比企谷八幡とトリニティセブン   作:Oceans

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感想・お気に入りありがとうございます。
八幡はアラタみたいな性格ではないので
原作を多少改変して進めていきたいと思います。
最初は長くなりますが俺ガイル原作から入ります。
その後、トリニティセブン原作へ入っていきます。

それでは今回もよろしくお願いします。


本編
第01話 奉仕部との決別とビブリア学園編入


修学旅行明けの翌日の朝、俺は学校にはあまり行きたくない気分だった。なぜなら修学旅行前の奉仕部の依頼にあった。

 

〜 回想 〜

 

それは修学旅行前の話

部室で本を読んでる時だった。葉山と同じグループ内の戸部が部室に来て依頼を持ってきた。内容は同じグループ内の海老名という人に修学旅行中に告白がしたいので協力してほしいとのことだった。俺はあまり恋愛関係の話には関わりたくなかったが同じ部員の由比ヶ浜がノリで引き受けようとした。部長の雪ノ下も由比ヶ浜から手伝ってあげようよとせがまれ俺に意見を求めてきた。そして部室内にいる全員からの視線が俺に集まった。断れる雰囲気ではなかったので依頼を受けることにした。依頼主たちが部室を出た後、どうやってこの依頼を達成させるか話し合ってる時に、1人の女子がノックして部室に入ってきた。その人こそ最初の依頼主の告白相手の海老名さんだった。

とりあえずその海老名さんから話を聞くと最近、同じグループ内が変わってきた気がする。それは嫌かな、このままの関係でいたいと言った。

そして立ち上がって部室を出ようとした時に修学旅行でも美味しいの期待してるからと俺に向かって言って出ていった。雪ノ下と由比ヶ浜はポカンとしていたが俺にはわかってしまった。遠回しに告白の依頼を断ってほしいと依頼してきたことを。

そして、修学旅行がやってきた。が目立った進展はなく、むしろ妨害されているような気が俺にはしていた。

2日目の夕方、河原に俺は葉山に呼び出されていた。俺としては好都合だった。聞きたいことがこいつにあったからな

 

「葉山、俺に何の用だ?」

 

「用というより君と話がしたかったんだよ」

 

「で、話は?と言っても、どうせ戸部の依頼

関連の話だとは思うが。…あと、その事に関して

だが…お前のあの態度はなんなんだ?戸部の依頼に

非協力的な感じがものすごくしたんだが、その理由

も聞かせろ」

 

「ああ、わかった。俺は別にそんなつもりはなかったんだ。今の関係がいいんだよ。みんなで笑って楽しく過ごす、そういう関係が続けばいいと思ってるんだ。だから俺は…」

 

「そんなんで壊れる関係なら、その程度の関係なんだろ」

 

「そうかもしれない。けど、失ったものは戻らない」

 

「そんな上っ面だけの関係で楽しくやろうって思うお前の方がおかしいと俺は思うけどな」

 

「そうかな。俺はそうは思わない。今の俺にはこの関係が全てだよ」

 

「いや、上っ面だな。じゃあ戸部はどうなる。あいつは真剣に考えてるんだぞ。あいつの気持ちは考えないのかよ」

 

「何度か戸部には諦めるようにいったんだ。姫菜が心を開くとは思えないから。でも先のことは分からない。だから戸部には結論を急いで欲しくなかったんだ」

 

「勝手ないい分だな。それはお前の都合でしかないぞ」

 

「なら!君ならどうするんだ?」

 

「俺にそんなことを聞くな。どうでもいいことだ。それは置いといて…だ。つまりお前は何も変えたくないんだな」

 

「ああ、そうだ。でも君の言う通りこれは俺のわがままだ」

 

「葉山、俺をあまり見くびるなよ。俺は人の言うことは簡単に信じたりはしない。お前の言う、わがままってこともな」

 

「比企谷。…やっぱり君には頼りたくなかったんだがな」

 

「だったら自分で解決しろ。まぁいい、俺がどうにかしてやるよ」

 

「すまないが頼むよ」

 

そう言って俺と葉山はお互い別方向へ歩き出した。

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

そして戸部が海老名さんに告白する時がきた。俺は戸部が海老名さんに告白する前に一言、声をかけた。

 

「おい、戸部」

 

「ヒ、ヒキタニくん。やっベーわ。今俺、かなりキテるわ」

 

