暇つぶしに行くD×D世界で祖龍がBalance Break!!   作:ぬくぬく布団

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布団「気合入れていきます!」
ミラ「ふぁっ!?」
黒「フラグ回収か?」
紅「次回がもっと遅くなるのか?」
ティア「それよりも、ゲームは大丈夫か?」
布団「大丈夫だ、問題ない」
ミラ「それは大丈夫じゃない人が言うやつぅ!」








ねる「はっじまりぃ~」









第74話 転生者激減!

~美羅side~

 

魔術オタクの京矢を下僕にした美羅は、遂に行動に移す事にした。その切っ掛けとなったのは、修学旅行中の一誠達を転生者組が襲撃を仕掛けてきたという知らせを受けたからだ

 

「それで?黒はどんな感じなの?」

 

『黒歌に手を出そうとしたゴミ屑を排除している最中だ』

 

「紅は?」

 

『あいつは『アーシアちゃんを犯すだとぉお?野郎ブッコロシテヤアアアアアアアアアアル!』・・・まぁ、アーシアに変なゴミが付かない様に暴れている』

 

美羅は黒から伝えられる情報を聞くと、アーシアを狙う転生者達に紅が突撃をかまして千切っては投げを繰り返しているらしい。しかも、アーシア達とは別行動をしているので心配をしているとの事だ

 

アーシアちゃんが転生者達に組み伏せられると思う?殆どが鉄拳制裁か、聖気の殴打武器で吹き飛ばされるのが目に見えてるわ。それに、子猫ちゃんも一緒に居るから大丈夫でしょ

 

どうにでもなると思っていた美羅は、デパートで買ったお弁当をのんびり食べている。すると、アザゼルから美羅へ緊急連絡が入った

 

ジリリリリリ!ジリリリリリ!ジリリ――ガチャ

 

「何?今お弁当を食べてるから簡潔に」

 

『転生者、ヤバイ、助けて』

 

「もう切るよ~」

 

美羅がアザゼル印の電話の受話器を下ろそうとしたら、アザゼルは必死に呼び止めようと大きな声を出す

 

『ヤバイんだよ!転堂だったか?あいつがポンポンとヤバイ武器を射出しているんだよ!っとぉおあぶねぇ!?あいつの連れか分からねぇが、赤龍帝のビームをナイフ一本でかき消した奴もヤバイ!なんなんだよあれは!』

 

「えぇ・・・皆弱すぎじゃない?」

 

『いいや、そうじゃねえ。確かに今言った二人もヤバイがいきなり乱入した女がヤバすぎる!いや、これは増援って言った方が良いな。とんでもない動きをして赤龍帝の肉を噛み千切りやがった!悪食にも程があるぞ!人喰いを嬉々とした表情でやるあれは人間じゃねえぞ!ってぎゃあああああ!俺の抜けた羽一枚を食べやがった!おい、ロアルドロスって何だ!カスカスって何だよ!!』

 

最後についてはどうでもいい情報だが、事態は急を要しているのだろう。転堂ともう一人の男―――夜刀志木(やとうしき)の二人を主軸とした転生者達が一誠達に襲い掛かったとの事だ。地獄のサバイバルで拮抗状態だったのだが、リコリスが参戦した事で甚大なる被害が出ているらしい

 

「主、私達が行かなくてもいいのか?」

 

「私はこのお弁当とデザートが食べ終わってから覗くわ。だから、行ってらっしゃい下僕達!」

 

美羅が指差した先には、ティアと舞樹姉弟とヴァーリ達三人の六人だ。ジャンヌは、美羅と一緒に後程お邪魔する形である

 

「・・・待て、待ってくれ。主は冗談が過ぎるぞ?」

 

「本気だよ?」

 

ティアは頬を引き攣らせ、逃走しようとするが五人に取り押さえられる

 

「は、離せぇええええ!」

 

「龍が敵前逃亡するな!」

 

「五代龍王の一角が逃げの選択を取るな!」

 

しかし、ティアの力は強く、五人がかりでも徐々に引きずる程の力で逃げようとしていた

 

「主が言っていただろ!龍を生きたまま食べる狂人だと!我は食べられたくない!!」

 

「先程話を聞いていたが、赤龍帝は味見された様だ。仲間が増えるだけだ」

 

「全て諦めちゃいな!」

 

「嫌だ!!」

 

