比企谷八幡とトリニティセブン   作:Oceans

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ありがとうございます。
予告通り、2名の新キャラが登場します。

それでは、今回もよろしくお願いします。


第03話 忍者の女の子とお風呂の女の子

学園長室から出たところでリリスが

 

「それでは、今から寮の部屋へ案内します」

 

そう言った。

 

「ああ。でも俺、服とか持ってきてないんだが」

 

「心配しなくても大丈夫てす。必要最低限の物はもう置いてありますから。足りないものがあれば街にお店もあるのでそこで買えるかと思います」

 

「ああ、わかった。それより上からの視線が気になるな」

 

俺がそう言うと天井にいた女の子が

 

「よっと」

 

と言って、俺の目の前に着地した。

 

「よく気づいたっスね」

 

「ぼっちは視線に敏感なんだよ」

 

「そうっスか。はじめまして比企谷八幡さん。忍者をやってる風間レヴィっスよ」

 

「ああ、よろしく。ってか、魔道士じゃないのか?」

 

俺がそう質問すると

 

「この学園は様々な魔術を学べる環境がありますから」

 

リリスが俺の質問に答えてくれた。

 

「忍術も占星術もオーラ診断も房中術もみんな魔術っスよ?」

 

「ぼっ……」

 

「房中術か」

 

俺は最初は何なのか、分からなかったがリリスの表情を見たらなんとなくわかってしまった。

 

「くっくっく…。相変わらずリリス先生は純情っスね」

 

「とっ…とにかくっ…八幡。この方が先ほど学園長が言っていたトリニティセブンのお1人です」

 

「ふーん。この子がボスキャラねぇ。そんな風には見えないんだが」

 

「まぁ転入したばかりだから当然っスよね」

 

「でも学園長が言うには頂点を極めてるんだろ?」

 

「そうっスね。暗殺からエロイ忍法までなんだってこなすっスよ」

 

「へぇー」

 

「コラーっ‼︎八幡も何感心してるんですかっ!」

 

「いや、なんか凄そうだなって」

 

「まっ、冗談っス。なかなか面白い人っスね」

 

「俺がか?」

 

「そうっスよ」

 

「まぁ、それはいいとして他のトリニティセブンの5人はどんな人なんだ?レヴィとリリスはなんとなくわかったが他がよく分からないんだが」

 

「んー。自分とリリスさん以外だと…ああ!あの人たちっスね」

 

レヴィはそう言って窓から中庭の方を指差した。

 

「今からちょうど検閲任務に向かうみたいっスよ」

 

「あの人がそうなのか」

 

「そうっスよ。背の小さい方から説明するっスね。純粋に能力だけならリリスさん以上の山奈ミラさん」

 

「リリス以上か。なんか超やばそうだな」

 

「ん?どういう意味ですか八幡?」

 

なぜかリリスに睨まれた。

 

「いや、すまん。なんでもない。忘れてくれ」

 

「続きを話すっスよ。背の大きい人は純粋に攻撃力だけなら他の追随を許さない不動アキオさんです」

 

「ほんとなんかバトル漫画並みにやばそうだ」

 

「いつでもテコ入れの準備ができているっていう方向っスね」

 

「にしてもこの学園は女ばっかりだな」

 

「魔道は精神的、感情的なものの研究っスからね。男性には論理的、理屈的な思考が得意なせいか、なかなか魔道に精通しないんっスよ」

 

「感情的な方がいいのか?それとも欲望に忠実になった方がいいとか?」

 

「いっ…いけませんっ!そういうのは節度を持ってですね…」

 

「ほら、リリス先生が真っ赤になってるの可愛くないっスか?」

 

「まぁ、言われてみればそうかもな。昔の俺なら告って振られてるまであるな」

 

そう俺が言うと

 

「っ‼︎もう知りません‼︎」

 

リリスは顔を赤くしながらどっか行ってしまった。あれ寮の部屋に案内するんじゃないの?と俺が思っていると

 