「なぁ、お前は海老名さんに振られたらどうすんだ?」

 

「それ、聞いちゃう?」

 

「いいから答えろ。早くしないと来るぞ」

 

「そりゃ、諦めらんないしょ! 俺さ適当な性格じゃん?だから今まで適当に付き合ってきたけど今回は結構マジなんだわ」

 

八幡 「そうか。じゃあ、戸部…頑張れよ」

 

「やっぱりヒキタニくんはいい奴しょ!」

 

「そんなんじゃねーよ」

 

俺はそう言って、雪ノ下達がいるとこへ戻った

 

「ヒッキー、いいとこあるじゃん」

 

「どういう風の吹き回しかしら?」

 

「そんなんじゃねーよ。このままだと戸部は振られる。だが、丸く収める方法はある」

 

「そう。まぁ、あなたに任せるわ」

 

「そうだね」

 

そして俺達は、戸部の告白を見守った。

 

「海老名さん。俺さ、その」

 

「うん」

 

「あ、あのさ」

 

そう戸部が言った時、俺は走って戸部のとなりに立ち、正面に立つ彼女にこう言った

 

「ずっと前から好きでした。俺と付き合ってください」

 

そう、俺は嘘告白をした。2つの依頼を成立させるにはこれが最善策だと思ったから。

 

「ごめんなさい。今は誰とも付き合う気はないの。私は帰るから」

 

海老名さんは俺の告白を断り、走って帰っていった。

 

「だってよ。戸部」

 

「ヒキタニくん、そりゃ、ないっしょ。振られる前にわかったからよかったけどよー」

 

そう戸部が言うと、葉山がこちらに来て

 

「まだ時期じゃないってことだろ。今はこの関係で楽しんでおくのもいいんじゃないか」

 

「それなー。ゆーても、今はって言ってたし? ヒキタニくん、わりぃけど俺、負けないから」

 

「そうか」

 

そう言って俺は雪ノ下達のとこへ向かった。俺は途中、葉山とすれ違いざまに

 

「すまない」

 

と謝られた。謝るぐらいなら自分で何とかしろよ。

 

「葉山、謝るな。あれが最善策だ」

 

「君がそういうやり方しか、知らないんだとわかっていたのに。…すまない」

 

そして俺は雪ノ下達のいるとこに着くと

 

「うまく言えないけど、あなたのやり方は嫌いだわ」

 

俺は雪ノ下にやり方を否定された。そして雪ノ下は1人先に戻ってしました。

 

「あのやり方はダメだよ!もっと人の気持ちを考えてよ!」

 

そう言って由比ヶ浜も俺のやり方を否定して、涙目になりながら走って戻っていった。

 

俺は1人取り残され考えていた。

 

何で俺は否定されたんだ、お前らは俺に任せたはずだ。それなのに…しかもあいつらは何もしてない、そんなやつに言われたくないと思ってしまった。そうか上っ面だけの関係だったのは俺たちだった方だったのか、俺はそう思い、あの場所には決して戻らない、とそう決めた。

 

 

〜回想終了〜

 

回想が長くなったがそんなことがあり、学校には行きたくないと思いつつも、学校へ行く準備をする。下に降りると

 

「お兄ちゃん。朝ごはんできてるよ」

 

「おう、今いくわ」

 

そう言って椅子に座って

 

「「いただきます」」

 

俺が飯を食っていると

 

「どうしたの?何かあった?」

 

「なんでだ?」

 

「お兄ちゃんの目がいつもより腐ってるから」

 

「寝起きだからだろ。気にしなくていいぞ、目が腐ってるのはいつものことだからな」

 

「でも何かあったらいつでも小町を頼ってね!あ、今の小町的に超ポイント高い‼︎」

 

「ああ、そうだな」

 

そう会話しながら朝食を食べる。そして、朝食を食べ終わる。小町とは一緒に学校へ行くので小町を呼ぶ。

 

「小町、そろそろ学校行くぞ」

 

「あいあいさー」

 

小町を後ろに乗せて俺は自転車を漕いだ。

 

そして学校に着く直前、前に赤い髪の女の子が立っていた。

 

俺は自転車で女の子とすれ違った時に

 

「早く目覚めなさい、比企谷八幡。…そうでなければ殺さなくてはならなくなります」

 