ティアが必死に拒絶している中、美羅は六人を包む様に魔力を流した。それと同時に、足元に浮かび上がる魔法陣を見て、ティアが絶望の表情をし、舞樹姉弟は覚悟を決めて、ヴァーリと美猴は転生者達にお礼参りを、魔術オタクの京矢は魔法陣に興味津々

 

「いってらっしゃ~い」

 

「ある―――」

 

ティアが言い終える前に一誠達の元に飛ばし、再びお弁当をゆっくりと食べ始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~黒side~

 

「ドラァッ!アーシアちゃんを汚そうとするゴミにも劣る汚物は焼却処分だ!!」

 

紅が口からブレスを吐き、転生者達を燃やしている光景をのんびりと見ている黒と黒歌。生八つ橋を食べつつ、その行く末を見守っている

 

「黒・・・紅の口から炎の弾が出たのだけど・・・本物?」

 

「紅も俺と同じ龍だからな。全力全開で暴れはしないが、有事の際には結界を全力で張る予定だ」

 

「広範囲攻撃が出来るのかにゃ?」

 

「いんや、俺達が力を開放したら自然と周囲の環境を変えちまうんだよ。あいつの場合は、隕石が落ちる」

 

「・・・危険すぎるにゃ」

 

「ハド〇ーケン!」

 

紅の手から放出された炎弾が、一人の転生者を消し炭にした

 

本当に弱いな・・・って事は、一誠達に戦力を集中させているのか?だが、人数が多いから違うと思うんだが?

 

黒があれこれ考えていると、アザゼル印の携帯電話から着信音が響く。殆どかけて来る事がないアザゼルからの電話なので、少しだけ急いで出る

 

「何だ?」

 

『美羅の嬢ちゃんにスルーされたからこっちに救援に来てくれ!こっちは少数精鋭なんだが、意味不明な攻撃ばかりでガタガタになってる!』

 

「美羅がスルーしたなら大丈夫じゃね?」

 

紅の方も終わったのか、周囲一帯が炎に包まれて黒の方に合流して電話の内容を聞いている

 

『大丈夫じゃねえよ!アーシアと塔城が居るから何とか拮抗状態になっているんだ!しかも、転堂の奴がヤバイ!アーシアや塔城に対して有効な武器をポンポン放って、弱った所を連れて行くつもりだ!』

 

「「「あぁん?」」」」

 

黒と紅と黒歌の怒りゲージを突き抜けた。愛する人の妹、大切にしている者を拉致―――その後は、屑転生者のやる事は決まっている

 

「黒・・・私が言いたい事分かるかにゃん」

 

「当たり前だ」

 

「じゃあ、あいつらぶっ殺してにゃん♪」

 

「おう!」

 

黒と黒歌に関しては塔城が大事な妹なので、当たり前の反応だ。そして、紅の反応は案の定

 

「屑野郎ォオオオオオオオオオ!細胞一つ残さず消し炭にしてやる!!」

 

アーシア限定の過保護な紅は、黒と黒歌を置いてアーシアの元へ疾走した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~一誠side~

 

転堂を含む転生者三人の猛攻に、徐々に押され始める一誠達。特に、一番酷い傷を負っているのは一誠なのだ

 

グゥッ、・・・クソッタレ!女の子はバッチ来いだが、あれだけは絶対に嫌だ!

 

『ふぉぉおおおお!喰われた!?相棒、俺はあんな狂気女に喰われたくないぞ!』

 

「俺だって喰われたくねえよ!」

 

現在、リコリスの標的となっているのは一誠一人だけだ。一誠を護ろうとするアーシアと塔城は、リコリスの独特な動きに翻弄されて吹き飛ばされ、転堂の王の財宝から射出される特攻武器を避けながら鎖に絡めとられない様に動いている

残りのグレモリー、姫島、木場、ギャスパー、アザゼルに関しては、もう一人の転生者の夜刀志木(やとうしき)に足止めされていた。魔力攻撃をすれば、志木の転生特典の一つ"直死の魔眼"によって殺され、近接攻撃を行う木場にはもう一つの武の達人で鍛えた動きで難無く対処される。しかも、木場が生み出す聖魔剣やアザゼル特製の人工神器も直死の魔眼の前に成すすべもなく殺される

 

「ヒヒッ、キヒヒヒヒィイイイイ♪龍を宿した人間ってこんな味なんだぁ~。もっとそのお肉頂戴♪」

 

