比企谷八幡とトリニティセブン   作:Oceans

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それでは、今回もよろしくお願いします。



第08話 露天風呂と錬金術師

俺は部屋に戻り、ベッドに寝っ転がった

 

「あー、疲れた」

 

「お疲れだな。マスター」

 

「なんだ魔道書か。ってかなんだマスターって?」

 

俺は魔道書にそう聞いた

 

「ん?ああ、契約者の事をそう呼んでるだけだぜ」

 

「ああ、そういうこと」

 

俺は魔道書の言葉を聞いて納得した

 

「それより、疲れてるんだろ。風呂には行かないのか?」

 

と魔道書は俺に聞いた

 

「そうだな。露天風呂もあるみたいだし、そうするわ」

 

「そんじゃあ、行こうぜマスター」

 

俺と魔道書がそう言った後、扉をノックする音がした

 

「どちら様で…ってお前らか。どうしたんだ」

 

俺はそう言って扉を開けた。するとそこにはリリスとレヴィとセリナがいた

 

「八幡さん。風呂に行かないっスか?」

 

「私もそんな感じですよ!」

 

レヴィとセリナはそう言っていたが

 

「ちょっと待て。風呂は男湯と女湯しかないんだから、女同士で入ってこいよ」

 

俺はそう言ったが

 

「いえいえ、八幡さん。ここの旅館には混浴があるっス。だから一緒に行くっスよ」

 

レヴィはそう言って俺の腕を引っ張ってきた。

 

「いや、余計に一緒に行きたくないわ。ってかリリスも教師なんだから止めてくれよ」

 

俺はレヴィの手を優しくはらいのけて、そう言った

 

「私も止めたのですが、言うことを聞かなくてですね…」

 

「混浴ぐらいいいじゃないか、マスター。行こうぜ」

 

「魔道書もこう言ってるので行くっスよ」

 

「はぁ、わかったよ。行けばいいんだろ」

 

俺はそう言ってレヴィたちと風呂に向かった。その道中に

 

「そういえば、八幡さんに聞きたいことがあるですけど、なんで魔道士になったんですか?」

 

とセリナはそんなことを聞いてきた

 

「えっ?そ…それは…」

 

なぜかセリナの質問にリリスが反応し、そう言って俺の方をチラッと見てきた。

 

「それはだな…崩壊現象で消えた妹を取り戻すために俺は魔道士になったんだ」

 

俺は簡単にセリナ達に説明した。

 

「そんな理由があったんスね」

 

「私も八幡が魔道士になるって言った時はびっくりしました」

 

「まぁ兄として妹を助けるのは当然のことだからな」

 

と俺が言うと

 

「さすが、だんな様ね」

 

アリンがどこからか出てきて

 

「うおっ!アリンいつの間に…」

 

俺は一歩後ずさりしながら言った

 

「さっきよ。風呂に行くって聞こえてきたから付いてきたの」

 

とアリンは言ったが今はアリンのことは置いといて俺はリリスに

 

「そうか。それより、崩壊現象に飲み込まれた人を助けたことってあるのか?」

 

そう俺はリリスに聞いた

 

「ないわけではないでしょうが、そんな事例は今時点ではないですね」

 

リリスはそう答えた

 

「でも学園長はなんか知ってそうだよな。確かトリニティセブンを手篭めにしたり仲間にしたりすればなんとかなる的な事を言ってた気が…」

 

俺がそう言うと

 

「てっ…手篭め‼︎」

 

セリナはそう言って頰を赤くしていた

 

リリス 「そんなことはしなくてもいいですからね。八幡‼︎」

 

リリスはそう言い俺の方を見た

 

「いや、別に俺はそんなことしないんだが…そういえばトリニティセブンって全員揃ったんだっけ?」

 

と俺はそう答えて話を強引に変え、そう質問した

 

「まだ揃っていないっスね」

 

レヴィがそう俺の質問に答えた

 

「えっと、確か…リリスとレヴィとセリナとアリンと…」

 

「後は、ミラさんとアキオさんですね」

 

「あれ?それだと足りなくないか。7人いるんだろ、後の2人は?」

 

と俺が聞くと

 

「1人はユイさん…って方がいるんですがほとんど学園では見かけないんです…」

 

セリナがそう言った

 

「ん?ユイなら1回だけだが会ったことあるぞ」

 

と俺がそう言うと

 

「ええーっ‼︎そうなんですか?」

 

セリナは驚きながらそう言った

 