そう言われた。俺は振り向いて女の子がいたであろう場所を見るともう女の子はいなくなっていた。

 

「なぁ、さっき誰かいなかったか?」

 

俺は不思議に思ったので小町に聞いてみた

 

「誰もいなかったよ。お兄ちゃんは何か見えたの?」

 

「いや、勘違いかもしれない。忘れてくれ」

 

俺はそう言った。そして学校に着いたので小町を下ろして先に行かせて俺は駐輪場に自転車を停め、教室へ向かった。俺が教室に入るとクラスの奴らがヒソヒソと話し始めていた。「あいつが告白邪魔したやつだ」「最低」「学校来んなよ」など俺への悪口を言っていた。あの件がもう噂として出回っていた。葉山は苦い表情をしていた。俺は気にせず、うつ伏せになって授業が始まるまでイヤホンをはめて音楽を聴いていた。そして授業が始まったがあのことが気になって授業に集中できなかった。そして昼休みになり俺はベストプレイスに行って小町の作った弁当を食べた。

 

「朝のアレはなんだったんだろうな」

 

誰もいない場所で俺はそんなことを口にしていた。

 

この時まだ八幡は太陽が黒いことに気づいていなかった。

 

そして放課後になった。俺は小町に「帰るから駐輪場で待っててくれ」とメールを送ってから教室を出た。そして昇降口へ向かおうとすると

 

「ヒッキー。部活行かないの?」

 

もう関わりたくないと思っていた由比ヶ浜に声をかけられた。

 

「ああ、行かない。じゃあな」

 

そう言って歩き出す。由比ヶ浜は何か言ってたみたいだが、俺は無視した。そして駐輪場に着き小町と合流した

 

「小町、帰るぞ」

 

「え、奉仕部の方はいいの?行かなくて」

 

「ああ、もう行かないことにした」

 

「そうなんだ。家に帰ったら理由教えてね」

 

「ああ」

 

そう言って俺と小町は家に帰った。そして家に着き

 

「じゃあ、お兄ちゃん。奉仕部に行かない理由教えて」

 

「話が長くなると思うがいいか?」

 

「うん!」

 

俺は小町に修学旅行の時に起きたことを話した。小町はそれを聞いて

 

「そんなことがあったんだね。お兄ちゃん、もう奉仕部行かなくていいよ。小町も雪乃さんと結衣さんとはもう連絡取らないから」

 

俺が奉仕部のことを話したら、小町は怒りながらそう言った。

 

「そうか」

 

俺はそう言って自分の部屋に戻った。

 

☆☆☆

 

 

そして5日ぐらい経った。その間、まだ俺のあの噂は流れたままだった。奉仕部の方も行っていない。平塚先生にも強制的に行かされそうになったがなんとか振り切っていた。正直、もうイライラが限界に達していた。でも学校には行かないと小町が心配するので準備をする。すると一枚の絵が描いてある紙が落ちていた。俺はそれを拾い見てみると小さい頃小町が描いたと思われる、俺と小町の似顔絵と大きく赤い太陽、そして「お兄ちゃん大好き」と文字も書いてあった。その絵と文字を見て懐かしく感じ、さっきまでのイライラしてた気持ちが少しは紛れ、俺は笑っていた。そして、その紙を持って下に降りた。

 

「お兄ちゃん、朝ごはん用意出来たよ。なんか嬉しそうだね!何かいいことあったの?」

 

「ん?ああ、これをちょっと見ててな」

 

そう言って、俺は小町にあの絵を見せた

 

「お兄ちゃん!恥ずかしいからそれ返して‼︎」

 

小町は言って俺から紙を取った。

 

「もう!恥ずかしいんだからね‼︎」

 

「悪い。おっと、もうこんな時間だ。小町、学校行くぞ」

 

小町 「ちょっと待ってよ!お兄ちゃん。その前に朝ごはんを食べないと」

 

そう言って俺と小町は急いで飯を食べて学校に向かった

 

そして昼休みになり弁当を持ってベストプレイスへ行こうとしたが

 

「あ、やべ弁当持って来んの忘れた」

 

急いでいて弁当を持ってきていなかったなと思っていると

 

「八幡!小町ちゃんが呼んでるよ」

 

戸塚からそう声をかけられた

 

「わかったすぐ行く」

 