「ふっざけんな!もう仕方がねぇが、女の子だからって容赦しねえぞ!」

 

「良いよ良いよ良いよ~♪抵抗すればする程、お肉は美味しく歯応えが違ってくる!次はどんなお味かなぁ~?」

 

リコリスは、転堂から分捕った双剣を弄びながら一誠の変化を待つ

 

「仕込みはやってんだよ!行くぜっ!―――――洋服崩壊(ドレス・ブレイク)!」

 

一誠が指パッチンした瞬間、リコリスが身に着けていた鎧が弾け飛び真っ裸になった。一誠は、これで両手が塞がると思っていたが、予想とは違った

 

「抵抗は?」

 

「何で隠さねえんだよ!?」

 

自身の胸も秘部も隠さず堂々としているリコリスに、一誠はついツッコミを入れる

 

「まぁいいや。ジュル―――ヒハハハハ♪」

 

リコリスは舌なめずりしながら体勢を低くして、一誠へと飛び掛かった。だが、一誠も何時までも驚いているわけじゃない

 

「うぉおおおおおお!行くぞジンオウガ!」

 

『Donner Wolf Battle Armor!』

 

迫り来る武器に両腕をクロスして防ぐ体制をし、直撃の瞬間に鎧を纏った。力と耐久力に特化した鎧の前には、転堂から分捕った武器も弾かれる

 

「くらえええええええ!」

 

一誠は躊躇わず、リコリスの腹部に向けて全力でぶん殴った。空中で隙だらけになったリコリスの体は、くの字に折れて建築物を破壊しながら吹き飛んだ。リコリスが吹き飛んだ事に驚いた転堂と志木は、一旦距離を取った

 

「志木、どういう事だ!あの女吹き飛ばされてんじゃねえか!」

 

「それだけ主人公が成長したという事だ。俺達もそうだが、それ以外のイレギュラーが絡んだ要因がここに反映されているだけだ」

 

「ちっ!本当は傷つけたくはなかったが、仕方がねぇな。こっからは最上級の武器でダルマにして持ち帰りだ!」

 

今までの武器よりも更に上の物が飛んで来るという事に皆が驚愕する中、一つの武器が今まで以上の速さで放たれた

 

「きゃあっ!?―――いっ!?」

 

アーシアの目にも見えない速さのそれは、聖なる気で纏った鎧を抉った。防御力にも秀でた鎧なので軌道を逸らす事が出来たので腕が吹き飛ばされる事はなかった。しかし、武器の刃が腕を掠めただけで半分程まで切れてしまった。自身の神器で傷を癒したのは良かったが、次に放たれれば避ける自信が全くない

 

「うっぜぇ―――な!」

 

今度は、アーシアの四肢全てを同時に射貫く為に武器が射出された。直撃した武器が炸裂して、周囲に土煙がもうもうと覆う。徐々に土煙が晴れると、アーシアの前に一人の男―――紅が立ち塞がっていた

 

「おうおうおう!アーシアちゃんを傷物にしようとした屑野郎!制裁の時間だぁ」

 

転堂が再び武器を待機させると、一誠が吹き飛ばしたリコリスが恍惚とした表情で合流した

 

「あはぁ~♪お腹が疼いちゃうよぉ~♪熱い―――熱い熱い熱い熱い。疼きを止めるには早く龍を食べなきゃ♪」

 

痛みを欲求に変換するリコリスを見て、紅を除いた一誠達全員がドン引きする。リコリスが戻り、一誠達に増援の紅が来た事で劣勢になったと判断した転堂は、手を軽く上げる合図をしたと同時に魔法陣が出現。そして、数多くの転生者達が再び姿を現した

 

「これで、形勢逆転だな」

 

ただでさえ面倒な転生者が何十人も姿を現した事に、一誠達は苦虫を噛み潰した様な表情になる。すると、紅に遅れる様に黒と黒歌が合流。そして、一誠の隣にも魔法陣が浮かび上がった

 

「敵襲か!?」

 

しかし、現れた人物は少数。ティア、舞樹姉弟、ヴァーリチーム、京矢の七人が姿を現した

 

「・・・やるしかないのか」

 

「まぁまぁ、ティアさん。きっと後で良い事があるって」

 

「帰ったらデザート食べよう?」

 

「援軍登場だ」

 

