孤高の歌姫に寄り添うために   作:秋元悠斗

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大変長らくお待たせしました!

前書きで長い事は語りません!

どうぞ読んでから文句でも何でも言ってください


第13話「運命の審査…その結果は」

書類審査はあっさりと通過した事を少し考えながらも、World Future fes.のオーディション会場に有雅を含む六人は居た。

 

自分達の順番が来るまでに 準備をする、そんな他愛のない行動 をする四人を見る。

 

「さて、俺も衣装合わせしてくるか…」

 

有雅は燐子から自分の衣装を受け取って着替える為のボックスの中に入る。

 

「ほぅ…こいつは中々…しかし俺のイメージってこんな感じだったのな…」

 

有雅は衣装を着替えてからこう答えた。

 

「有雅〜着替えは終わった〜?」

 

有雅は不意に聞こえた幼馴染の声に少し驚いたがこう返す。

 

「あぁ!今行くよ!」

 

有雅は自分をメンバーとして認めてくれた四人の前に立つ。

 

「お兄さんカッコイイ!」

 

とあこが言う、それに続けてリサか答える。

 

「有雅って意外と寒色系をしっかり着こなすよね…」

 

と答えた彼女とは裏腹に紗夜はこう言う。

 

「何というか…こう…言葉にしにくいですね」

 

燐子はその衣装を見てこう聞く。

 

「苦しく…無いですか?」

 

有雅は大丈夫だよ、と答えた。

 

「所で友希那は外か?」

 

有雅はコートを羽織って外に出る準備をする。

 

「ここに居ないから…外にいるかもしれないね…」

 

とリサが答えて、有雅はそれに了承して外に出る。

 

 

有雅は少し外を歩いて友希那を見つけると声をかけた。

 

「友希那、ここに居たのか」

 

友希那はそれに気付くとこう返す。

 

「えぇ…有雅はどうしてここに?」

 

それに対して有雅はこう答える。

 

「いつの間にか居なかったんでな…寒くないのか?」

 

友希那は大丈夫よ…と答えた。

 

「出場者の皆さんは出番の5分前にはステージ袖で待機をお願いします」

 

会場内のアナウンスが響く。

 

「どうやら…と思ったがまだ出番までは時間があるのか」

 

有雅はそう言って友希那はこう答える。

 

「有雅…準備に向かいましょう?」

 

有雅は了解と答え、友希那の手を取って歩き出す。

 

「衣装…似合ってるわよ」

 

有雅はありがとうなと答えた。

 

「ああっ…ヤバっ!メンテナンス用のスプレー忘れた!」

 

2人が戻って来たと共にリサの悲鳴が上がる。

 

「忘れ物に注意って…言わなかったかなぁ…」

 

有雅か頭を掻く。

 

「はい、これ使って」

 

紗夜がスプレーを渡す。

 

「ありがとう…」

 

リサはスプレーを受け取る。

 

「紗夜…前に比べてトゲが少なくなったな…」

 

有雅が少し感心したように言う。

 

「りんりん、大丈夫? ステージすっごい大きいよ?

いつかみたいに真っ青になっちゃわない?」

 

あこが燐子に聴く、燐子はそれに対してこう答える。

 

「わたし…最近気づいたの、キーボードと居ると守られてる気がして…」

 

あこがそれを聞いてこう答える。

 

「それわかる!あこもドラム叩いてるとちょー無敵だもんっ!」

 

あこは話を続ける

 

「よーし!練習の成果、見せてやろうねっ」

 

有雅がそれに対してこう返答する。

 

「あこ…ほかの出演者も居るから、余り騒ぐなよ?」

 

あこははーいと答える。

 

「Roseliaって結構クールなバンドのイメージがあったんだけど…なんか意外と普通でビックリ」

 

参加者のもう1人がこう言う。

 

「そう?あたしはバンドって仲いいほうがいいと思うけど、ねぇ…それよりテレビ見てよ」

 

そう言われたもう一人がテレビを見てこう呟く。

 

「あっ、Pastel*Palettesじゃん」

 

それを聴いた紗夜とリサが反応を示す。

 

「まだ正式にデビューしてないのにプッシュされまくりだよねー、ギターとドラムは上手そうだけどさ」

 

ぼーっとしているリサに紗夜がこう聞く。

 

「今井さん、スプレー終わった?私も使うから」

 

リサはハッと我に返り、ありがと!と言ってスプレーを返す。

 

「紗夜…ヒナの事で全然動じてない、人混みが苦手な燐子もあこも楽しそうにしてる…皆コンテストが近いのにみんな凄いな…友希那と有雅は…あれ?居ない!?」

 

