ISは狙撃専門ですが?   作:リンとアイエス

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今年最後のうp・・・更新遅くてすいませんでした・・・


第8話 後の祭りと鈍感王

「噂の転校生の話知ってる?」

 

「聞いた、聞いた

なんでも中国代表候補生なんだってね

二組なんでしょ!?」

 

 

登校し、教室に入るなり耳に入るクラスの会話

 

前の・・・前世の世界でもそうだったけど女子の情報の速さは摩訶不思議だと思う

 

少なくとも彼女が来たのは放課後の夜

 

半日足らずでクラスの女子の大半が知ってるという

女子独特のネットワークでもあるのだろうか・・・

 

 

「ふーん、司は知ってたか?転校生の噂」

 

 

話を聞いていた一夏が訪ねて来たが昨日会ったとは話づらかった・・・

 

なんせ、一夏と面識ある者だから・・・

 

 

「あ〜、それなりにな

ちょっと小耳に挟んだ程度だよ」

 

 

「そうか、どんな奴なんだろう?」

 

 

そう呟いた一夏から視線を外し、なんとなく後ろを見たら、ふと教室の後ろのドアの窓から見えた通り過ぎた影にギョッとする

 

 

「一夏!

スマン、トイレ行ってくる!」

 

 

猛ダッシュで教室後ろ側のドアに向かう!

 

 

『『ガラガラ』』

 

 

同時に教室の前後にあるドアが一斉に開く!

 

 

「久しぶりね、一夏!」

 

「お前は、鈴!」

 

 

そこには腕を組み、笑みを浮かべた鈴が立っていた

 

 

「まさか・・・二組の転校生って鈴か!?」

 

「ええ、そうよ

そして中国代表候補生よ!

 

で、今日は改めて宣戦布告をしに来たのよ!

 

新城司はどこにいるのよ?」

 

 

「あ、ああ

アイツなら今、トイレに・・・」

 

 

キョロキョロとまるで獲物を探す目をしてる鈴に戸惑いながら説明する一夏

 

それを聞いた鈴はフンッと鼻を鳴らす

 

 

「そう・・・

じゃあ一夏、伝えておいて

クラス対抗戦で必ず潰してあげるってね」

 

「お、おう・・・必ず伝えるぞ

 

じゃあ、俺は席に戻るな」

 

 

「あ、ちょっと一夏!

まだ話が・・・!」

 

「お前か、うるさい奴とは

邪魔だから帰れ、小娘」

 

「誰よ、私を邪魔呼ばわりなんてーーー」

 

 

そそくさと席に戻る一夏

 

だが、鈴はまだ話足りないようで声をあげるが、さらにいきなり邪魔呼ばわりされる

 

それを鈴は不機嫌そうにうっとおしそうに振り向く

 

そこには鬼がいた

 

 

「その先の言葉を言ってみろ、小娘」

 

「ち・・千冬さっ『バシン、バシン』

 

 

二回だ

 

大事?なことなので二回言おう

 

二回だ

 

二回もあの強烈な殺人級の出席簿アタックを食らったのだ

 

角じゃないく面だったがあの千冬に鉄製のような出席簿だ

 

見ていた一組全員が

「うわ〜」や「痛そう」などと顔をしかめながら呟いていた

 

目に雫を溜め、両頬を両手で抑えながら帰る鈴

 

 

「痛そうだったな、鈴のアレ」

 

「司、いつの間に!?」

 

 

 

後ろでいきなり聞こえた声に振り向く一夏

 

 

「そういえば・・・お前、鈴と何かあったのか?」

 

「そうだな〜」

 

 

ガシガシと頭を掻き、一つため息を漏らす

 

 

「昼休みに話すよ

もうSHRが始まる」

 

 

一夏は一つ返事で前を向くとちょうどSHRが始まった

 

 

 

−−−−−−−−−−−−

 

 

 

時間は昼休みーーーーーーーー

購買で買ってきた昼食を仲良く食べる四人の姿・・・・・・・・じゃなかった

 

 

「ーーーなるほど、つまり・・・」

 

「司さんが悪いですわ」

 

「うっ、わかってるさ・・・」

 

正座させながら腕を組む女子二人相手に頭を上がらない自分

 

まさにこの絵図がこの世界の女尊男卑の体現してる光景だろう・・・

 

 

「全く自業自得だ、馬鹿者」

 

「聞いて呆れますわ」

 

 

ため息を吐く女子二人

 

 

「けど、まぁ司も反省してるしさ

その辺にしといてやろうぜ?

 

そりゃあ、わざわざ好きな奴を追いかけて来た鈴を笑うのは酷いが反省したんならちゃんと謝るだろ?」

 

「あ、ああ、わかってる・・・

 

あと、一夏

俺が説明したことから、鈴が誰が好きかわかるか?」

 

 

鈴が好きなのが一夏というのは言っていないが出会いからこうなる原因まできっちり話したのだ

 

箒とセシリアはその説明から誰を追いかけて来たかわかったが・・・・・・・

 

 

「わかるわけないだろ

会ったことがないし、鈴からも聞いてない

けど、今度紹介してもらうかな?」

 

「「「・・・・・」」」

 

 

わからないと当然のように答える一夏

 

三人は言葉を失う

 

 

「俺は本人がいるから名前を言わずに説明したが箒とセシリアはわかったよな・・・」

 

「え、ええ・・・

けどあの説明でわからないなんて、筋金入り以上の鈍感ですわね・・・」

 

「先が思いやられる・・・」

 

 

ため息を吐く三人

だが、そんな三人に一夏は首を傾げていた

 

 

「どうしたんだ、三人ともため息ついて・・・

 

なんかあったのか?」

 

 

無意識なんだろう・・・

 

だけどそんな天然鈍感一夏に再び盛大なため息を・・・

 

 

やはりキング・オブ・ザ・唐変木の名は伊達じゃなかった・・・

 

 

 

 

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