「よう赤龍帝。・・・いや、二人いるから一誠って呼ぶぜい。大丈夫か~?」

 

「早く終わらせて紅茶が飲みたいです」

 

転堂達は、ヴァーリ達が一誠達の援軍に来た事に驚愕。しかし、もっと驚いたのは一緒に行動していた筈の京矢がそこに居たからだ

 

「おい!何でお前がそこに居るんだよ!テメェも転生者だろ!!」

 

一誠達は京矢が転生者という事に驚き戦闘態勢を取ろうとしたが

 

「紳士のしの字も知らない糞にも劣る者達と一緒に行動するのは嫌でござる!YesロリータNoタッチ!女性に触れるのは相手の了承があり、優雅に女性を尊重させる事が真の変態道ですぞ!」

 

「魔術キチは黙ってアイテムを作ってりゃあいいんだよ!」

 

「嫌でござるぅ。拙者はもう雇い主の下で一生懸命働く所存―――滅びのレールの上を進むなんて死んでも御免ですぞ。しかも、以前まで無料でアイテムを差し出していた拙者って優しくないでござるか?」

 

京矢が無料でアイテムをプレゼントしていたのは、生活保障という点だけだった。しかし、道具の様に馬車馬に働かせられる環境に嫌気がさすのも無理はないだろう

 

えぇ・・・こいつって転生者なのに転堂達と仲が悪いのか。しかし、真の変態道か。―――仲間が増えたな

 

一誠自身も変態である事に反論はしない。だが、両者の変態道に関してはベクトルが違う。生おっぱいを見て触りたい一誠と、相手に危害が無い様に眺めるだけの京矢。紳士的で言うなら京矢だろう

 

「クソッ!だったら、テメェもぶっ殺すだけだ!」

 

「させないでござる。結界起動ですぞ!」

 

この場に居る全ての者を、京矢特製の結界へとご案内。そこは自然が全くなく、だだっ広い荒野のフィールドだった

 

「この結界は頑丈に作りましたぞ!ちょっとやそっとじゃ壊れないだけですが、存分お力を開放しても大丈夫ですぞ!まぁ、あの方だとぶち壊れるのですが・・・」

 

最後の言葉はともかく、この自信満々の京矢の言葉に黒と紅が反応した

 

「へぇ~、使えるなこいつ」

 

「本気でブチコロス!」

 

黒は黒歌が襲われて以来、紅はエクソシストの馬鹿やらかし以来の解放だ。転堂は黒が龍という事を転生者達全員に説明をしていた。しかし、二人の真の姿知り、それを見た転生者達は己の間違いを理解した

 

『おらぁ!俺の黒歌と義妹に危害を加える汚物は消毒じゃーーーー!!』

 

『アーシアニウム補充完了!メテオ落とすぞ!』

 

そこからは阿鼻叫喚。黒の広範囲ブレスで転生者達の身体を炎で包み、慌てて炎を消そうとしている転生者達の頭上に、紅が隕石を降らせる。クレーターを大量生産しながら、あっという間に転生者達が数を減らす

 

「志木、早くしろ!」

 

「くそっ!結界を殺したいが、線が見えない!」

 

「拙者が何も対策していないとでも?浅はかですなぁ~。糞にも劣る者達と一緒に居た理由は、一人一人の情報を得る為でござるよ。最高級の素材を使えば、このような事も出来るのですぞ」

 

京矢がこの結界を作れたのは、美羅に頼み込んで血をほんの少しだけ分けてもらったから。存在自体がチート過ぎる美羅の血という最上級の素材は、神様でも殺せなーい存在である。いや・・・表現的には殺せはするだろう。だが、直ぐに復活するというチート具合だ。残基無限かつ、本当の意味で死なない者と相対して殺せるとでも?

 

「ギャアアアアア!」

 

「許して!許しぎゅっ!?」

 

「勝てるわけないぎゅっ!?」

 

「ただの龍じゃねえだろわばっ!?」

 

「ミラシリーズの二頭とかふざっ―――」

 

ミンチになる転生者達。残りは転堂と志木とリコリスだけとなった。前者二人は冷や汗を流しているが、後者の一人は体を震わせて歓喜していた

 

「古龍!こりゅうぅうううううううう!いただきまぁああああああす!!」

 

リコリスは、黒達の血だけでも頂くと突貫した。しかし、尻尾の薙ぎ払いで武器を砕かれ、突き上げで天高く吹き飛ばされた。ゴミの様にドチャリと地面に墜落し、瀕死の状態だ。しかし、それでも地面を這って黒達に近づく

