比企谷八幡とトリニティセブン   作:Oceans

13 / 15
感想・評価・お気に入り登録
ありがとうございます。
それと、更新が遅れてすみません。

それでは、今回もよろしくお願いします。


第12話 永劫図書館とクライマー

体育の授業があった翌日、外は珍しく雨だった

 

「久しぶりの雨だが、結構降ってるな…」

 

俺は制服に着替えながらそう呟く。すると

 

「八幡、ちょっといいですか?」

 

リリスはノックをして俺にそう聞いた

 

「リリスか、俺になんか用か?」

 

「実はちょっとした事件が学園内で発生しまして…」

 

「こんな朝早くにか?」

 

「はい」

 

「で、その現場に来てほしいって事か?」

 

「はい。その通りです」

 

「じゃあ、行くか」

 

そして、俺とリリスは事件現場へと向かった。そして、事件現場に着くとガラスが散乱し酷い状況だった。

 

「ここが現場か。ガラスなどが散乱してるな…」

 

「どうやら昨晩に何かあったみたいなんです」

 

「何か…?」

 

「はい、おそらくは…」

 

リリスがそう言いかけた時に

 

「崩壊現象の痕跡を感じます」

 

ミラがこちらに来て、そう言った。そして、俺の方を睨む。

 

「な…なんだよ」

 

「え、えっとですね…。崩壊現象の痕跡から今、1番犯人と疑われているのが八幡とユイさんでして…」

 

「ふーん」

 

俺が、そう頷いていると

 

「ほんとだ。凄い魔力残滓だね」ヒョイ

 

ユイが俺の背中から顔を覗かせた。

 

「ちょっ…ちょっとユイさんっ‼︎八幡と顔が近いですよ‼︎」

 

「ん?そうかな?」

 

「そうですっ‼︎」

 

「むふふ…」チュッ

 

そう言って、ユイは俺の頰にキスをした。めっちゃ恥ずかしい

 

「な…⁉︎…女の子が公衆の面前でキッキキキッ…」

 

リリスは顔を赤くしていた。やはりこういう光景に慣れていないらしい

 

「にゃはは…リリス先生は可愛いにゃ…」

 

「ユイ、その辺にしといてくれ。また、後々面倒なことになるから」

 

「はーい」

 

「そうだ、ユイ。ここで、崩壊現象の気配があったらしいぞ。またなんかやったのか?」

 

「お兄ちゃん、ひどーい。ユイじゃないよ!だってユイの魔力が暴走してこの学園がダンジョン化してるはずだもん!」

 

「ふむ…俺の魔力が暴走して黒い太陽が現れるみたいなやつか」

 

「そうそうっ‼︎」

 

「残念ですが、確かにこの魔力は貴方達のものではないようです。とても残念ですが」

 

「残念なのかよ」

 

「そんなことより、リリスさん」

 

そんなことで済まされちゃったよ…

 

「はい。なんでしょう?」

 

「今回の魔力…"あの図書館"と同じ気配を感じます」

 

「あの図書館…⁉︎…そうですか。やはり…」

 

「……」

 

☆☆☆

 

俺はあの後、教室に戻った

 

「おーい。アリン」

 

「だんな様が私を呼ぶなんて珍しいわね」

 

「そうっスね」

 

「ちょっと聞きたいことがあってな。レヴィ達も聞いてくれないか」

 

「いいわよ。だんな様」

 

「自分もいいっスよ」

 

「図書館についてなんだが、なんか知らないか?」

 

「図書館?」

 

「ああ、なんかミラとリリスがシリアスそうにそう言ってたから、気になってな…」

 

「図書館かぁ…。よくわからないなぁ」

 

「…ユイは眠ってたから知らないのも無理ないと思う」

 

「そっかぁ」

 

「そのことなら知ってるっスよ。…お化けが出たんっスよ」

 

「ひゃわっ⁉︎」

 

「ユイはお化けが苦手みたいだな」

 

「あれ?八幡さんはお化けとか平気っスか?」

 

「ん?ああ…魔物とかこの前みたいなドラゴンと似たようなもんだし俺は平気だ」

 

「それは、ち…違うよっ‼︎魔物は可愛いけどゆーれいは怖いもん‼︎」

 

「そ、そうか…。でも、幽霊でもなんでも襲われないんなら問題ないんじゃないのか?」

 

「ところが、実は被害が出ているっスよ」

 

「幽霊事件でか?」

 

「…そう。あの日も昨日みたいに強い雨の日だったわ…」

 

