの場所で転げたのか理解出来なかった
「えぇ・・・」
取り敢えずジャンヌが転げた辺りの場所へ行くと、地面が少しだけ湿りを帯びておりその中心には何かが潰された痕跡があった。それを触って確かめようとした時、とても可愛い悲鳴が上がった
「ひゃん!?」
「俊屋君、アウト―。と言いたいけど、これはジャンヌちゃんの不注意という事で見逃しで」
「ン"-!ン"ン"-ーーー!!」
ジャンヌの転んだ勢いをそのままに巻き込まれた俊屋はというと、どこぞのト〇ブル主人公の様にジャンヌの下敷きとなってラッキースケベを発動していた。これが一誠だったら間違いなく美羅からの制裁が待っているが、俊屋だからこそ見逃されたようなものである。そして現在、俊屋はジャンヌに乗られて息が出来ず、太腿をタップして早くどいてくれと必死にアピールしている
「こっ!?///」
ようやくジャンヌのショートしていた脳が冷静さを取り戻し、素早く上から退いて俊屋の顎に向けてアッパーで打ち上げようとする。その姿を見た美羅は、止めようと声を掛ける
「あっ、動いたらまた滑―――」
ツルンッ♪
ジャンヌは、何かを踏み潰した足に力を入れていた為再び転んでしまった。しかも、今度はお尻からではなく前に転げる。つまり―――ジャンヌは俊屋に覆い被さるという事だ。俊屋も俊屋で、ジャンヌが退いた事でようやく酸素を肺に遅れる様になった為大きく息を吸う。・・・そのタイミングで胸から転げるのだ
ムチュッ!
「ひ、ひゃあああああああああああ!/////////」
「ング~~~~~!?」
俊屋のラッキースケベっぷりを見た美羅の感想はただ一言
「ナァニコレ」
頭が痛くなる光景だったが、スルーして先程の痕跡を調べる。湿っている土に指でなぞると、独特の滑りとキノコの残骸
何故ヌメリンギがこんな場所に生えてるの?しかも、一番滑りがある小さなやつぅ。あれかな?俊屋君はラッキースケベの星の元に生まれた感じ?いや、ジャンヌちゃんが来る前まではそんな事何一つ無かった。・・・もしかしてジャンヌちゃんだけを対象としたラッキースケベなの?う~ん・・・分からん!とにかくこの件は保留にしておこう。こればかりはどうしようも出来ないわ
美羅がジャンヌの方へ向き直ると、羞恥で耳まで真っ赤に染めたジャンヌが剣を取り出そうとしていた。流石に目に余る行為だったので、虹色ハリセンでお尻を叩く
ッパーン!
「い"っ!?いだいいいいいいいいいいいいい!!」
威力が予想以上だったのか、ジャンヌは悶絶してプルプルと震える。俊屋の方は気を失っていた。恐らく窒息で意識が飛んだという事は把握出来た。そして、この場で最も場違いな考えを持っている一誠は俊屋の事を血涙を流す勢いで羨んでいた
「俊屋アアアアアアア!俺は・・・俺は!お前が羨ましいいいいい!どうして俊屋はおっぱいを吸えるんだよ!おかしいだろ!?俺の方が頑張っているのに・・・頑張っているのにっ!どうしてなんだよおおおおお!チックショオオオオオオオオオオオオ!」
「喧しい!」
「おっぱいっ!?」
美羅は、拳骨で一誠を物理的に黙らせた後、涙目で落ち込んでいるジャンヌの傍まで近づいて率直な感想を告げる
「ねぇ、油断しすぎじゃない?」
「うぐぅっ!?」
「最初の転倒はまだしも、二回目については自分で注意する事も出来たよね?これで俊屋君を攻撃したら―――めっちゃ暴虐な女って思われるかもね~?男友達も出来ないかもよ~?」
「わ―――」
「わ?」
「私だってワザとじゃないもん!何よ何よ何よ!あそこで踏んづけてもヌルって滑るとは思わないでしょ!?ヌルヌルがブーツに付いているなんて思いもしないじゃない!理不尽なのはこの世界よ!!」
「それは―――私が理不尽な存在って言ってるという事で間違いないよね?」
「 」
ジャンヌは美羅に理不尽な存在であると言った事にようやく気付き、呆然とした表情から頬が引き攣らせた
