暇つぶしに行くD×D世界で祖龍がBalance Break!!   作:ぬくぬく布団

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布団「ようやくだ・・・ようやく書けたぁああああ!」
ミラ「イベントをやってたのかな?」
布団「大丈夫だ何もやっていない。ストーリーも進めていない(´-ω-`)」
黒「俺活躍する?」
紅「良い所見せられるか?」
布団「勿論でございます。難産だったけど、ちゃんと書けたさ!」
雌煌「ほう、面白い。この俺が出来を見てやろう!」
布団「始まるんだぞ~♪(活躍はするよ?ある意味でね!)」










第77話 美羅監修、地獄のデスマーチ!

~美羅side~

 

四神の襲撃から半月、オーディンから各神話勢力への忠告も無事成功。美羅達はいよいよ自称神へのお仕置き作戦を決行しようとしていた

 

「これから自称神へのお仕置きの作戦内容を決めます。さぁ、過程の案があれば言ってね?」

 

黒、紅、雌煌の三人が手を挙げる

 

「黒歌とイチャイチャしたいから特急コースでぶっ殺す」

 

「アーシアちゃんを傷付けようとする元凶は即殺一択だ」

 

「黒と紅は分かってねぇな~。四肢をぶっちぎって全属性ブレスで粉微塵にするんだよ!」

 

「ジャンヌちゃん達はどうする?」

 

三人は殺す一択で、この場にいるジャンヌと春と俊屋と京矢の四人にもどうしたいかを尋ねる

 

「私はどっちでも良いわよ。この子達の世話もしないといけないから無視でいいんじゃない?」

 

「私達もイトハの成長を見なきゃいけないし」

 

「育成に集中したいな」

 

「拙者は魔法の研究をしたいですしおすし。しかし、このまま無視を決めこんでしまえば・・・先日と同様、襲撃される可能性もあるので攻め込むのが良いと思いますぞ!それに・・・貧乏くじを引いている転生者にも声をかけたいですぞ。戦力増強もありますが、この不思議ワールドの監視員を増やしたいのが本音です!」

 

この不思議ワールドは広く、監視員の人数が圧倒的に足りないのだ。狭いと思うだろうが侮るなかれ―――この不思議ワールドは惑星一つ分の広大さがあるのだ。やんちゃをしていたモンスターを美羅が物理で鎮めて放り込んだ事で、野生の本能で逆らったらいけない=やんちゃせずにのびのびと過ごすという生活スタイルとなっている。とはいえ、他のモンスターと縄張り争いもする為、周囲に広く迷惑がかかる場合のみ美羅の雷が落ちるというシステムとなっている

 

「オタクは何人説得するの?」

 

「一人ですぞ!」

 

「春ちゃん達も戦わないといけないわよ?」

 

「そ、それって・・・人を殺すという事ですよね?」

 

春は表情を歪め、嫌悪感を露にする。モンスターを倒す事はそれなりに慣れはしたが、自分と同じ人間を殺すのとでは全然違う

 

「ん~、殺さなきゃ殺されちゃうよ?もし、誰も助けてくれない環境になったらどうするの?先日の襲撃も護るばかりで攻撃はしていなかったでしょ?」

 

「・・・はい」

 

分かってはいるものの、実行する事は出来ない。この中で一番ふらついているのは自分であることもちゃんと理解している。美羅は、少し間を置いてある人間の話をする

 

「春ちゃんは覚悟がないだけ。・・・だから、とある一人の話をしてあげる」

 

「私と同じ人?」

 

「当らずといえでも遠からずってね。とある一人の人間は期待の新人ハンターをしていました。今日もモンスターを狩って生活しようと狩場へ行くと、あら不思議―――そのハンターは、唐突にモンスターの声が聞こえました。いきなりの事なので頭は追い付けず、その日はそのまま狩りを止めて家に帰りました。そう、これはこの日だけ、調子が悪かった、明日は大丈夫と楽観視していました」

 