俺はそう言って後ろの扉の方まで行った

 

「小町、どうした?」

 

「お兄ちゃん。弁当持ってくの忘れてたでしょ。だから届けに来たの。あ、今の小町的にポイント高い‼︎」

 

「ここでそういうこと言うのはやめてくれ」

 

「気をつけるね!でさ、お兄ちゃん。一緒にお昼食べない?」

 

「別にいいけど、どこで食べるんだ?」

 

「それじゃあ、屋上で食べない?」

 

「いいぞ、じゃあ行くか」

 

俺がそう言って教室を出ようとしたが

 

「ヒッキー、私も行っていい?」

 

となぜか由比ヶ浜がそんなことを言い出した。

 

「いや、断る。お前とは別に食いたくないしな」

 

俺がそう言うと

 

「ちょ!ヒキオなんでそんなこと言うし!」

 

「そうだぞ、ヒキタニ君。さすがに酷くないかその言い方は」

 

三浦と葉山は怒りながら、そう言った。

 

「別にお前らには関係ないだろ。俺は本当のことを言っただけだ。行くぞ小町」

 

俺はそう言って小町を連れて廊下に出た

 

「待つし!」

 

葉山・三浦達は俺を追いかけてきた。

 

「小町、少し走るがいいか?」

 

「うん」

 

そう言って俺と小町は走って屋上に向かった。

 

すると向かい側から、今俺が会いたくないと思っている雪ノ下と平塚先生がいた。

 

「あら、逃げ谷君。何してるのかしら、ここは走ってはいけないと思うのだけれどそれすらわからないのかしら?」

 

「比企谷!今日はちゃんと奉仕部に行けよ」

 

そう2人に言われたが

 

「そんなものは知らん。あと奉仕部には絶対に行かない」

 

俺はそう言って屋上へ続く階段を登った。

 

「待ちなさい!」

 

「待て!比企谷」

 

そう言い、雪ノ下達も俺たちを追いかけてきた。そして俺達は、何と屋上についた。

 

「まぁとりあえず鍵も閉めたし大丈夫だろう。小町ごめんな、変なのに付き合わせちまって」

 

「ううん、別にいいよ。気にしてないから」

 

「そうか、ありがとな」

 

俺がそう言った時、5日ほど前に会った赤い髪の女の子が俺の方を向き正面に立っていた。

 

「お兄ちゃんの知り合い?」

 

「いや、5日前に見ただけだ。初対面になると思う」

 

「それで、あなたは誰ですか?」

 

そして、俺は5日前に会った。赤みがかった女の子にそう聞いた。

 

「リリス、浅見リリスです。それよりこの黒い太陽の世界を早く消してくださいね」

 

彼女はそう言った

 

「…なんのことだ。太陽が黒いわけが…」

 

俺はそう言って太陽を見る。すると

 

「太陽が黒い…どういうことなんだ!太陽が黒いわけがない。なぁ小町、太陽は黒じゃないよな?」

 

「何言ってるのお兄ちゃん。太陽は前から黒だよ」

 

「それは、嘘だ」

 

「嘘じゃないよ。だってこれはお兄ちゃんが望んだことなんだから」

 

「俺が望んだ?」

 

「そうだよ。別に太陽が黒くても問題はないよ、お兄ちゃん」

 

そう小町は言った、笑顔で。するとなぜか、どこからか『私のことを忘れないでね。お兄ちゃん』と言われた気がした。

 

「…あ」

 

「どうかしたのお兄ちゃん?」

 

「なぁ、お前本当に小町か?」

 

俺はそう小町に聞いた。

 

「何を言ってるのお兄ちゃん」

 

「いやなんか違和感があってな」

 

「そんなことないよ!」

 

「じゃあなんで太陽は黒って言った?」

 

「だってもともと太陽は黒…」

 

そう言いかけた時俺は被せるように

 

「それだよ小町。朝、小町に見せたよな?あの絵。あの絵には太陽は赤く描いてあった。なのに、小町は黒だと言った。そう…小町は嘘をついたことになるんだよ。本当の小町なら俺には嘘をつかない。本当の小町はどこにいるんだ?そして、お前は誰なんだ?」

 

そう俺は言った。

 

「はっはっは‼︎こりゃ、やられたな」

 

