こんな拙作ですがこれからもよろしくお願いします。
やぁ、久しぶりだね。今回はこの前の事件の数日後から話をするとしようか。
「HAHAHAHAHA!奇遇だね。そろそろヒーローになるつもりになったかな?」
「こう何回もあったら、奇遇とは言わないと思いますけど。それとヒーローになるつもりはありません。」
「(はぁ、勘弁してくれ。なんでこの人は俺に付きまとうんだ。)」
彼はこの数日間で10回はこの自称校長に遭遇している。
だから彼が付きまとわれていると感じるのにも無理は無い。
「あの」
「なんだい?」
「もう付きまとうのは止めてください。迷惑です。」
「なら、ヒーローになるつもりになったのかい?」
「なってません。」
「なら止めるわけにはいかないなぁ。」
「何でですか。僕の未来は僕のものです。別に何になっても構わないでしょう。」
「それはそうなんだけどね。君みたいな才能ある人物が過去のせいでヒーローにならないなんてことは許せなくてね。」
校長がその言葉を発した瞬間彼の顔から表情がきえた。
「何でそれを知ってるんですか」
「雄英高校の特待生の中には例外としてこちらから話を持ちかけることがあるんだ。」
「それがどうしたというんです。」
「その例外とは今のような場合さ!」
「この僕が年に1人だけこちらから話を持ちかけることができる。ヒーローにならないかってね! 」
「仮にそれが僕だったとしても僕の過去を知っている説明にはなっていませんよ。」
「話はここからさ!そして僕がその子を見つけたらその子の情報を見て雄英に相応しいかどうかを先生達で判断する。」
「そして君の情報を見ている時に過去の事件についても調べさせて貰ったのさ!」
「そうですか。」
「なら貴方も分かっているでしょう?あの事件で僕がヒーローになりたいなんて思うことはなくなったと。」
「君が普通の中学生だったら諦めていたよ。」
「確か君は今までに何回か事件に巻き込まれているね?」
「認めたくはないですがそうですね。」
「そして警察の記録を見ると、君が関わっている事件には一つの共通点があるんだ。」
「そう!被害者達は皆敵が突然倒れたと証言しているんだ。まるでこの前の事件のようにね。」
「君が敵を倒したんだろう?」
「君は過去にあんな事件があってもまだ人を助けようとしている。」
「それこそが君がヒーローに相応しい理由さ!」
「確かにそれらは僕がやりました。でもそれは巻き込まれたからやっただけです。」
「普通の中学生はそれでも自分で助けようとはしないさ!」
「確かにそうかもしれません。でもそれはヒーローというものを信用していないからでもあります。」
「そんな僕がヒーローに相応しいと?」
「なれるさ!なぜなら被害者達は何が起きたのかは分からなかったけど、助けてくれた人は私達のヒーローだった、と言っていたからね。」
「君は既にヒーローなんだ!」
「仕事としてのヒーローじゃない!心持ちがヒーローなんだ!」
「それでも君は自分がヒーローに相応しくないと思うのかい?」
その時、彼は狐に化かされたかのような表情をしていた。
しかし、彼は突然笑い出した。
「アハハハハ!こんなに笑ったのは久しぶりです。」
「分かりました。雄英に行きましょう。」
「ほんとかい!?ヒーローになるんだね!」
「ヒーローにはなりましょう。でもそれは人を助けるためじゃない。」
「僕たちを裏切ったヒーローはまだ信用出来ません。
だから僕と同じように感じる人たちがでてこないように。」
「そして、僕達を助けられなかったヒーローたちよりも人々から信頼されて彼らを笑うために。」
「それらをもって僕の復讐としましょう。」
こうして彼はヒーローを志した。
ああ、言い忘れていたがこの物語は基本的に第三者である
『私』の視点で語らせて貰うのでよろしく頼むよ。
そうだな、『私』のことは『語り部さん』とでも呼んで貰おうかな?
読んで頂いてありがとうございました!
本文から分かる通りこの小説は語り部さん視点からお送りさせていただきます。
賛否両論あると思いますがこれからもよろしくお願いします。
次は主人公の過去を書いて、他にもう少し別の話をした後に原作に入りたいと思います。
評価感想お待ちしています!
早速評価を頂きました。
星8 普通のモス様
ありがとうございました!