実際問題美羅が理不尽な存在である事に違いはないが、それを真正面から口に出して言っているのは黒と雌煌の二人位である。そんな彼等がどうなっているかは目の前で蹂躙されたりしているのを見ている為、ジャンヌはこの後自分が何をされるのかを想像しているのだろう
「大丈夫大丈夫、肉体言語じゃないから安心して良いよ?」
「そ、そう―――」
「でも、ちょっかいを掛けないとは言っていない」
「いっ、いやああああああああああああああ!」
一瞬で距離を詰められて抱き締められたジャンヌに待っていたのは―――頭を撫でる行為だった
「よ~しよしよしよしよし。邪ンヌちゃんは甘えん坊だね~♪も~っとお姉ちゃんに甘えても良いのよ?」
ナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデ
ジャンヌは、誰かに頭を撫でられる行為は両親以来だ。少しばかりの間過去の事を思い出しながら堪能していると、此方をジッと見ている者達が居た事に改めて気付き顔を真っ赤に染める。羞恥で燃やそうとするが、その悉くを美羅に邪魔される事で叶う事はなかった
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「シネ、シネシネシネシネ死んでしまえ!」
美羅から解放されたジャンヌが第一に行動したのは、傍観者の先程の記憶を消す為に刃を潰した聖剣で追いかけているのだ。最初の犠牲者は誰もが分かる通り、赤龍帝(笑)の一誠である。第一声が、「美羅先輩のおっぱいはどんな感じだったんですか!」と近づいて聞いて来たので左頬に刀身の腹をぶち当てて吹き飛ばした。ヴァーリは腹パンと見せかけて金的を蹴り上げて戦闘不能。美猴はジャンヌを笑っていたが、ヴァーリが金的された事で冷や汗を流しながら逃走。しかし、黒炎で全方位を包まれてなす術も無く金的をされて戦闘不能となった。アーサーも美猴同様に金的をされてしまった。今生き残っているのは俊屋だけだが、目を閉じて見なかった事と美羅の助言で命拾いした
戦闘不能となった四人に死体蹴りをしていたジャンヌは、スコップを片手に大きな穴を掘って首だけ出る様に四人を埋めた。そして、嬉々とした表情で四人の頭の上に生肉を乗せた
「あんた達は見てはいけないものを見ました。よって、罰を与えます」
「理不尽だろ!」
「赤龍帝には当然の処置だが、俺達もというのは納得がいかないぞ」
「笑っただけだろ!?」
「私は笑っていません!」
「だったら、俊屋みたいに見ない様に目を閉じていましたか?―――見ていたでしょ!私からばっちり見えていたのよ!まぁ、私は鬼ではありませんのでこれで赦してあげます」
ジャンヌが空に黒炎を飛ばして小さな爆発を起こす。少しして遠くから二頭の竜が滑空して傍へ着陸した。その一頭についてはよく知る姿―――森に入って直ぐに出会ったリオレイアだった。だが、個体は違っているので何も問題はないし、「二頭についてはジャンヌの支配下に入っている」と美羅が告げたので四人は少しだけホッとした。だが、ジャンヌが二頭に命令した言葉はとてもあくどい物だった
「レウ、レア。あそこの土に埋まっている馬鹿達の頭上にある生肉を食べていいわよ。あ、馬鹿達には怪我をさせちゃいけないけど、舐めたりするのは大丈夫だから―――遠慮なくやっちゃいなさい!」
「「「「待てええええ!」」」」
四人の叫びは空しく、二頭は四人の傍まで近づいて舐め取る様に生肉を食す。唾液まみれになった四人の姿は正に滑稽である。だが、生肉は一つだけではない。ジャンヌは、お代わり分の生肉を四人の頭の上に乗せる
「さぁ、お代わりよ」
四人が叫ぼうとするが、それよりも早く二頭が舐め取って生肉を頬張る事で何も叫ぶ事が出来なかった。すると、俊屋がジャンヌに近づいた事で四人は希望の光が見えたと思ったが、俊屋が告げた言葉は残酷だった
「えっと、ジャンヌさん。俺も生肉あげていい?それと二頭に触りたいんだけど~・・・大丈夫かな?」
天は四人を見放し、どん底へと落とす
「良いわよ。レウとレアのお代わりはまだまだあるので大丈夫です。それと、変な触り方をしない限りはかまいません」