そう言って小町の偽物は笑った。そのときこの会話を聞いていた、赤い髪の女の子が銃弾みたいなのを小町の偽物に放った。小町の偽物はそれをバリアかなんかで弾き飛ばした。俺は呆然としていた

 

「おいおい、いきなりだな魔道士‼︎」

 

「やっと正体を現しましたね。クラッカー」

 

「リリスさんでしたっけ?その格好はなんなんですか?」

 

「リリスでいいですよ。それと、これは見ての通り魔道士の戦闘スタイルですが」

 

「え?戦闘スタイル?よく意味がわからないんだが」

 

「本当にわかんないのか?薄々気づいていると思ったんだがな」

 

「そんなわけないだろ。気付かねーよ普通」

 

俺が小町の偽物にそう言った途端に、校舎のドアが壊れた。

 

「今度はなんだ」

 

「見つけたわよ、逃げヶ谷君」

 

「ヒッキー、やっと見つけた」

 

「見つけたぞ比企谷!奉仕部へ戻って来い」

 

「ヒキオ!やっと見つけたし!」

 

「ヒキタニ君!」

 

となんとさっき俺を追いかけてきたやつがドアを突き破り屋上まで来た。しつこい奴らだと思ってると

 

「誰ですか!こんな時に」

 

リリスはそう言った。

 

「あん時のあいつらか、まぁいい、話を戻すがいいものを見せてやるよ」

 

そう言って、小町の偽物は指をパチンと鳴らした。すると辺り一面ガレキの山と化していた。俺とリリスと小町の偽物以外は

 

「何が起きた⁉︎」

 

と驚いていた。そして呆然と立ち尽くしていた。

 

「な、なんだよこれは」

 

「5日ほど前でしょうか。この地域で大規模な重力振動が観測されました。原因はわかりませんがこれを我々は"崩壊現象"と呼んでいます。わかっていることは1つ、一夜にしてこの街が飲み込まれたということです」

 

そうリリスに説明を受けると俺は頭に衝撃が走った。

 

「うっ‼︎」

 

「どうだ?思い出したか?」

 

「そうだ。俺は修学旅行のあとイライラしていてそれが爆発してこの世界があの黒い太陽に飲み込まれてなにもかもなくなった。その時小町が何か俺に渡して『私のことを忘れないでね。お兄ちゃん』って言って消えて、俺は「元の世界に戻せ。小町と一緒に暮らしてたあの日常に」って言ったんだっけか」

 

「そうだ。その願いを叶えた。魔術を使ってな。だがなぜかその絵と、あそこにいるお前を裏切った奴や在校生、教師達は生き残ってだがな。理由は知らないが、まぁ…まだ殺すなってことなんだろうな」

 

「ええ、私もさすがに驚きました。この崩壊現象を調査するために学園から派遣されたのに来てみれば何もないはずの街があったのですから」

 

「はっ!それくらい朝飯前だぜ」

 

「やっぱり貴女は、危険な魔道書。失敗すればさらに崩壊現象が広がったかもしれない。それに新たな世界を作ってしまう…これはおかしい。そんなのは並の魔道書では到底不可能です」

 

そう言って、リリスは俺に銃口を向けた。

 

「選択しなさい、比企谷八幡。1つはこの作られた世界を今すぐ魔道書に解除させること。そうすれば平和に生きれるようにしてあげます。ただし魔道書はこちらで処分し比企谷小町らの記憶を消します。そしてもう1つ、魔道書を渡さないのであればここで死んでもらう。何よりこの世界を創ったのがあなたなのだから」

 

「なんだよそれ。生きたいなら、なにもかも忘れろってか。戸塚とか小町も…っ!そうだ!なぁリリス、小町は生きてるのか⁉︎」

 

「それは…」

 

俺はリリスにそう聞いたが、中々...答えが返ってこなかった。すると、小町の偽物が俺の問いに答える。

 

「生きてるぜ」

 

「本当か!」

 

「ああ、この姿はあの娘の影の投影だからな。どこかで生きてるのは確かだぜ」

 

「そうか。なら、俺がやることは1つだけだ」

 

「そう。では決断を」

 

「ああ、決めたよ。魔道書は渡さない」

 

「えっ…あなた…」

 

「だけど俺も死なない。第3の選択肢、俺は魔道士になることにするわ」

 

「それは、本気で言ってるんですか⁉︎」

 

「そうだ。魔道士ってのは魔道書を持ってるんだろ。だったら俺もなれると思ってな」

 

「そうかも知れませんが、そんなのは聞いたことありません。ですが確かにいいきれませんね。こんな世界を創ってしまうんですから」

 

「なら、俺はやる。可能性が低くても、妹の小町にまた会いたいしな」

 

俺がそういうと

 

「ああ、そうだ。小町って言ったか、あの娘は厳密にいうとお前さんの妹じゃないぜ」

 

小町の偽物は俺にそう告げる。小町が俺の妹じゃ…ない?

