「フフフ・・・貴様の姿なんて丸見えだ」
茂みの中から長い銃口を出し、狙い撃つ
無風な上、距離は40ほど
当然、外さなかった弾は敵に当たり、渋々ヒット宣言をする
「さて、あと一人か」
そう呟いた瞬間・・・
『ガサリ!』
(後ろっ!?)
俺はうつ伏せから一気に仰向けになり、背後を見る
それに気づいたのか敵もこちらを見る
しかし、一歩だけ自分が速かったらしい
振り向きと同時に狙った敵は引き金を引こうとした瞬間、弾があたったのに気づいた
「ヒット♪」
「だあああ、ちくしょう!」
俺は勝利宣言をし、愛銃のL96Aを掲げた
「なんで当てれんだよ!
至近距離のボルトアクション痛ぇんだよ!」
「んなもん、知るか!
慣れれば当てれるわ!」
「それはお前だけだー!」
フハハ、負け犬の遠吠えめ
サバゲーのバトルロワイヤルルールで見事一位を勝ち取った俺は他の友人の元に行く
今日は土曜日で大学のサバゲー友達と一緒に大学付近の森でサバゲーを楽しんでいた
「んじゃ、全員一個ずつ奢りな」
他五人が悔しそうに財布を見つめる
俺は意気揚々に何を買ってもらうか悩む
「あ〜、そういや今日欲しい本の新刊出るんだ
それ頼むわ」
「テメェ、本だと!」
「しかも、新刊かよ!」「ゼッテー、高いだろ!」
「鬼畜か!」
「他のもんは!?」
など、見事に全員一致で不満が出る
けど、確かにラノベの新刊は高いしな・・・
「なら、五人でその本でいいぞ
ほら、さっさと本屋行こうぜ」
後ろで何やら嬉しそうに叫んでるが気にせず、俺は愛銃を解体し、コンパクトにスポーツバックに着替えと共に入れ、原付へ向かう
−−−−−−−−−
「ありがとうございましたーー」
「よっしゃー、インフィニットストラトス、タダでゲット!」
俺はついついかがげてしまう
「んじゃ、昼飯にマクドナルドでも行くか」
その学友の声を合図に出口に向かう
しかし、一人が出口の向こうを凝視している
そして少しずつ後退る
「おいおい、マジかよ?
みんな逃げろ、トラックが突っ込んでくるぞ!」
慌てて逃げるみんな
だが、一番出口付近にいた俺は後ろを振り向くだけで視界がブラックアウトになった
おいおい、俺の人生これで終わりかよ
凄腕狙撃手目指してたんだぜ?
死ぬの早すぎだろ・・・
インフィニットストラトスもまだ読んでねぇんだぞ!?
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
そこで俺の意識は完全に途切れた
−−−−−−−−−−
「はい、こんにちわ〜
私は神様、女神様よ〜」
「・・・はっ?」
意識が戻ったら目の前には白いワンピースを着た青髪ロングヘアーの女が笑顔でそう言い放った
「・・・俺死んだん?」
「もちろん♪」
わかっていたが、それを笑顔で言われた俺、新城司はがっくり項垂れる
「ゴメン、ゴメン
つい手違いで君が死んじゃったんだよ
ホントは君がいた本屋の受付が死ぬ予定だったんだけどなぜか君が死んじゃったっだ
って、ことで生き返らせてあげるよ」
「マジで!?」
その言葉に俺は飛び付く
読めなかった本が読める!