「そんな驚く事か?」

 

「そりゃ驚きますよ!ユイさんは特殊な魔道士なので夢の中でしかお話できないんですよ」

 

セリナはそう言った

 

「そうだったのか。じゃあ後の1人は?」

 

俺がもう1人を聞くとセリナは黙ってしまったが、リリスが答える。

 

「八幡が来る前に失踪したまま行方不明です」

 

セリナのかわりにこう答えた

 

「そうか、まだ全員とは会えないって事か」

 

「まぁ、今はとりあえず会える人から会ってみるのはどうっスかね?」

 

「それもそうだな。いずれ会えると思うし、焦っても意味ないからな。っと風呂についたみたいだな」

 

と俺が言うと

 

「じゃあみんなで混浴に入るっスよ!」

 

レヴィはテンションを上げて更衣室の中に入っていきリリスとセリナも続いて入っていった。

 

「ったく何で混浴に入るだけであんなにテンションが高いんだよ」

 

俺はそう言いながら外でしばらく待っていた。なぜと思うかもしれないが女の子と一緒に着替えるのはさすがにまずいので時間を空けて入る為だ。俺がさっき言っていた言葉を聞いていたのか魔道書は

 

「いいじゃないか、お誘いなんだろ。それと女の子と一緒に風呂に入れるんだから楽しもうぜマスター」

 

とこう言っていた

 

「俺にはハードルが高いんだよ。男湯の方がいいんだが」

 

と俺と魔道書が話をしていると

 

「やはりあなたは不浄ですね」

 

俺と目が合いミラはそう俺に言った

 

「ミラ達も混浴に来てたのか。あと話聞いてた?それと俺のどこが不浄なんだよ」

 

と俺はミラにそう言ったが

 

「あなたと初めて会った時から不浄と認定しています。では私たちは失礼します。行きますよアキオ」

 

とミラは言い混浴に行こうとしていたが女湯に変えていた。まぁ俺といるのが嫌なんだろう。

 

「ったく何でこんなに俺は嫌われてんのかね…まぁいいや。風呂に行って、ゆっくり浸かろう」

 

と俺はそう呟き、更衣室で急いで服を脱ぎ、風呂へと向かった。そして、扉を開けると

 

「八幡さん遅いっすよ」

 

と水着姿のレヴィにそう言われた。後のみんなも水着だった。

 

「わるいな。さっきミラ達とちょっと話してたから、少し遅れた」

 

俺はそう遅れた理由を言いながら身体を洗った

 

「え?そうだったんですか。ではミラさん達は今どこに?」

 

俺の言った言葉にリリスが反応し、俺にそう聞いてきた。なので俺は

 

「ああ、女湯の方に行ったぞ。俺がいるから混浴はやめたんだと思う」

 

とリリスにこう言った

 

「そうですか…」

 

リリスは納得した感じにそう言った

 

「それより、露天風呂は最高だ。はぁー生き返る」

 

「ほんとっスね」

 

「一生こうしていたいんだがな」

 

俺がそう言うと

 

「それはダメですからね!」

 

リリスに怒られてしまった

 

「リリス、今のは冗談だから。っとそうだ!リリスに質問したいことがあるんだが」

 

と俺はそう言い、怒るリリスに謝り、質問していいかと聞いた

 

「いいですよ。なんでしょうか?」

 

「ふと思ったんだが、リリス達の魔術とかも俺が使えるのかと思ってな」

 

と俺はリリスに聞いた

 

「無理だと思います」

 

俺の質問にリリスは即答してそう言った

 

「じゃあ例えば俺がリリスの真似をして俺の魔術で同じものを作り出すって方法でもダメなのか?」

 

もう1つ質問をしてみたが

 

「うーん…それも無理だと思います。私と八幡では書庫(アーカイブ)もテーマも魔術式も違いますから」

 

とリリスは言った。

 

「基本的に書庫(アーカイブ)がテーマが同じでもない限り他人の魔術のコピーは不可能っス」

 

リリスの後にレヴィも続けて言った

 

「そうなのか」

 

「魔術のコピーは無理だと思いますがそれでもトリニティセブンに会うだけでも意義はあるかもしれません。そこでそれぞれの得意な魔術を見せてもらうんです」

 

セリナもレヴィの後に発言し、ある提案をしてくれた

 

「…ああ、それはいいかもしれないっスね。八幡さんは魔王候補見習いみたいなもんですし」

 

レヴィもセリナの提案に賛成しそう言った

 