 

「どういうことだ」

 

「あいつはお前さんに記憶操作してな、妹ということにして一緒に住んでただけだ。理由は本人に直接聞いてくれよ」

 

「理由は直接聞くが、それでも俺は小町を助ける。本当の妹じゃなくても俺は妹だと思ってる。あと一緒に住んでた唯一の家族だ。助けないわけにはいかないからな」

 

「そうか」

 

小町の偽物はそう答えた

 

「で、これからどうすればいいんだ?リリス」

 

俺はそうリリスに聞いた

 

「そうですね。あなたにはビブリア学園に来てもらいます。後は学園に着いたら説明します」

 

「そうか、わかった」

 

「じゃあそれでは…」

 

リリスがそう言いかけた時

 

「待ちなさい」

 

とさっきまで立ち尽くしていた雪ノ下がそう言った。他の奴らも正気に戻っていた。

 

「なんだよ。雪ノ下」

 

「まだ話は終わっていないわ」

 

「俺は話すことはなにもないんだが、あと俺は行くとこあるから早くしてほしいんだが」

 

「比企谷。行かせないぞ」

 

「先生に決められることではありません」

 

「なら実力行使でいかせてもらう」

 

平塚先生はそう言って、俺にファーストブリッドをかまそうとするがそれは出来ず、リリスの銃弾が先生の顔の横を掠った、平塚先生は驚き、その場で気を失った。

 

「リリス、やめろ」

 

「ですが…」

 

「これは俺たちの問題だ。リリスは見てるだけにしてくれないか?俺があいつらを片付けるから」

 

「わかりました。あなたがそういうのなら…」

 

「ああ、ありがとう。リリス」

 

俺はそう言って雪ノ下達の方へ視線を移した

 

「で、雪ノ下。話はなんだ?」

 

「話は修学旅行の件よ、なぜあんな事をしたのかしら。しかも私たちに相談せずにね。謝ってもらえるかしら私と由比ヶ浜さんに」

 

「あれが最善策だからだ。相談したとしてもお前らからはいい案は出せないと思ったしな。あとなぜお前らに謝らないといけない。むしろお前らが謝れよ。なにもしてないくせに俺のやり方を否定しておいて…ほんと、お前ら自分勝手だな、反吐が出るからとっとと、この場から失せろ。顔も見たくない」

 

「「うっ‼︎」」

 

雪ノ下と由比ヶ浜はその場に泣きながらうずくまった。後は葉山と三浦だけだな…

 

「比企谷、言い過ぎだ。もっといいやり方があったはずだ」

 

「だったらその方法を教えてくれよ。修学旅行の時に出来なかった奴が偉そうに言うな。葉山グループの奴の告白を阻止して関係を保った俺に感謝の気持ちとかないのか葉山。ほんと恩知らずの屑野郎だな」

 

俺は三浦に聞こえるように言った。

 

「ヒキタニ君!それは、今話すことじゃないだろ!」

 

「隼人。どういうことだし!あーし、知らないんだけど」

 

「それは…」

 

「三浦、俺が教えてやる。修学旅行で戸部が海老名さんだっけか、その人に告白したいらしくて奉仕部に依頼が来た。そのあと、海老名さんが今の関係がいい。だからその告白を断ってほしいと遠回しに依頼されて俺が嘘告白をして戸部の告白を阻止した。まぁその結果葉山グループは今も保ててるって訳だ。でもこれは元々葉山に依頼したものだが奉仕部に丸投げの形で依頼してきたんだ葉山は。まぁ、お前には何も言ってないみたいだがな」

 

「隼人。なんで私に相談してくれなかったし!」

 

「それは…」

 

「そっか。あーしは信用されてなかったって事ね。隼人、あーしアンタとは縁切るし」

 