「いやーあんな嬉しそうなリリス先生はある意味で初めて見るっスね」

 

「え、そうなのか?」

 

「もっと"氷の女"って感じの人っスからね。リリス先生は」

 

「そんな感じだったか?そういう風には見えなかったが…」

 

「そうじゃなかったらきっと、あなたが特別なのかもしれないっスよ?」

 

「どうだろうな」

 

まぁ、でもリリスと一緒にいる時は別に嫌な気持ちとかには別にならない。奉仕部の奴らとは違う感じだし、なんだろうなこの感情は…

まぁ考えるだけ無駄だと思いそれ以上は思考を放棄した。その後、俺はなんとか自分の寮の部屋に着き、ベッドでくつろいでいた。

 

「ふぅ、なんか疲れたな。ここにもMAXコーヒーがあればいいんだが。そういえば魔道書は何処だ?」

 

「私ならここにいるぜ」

 

そう言って、魔道書は俺の胸元に浮かび上がる。

 

「そんなとこにいたのか」

 

「なんだ、驚かないのか?」

 

「俺はそんなことでは驚かないぞ」

 

「そうか。それより疲れてるんだろ?風呂に行こうぜ」

 

「それもそうだな。行くか」

 

俺はそう言って部屋に置いてあった替えの制服をもって男湯に向かった。

 

「ここみたいだぜ」

 

「にしてもデカイな。学園には男子は少なかったみたいだから小さいイメージがあったんだが」

 

「無駄に金かけてるんだろうな…ってことは、女湯はもっと豪華かもしれないぜ」

 

「だろうな。人数とか多いしな」

 

「どんな感じなのか私がみてきてやろうか?」

 

「いや、やめとけ。面倒な事になりそうだ」

 

そう言って俺は更衣室で服を脱いで魔道書を置いて大浴場に入ろうとしたところ、もう先客がいた。しかし先客は女の子だった。

 

「どうも、こんばんは」

 

「こんばんは」

 

俺はそう言って浴場から出た。まさか女湯と間違えたかと思い外に出て男湯かを確認した。

 

「やっぱりここは男湯だよな。じゃあなんであの子…」

 

そう呟いていたらリリスがちょうど、通りかかった

 

「リリスか、ちょうどよかった」

 

「どうしたんですか八幡……。ってそれより服を着てください‼︎」

 

「タオル巻いてるから別にいいだろ。ってそんなことよりこの風呂は男湯だよな?」

 

「ええ、そうですが。どうかしましたか?」

 

「いや、男湯に女子がいたから」

 

「まさか…」

 

そう言ってリリスは男湯の更衣室へ向かった。俺も後に続いて入った。すると中にいた女の子は牛乳を飲んでいた

 

「アリンさんっ‼︎ここは男性用ですよ⁉︎」

 

リリスはそう言っていたが

 

「誰もいなかったからいいと思って」

 

アリンっていう女の子はそう答えた。

 

「これからは誰かいるんですっ‼︎」

 

「別に私は気にしない」

 

「気にしてください‼︎」

 

そう2人がやりとりしていると俺とアリンは目が合って

 

「すぅ……。きゃーー」

 

小さな声で叫んでいた。

 

「タイミングが違いますっ‼︎」

 

「棒読みかよ…」

 

「……難しいのね」

 

そう言ってアリンはリリスに連れられ男湯から出て行った。

俺は魔道書を持って改めて風呂場に向かった

 

「ふぅ」

 

そして、俺はお湯に浸かる。

 

「それにしてもさっきは驚いたな」

 

「ああ、そうだな」

 

「なんとなくだがあのアリンって子、お前さんの妹に似ていたぜ」

 

「ああ、俺もそれは少し感じてた。アリンって子は多分、小町に繋がっている気がするんだよな」

 

俺はそう言ってしばらくの間、その事を考えながら風呂に入っていた。

 

 

ーto be continuedー

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

それでは、次回もよろしくお願いします。
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