 

『うわぁ~、こいつ気持ちわりぃ』

 

『アーシアちゃんの方が万倍・・・いや、億倍も可愛い』

 

やはり、黒達ですらリコリスは気持ち悪いと感じた。そして、転堂達に追い打ちをかける様に黒達の横に現れた魔法陣から美羅とジャンヌが現れた。尚、家でお留守番の役をしているのは小さい子供のお目付け役としてルフェイとオーフィスと赤の三人が居るのでとても安全で安心である

 

「やっほ~、終わった?」

 

過剰戦力とも言ってもいい美羅本人がこの結界内に現れた。外からも中からも出入りが困難な場所に難無く入れる美羅に、京矢は、「拙者は美羅様に着いて行くのでござる!」と思った事を言葉にする。ジャンヌはと言うと、転堂を見て、嫌悪感ありありの表情で中指を上に立てた。一方、原作を知っている二人はヴァーリチームもそうだがジャンヌまでもがこの場に当然の如く居る事に驚愕していた

 

「おいこら!ジャンヌが何で居るんだよ!!」

 

転堂の最もな疑問をぶちまけ、ジャンヌはうざそうにありのままを告げる

 

「はぁ?私は復讐者として行動しているだけよ」

 

「ふ、復讐者?」

 

「英雄派はどうなっているんだ!?」

 

「美羅に喧嘩を売って七割潰されたわ。当時の私・・・よく生きていたと思うわ」

 

「キノコ印のゲームキャラに進化させたかったからね♪」

 

美羅の最後の言葉を聞いた志木は、前世で何度もプレイしていたアプリゲームの事を言っている事に気付いた。何故なら、ジャンヌが身に着けているドレスアーマーがそっくりなのだ。装甲は黒く、金髪だった髪は白みがかっているからだ

 

「くそっ!お前も転生者だったのか!」

 

「あのゲーム面白いよね~♪」

 

「私のこれはゲームキャラだったの!?」

 

「今のジャンヌちゃんにぴったり嵌っているから、コスプレなんてちゃちな物じゃないよ!」

 

「嬉しくないわよ・・・」

 

ふざけあう二人を襲う様に、転堂の武器が射出される。しかし、二人共はそれが見えており、各自で対処する。美羅は手で掴んで武器を拾い、ジャンヌは黒炎を纏った聖剣で融解させる。難なく防がれた事に、転堂は驚愕する。黒や紅も美羅の様に出来はするのだが、時々失敗する早さなので硬化で弾いているのだ

ジャンヌとの戯れを邪魔された美羅は、少しだけイラついて殺気を漏らしてしまった。その場に居た者だけしか感じる事が出来ない程微々たるものだったのでよかったのだが、それ以外は別だ

 

『うわ~、美羅の殺気がちょびっと漏れた。誰か漏らしていないよな?』

 

「黒・・・少しだけ漏れちゃったにゃ///」

 

『大丈夫だ!むしろその反応は当然だ!』

 

『アーシアちゃああああん!大丈夫か!?おう、一誠。どさくさに手を握ろうとしているんじゃねぇよ。ぶっ飛ばすぞ?』

 

「こ、紅さん。メッです!」

 

『調子に乗ってごめんなさい』

 

「あっ、私の方こそごめんなさい」

 

『アーシアちゃん良い子やぁ~』

 

美羅の殺気で顔を青くした者達が殆どで、超越者に至っていない女性陣は少しだけ漏らした

 

「白野先輩の殺気はこれ程までなのか・・・」

 

「ヤバイ・・・美羅の嬢ちゃんの殺気ヤバイ・・・」

 

「アバババババ!?美羅先輩ごめんなさぁアアアアイイ!」

 

木場とアザゼルの二人は殺気の濃度に後退り、一誠はトラウマスイッチが入っている。ギャスパーに関しては、白目を剥いて気絶している

 

「取り敢えず、あんたは死ね」

 

「なっ!?―――ふうぉおおおおおおお!?」

 

冷徹な目で志木を射貫き、体が硬直した瞬間にラリアットで岩盤に叩き付ける

 

ドガァアアアアアアア!