俺は感激した
「あ〜、けど君がいた世界じゃないからね
生き返るの
正確には転生させるんだよ」
「ふざけんな〜
期待させてなんだそれ!」
「ちょ・・・揺らしすぎ」
ブンブン
「まだあの本読んでないんだぞ!」
「うっ・・気持ち・・わる」
「この気持ち、責任取れぇ!」
「吐く・・吐く」
ブンブン肩を揺らされた女神の顔は真っ青になるにも関わらず振るのやめない
そして結果・・・
「もう・・無理・・」
「えっ?うぎゃぁぁ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・
・・
「とりあえず、すまん」
「か弱き乙女になんて恥じを・・・」
ツッコミたいところだが、先ほどの暴走でグロテスク表現をさせてしまった司はとりあえず謝る
「まぁ、あれでおあいこで
で、話を戻すけど
転生させる世界はどんな世界でもいいよ
君が望んだ世界でもいいよ
なんなら君が本屋で買った本の世界にする?」
「えっ、できるの!?」
司は驚きを隠せないほど驚いた
好きな本の世界だ
興味深々だった
「私は女神様よ
君のミスを補わないといけないんだ
この世界にいかせてあげるさ、どうだい?」
「頼む、女神!」
そう答えた瞬間、女神を魔法のように指をパチンと鳴らす
すると周りの世界が一気に変わり、学校の教室らしき部屋になる
「ちょいと失礼」
女神がそう言って消える、するとそこにはインフィニットストラトスの生織斑千冬がいた
「ふむ、こういう世界ね」
女神が入ったのだろう
千冬がフムフムと頷く
「じゃあ、この世界で生きるにはISってのを使わないといけないみたいだね
なら・・・ほいっ!」
と、女神が空間から何かを取りだし、司に投げる
受け取ったそれは、黒い銃の形をしたネックレスだった
「君が元々いた世界で使ってた銃をIS化したんだよ
なんか希望する機能を3つまでならなんでもつけれるよ
チート機能も問題なしさ!」
「マジっすか!?」
「マジと書いて本気さ」
俺はう〜んと悩む
(L96AをIS化出しな・・・
やっぱりオンラインゲームの時の銃みたいに・・・)
「一つ目!
無反動だけど威力が落ちないように!
他は・・・」
(確か、一夏や箒ってエネルギー兵器持ってるよな
)
「二つ目!
弾は実弾やエネルギー弾など弾は自分が想像した弾を!」
(最後はな・・・多分こんだけだと防御面が不足だし・・・あ、瞬時加速あるじゃん!
あれが結構使えれば・・・)
「武器は狙撃銃だけでいいからその代わりに瞬時加速の機能をエネルギー消費量をかなり少なめにして連続使用可能に!」
「狙撃銃と一つの機能だけって・・・いいのかい?
そんなことしなくても設定できるよ?例えば攻撃無効とかエネルギー無限とか」
不思議そうに首を傾げる女神だが俺は首を横に振る
「チート過ぎるってのも面白くないしな
これだけでも十分チートさ」
「そっか・・・
やっぱり君を転生させたのは正解だったね
いい暇潰しになりそうだ
じゃあ、設定はしたよ
ISの名前はリクルア
君の設定は世界で二番目に見つかった男のIS操縦者
サービスでシールドエネルギーは多めにしてあげといたよ
周りの記憶も改竄済み
今から入学初のHRだからね
準備はいいかい?」
「おう、いいぞ」
女神が説明をしてる最中に司の服装はあのIS学園の白い制服になっていた
「ただ、君は面白いのが好きみたいだから織斑千冬と篠ノ之束の記憶は少ししか改竄してないからね」
「えっ?ちょ・・・どういうこと!?」
司はその発言にとても面倒くさそうな展開になりそうな予感がし、立ち上がりながら声を挙げようとするが、女神は笑顔で手を振り・・・
「じゃあ、セカンド人生楽しんでね
またね〜」
呼びかける前に女神はスーと千冬から抜け、時間が動き出し始める
「はい、じゃあ次は新城君
お願いします」
「えっ・・・あ、ハイ」
(あんの女神め・・・
早速、織斑先生が変な目で見てきてるぞ)
気づかれないように千冬を見たが彼女はポーカーフェイスだが自分を凝視してるのに気づく
(はぁ・・・まぁこの学園生活を楽しむか)
「新城司です、趣味は読書
よろしくお願いします」
新城司の新しい人生は女子の黄色い叫び声により、スタートした