これはモンハン世界で付けられたくもない称号を付けられた一人のハンター、美羅の被害者さんである。とはいえ、美羅も放置はせずに覗き見程度で様子を見ていたのである

 

「しかし、その楽観は地獄へと変わりました。次の日も、その次の日も、その次の次の日もずっとモンスターの声が聞こえる。日が経つにつれてモンスターの感情や弱肉強食による悲鳴も浴び、ハンターとして狩りの仕事すら出来なくなりました。出来るのは採取だけ―――多くの人は変わり果てた彼の事を臆病者と呼びました。彼は、何故、どうして自分だけとその運命に拒絶しながら生活は厳しくなり、数日何も食べない事はよくありました。環境調査等でモンスターと戦わないように立ち回る事でどうにかこうにか生活出来ていたけど、ついに限界が訪れハンターを辞める事を決めました。とはいえ、ハンターを辞めてから次の働き先を決めるまでにはお金が必要なので最後の調査に行きました」

 

春はハンターの彼は自分よりも辛い経験をしていると分かった。モンスターの感情や声も聞こえ、人間からの信頼を失う・・・これ程までの地獄はそうそう見ない。鬼畜で、気に入らない奴は殺す等の狂気に溢れる人間なら別だが、まともでしっかりとしているからこその地獄だ

 

「だけど、最後の調査を行った時に彼はとあるモンスターと出会いました。そこが彼のターニングポイント。キリンと出会ったのです」

 

「ふぁっ!?キリン!?そのハンター死んだ!?」

 

「俊屋君は鈍いなぁ~、死んでたら意味ないでしょ。生きているからのお話なのよ」

 

「ほんっと、あんたって馬鹿ね」

 

ジャンヌの辛辣な言葉が突き刺さり、俊屋は少しだけ落ち込んだ。好きだと告白してから返事はなく、忘れているのかはたまた放置しているのか分からないが、好きな女性からの言葉と思うと悲しくなる

 

「さて、古龍のキリンと出会った彼が行った事とは―――――怪我をしていたキリンをなけなしの回復薬で治療したのでした」

 

「それって、ハンターとしてどうなんですか?」

 

「バレたらハンターの資格剥奪」

 

「辞めるからあと腐れなくという事だったんだ」

 

違う、そうじゃない。春に突っ込みを入れたかったが、美羅は気にせずに進める

 

「キリンを治療した彼は、そのままクエスト破棄をして村に帰りました。そして、いつも通りの罵声を浴びて家で眠りました。しかし、次の日の早朝家の扉をノックする音が聞こえたので扉を開けると、そこには美女が立っていました」

 

「あ、その女性ってキリンなのk―――ブルゥエアアアアアアアアア!?」

 

俊屋が先に答えを言ったので、美羅のラリアットの突っ込みが炸裂した。クルクルと宙を回転してグシャリと顔面から地面に落ちた。ただの屍のようだ

 

「空気読めない俊屋君が答えを言っちゃいましたので、必要なお仕置きです。とまぁ、鶴の恩返しならぬキリンの恩返しとなりました。その後、彼はキリンの協力もあってハンターのお仕事を続けられる様に精神を癒し、決意を確固たるものにしましたとさ―――お終い」

 

美羅が良い所で切り上げようとした時、そこで突っ込みを入れるのは黒と紅と雌煌だった

 

「いやいや、そこで終わるのか?もっとあるだろ?俺達の出会いとかさ」

 

「二つ名を広めるのも良いと思わないか?俺って優しいだろう?」

 

「俺との戦いも言っていいだろ?それなりには出来る奴だったからな」

 

黒と紅から伝えられる情報は、好輝は他のモンスターも擬人化してパーティーを組んでいる事と、平穏を求める提唱者(アドボケイター)という中二病全開の称号を手に入れたという事だ。雌煌から語られるのは、久しぶりとも言える挑戦者だったという事だ。そんじょそこらのハンターは只のゴミや雑魚という認識だが、挑戦者と言える程の力量を持っていたのだ。比較するなら、美羅>雌煌>黒=紅>ティア=好輝>ジャンヌ>ヴァーリと言った順番だ