「そこら辺はイトハで分かってるから大丈夫だ」
「イトハ?」
俊屋はふと思い出す。イトハの存在を知っているのはオカルト研究部を除けば、兵藤家の夫婦と美羅達だけだった
「イトハは・・・前回のサバイバルで討伐したジンオウガっていう狼竜の子供なんだ。その~、白野さんに突っ込んだ奴がお腹に宿していた卵から孵ったんだよ」
「成程、レウとレアも繁殖期に入ると言ってましたから卵を産んだのかもしれませんね。―――そこの所どう?」
ジャンヌがレアに尋ねると、レウの方を一瞬見て小さく唸った
「なるほど、レウは奥手でヘタレなのですね」
『!?』
ジャンヌに伝わったレウの甲斐性―――とてもヘタレらしい事を暴露されてしまい、口をあんぐりと開けて意気消沈していた。俊屋はしょんぼりとしているレウを慰めようとしたが、横槍が突き刺さる
『俊屋もヘタレだから似た者同士だな』
「!?」
土の中に埋められている四人の言葉が突き刺さり、否定しようしたが
「あら、俊屋とレウは似た者同士という事なのね」
ジャンヌにヘタレ認定されてしまい、四つん這いで落ち込んだ。同士の傷の舐め合いをする俊屋とレウは、この触れ合いで一気に仲良くなった事は言うまでもない
サバイバル開始から一ヵ月、リアス一向については生存本能が刺激された事で各自のスタミナが大幅に改善。リアスと朱乃は、空を飛ばずとも走りながら魔力を使えるかもしれない程成長したとの事。ギャスパーに関しては、ゲームの知識を生かして皆の装備・・・武器を手作りする事でサポート中心で貢献
一番の変化は残りの三人で、木場はあの不明の太刀を使う事で技術の上昇、塔城は仙術と黄金の戦士を掛け合わせた遠近両用の戦士となり、アーシアに至っては聖なる気を物質化して武器や防具に変化させるだけに止まらず戦い方がガラリと変わったとの事だった
前者四名については予想通りで、子猫ちゃんに至っては壁を越えた。それは良かったんだけど、アーシアちゃんはどこまで進化するの?聖なる気を物質化するのはまぁ良いとして、問題は戦い方が変わったという事ね。一回遠目で見たけどさぁ?素手の時は今まで通りでも、武器を使った時の動きが・・・あの人外達の動きにそっくりなのよね~
どうしてこうなった!?
美羅の予想以上に化けたアーシア。素手の場合は今まで通りの御祈りからの鉄拳という点は変わらない。だが、聖なる気の物質化だけでも問題なのに、それを扱う動きがヤバイの一言だった。美羅達が良く言う人外―――モンハン世界で言うところのハンター達の動きなのだ。しかも、美羅と死闘を繰り広げたハンターの動きにそっくりなのだった。美羅はアーシアの背中を見て、「あれ?もしかしてあの人間?・・・いやいやいやそんな訳ないと思いたかったけど、後ろに見える魂の輪郭がそっくりさんだよ」と呟きつつ、この問題を考える
あの人はハンターの中で一番強かったのは覚えてるよ。命の大切さも知っていたし、モンスター達の生態系を護っていた一人だったから・・・
私と初めて会った時はやんちゃな時だったな。「俺は強い!」「モンスターには敗けない!」って言える位強かったけど、私と出会ってそのプライドをへし折っちゃった時からのお付き合いよね~。「次は敗けねぇ!」「クソッタレ!まだ敗けてねぇぞ!」って言ってたのに、そこそこの時が経つとお話しする為だけに会いに来たりと変な奴だと感じたんだよね。まぁ、話は面白かったし、食事もしたし、飲み会もしたし、一番楽しかった時代だった。彼が死んだ後は何ともつまらない日々だったけどね
そんな事を思ってたらさ・・・フラグだったよね。だって、見えるんだもん。あのハンターがアーシアちゃんの後ろで笑顔のサムズアップしているとか不意打ちにもほどがあるでしょ!笑わなかった私偉い!・・・・・ゴホンッ!しかしまぁ・・・何て言うの?あのハンターの魂がアーシアちゃんに憑いた原因って・・・この世界が原因?いやいやいやありえないって!ありえないって!?
