一限目が終わり、今は休み時間
感想はめちゃくちゃ暇だった
なぜかわかるIS知識に
なぜかあるIS学園の教科書
なぜか用意されてある筆記用具や財布など
なぜか机の横にあるスポーツバック
きっと中身は私服などだろう
女神仕様・・・そう思った司は納得した
ちなみに席だが真ん中の列に前から二番目だ
つまりISの主人公
織斑一夏の後ろである
休み時間になると早速彼から声を掛けられた
「新城司・・で合ってるよな?」
「おう、織斑一夏だよな?
同じ男子だ
よろしくな」
「ああ!
男子一人にこの空間はきついよ
お前がいて助かった!
あと、俺は一夏でいいぜ!」
(おおう、小説通りフレンドリーだな)
「俺も司でいいぜ!
確かに男子一人はきついよな」
小説を見たとき司はハーレム天国だろ!っと思ったが実際体験するとキツイ
二人だけでも常に視線を感じるのだ
一人だったら相当気まずいだろう・・・
「ちょっといいか?」
すると一人の女子が話かけてきた
(おっ、これは一夏の再会イベントか)
「うん?一夏に用か?」
「ああ、すまんが借りていくぞ」
「ああ、わかった」
箒に答えるなり、一夏の襟を持って外に行く
(小説と違って情けない連れて行かれ方だな・・・)
それが一限目の休み時間だった
二限目の容赦ない姉と情けない弟を見た後の休み時間
(確かここでセシリアイベントが・・・)
そう思いながら一夏と話してると・・・
「ちょっと、よろしくて?」
(キター、セシリアイベントだ・・・)
などと思いながら視線を彼女に
座ってる俺たちを当然のように見下げる美人がいた
髪は綺麗にロールされた絹のような金髪
顔付きは日本人みたいに丸気味だが鼻の高さや瞳の色などがイギリス人を思わせる
(なんつーか、日系イギリス人みたいだな・・・)
「訊いてます?お返事は?」
「ん?訊いてるけど、なんか用?」
「まぁ、なんですの、そのお返事!
わたくしに話かけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるんではないかしら?」
「「・・・・・・・」」
セシリアのその態度に俺と一夏は言葉を失う
(小説ではそんなんだったけど・・・実際に言われるとめっちゃウゼェなコイツ・・・)
「悪いな
俺、君が誰か知らないし」
一夏も少しばかりムカついているのか声のトーンが少し低い
「わたくしを知らない?
このセシリア「オルコット、イギリスの代表候補生で入試主席の生徒さんだ、一夏」
俺がセシリアの続きを話す
やっぱりコイツムカつくわ
「あら、少しは頭のわかる方がいるのね」
「なぁ、司
代表候補生ってなんだ?」
「国の代表の生徒ってこと
まぁ、俺たち男子がわかりやすく言うとだな」
俺はニンマリ笑いながらセシリアを指指す
ヤバい、やっちまったぜ
「たかが国の代表の補欠なだけで自分が強いって思い込んでる女さ
ほら、中学とかでよくいただろ
たいして強くないのに大口叩く馬鹿とか」
その言葉に一夏は笑みを浮かべる
「それは分かりやすいな」
「っ!!」
俺と一夏の笑顔にセシリアはフルフルと身体を振るわす
そこに火に油
俺はさらに言い放つ
「ありゃ?
顔、真っ赤だよ?保健室行ってくれば?」
そう言うとちょうど休み時間のチャイムが鳴る
「結構ですわ
新城司さん、あなたは絶対に認めませんわ
覚えておきなさい!」
「おう、忘れるかもしれんがな」
捨て台詞を放つ彼女を見ながら一夏は笑顔で俺の肩を叩く
「ハハハ、司
なんかすごくスッキリしたぜ!最高だ!」
「ありがとよ!」
さすが同じ男子
アレはムカつくもんな
そしてそのまま三限目が始まる
「再来週に行われるクラス対抗戦に出る代表者を決める」
が、授業内容
まぁ、アレだ
セシリア戦イベントだ
当然、ここは一夏で・・・
「私、新城君を推薦します!」
「私も!」
何!?
そこは一夏だろ!
「私は織斑君を!」
「なんだと!
じゃあ、俺は司を推薦する!」
一夏あああ!
お前、セシリアイベントを折るつもりか!
「今のところ、新城が多いが他はいるか?」
するとその千冬の言葉に抗議するものが・・・
「納得がいきませんわ
代表者候補生でもない男がクラス代表者なんて認められませんわ!」
「らしいが、新城
なんか意見は?」
「面倒くさいのでセシリアを推薦します!」
「そんな理由認められんわ、馬鹿者」
バシンっ!
(ぬぉ〜〜!
織斑先生の角アタック痛すぎだぁ!
絶対あれ、鉄製だろ!)
「やはりそんな弱々しい者が代表者なんていい恥さらしですわ
やはり、この国の男子なんて技術も後進的なら頭も後進的な弱虫なのですね!」
ブチン、カチン!
たぶんそれが正しい表現だろう
男子二人の表情が変わる
「イギリスだって大して自慢できる国じゃないだろ?
世界一マズイ料理で何年覇者だよ」
「おい、一夏
そこがきっと自慢できるところなんだぜ?
どうせ、アイツの料理ももはや料理じゃないだろ
うわ〜、優等生とか言いながら家庭科とか赤点だったんじゃね?
恥ずかしすぎだわ〜」
ブチン
たぶんこちらも正しい表現だろう
「あ、あっ、あなた達、わたくしの祖国を侮辱しますの?」
「どっちが先に侮辱したんだか?」
「決闘ですわ!」
「ハンッ、いいぜ!
泣き落としとかセコい真似すんなよ?」
「そんな真似こそしなくとも完膚なきまで叩いて奴隷にしますわよ!」
「それはこっちの台詞だ!
開始五分でお前を墜としてやるよ」
するとそこで周りの女子が笑い出す
「新城君、面白い冗談はやめてよ」
「そうそう、ハンデ付けてもらったら?」
そう言われるが俺はーーー
「男に二言はない
そうだろ、司」
「あったりまえだ」
そう言い放つとパンと手を叩く音が響く
「さて、話はまとまったようだな
来週の月曜日、第三アリーナで決闘を行う
後、織斑、お前も推薦されてるため参加決定だ
新城の後に決闘するからな
三人とも準備しておくように」
こうして、セシリアイベントは司がやることになった