 

志木の視界が霞む中、唯一映った真紅の瞳と真っ白な髪に一つだけ思い出した

 

「ミラ――」

 

「手足は不要――――――――――――祖の龍は目で消し去る」

 

美羅の目からビームが放たれ、志木を飲み込んで蒸発させた。細胞どころか、影一つ残さずに消滅させた。今回のビームは非殺傷ではないので、ビームが通り過ぎた跡地が徐々に膨らみ―――爆発。巨大なキノコ雲を作り、稲妻が迸る程の火力だった。いきなりの目からビームの爆発で、京矢が張っていた結界が崩壊。それと同時に、転堂とリコリスの二人の足元に魔法陣が現れて何処かへと転移した

 

「いや~、すっきりした~♪」

 

皆があの光景を見ており、一国どころか、複数の国を巻き込んで更地にしかねない程の爆発を前に本音が漏れる

 

『絶対に敵にならない様にしよう』

 

あの目からビームを至近距離で浴びた志木に関しては、ご愁傷様としか言えない。京矢は、「今までの天罰でござる」と言って自分に矛先が向かなかった事に感謝と、自信をもって張った結界が再び目からビームによって破壊された事に気落ちしている

 

「・・・また目からビームで拙者の結界が破壊されたでござる」

 

「どんまい」

 

しょぼくれている京矢に黒と紅がフォローを入れる

 

「逆に考えるんだ。俺と紅の二人の攻撃でも結界が破壊されなかった事が凄いと」

 

「あれは物理法則とか概念を捻じ曲げるではなく、へし折るから仕方がない」

 

「紅のメテオにも耐えてただろ?美羅が無慈悲な存在なんだよ」

 

「あれでアーシアみたいに優しさが少しでもあれば印象も変わるのに・・・残念だ」

 

今までは雌煌の馬鹿でヘイトが向いていなかった事で油断した黒と紅は、美羅の事を馬鹿にしてしまった

 

「へぇ~、無慈悲で優しさがないねぇ?ちょっとO☆HA☆NA☆SHI☆しようか♪」

 

脱兎のごとく逃走しようとした二人だが、あっという間に首根っこを掴まれてしまった

 

「離せぇえ!」

 

「事実だろうが!」

 

美羅は、ニコニコと笑いつつ冷めた目で二人を睨む。黒は少しでも被害が出ない様に下手に出るが、紅はつい本音が漏れている

 

「私は優しいんだけどな~?」

 

「ハッ!アーシアちゃんみたいに癒しを得てから物申せ!」

 

美羅は黒の首根っこを離し開放すると、黒は素早く黒歌の元に行って慰められている。残ったのは紅だけで、美羅は手を離したと同時に紅の腹部にマジカル八極拳☆!美羅の拳が紅の腹部にめり込んで崩れ落ちる所に、背側蹴りを顎をかち上げる様に叩き込む。再び紅が宙に浮くが、素早くもう片方の足で踵落とし―――ピンボールの様に地面を跳ね、再び踵落とし。本来ならそこで終わりでも十分なのだが、美羅は鬼畜コンボを続ける

 

「波〇拳!波〇拳!波〇拳!竜巻〇風脚ッ!」

 

直撃したら停滞するエネルギー弾を三発放ち、固まっている所を竜巻で巻き込む

 

「昇〇拳!昇〇拳!しょぉーーー〇拳!」

 

アッパー二連打と、天高く突き上げるアッパーで体ごと高く飛ぶ。先に地面に降りた美羅が、紅の墜落地点にスッと忍び寄ったと同時に体がブレ――

 

「これが瞬殺極よ」

 

打撃音が後から聞こえる超速連打が、紅に叩き込まれてヤムチャした

 

「設定も何もかも無視してやがるっ!?」

 

「拙者知ってるですぞ!あれはフィニッシュモーションでござろう?」

 

「紅の奴生きてるかねぇ?」

 

アーシアが紅を治療しようとするが、美羅が自然治癒させるという方針に逆らえず無体のまま連れて帰る事となった。一誠達のハチャメチャな修学旅行の一幕は過ぎ、転生者達が激減した事に美羅はルンルンとしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆イベント進んでいるかい?作者は全く進めていない様だよ。必死になってリンゴを齧りつつ追い込む様だ
布団「新規鯖だけでもてにいれるぅ!」
・・・さて、この辺りで終わろう。それじゃあまたね!
布団「落ちるんだよ」






ミラ「ちっ!居ないなぁ。イベント進めよ」






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