リサは慌てて楽屋内を探し回る。

 

「何を飲もうかしら…」

 

友希那は有雅から何飲みたいと言われて迷っていた。

 

「友希那と有雅いたぁ!見つからないから超必死で楽屋の方探しちゃったよ!」

 

その姿を見た友希那はケロリとした顔で答える。

 

「いくら準備してもなるようになるだけよ…そうでしょ?有雅」

 

有雅はそれを聴いてこう返す。

 

「あぁ、そうだな」

 

それを聴いたリサは驚愕してこう返す。

 

「えぇ!?Roseliaのリーダーとギターが投げやり発言っ?」

 

それを聴いて友希那はこう答える。

 

「練習は裏切らない、どんな結果が出てもそれが全てよ」

 

リサは友希那…と呟き、有雅はそうだな…と答えた。

 

「どうしたの?リサ…そんなにまじまじと見て…」

 

友希那の問いかけにリサはこう返す。

 

「いやあ…なんかさ、スッキリした顔してるなぁ…って思って」

 

それを聴いた友希那はこう言う。

 

「そうね、何も隠さないでいいって…こんな気持ちなのね」

 

リサは友希那…と呟く。

 

「リサ、有雅…ありがとう」

 

友希那からの一言を聞いたリサはこう答える。

 

「…って、えっ…え!?」

 

それを見ながら有雅はこう言う。

 

「さて…時間も近いから戻るぞ!」

 

友希那は分かったわと答えたがリサはこう返す。

 

「ちょっと、待って…今っ!駄目だって…よりにもよって今友希那にそんな事言われたら余計に…っ」

 

リサは鳴り止まぬ心臓の鼓動を抑えながら2人について行った。

 

「5分前よ」

 

と紗夜が聞く、友希那は問題無いと言うがリサは少し抱えこんでいるようだ。

 

「リサ?」

 

と友希那が聞くとリサは素頓狂な声を上げる。

 

「だだだ、大丈夫だよ!?ははは!」

 

友希那はリサと呟き、あこがリサ姉と言ってこう話す。

 

「前から思ってたけど緊張し…」

 

リサは必死に抵抗するようにこう返す。

 

「し…ってないよっ、してませーん!」

 

それを聞いた5人はとても心配そうな顔をする。

 

「Roseliaさん、お願いします!」

 

スタッフに言われてあこがはい!と返事をする。

 

「あたしは経験も練習量も圧倒的に足りない…有雅が見てくれたけれども…もしアタシが足手まといになったら、みんなの今までの努力が…」

 

そう考えるリサに紗夜がこう言う。

 

「今井さん、うつむいてたら他の人に楽器が当たって迷惑よ…ちゃんと前を向いて」

 

紗夜からの一言出吹っ切れたようでリサはこう返す。

 

「紗夜、ありがとうっ」

 

そして6人は舞台へと上がる。

 

友希那の歌声を皮切りに観客の歓声が上がる。

 

「何かしら…私、今までこんなに穏やかな気持ちでギターを弾いたことなんてなかった…」

 

紗夜はギターを弾きながら思っていた。

 

「今までの緊張が嘘みたいにない…アタシ、あんなに緊張してたのに…!」

 

リサは緊張が取れたからか、ベースの音に感情が乗る。

 

「やっぱりそうだ、Roseliaはもっと…もっともっと!カッコイイあこにしてくれる、魔法を持ってる!」

 

あこはドラムを叩きながら思考をしていた。

 

「…歓声も、ライトも…全然気にならない…わたし、Roseliaでいるときは…少しだけ強くなれるみたい」

 

燐子はキーボードを引きながらそう思った。

 

「全く…全員楽しそうに弾きやがって…俺まで楽しくなって来やがった…っ!」

 

有雅はギターを弾きながら一体感を身体で感じていた。

 

「なにも考えられなくなっていく…ただ歌う事が、こんなに楽しいなんて…!」

 

友希那は純粋に歌う事を楽しいと思っていた。

 

大歓声を上げながら、友希那達の演奏は終わった。

 

全参加バンドの演奏が終わり、優勝と入賞したハンドの説明が始まる。

 

「エントリーNo.15、受賞したバンドは以上です」

 

会場がどよめく、1つだけ呼ばれなかったバンドが有ると。

 

友希那達はすぐに自分達の事だと理解した。

 

World future fesのオーディション突破者の中に、「Roselia」の名前は無かった。




最後まで読んで頂いた方に絶大なる感謝を…!

Roseliaが6人になったのは何の偶然なのかは作者には解りません。

でも、1ファンとしてこれからもRoseliaを応援していきたいと思ってます!
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