そう言って、アリンが話してくれた。短くまとめると、双子の姉妹が図書館で居残り研究をしていて、その時に事件が起きて雷と同時に図書館中の窓ガラスが割れて、本棚も倒れてきたりなんかして気がついてみれば姉妹の姉だけがいなくなっていたということだった

 

「それで、今も行方不明ってことか」

 

「そうっス。八幡さんがこの学園に来る半年ぐらい前から行方不明っスね」

 

「それで、どの辺が幽霊なんだ?」

 

「今でも、時折こんな雨の日にはいなくなった少女の人影が目撃されるとか…」

 

「ふぇぇーっ」

 

「なるほど…じゃあ、調査してみるか。気味が悪いしな」

 

「そうっスね」

 

そして、俺達は調査をすることにした

 

☆☆☆

 

「というわけで、図書館に来たわけだが…」

 

「あれ…八幡?」

 

「リリスか。幽霊事件について気になったから、ちょっと調べに来た」

 

「邪魔をしに来たなら即刻、消し飛んでもらいますよ?」

 

ミラは相変わらず俺に対して冷たい

 

「邪魔をしに来たわけじゃねーよ。それに、この事件に崩壊現象らしき魔力があったなら俺がいた方がいいかもしれないだろ」

 

「ああ…‼︎なるほど、八幡は2度も崩壊現象を消していますしね」

 

「そういうことだ。……ん?」

 

「セリナ、どうかしたのか?」

 

「あ、八幡さん…」

 

「どうしたんだ?元気が無いみたいだが…」

 

「その…実はですね…」ドォーン

 

「な、なんだ⁉︎」

 

「きゃわ⁉︎」

 

大きな音がした後に、俺らはなぜか図書館とは違う別の場所にいた

 

「俺は確か、図書館にいたはずだが…」

 

「ここは、"永劫図書館"」

 

「そんなっ…あの図書館に強制接続させられたとでもいうのですか⁉︎」

 

「ふわぁーあ。ちょっと寝てる間に面白くなってるじゃねーか。お前らは固まって端にいた方がいいぞ」

 

「わかった。…って、なんだこの黒い物体は」

 

「八幡!」

 

そうリリスが俺に叫んだ後に、俺はセリナに押されて壁まで飛ばされた

 

「痛ってー。なんだよセリナいきなり…危ないだろ」

 

俺はそう言って、立ち上がって前を見た。すると知らない女の子が正面に立っていた

 

「アンタが魔王候補?」

 

「は?誰だこいつ?」

 

「リーゼさん…」

 

「は?リーゼ?」

 

「そんな…貴方…なぜ…」

 

「センセにセンパイ、久しぶり。そのついでに…魔力を貰っていくわよ」スッ

 

そう言って、リーゼという女の子はリリスとミラの間にいて魔力を奪う態勢になっていた

 

「「!!」」

 

「いただき」ズシャッ

 

そう言って、リーゼという女の子が魔力を奪おうとしていたが

 

「おおーっと‼︎」

 

「まだこっちにも、あいさつが来てないっスよ」

 

アキオとレヴィが止めに入った

 

「アキオにニンジャじゃないっ!元気にしてたみたいね」

 

「まぁな。そっちはなかなか悪の魔道士っぽくなったじゃねーか」

 

そうアキオ達が話をしてる一方で、セリナは俺の方に来ていた

 

「八幡さん!大丈夫ですか?」

 

「ああ、大丈夫だ。それよりこれはどういうことだ?」

 

そう言って、俺はリリス達の方を見た

 

「はい…あの人は私の双子の姉です」

 

「双子の姉。まさか、さっきの幽霊の話で行方不明になった姉がコイツってことか…」

 

俺がそう呟くと

 

「幽霊?…ふーん。なるほどね…あたしの実験はそういうコトになったんだ」

 

そうセリナの双子の姉であるリーゼが言った

 

「実験?」

 

「はい。彼女は…禁忌とされていた"永劫図書館"への接続実験を強行した罪人で…」

 

「元王立図書館検閲官次席…」

 

「"怠惰"(アケディア)のトリニティセブン、リーゼロッテ=シャルロックです」

 

俺がそう聞くと、リリスとミラとセリナがそう答える。

 

「コイツが、最後のトリニティセブンか…」

 

「まさか、全員揃った上に魔王候補までいるなんて。せっかくだから皆の魔力をあたしが全部もらってあげるわね」

 

「そんな事、俺がさせないし許さない」

 

俺はそう低い声でいい、リーゼの正面に立った

 

 

 

ーto be continuedー

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。
ついに、トリニティセブンが全員登場しました。
次回はリーゼとのバトル直前回です。

それでは、次回もよろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。