「そうか。じゃあリリス。リリスの得意魔術を見せてくれないか」

 

なので俺はセリナの提案を利用し、リリスに魔術を見せてくれないかと頼んだが

 

「ま…魔術というのはですね…そう簡単に見せてはいけないものなんです…っ」

 

リリスはそう言って拒否をしたが俺も後には引けないので

 

「頼む、リリス。見せてほしい、俺はこんなところで立ち止まるわけにはいかない。こうしてるあいだにも小町がどうにかなっているかもしれない。リリス達にも何かしら被害を受ける可能性だってあるかもしれない。そんなのはゴメンだ。もう俺は大切な人を失いたくないし傷つけたりしたくないんだ。だから頼む」

 

と俺はそう言い、頭を下げてリリスにお願いした

 

「…しょうがないですね。これは借りですからね。八幡」

 

リリスは俺が頭を下げてお願いしているのをみて渋々ではあったが見せてくれることになった。貸し付きだったが

 

「ああ、なんでも1つリリスの願いをきいてやるよ」

 

俺はそれぐらい安いもんだと思い、こう答えた

 

「それでいいですよ。それじゃあ、やりますよ」

 

リリスはそう言ってアーカイブを開き、銃を作り出した

 

「これがリリスの魔術か」

 

俺がそう言うと

 

「そうです。これが私の魔術"錬金術"(アウター・アルケミック)です。物質交換が基盤なので使いこなせるようになればこのような金属の生成変換は得意とするところです。それと………」

 

とリリスが説明している最中に

 

「おい魔道書」

 

「ん?なんだマスター」

 

「さっきのリリスの話は聞いていただろ。俺の魔術とかでなんとか銃を生成できないか?」

 

俺と魔道書はこんな会話をしていた

 

「って八幡!私の話を聞いてましたか⁉︎」

 

リリスも途中から俺が説明を聞いていないのに気づき、そう俺に言った

 

「途中までな。それでどうなんだ魔道書」

 

俺はリリスにそう答えた後に、魔道書にできるかどうか聞いた

 

「できるぜ。どれ…ちょいとやってみるかな」

 

と魔道書は言って術式を展開しようとしていた

 

「だから、さっきは無理だと…え?」

 

リリスは何かいいかけた後、魔道書の方を見ていた

 

「おっ」ゴッ

 

「プロセス1クリア、プロセス2クリア、プロセス3クリア」

 

と魔道書はそう言い、俺の胸のあたりで生成を初めて見事にリリスと同じ銃を作ってみせた

 

「おー!これがリリスの魔術か」

 

俺がそう言うと

 

「え?そ…そんな…バカな⁉︎こんなに簡単に錬金術式が使えるわけがありません‼︎」

 

リリスは驚きながらそう言い、俺の手から魔道書が生成した銃を取って見ていた

 

「そりゃ、カンペキにってわけじゃないさ」

 

とリリスの発言の後に魔道書はそう言った

 

「えっ?」

 

「私は「お前さんの魔術」をマスター用にアレンジしてパクっただけだからな」

 

と魔道書はどう作ったのかを説明していた

 

「そ…それって…」

 

「だんな様は…」

 

「他の魔道士の魔術すら使いこなせるかもしれない…」

 

「「「ってことですか…?」」」

 

セリナとアリン、リリスはそう言っていた

 

「まぁそういうことだろうさ」

 

魔道書はその3人の発言を肯定した

 

「そうかやっぱり俺にはすでにマジカルなカがあったわけだ。よし魔道書、元の姿に戻ってくれ」

 

俺はよく分かってはいなかったが凄いことはできたんだろうと思い、魔道書に元の姿に戻るようそう言った

 

「了解したぜ。マスター」

 

と魔道書は言って元の姿に戻った

 

「というわけでなんとかなりそうだな。本当にリリスありがとな」

 

と俺はそう言い、リリスにお礼を言った

 

「え…ええ。役に立ったのなら私は嬉しいです…」

 

リリスも素直にお礼を受け取った

 

「じゃあ俺はもう風呂から出て先に部屋に戻るわ」

 

「ええ、わかりました。それと明日は早く起きてくださいね。午前中にはここを出発して学園に帰りますから」

 

「ああ、わかった」

 

そう俺はリリスとそう言葉を交わし、風呂を出て更衣室で着替え、夕食をとりそのあとすぐに部屋に戻り、明日に備えて早めに寝た

 

 

ーto be continuedー

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

それでは、次回もよろしくお願いします。
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