 

「痛い中二称号はともかく、そのハンターは凄いんだな。・・・モンスターの言葉も感情も分かっているのに討伐も出来るなんて」

 

「・・・そうだよね」

 

「あ、因みにそのハンターは日本人の転生者だからね」

 

「「ふぁ!?」」

 

美羅はハンターと言っていたが、転生者とは言っていなかったので舞樹姉弟は驚愕した。同じ日本人で、自分達よりもハードな人生を歩んでいるのだ

 

「今じゃあギルド全体が彼を必要としている位の力の持ち主よ。現代で言う所の英雄に等しいわ」

 

「ど、どうして白野さんはそんな事を知っているんですか?」

 

「向こうの世界を観察する程度どうって事ないわ。暇潰しみたいなものよ」

 

美羅なら後任のミラルーツに気付かれる事なくモンハン世界の情勢を見る程度余裕なのだ

 

「ま、だからと言って彼みたいに全部を割り切れなんては言わないわ。だけど、覚悟は決めなさい。相手はテロリストなんてちゃちな奴等じゃない。この世界を崩壊に導く害悪な存在よ」

 

「なぁ、白野さん。世界が崩壊ってどういう事なんだ?」

 

俊屋が疑問に思った事―――世界の崩壊とはどういう事かを尋ねる。これには他の皆も疑問に思っていた。世界に何かしらの軋みがあった訳ではないからだ

 

「生物が死ぬと天国と地獄のどちらかに行き、いずれ輪廻転生するわ。でも、皆も知っているでしょう?禍の団に居る転生者派閥で構成された人数を。あの多さは異常で、輪廻転生の魂の器を溢れさせているの。数や質が決められた箱に面白半分で玩具を入れてガタが来始めているの。もう少しのんびりしてから自称神をぶっ殺そうと思っていたけど、後先考えずに転生者を増やした問題が出始めたわ」

 

「ほーん、この世界は後何日だ?」

 

「半年以内に壊れるわ」

 

「「「「は、半年!?」」」」

 

これにはジャンヌ、春、俊屋、京矢の四人が驚く。予想では一年辺りだと思っていたが、その半分の半年―――ゆっくりなんてしていられないのだ

 

「恐らく、あれから転生者達が多く来ているわ。だから、もっと短いかもしれない。猶予は残り三ヶ月と考えて行動よ。まぁ、これは襲撃してきた神を殺したという理由もあるけどね♪」

 

原因が美羅にもあるが、それは相手が悪いという事でスルーする。襲撃してきたなら、問答無用で殺すのは当たり前だ。さて、残り三ヵ月の猶予をどうするかというと―――美羅は特に訓練や自己強化はしない。むしろ、舞樹姉弟の強化を優先するつもりだ

 

「これから春ちゃんと俊屋君にはデスマーチをしてもらいます」

 

「で、デスマーチ?」

 

「嫌だぁああああ!もう体験したくなぁあああああああい!!」

 

俊屋のトラウマが掘り起こされ、拒絶反応で逃走するが黒と紅に捕獲された

 

「ニャメロン!離すぇえええええ!!」

 

「お前は弱いんだから強制参加だってーの!」

 

「いざという時のアーシアちゃんの肉壁となれ!」

 

黒はまともな言葉だが、紅に関してはアーシアちゃんの過保護さが加速している。とはいえ、それだけ強くならなければ転生者達との戦いで死ぬ可能性があるという事だ

 

「ち~な~み~に、黒と紅も私か雌煌と戦うわよ?呪いで弱体化なんて気が緩みすぎよ」

 

「「よし逃げよう!」」

 

美羅と戦う=デスマーチ、雌煌と戦う=手加減抜きのガチバトルとなればどちらも御免だと言わんばかりに二人は俊屋の拘束を解いて逃亡する

 

「おらあっ!逃げてんじゃねぇぞ!!」

 

「げふっ!?」

 

「ごふっ!?」

 