「待ってくれ優美子!」

 

葉山と三浦は口論しているが、俺は今の状況をみて言うことかと思った。なぜなら今のこの世界は俺が起こした崩壊現象でほとんどなにも残っていなく崩壊は着実と進んでいる。無意味な言い合いなのだ。俺は気づかれないようにその場を去り、リリスの方へ向かう。

 

「リリス、悪いな。こんな変なもの見せて」

 

「いえ、問題ありません。でもこうなった理由をいつか教えてくださいね」

 

「まぁ、そのうちにな」

 

俺はそう言って、リリスとビブリア学園へと向かった。小町の偽物は、とっくにどっかに行ってしまった。その後、俺たちがいた世界は跡形もなく悲鳴と共に滅んでいったのだった。

 

 

☆☆☆

 

 

 

ビブリア学園へ移動中にて

 

「なぁ、リリス。俺はまた1年生からやり直しなのか?」

 

「いえ、2年生の4月から始めてもらいます。制服もこちらで用意してあります」

 

リリスがそう言って、魔法で制服を俺に着せた。

 

「わかった。制服はこんな感じか。いろいろとありがとな、これから…よろしく頼む」

 

「ええ」

 

そう言葉を交わして俺たちは無事ビブリア学園に到着した。

 

☆☆☆

 

俺はビブリア学園に着き、リリスと一緒に歩いていると

 

「号外ですよ!なんとこの学園に転入生がやってきます。噂だと魔王レベルに匹敵するらしいですよ!」

 

とそんな声が聞こえた。まぁ、俺の事だろうと思いつつ、横を通り過ぎるとその子に声をかけられた。

 

「あのーこれどうぞ」

 

そう言われたので俺は

 

八 「ああ、どうも」

 

そう言い号外を受け取った。ってかステルスヒッキーが効いてない!効かないのかなこの世界では…と俺が思っていると

 

「あれ?もしかして転校生の方ですか?」

 

「俺は…」

 

俺は質問に答えようとしたが

 

「八幡。なにをしているのですか?早く行きますよ」

 

リリスが遮った。さりげなく下の名前で呼ばれた気がしたが、俺は気にせず

 

「ああ、わかった。すまんが俺はもう行くわ」

 

「えー!話が聞きたかったのに」

 

彼女はそう言って、残念そうにしていた。そして、俺はリリスの後ろを付いていった。しばらく歩き、教室前に着いた。

 

「では八幡には早速、教室に入って自己紹介をしてもらいます」

 

「自己紹介とかしたくないんだけど、しないといけないのか?」

 

「当たり前です‼︎」

 

「目立ちたくないなぁ」

 

俺はそう言ってリリスと一緒に教室に入った。教室に入ると中が騒がしくなった。

 

「みなさん、静かにしてください。転校生を紹介します」

 

「えー、比企谷八幡です…ってリリスは先生なのか?」

 

「はい。でも、一応同い年です。それより自己紹介はそれだけですか?」

 

「他に言うことないしな」

 

「そうですか。では、みなさんからなにか質問とかありますか?」

 

リリスがそんな事を言い出した。すると、さっき号外をくれた女の子が

 

「はーい。質問ですっ‼︎」

 

「はい、セリナさん。どうぞ」

 

ふーん、セリナっていう名前なのかと俺が思っていると

 

「好みの女性を教えてください」

 

セリナが俺に質問してきた。

 

「養ってくれる人だな」

 

俺はそう答えた。

 

「なんか、期待してたのと違う」

 

「すまんな。俺にあまり期待はしない方がいい」

 

「そうですか」

 

「気が済みましたか?それでは…」

 

「じゃあ!魔王クラスにしか出来ない"世界構築"をしたのは本当なんですか?」

 

セリナはリリスの話を遮り、また質問した。リリスはその質問に驚いてはいたが俺は

 

「ん?ああ、あれか。まぁ一応したみたいだがみんなもできるんじゃないのか?」

 

とそう答えた。すると

 

「ちょっ…八幡!」

 

「「おー!本物だー!魔王候補キター!」」

 

とクラスメイトは騒ぎ、リリスは困惑していた。俺も変に目立ってしまった。結局、この話で授業が丸々潰れた。そして授業後、俺とリリスは学園長室に向かった。

 

ーto be continuedー

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

それでは、次回もよろしくお願いします。

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