美羅は現実逃避を始めた。さて、アーシアの背に憑いているハンターなのだが、これは美羅の予想通り彼のハンターの魂で間違いない。原因もこの不思議ワールドのせいである事に間違いない。なら、何故ハンターの魂が居るのかというと、美羅がモンスター達をこの世界に放り込んでいる時に入ったという事だ
彼のハンターは寿命で死んだ。しかし、再び目を開けると眼下に自分の身体が!?どうしようかと考えていると、「あっ、これだったら旅が出来るじゃん!」という考えで旅行した。そんな中、増えすぎてどうにかしなければならないモンスターを、美羅が消しているではないか!しかも、攻撃による消去ではなく何処かへ放り入れる様な動作―――好奇心強いハンターは美羅の作る空間に興味を抱き、ノリだけでモンスターと一緒に入ったのだ。幾年も経ち、「さぁて、出るか!」と意気込んだはいいが、モンスターが出現する地点がバラバラ。しかも、一方通行の世界だった事から、ハンターは絶望した。それからは、景色の良い場所でぼんやりと寝ながら眺めるだけ
どれだけ経ったか分からない程ぐーたらしていると、モンスターとは違う不純物がこの世界に入れられた事に直ぐ気づき、笑い半分で眺めていた。人数も三人に増え、轟竜を倒してこの世界から出ようとするではないか!一緒に憑いて行けば~と試すも、全然出来ない。またしても寂しい時が訪れ、次は何時になるのやらと待っていると大人数で来た。目新しい情報と、ベテラン視点からの初心者に伝える事が出来ないもどかしさにウンウン悩んでいると、金髪の少女―――アーシアの背に二つの魂が憑いている事に気付いた。「おっしゃあ!この子ならきっと行ける!」と魂を震わせながら憑くと、成功した。しかも、アーシアが寝ている時だけ限定だが話す事も出来る。はしゃぎ、「美羅達との関係者であるから秘密にしてね?」という形で一緒に行動する事に成功。サバイバル後半に突入してからは、訓練所の教官より優しく動きについて助言したり、武器とか作ってみようと言って現役時に使っていた近接武器の全てを教えた。アーシアは教えをよく聞き、スポンジの如く吸収して、実行出来るまでの実力となったのだ。因みに、アーシアが話す白き祖様という言葉を聞く度に、思い出し笑いの様に微笑んだりする
さ~てと、全員の基礎能力の向上は済んだのは良いんだけど・・・一誠君どうしよ。禁手化出来ないのは困りものだよね~。こればかりは私がどうこう出来る問題じゃないからね。よっし、今回のサバイバルは後少しで終了にしますか!一誠君達は危な気なく討伐しているし、次回は黒達をけしかけよっかな
サバイバル内容がガラリと変わる事が決定した一誠達。本気ではないとはいえ、そんじょそこらのモンスターよりも桁違いに強い黒が相手となるのだ。これからの戦いを見据えての内容。そして、美羅達を気に入らない者として見る神々の目。美羅は温厚であるが、限度はある。いつまでも不愉快な視線に晒されるのは大っ嫌い
塵も積もれば山となる。神々が祖龍の尾に足を乗せるまであと少し
「今回は物凄く平和だね。よ~し、無関係なお兄さんがおしゃべりしちゃうぞ~!・・・いや、話そうとしたんだけど話題がないね♪まぁ、今回の話は強化された結果が中心?だね」
布団「ヤレヤレだぜ」
「・・・やだなぁ~」
布団「今回はジャンヌちゃん限定特攻の俊屋くんの力のアピールなのさ。分かる人にはわかって頂きたい。それと、物語はそろそろ終盤に入るぞ!」
「え?中盤辺りじゃないのかい?」
布団「確かに今は中盤辺りだ。だが、これ以上エタるのは大変だと感じたので超展開にするつもりだ」
「・・・それでいいのかな~?」
布団「正直言おう―――アーシアちゃん強化は布石なのだよ。DDで好きなキャラの内の一人だからね!今まで以上に頑張って書くぞぉ~」