雌煌のラリアットが直撃し、美羅は地面に叩きつけられた二人に首輪を着けて逃げられない様にする。美羅お手製の逃げても引き戻される手綱ver.2だ。黒や紅は勿論、雌煌ですら引き千切る事が出来ない頑丈さを兼ね備えた物だ

 

「訓練に手加減はするけど、死なない様に頑張ろうね?」

 

「あ、悪魔だ・・・」

 

美羅に連れられ、黒達は、以前俊屋がお仕置きされた古塔の頂上へと連行される。俊屋は必死で、「嫌だ!嫌だぁあああ!」と叫んでいたのだが、ジャンヌの「弱い男」という言葉を浴びて覚悟を決めたのか黙って連行された。未だに美羅のデスマーチがいまいち理解していない春は、「今回もサバイバルかぁ~」と何とも気の抜けた反応だった

古塔の頂上へと転移した一行は手綱から解放され、春はここがデスマーチの場所であると理解し警戒する。俊屋は膝を付いて、「もう駄目だぁ・・・おしまいだぁ・・・」と呟き、黒と紅の二人は腹を括ってどうやって攻撃を入れてやろうかと相談していた

 

「デスマーチの始まり始まり~♪春ちゃんは初めてだから注意事項がありま~す」

 

「強いモンスターが居るんですか?」

 

「気合い入れないと――――――廃人になっちゃうよ?」

 

「え"っ!?」

 

「はい、スタート!」

 

そして美羅の開始の合図と同時に黒と紅の二人が龍に戻って周囲の被害を無視した最大火力のブレスを放った

 

『やられる前に殺る!黒歌に良い所を見せたいんじゃああああ!』

 

『アーシアちゃん俺に力を分けてくれぇええええ!』

 

美羅を中心に爆発し、キノコ雲が生まれて煙がもうもうと立ち昇る。春達は吹き飛ばされるが、雌煌が全員の首根っこを掴む事で大事には至らなかった。もし居なかったら古塔から落下していただろう

 

「や、殺った?間違いなく殺ったよね!?白野さん大丈夫なの!?」

 

「美羅があんな蚊みたいな攻撃で傷付く訳ないだろ。基本慢心しないから傷付く時は慢心している時だけだ」

 

黒達は未だに戦闘態勢を解いておらず、むしろ追撃をする為のブレスの力を溜めている。しかし、この場にとてつもない威圧感が全員に襲う。雌煌は平然としているが、春達は膝が折れ、黒と紅は体をガクガクと震わせる

土煙が晴れると、厳つい角が生えた真っ白な龍が佇んでいた。ただ立っているだけでも感じる龍の神々しさと同時に、言葉に言い表せない恐怖が押し寄せる

 

『クソッ!傷一つ無いとかチートだろ!』

 

「いや・・・あんなブレス撃つ黒達も十分チートだろ?」

 

「そんな事はどうでもいいよ!あの龍何!?白野さんは高みの見物してるの!?」

 

春の突っ込みも最もだろう、目先の龍が美羅だと知っているのは極僅かだ

 

『あぁ~、そう言えば春ちゃんとジャンヌちゃんと黒歌ちゃんオタクの四人は知らなかったわね』

 

よく聞いた事のある声が白い龍から発せられた事実に気付いた四人は、「え、うそ・・・でしょ?」と同じ言葉を漏らす。白い龍は徐々に小さくなり、人型へと戻る。しかし、角や翼等と言った龍特有の物が出ている

 

「やっほ~♪皆の頼れるお姉さんだよ~♪」

 

どこぞの歌姫の様にキラッと星を出している美羅だった

 

『うっわ、ないわー』

 

『アーシアちゃん並みの可愛さでない美羅がやると痛いな』

 

「BBAが何か言ってるぞw」

 

突っ込みを入れる事は絶対にしてはいけないと思っていた春達の代弁者の如く、黒と紅と雌煌が本音を漏らした。後はお分かりだろう

 

「雷神拳!雷神拳!雷神拳!」

 

予備動作無し+高速を超えた拳―――回避する事は絶対に不可能なそれが黒達の顔面に雷神拳が炸裂する。黒達は空高く打ち上げられ、分身した美羅達によって全方位から連打が直撃した

 

『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオォォォオオオラァ!!』

 

「「「グルペェエエエエ!?」」」

 

連打の中に時々混ざる雷球が黒達に直撃して爆発しながら、トドメの大振りが地面へと打ち下ろされて黒達は撃墜した。あっという間の出来事、撃墜の衝撃でクレーターを作った黒達は犬神家と化していた頭から胴体の半分まで埋まるその光景はとても美しく、点数を付けるなら10点満点だ

 

「さて、次の獲物は~お前達だ!」

 

美羅の次なる獲物は舞樹姉弟だ。二人は美羅に指さされて膝を震わせるが、俊屋は喝を入れて武器を構える

 

「春姉構えろ!死ぬぞ!!」

 

「ま、まっさか~?白野さんはそこまで理不尽じゃないよ~。・・・・・じゃないよね?」

 

春は、ブリキ人形の様にゆっくりと美羅の方を見て尋ねる

 

「デッドオアアライブ♪」

 

「いやあああああああああああ!おうちかえるぅうううううううううう!!」

 

敵前逃亡したい。しかし、出口は無いので幼児退行の如く抵抗するがそれを、「はいそうですか」と見逃す事は絶対にしないのが美羅である

 

「春姉立て!死ぬぞ!!」

 

「一名様地獄へご案内~♪」

 

「ピィッ!?」

 

美羅が指を天高く伸ばすと、晴れた天候がいきなり雷鳴轟く雲へ変わる。雷が指に降り注ぎ収束―――某黒鉄の巨人のグレートさんみたいな演出と言えば分かりやすいだろう。そして、収束した雷が白の光から赤黒い光へと変色し放たれた

 

「あっ――――」

 

赤黒い雷のビームが春を飲み込み、晴れた先には何も残っていなかった。・・・その光景を見た俊屋は、トラウマがフラッシュバックして滝の様な汗を流す。だが、トラウマからの経験から、何もしない事はせずに攻撃に転じる

 

「し、死んでたまるかぁあああああああ!」

 

跳んで叩き切る攻撃をするが、悪手中の悪手は隙が大きい。よって俊屋も春と同じ運命を辿る

 

「ビームは薙ぎ払うのが基本よね♪」

 

「ふぉおおおおお!?」

 

ビームが途切れず、そのまま俊屋に直撃する様に振るわれて飲み込まれた。あっという間に二名が脱落したが、美羅がちょいちょいっと二人を蘇生させる

 

「う・・・あ・・・いき・・・てる?」

 

「な、薙ぎ払いゲロビはチートだろ」

 

舞樹姉弟が復活し、地面へと埋められた黒達も復活。改めて思うこの理不尽極まりない存在に舌打ちをしつつどう攻略しようかと画策する。そこで、美羅はある提案をした

 

「もうね、ティアも黒歌ちゃんもジャンヌちゃんも魔法オタクも戦闘狂三人組も参加すればいいと思うの。ほら、全員今より強くなるメリットがあるもんね♪私も本気の一端を解放しちゃうよ!さんど・・・・・ボコる相手が少ないからね!」

 

「どっちも酷すぎるわよ!」

 

ジャンヌの突っ込みに一同頷く。見学に来たのに飛び火して戦わなければいけなくなった事に舌打ちをする。戦闘狂三人組は、圧倒的強者と戦える事にワクワクしているが・・・それはある意味悲しい結末となるのはお約束である

 

「ヒャッハー!全員まとめて私の獲物よ♪」

 

そして始まる美羅の蹂躙と、被害者達の雀の涙程の抵抗がこれだ――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"黒"

 

「ちくしょうっ!ふざけんなよこの理不尽の権化!」

 

「ズーム〇ンチ!か~ら~の、オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」

 

伸びるパンチが腹に直撃し、流れる様に首を掴まれてブンブンとシェイクされて一丁あがり!

 

 

"紅"

 

「アーシアちゃん!俺に元気をくれぇえええ!」

 

「チャージなんてさせないよ♪ハレルヤ!!」

 

元〇玉の様にブレスの玉を作ろうとしたが、美羅のグーパンで玉が破壊され、そのまま上から急降下打ち下ろしでピンボールの様に地面へと叩きのめされる

 

 

"雌煌"

 

「だだだだだだだだだだだだだ!」

 

「グミ撃ちはフラグの回収よ~♪」

 

雌煌の属性弾の全てを真正面から受け止めても傷を負わず、そのまま突進してデンプシ〇ロールで滅多打ち。なお、雌煌は飛び抜けた耐久力を持っているので追撃は必須。更なる追撃として横ロールから縦ロールのアッパーで空に飛ばす瞬間に足首を持って地面へ何度も叩き付ける

 

 

"ティア"

 

「龍王のちか―――」

 

「雌煌バットは至高の逸品だよ~」

 

そのまま雌煌を地面に叩き付けながらティアへと肉薄してホームラン。打ち上げられたティアに雷球を一つだけプレゼントして大爆発―――粉砕・玉砕・大喝采!

 

 

"黒歌&京矢"

 

「黒歌殿、空間を歪めて認識をずらすのですぞ!」

 

「黒以外の男の言う事を聞きたくないけど、こればかりは仕方がないにゃん!」

 

「だが甘い!遥かに甘い!超巨大チョコパフェ並みの抵抗は無駄無駄無駄ァ!!」

 

黒歌の空間魔法と京矢の結界魔法の活躍もむなしく、空から降り落ちた雷球の雨+赤雷の柱に飲み込まれて悲鳴を上げる前にリタイア

 

 

"俊屋&春&ジャンヌ"

 

「いつかお家に帰れるといいね?」

 

「ぎゃああああ!前のお仕置きよりヤバイって!?大災害じゃん!!」

 

「赤・・・うっ、頭が―――」

 

「にゃああああ!?春が死んだ!?」

 

極大な赤雷の玉が一ミリ程までに圧縮されて放たれ防御壁に当たり大爆発。春の完全防御を貫通してエネルギーが飲み込み、俊屋とジャンヌだけは全力疾走からの飛び込み回避でどうにか生還する

 

 

"ヴァーリ&美猴&アーサー"

 

「やってや―――」

 

「ウワァアアアアアア!?」

 

「いえいっ♪」

 

「美猴、アーサー!?」

 

『にゃめろん!死にたくなーい!・・・あっ、神器だから死ねない』

 

「これならどうだ!」

 

「何なんだぁ、今のは?」

 

美猴とアーサーはラリアットからの岩盤で仲良く愉快なオブジェとなり、ヴァーリの渾身の一撃は美羅の体を動かす事すら叶わない

 

「触ったぞ!」

 

「あっ、それは止めておいた方が」

 

美羅の無尽蔵なエネルギーを半減・・・とはいえ、∞にも等しいそれを半減しても変わらない。それどころか桁違いな力を吸収したヴァーリが無事な筈がない

 

「グバアッ!?」

 

「だから言ったのに・・・」

 

エネルギーに身体が耐えられず、血まみれになって倒れ伏した。何とも不完全燃焼での終わりだ。とはいえ、獲物は二人だけ残っているので、食後のデザートと言ったところだ

 

「生き残りは私と俊屋だけね」

 

「えぇ、倒れただけの奴等にも死体蹴りする位徹底した倒し方は理にかなっているわ。敵に回すと本当に危険ね」

 

「いやぁ~、それほどでも」

 

「「褒めてない!」」

 

さて、美羅にとってデザートコースとなった二人は舌打ちしつつ警戒をする。本来なら美羅があっという間に近づいて即終了となるが、先ほども言った通りデザートコースなのでじっくりと堪能するのである。何ともいやらしい・・・

ジャンヌは、永久に続く黒炎の火竜心(アヴェンズ・ブラスト・ドラゴンハート)を全開で維持する事で咄嗟の反応を高め、俊屋はポーチから煙玉を取り出して美羅に投げる。美羅が手で払い除けると同時に白い煙が立ち上り姿が隠れる。本来の使い方は相手の視界を隠して回復等の時間とするが、これは美羅が動かない様にした一手である。素早く移動すれば煙が動き、相手に居場所を悟らせるという事だ

 

「これでどうだぁああああああああ!」

 

俊屋はポーチから巨大なオオタルを取り出して放り投げる。未だに立ち込める白い煙の中に投擲されたそれが地面に落下して割れると、大量の赤い粉が舞い上がった。俊屋は更に追加で二つのオオタルを放り投げて赤と焦げ茶色が混じり合う

 

「臭っさ!?こやし玉投げたわね!!俊屋君は地獄を見せ―――」

 

「ジャンヌ!」

 

俊屋はジャンヌをお姫様抱っこして逃走。抱っこする前にアイコンタクトを送り、ジャンヌもそれに気付いて紅蓮の炎を放つ。煙に炎が着弾する前に黒達が墜落した時に出来た穴に入ると同時に

 

 

 

 

 

 

 

ドッガァァアアアアアアアン!!

 

 

 

 

 

 

 

大爆発!

実は、俊屋が投げたオオタルの中に入っていたのは粉末状のニトロダケとこやしだったのだ。ただでさえ取扱注意のニトロダケを粉末状にするという前代未聞のやり方に加え、粉塵爆発+こやしのガス爆発のダブルコンボである

この爆発はとても凄まじく、黒と紅が放ったブレスよりも強力だった。長い縦穴に入った筈の俊屋達の少し上位まで地面を削るクレーターを作った。二人は穴から顔を出し一言

 

「「爆発強くね(ない)?」」

 

想定以上の大爆発に呆然となる。特に、製作者である俊屋は猶更だ

 

「・・・やったか?」

 

「・・・流石にやったわよね?」

 

俊屋とジャンヌがフラグを建てた。そして、土煙が徐々に晴れると真っ白なドレスを身に着けた美羅が立っていた。普通ならドレスに煤が付いていたりどこかしら破れたりしているのだろうが、全くの無傷だった

 

「良い威力―――評価としては90点と言ったところね。これなら転生者達程度ならアボンコース間違いないわ」

 

「「うそ・・・だろ(でしょ)?」」

 

美羅は、龍人状態から普通の人間の状態に戻っている。しかし、無傷!

 

「普通の服や防具なら蒸発していたかもだけど、このドレスは別物よ。私だけ―――オンリーワンの服で、防具と比較するなんて烏滸がましい性能の逸品よ。とはいえ、このドレスを身に着けさせる威力の爆弾を開発した点は褒めてあげるわよ♪」

 

二人は、美羅の本気の一端を垣間見たというだけでも大健闘しただろう。よって、美羅からのご褒美?が贈られる事になった

 

「二人にはご褒美として、ハンター専用の攻撃をしてあげるわ」

 

これを聞いた二人は、一気に近づき近接戦闘で攻撃の阻止を図った。だが、美羅の両手から溢れる雷の光が視界を潰さんばかりに広がった瞬間、二人の姿は無くなっていた。雷の核爆発とでも言えばいいのか、はたまたビックバンと言えばいいのか定かではないが、確実に言える事はただ一つ。二人は痛みもなく美羅に倒されたという事実だけだ

その後、美羅が全員復活させて反省会。そして、直ぐにデスマーチのサイクルが出来上がった。悲鳴を上げ、トラウマを量産し、発狂したけど元の状態に戻されたりと永遠と錯覚する程の訓練は皆の力の底上げにも繋がるだろう。地獄の一週間のデスマーチが繰り広げられたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ミラ「やっぱり皆柔らかいよねぇ~」
布団「ん"ん"!ミラ様が強すぎるだけですじゃ」
ミラ「後どの位で終わるの?」
布団「未定ですじゃ」
ミラ「今年中」
布団「え?」
ミラ「こ・と・し・じ・ゅ・う」
布団「スーッ、・・・頑張ります」
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